パラレルパラダイス

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パラレルパラダイス
ジャンル ダーク・ファンタジーエロス
漫画
作者 岡本倫
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
レーベル ヤンマガKC
発表号 2017年16号 -
巻数 既刊8巻(2019年10月4日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

パラレルパラダイス』(PARALLEL PARADISE) は、岡本倫による日本漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2017年16号から連載中[1]

あらすじ[編集]

幼馴染同級生に恋心を寄せる高校生太多陽太ヨータ)は、ある日学校で謎の侵入者に襲われ、校舎から転落。目覚めると、そこは赤と青の双月が浮かぶ、異世界の山中だった。そして、異変に気付き駆けつけた女騎士ルーミと出会ったヨータは、出会って早々にルーミに猛烈に欲情され迫られ、その際に喋る鳥の姿をした地縛神ジーニアスに、この星では男が存在しない状態が三千年も続いているため、女には遺伝子レベルで男に対する免疫がないことが告げられ、そのまま交尾するよう命じるのだった。

作品設定・用語[編集]

崩月(ほうげつ)
異世界の少女たちが、〈嫉妬深い神〉の呪いによって20歳で寿命を迎える現象。前兆として頭に付いた髪留めのような赤い宝珠が砕け、そして身体が徐々に溶解し、最後は衣服を残して完全消滅する。20歳まえに崩月を迎える者もいるなど、時期には多少の個人差がある。なお、外傷や毒といったほかの要因で死亡した場合は、遺体は消滅せずに残る。
欲情の泉(よくじょうのいずみ)
異世界の少女の膣から分泌される愛液。異世界の女性たちは男性に触れると即座に発情する特徴があり、交尾性交)をすれば理性を失うほどに相手の男を求めるようになる。液の臭いには個人差があり、果物や肉といった食品の香りがする。さらに浴場の泉には、男を発情させる催淫効果があり、連続的な交尾に耐えられるほど精力も増強される。
モンスター
異世界の人間を脅かす魔物たち。ドラゴンなどヨータがいた世界にあるファンタジー作品に登場するものが多く、習性や弱点も基本的にそれらの作品に準じている。弱点を突くと身体が跡形もなく消滅するが、それ以外の方法で倒せば死体はそのまま残る。
火燐石(かりんせき)
可燃性の鉱石。空気に触れた瞬間に炎が噴き出すの特徴で、純度が高ければ小石でも50年以上燃え続ける。異世界では、照明や料理などの生活器具から戦闘用の火器にいたるまで幅広く利用されている。
龍華石(りゅうがせき)
竜型モンスターから入手できる希少な鉱石。弱点を突いて倒すと一緒に消滅するため、高難度だがほかの方法で倒す必要がある。
ミード
異世界では貴重な酒で、送別会など特別なときに飲まれる。
扉(とびら)
シーザー王国の各都市に存在する透明な扉。都市間での瞬間転移が可能。魔力で稼働可能とされているがヨータは電力で稼働していると推測する。通行のたびに扉が薄くなり、限界を超えると消失する。
黒き夜明け(くろきよあけ)
<妬深い神>を崇める宗教団体。
ガーディアン
シーザー王国の各町を治める重職。武芸に優れた者のなかから選抜され、町の規模によって定員数も異なる。
シーザー王国
皇女(ひめみこ)を元首とする異世界の王国。城都と5つの町を統治している。
ミース
ヨータが異世界で最初に訪れる町。五角形の城壁に囲まれており、クインテットと呼ばれる5人の幹部が守護を担当。各地に派遣されるガーディアンの育成所でもある。
リール
ミースから徒歩で3日ほど歩いた場所にある港町。トライデントと呼ばれる3人の幹部が守護を担当。<嫉妬深い神>の祠が海底に眠っており、20年に一度起きる大干潮の際に姿を見せる。1000年前から魔女のカイに裏で支配されており、夜な夜な住人が惨殺されたために、夜間外出禁止令が出ていた。カイがヨータに倒されたことで平穏を取り戻し、ヨータは英雄視される。
サンドリオ
リールの北西の砂漠地帯にある町。〈嫉妬深い神〉の隠れ神殿が存在する。鎖町中であり、侵入者は例外なく殺害されている。住人は隠れ神殿のある砂嵐に覆われた新市街に住み、それ以前の町は旧市街として打ち捨てられている。
アルスレイヤ
各地にガーディアン育成の師範を派遣している町。
エレメント
作中に登場する概念で、おおむねファンタジー作品の世界に登場する魔法の属性と同じ。
海神の加護を得られる水の属性「青の属性」、太陽の加護を得られる「白の属性」、詳細不明の「黒の属性」の存在が作中で明かされている。
異能(いのう)
一部の人間や亜人に宿る特殊能力。
銀眼(ぎんがん)
異能のひとつ。自分の命と引き換えに一度だけ魔物の弱点を看破することが可能。

登場人物[編集]

主人公[編集]

太多陽太(ただ ようた) / ヨータ
剣道の県大会準優勝の腕前をもつ男子高校生。柔道の心得もあるが当人は武術に乗り気ではなく、「暴力で相手に勝てると思うことが自信に繋がる」という父親の方針にしぶしぶ従っていた。また、ゲーム好きの父親の影響から、RPGなどのファンタジー作品の知識もそれなりにある。年ごろの少年らしく人並みに性欲はあり、異世界ではルーミとの初性交を機に加虐的な一面を見せるようになるが、強姦など相手が本気で嫌がる行為は嫌悪し控えるなど、節度はわきまえている。論理的思考に陥りやすく、女心に鈍感。
謎の存在に襲われ校舎から転落し、目覚めると異世界に転移していた。異世界の少女たちの過酷な運命を知ると、その元凶たる〈嫉妬深い神〉を討伐し、世界を救済することを決意する。男であることを知られたときの混乱を避けるため、普段はかつらをかぶり、声色を変える特殊なのど飴を服用して女性を演じている。
リールでケートスと化したカイに一度殺されたことがきっかけでもとの世界へ帰還。病室で目覚め、左腕と右足を失ったことを知る。自分に付き添ってくれていた幼なじみの仁科からは、「自分は窓から飛び降り、大怪我を負った」とも聞かされる。
そして病院で元凶と邂逅し、再び異世界へ転移。ケートスの弱点を突いて勝利するが、二度目に異世界に転移した際に、一緒に落とされた仁科の身を案じる。その後、リルドールから新たな手掛かりを得て、船でサンドリオへ向かう。その道中でグラコスの襲撃から遭難し、野垂れ死に寸前で再会したノアの起こした嵐で一度死亡し、元凶に三度邂逅。その正体がリリアであることを知る。その後、彼女の手で三度異世界へ転移するが、サンドリオのガーディアンによって監禁され、崩月回避のための道具としてサンドリオの住民たちと強制的に交尾をさせられることになる。しかし、サンドリオのガーディアンたちがヨータの強い決意を知って、サンドリオの事情を聞かされて以降は、対等にあつかわれる。ガリア対策のため思考していたところを転移して来たリリアからミースの窮地を知り、ガリアの暴虐を阻止するためにアマネを連れてルーミと帰還。紆余曲折のすえ、ガリアの正体を看破して討伐に成功する。ガリアの遺体から手に入れたIDカードと龍華石をもって再度サンドリオへ向かう。

シーザー王国[編集]

ミース[編集]

ジーニアス
三本足のしゃべる白烏(八咫烏)。ミースの地縛神。
この世界の真実をヨータに伝え、世界と少女たちの救済を依頼する。自身は身動きが取れない地縛神であるため、得られる情報の精度は低い。
ルーミ
声 - 雨宮天(2019年CM[2]
クインテットのひとりで、王国随一の剣腕をもつ聖騎士(パラディン)。長い茶髪に緑眼、豊満な胸が特徴。特技は料理と裁縫(自称)。泣き虫で嫉妬深く、やや間の抜けた性格。「欲情の泉」はフルーティーな香り。
陽太が初めて出会う異世界の人間であると同時に、初の交尾相手となる。ヨータにはほぼ一目惚れしており、ほかの女性との交尾に難色を示すなど強い独占欲を見せるようになる。絶頂に至ると母乳を噴出する。
当初は初めて見る男であるヨータを避けていたが、2回の発情がきっかけでひんぱんに交尾をせがむようになる。ヨータが町を離れるときは悲観に暮れるが、ミサキたちの後押しもあってヨータに同行する。その後、リールからヨータとともにサンドリオへ向かうが、船酔いが酷いことが発覚。苦しい船旅のなかで難破し、マヤにマカナたちとともに拾われ、レジスタンスの本拠地に案内される。その後ヨータ救出のためサンドリオへ向かい再会を果たすが、眼前でマヤをガリアに殺害され取り逃がす。その後ミースの窮地を知り扉を使いミースへ帰還。ガリアとの死闘で負傷しながらもヨータに救われる。ガリア討伐後、ヨータとともに再度サンドリオへ向かう。
リリア
クインテットのひとりで、王国随一の弓使い(アーチャー)。短い金髪と碧眼、起伏が少ない胸が特徴。一人称に「ボク」を使うなど少年のような印象だが、自分の貧相な体にはコンプレックスを抱いている。性的好奇心が非常に強く、図書室で読書と称して交尾の絵図を見ながら、自慰行為をしている。「欲情の泉」はシトラスの香り。
ルーミと同じくヨータに好意をもっているが、性欲が先走って暴走しがちであるため、ヨータからは複雑な思いを抱かれる。フェラチオが巧み。早くからヨータとの交尾を望んでいたが、同僚に先を越され続け、結局4番目となる。同僚たちと違い、交尾後も首のあざが出現しないが、理由は不明。
ヨータの二度目の死亡時に現実世界(ヨータの本来の世界)に現れ、ヨータを異世界に転移させた黒幕であることが明かされる。しかし、ミースでヨータと会った際には初対面である様子を見せて、手を握られるまでヨータが男であることに気付かないなど、不可解な点が多い。これに関して、陽太は「現実世界に現れたリリアは今より少し先の未来のリリアである」との仮説を立てる。
ガリアの侵入により援軍を求め扉を使ってサンドリオへ転移し、ヨータに救援を求める。帰還しようとした際、アマネに先を越され扉の動力切れにサンドリオで足止めされる。
ミサキ
クインテットのリーダー的存在で、2本の短剣を駆使する忍者(ストライダー)。長い黒髪と赤眼が特徴で、和風の装束をまとっているがスタイルはいい。真面目で責任感のある人物だが、周囲が引くほど食欲旺盛で悪食。「欲情の泉」はビーフジャーキーの香り。
姉を殺害したカルを憎悪しており、カルの特徴をもつ男性も嫌っている。当初はヨータをカルの仲間と疑い敵視するが、誤ってヨータに触れたことがきっかけで発情し、ルーミに次ぐ2番目の交尾相手となる。そのときの快楽でヨータに好意を抱くようになり、自分はヨータに抱かれるために生きているのだと言う考えに至る。一方で、ルーミのヨータに対する強い想いを理解しており、自分の本心を殺して、ルーミにヨータの旅への同行をうながす。
正体を隠して接触してきたガリアの正体を看破し、ミースの住人を避難させる。帰還したヨータとの再会に歓喜して交尾したのち、おとり役としてガリアに挑むが重傷を負い、死の寸前でヨータに救われる。サンドリオへ帰還するヨータの足を確保するために、単独でバイコーン捕獲におもむき、カルの群れに凌辱されかけたところをバイコーンに救われ生還する。
モモ
クインテットのひとりで、槍使い(ランサー)。腰まで届く長髪でクインテットのなかでも優れたスタイルの持ち主。妖艶かつ嗜虐的だが、素直になれない性格。
貴重な男であるヨータの独占をもくろみ籠絡しようとするが、逆に墜とされ3人目の交尾相手となる。交尾で崩月を回避したことで、死を恐れるようになる。ガリアとの戦いでは、しばらくベッドから起き上がれないほどの重傷を負う。
ハル
クインテットのひとりで、両手剣を振るう守護騎士(ディフェンダー)。無口で強面だが、本質はかわいいもの好きの甘党
同僚とヨータの交尾姿を見て興奮を覚えるが、それ以上の嫌悪感から自身は交尾を拒否し、やがて崩月で寿命を迎える。今際には、ヨータに世界の変革を託すとともに自分に触れて欲しいと願い、快感に笑顔を浮かべながら消滅する。ハルの死とルーミのミース出立でクインテットに欠員が生じたため、ミサキは後任のクインテットの補充を城都に要請する。
キア
後任のクインテットのひとり。得物はサンドリオの遺跡で発掘された手榴弾。セミロングの髪に三角帽子、レオタードと上着のローブが特徴。表情がとぼしく慇懃無礼な人物だが、内面は感情豊かで次第に本来の性格を見せるようになる。
ガーディアンとなるまえは牧場で働いていたが、かわいがっていた家畜の激しい交尾を目撃してからは「自分は絶対に無様な交尾などしない」と誓うようになり、オス(男)という存在に対しても強い嫌悪感を抱くようになった。当初は男であるヨータを嫌っていたが、ガリアとの取引でヨータと交尾するはめになり、発情の欲求にあらがえず交尾を懇願するようになる。発情前に自分を命がけで守ろうとしてくれたヨータに惚れ、ガリアとの決戦前夜に告白する。戦いでは自爆特攻も辞さないほど自分の生命に無頓着だったが、ヨータに説得されて考えを改め、ガリア戦も軽傷で乗り越える。
ナゴミ
キアの親友で、同じく後任のクインテッド。得物は薙刀。頭に鉢巻を巻いた熱血漢で、体育会系の男のような口調で話す。
ガリアの要求を拒否して立ち向かい、弱点を突いて何度も攻撃するが本体を見せたガリアに敗北を悟り、みずから犠牲となる。
ペコ
ガーディアン級の実力者である槍使い。胸まである長髪に二つのシニヨンキャップが特徴。毒舌家。腐女子であり、男性への理想像が非常に高い。自室には自作のBLイラストが壁中に飾られている。
風呂場でくつろぐヨータをカルと誤認して始末しようとしたところをミサキに制止され、ヨータが男だと知るが、自分の理想とかけ離れたヨータを罵倒して失意のうちに逃走する。サンドリオへ帰還するヨータの護衛役としてミサキに指名される。
サユリ
ミース郊外に商店を構えるはぐれエルフ。ヨータのために、声変わりの飴を販売する。
モナ、リザ
ミースに住む双子の少女。正直すぎてデリカシー皆無。ガリア討伐後に負傷したガーディアンの治療を担う。
ユウリ
ミースの住人で槍使い。腰まで届く長髪が特徴。ミース郊外でカルの群れと遭遇したが敵わず凌辱される。駆け付けたルーミに自身の非力さを詫び死亡する。遺体は消滅せずに残ったため、火葬される。

リール[編集]

リルドール
リールの地縛神。鉄鎖で拘束された状態で海底に封印されており、20年に一度起きる大干潮の間しか姿を現せない。長い年月を経て白骨化しているが、封印を解かれると尼僧のような人魚姿に変化する。
封印を解くために水晶を完成させる必要があり、娘のノアは100年間捜索していた。ヨータに〈嫉妬深い神〉とカイの情報を伝え、再び封印されるが、ノアの水晶が集まったことにより封印は解かれ、礼として〈嫉妬深い神〉の手がかりをヨータに伝える。
リル
浮遊するイルカ。リールの偽地縛神。
一人称が「オイラ」で語尾が「きゅ」。ジーニアスを格下あつかいしており、彼が知り得なかった〈嫉妬深い神〉が死亡したとヨータに伝える。
実際は地縛神でも何でもなく、リルドールがいないのを良いことにカイと組んで勝手に地縛神を騙っていた。
ティア
トライデントのひとりで、三叉状のを駆使する銛使い(ハープーンマスター)。サイドポニーにまとめた銀髪に茶眼で、胸も豊か。クールで表情に乏しいが、真顔でボケたり可愛いもの好きな一面をもつ。照れたり羞恥を感じると、大量に脇汗が出る体質。料理が得意で、ヨータからの評価は高い。「欲情の泉」は煮た甲殻類の香り。ヨータがリールで最初に出会う人間であると同時に最初の交尾相手となり、リールから数えれば5人目となる。
ヨータと行動をともにするうちに惹かれるようになり、浴場で遭遇したヨータの男性器を見ると発情し、そのまま交尾する。一時は自身の痴態を恥じて自殺を考えるまでに取り乱すが、のちにヨータへの好意を受け入れ、その証として手製の弁当をヨータに渡し、号泣しながら再会を約束して別れる。
ハナハナ
トライデントのひとりで、短剣を駆使する短剣騎士(ダガーナイト)。セミロングの薄茶髪に碧眼で、リール随一の巨乳。戦闘員でありながら近視のため、よくどじを踏む。「欲情の泉」は系の香り。
個性的な異世界の女性たちのなかでは珍しく控えめな性格で、ヨータも当初から強い好意を抱く。学習能力が高く、ヨータから教えられた数字や四則演算を瞬時に習得し、同時にヨータへの尊敬と好意を強めていく。浴場でヨータとティアの交尾を目撃したことで初めて発情し、同僚が次々と抱かれていくなか、ついに欲望を抑えきれず7人目の交尾相手となる。しかし、リリアと同じく交尾後の首あざが現れず、非処女には見えるはずのノアの姿が見えないなど不可解な現象が起きる。
ピナコ
トライデントのひとりで、戦槌の使い手。ショートピッグテールの緑髪に緑眼。小柄な体格にコンプレックスを抱いている。
妹のカナコを助けてもらうために、カイの言いなりになっていた。ティアの首筋のあざを見て驚き、ヨータの正体と事情を聞いたのち、非処女になってノアと話すためという名目でヨータの6人目の交尾相手となる。そして、カイとは比べ物にならないくらいの快楽を味わったことでヨータのとりこになる。終了後、大千潮でこの世界の秘密がわかると告げる。ノアと話せるようになってから、母親のリルドールの話と合わせて、ずっと言いなりになっていたカイに騙されていたことに怒り決別する。カイ消滅後はカナコの呪いが解いてくれたヨータに感謝し、態度も軟化する。
ノア
リールに現れる少女。男性と非処女でしか視認することができない。砕けた水晶を修復するために、100年間欠片を捜索していた。人間不信だったが、ヨータを信用し協力を懇願する。
その正体は人魚の幼生で、カイ消滅後に水晶を完成させ、成体となり、母の封印を解いてともに故郷へ帰還。その後、遭難したヨータ一行と再会し、航行不能のプレジア号を動かすために嵐を起こして去る。
カナコ 
ピナコの妹で、全身を包帯に覆われた小柄な少女。
呪いにより全身黒焦げで、会話もできない寝たきりの状態だった。ピナコは解呪のためカイに従っていたが、のちにカイが呪いの原因だったことが発覚。カイ消滅後、健康体を取り戻す。
マカナ、リノ
ヨータをサンドリオへ送り届けるために同行する二人組。操船技術に長けたハナハナ似の少女がマカナ、ブーメラン使いがリノ。
道中でヨータが男性であると知り、それぞれ9・10人目の交尾相手となる。漂流後にルーミたちとともにマヤに救出され、レジスタンス基地に残留。ガリア襲撃の際は隠れていたため生き残る。
パナエ
リールの住人。夜間外出禁止令を破って蟹漁に出ていたところケートスになったカイに殺害され、翌朝に惨殺遺体として発見された。

サンドリオ[編集]

ヴォルカン
サンドリオの地縛神。左眼に眼帯を付けたトカゲの姿で、関西弁のような口調で話す。
サンドリオ旧市街に住んでおり、レジスタンスと定期的に交流を取っている。
バニーユ
サンドリオのガーディアンのひとりで、拳銃を駆使する銃士(ガンナー)。メイド服ガーターベルトを着用している、三つ編み長髪の眼鏡をかけた美女。「欲情の泉」はバニラビーンズの香り。
漂流したヨータを交尾目的で監禁する。実際の交尾を見てほとんど平静な態度を保つが、ヨータが脱走しようとした際に情欲を抑えられず交尾する。なお、この段階で不特定多数のサンドリオの住人と交尾済みであり、何人目であるかは測定不能。
カヅチ
サンドリオのガーディアンのひとりで、戦槌の使い手。飛行帽を被りセーターのデザインをしたレオタードを着用している、男勝りの美女。ガリアの策略によりマヤをガリアと間違えたあげく、ガリアの侵入を許す失態を犯す。ガリアとの命懸けの賭けをヨータの機転で勝利するが、恥辱を晒され精神崩壊寸前のところをヨータに慰められ交尾したことで復活。
アマネ
サンドリオのガーディアンのひとりで、太刀使い。寡黙で左眼に眼帯を付け、全身黒尽くめのドレスを着用している美女。交尾を拒絶しているがエルザの二の舞を懸念したバニーユとカヅチに拘束されてヨータの前に引きずり出されるが、強姦を嫌うヨータに触れずに収まる。5年前にカルの襲撃で自分ひとりを除き眼前で仲間を凌辱され、殺された経験をもつ。その際抱いた感情はカルへの恐怖でも、仲間を救おうとする勇気でもなく、仲間がレイプされていることに対する強い興奮であった。
この出来事はアマネにとってトラウマとなり、その後の性に対する強烈な忌避感と自己否定の原因となった。贖罪のため敢えて口を閉ざし、ひたすら強さへの渇望と自身の強化のため「銀眼」を入手した。交尾のためヨータに勝負を挑まれ、挑発に乗って放った居合を躱され接触し発情。思わず自害しようとしたところをヨータに慌てて止められ、その際に過去をヨータに全て暴露すると諭された事でトラウマに向き合うことに成功し交尾を懇願し結ばれた。ミースの窮地を知った際リリアを差し置いて扉を使いミースに転移する。ガリアに追い詰められたときは銀眼を使く覚悟を決めるが、打開策を見出したヨータに制止され、負傷こそするが生存。ヨータ一行に加わりサンドリオに帰還する。
エルザ
サンドリオのガーディアンのひとりで、大鎌を振るう処刑人(エグゼキューター)。下着の下半分が見えるほど、短いスカートを着用。口より先に手が出るサディスト
飲尿を強要させたりなどヨータを痛め付けるが、それは好意の裏返しで抱かれて大勢の女に埋もれるくらいなら、自身の死すら利用して印象付けようとしていた。崩月が始まると本心をヨータに告白するが、ヨータのその考えを否定され、崩月阻止のために交尾。しかし間に合わず、快感の波を受けて絶頂しながら、幸福なうちに死去。
マヤ
〈嫉妬深い神〉討伐を目的とするレジスタンス幹部のひとり。モノクルを掛けた知的な銀髪美女。
漂流したルーミたちを保護し、ヨータ救出に参加。サンドリオに入町するが、カヅチの誤解によりガリアと間違えられて拘束され、ガリアに首を飛ばされて殺害される。
メアリ
レジスタンス幹部のひとり。を愛用。長い黒髪で左眼を隠した美女。レジスタンス基地の守護を担当し、男勝りな口調。
ヨータを捜すルーミと同行していたが、自身は砦で待機することを選ぶ。その後、サンドリオから撤退してきたガリアに殺され捕食される。

黒き夜明け[編集]

嫉妬深い神 / 仁科(にしな)
惑星に呪いをかけた元凶。人口冬眠的カプセルの中で眠っている。カプセルに触れた者は死んでしまうが、呪文(パスワード)と鍵(IDカード)によって解除可能。その鍵はガリアがもっていたが、討伐され所有権はヨータに移転。
呪いにより少女は処女のまま成人すると寿命を迎えるが、交尾することで解呪され、証として首に首輪のようなあざが浮かぶ。一方で交尾してもあざが出ない者もおり、謎が残る。黒き夜明けにとっては信仰対象だが、人類絶滅を望む邪神であり、ヨータおよび人類の討滅目標である。
その正体は謎に包まれていたがヨータの幼なじみでヨータの想い人である仁科だった。校舎から転落しこん睡状態のヨータを見舞っていた。目を覚ましてからはとても嬉しそうな顔をしていたが、再びヨータが窓から飛び降りるのを目撃。ヨータは被り物をしたリリアによって突き落とされたとき、自分も窓から飛び降りるところをヨータが目撃、その後の生死は不明となっていた。
カイ
「黒き夜明け」の魔女のひとりで、司教。短髪と隻腕が特徴で、性格と言動は男のように荒々しい。3000年前に男と交尾したことで首にあざが浮き上がり、〈嫉妬深い神〉から永遠の命を手に入れ、若さを保つために人間の胆嚢を喰らう。1000年前からリールで暗躍し、裏で支配していたケートス。
ノアが捜索している最後の欠片を所有していて、ない欠片を捜すヨータたちをあざ笑っていた。当代ガーディアンのピナコを操っていたが、リルドールが秘密を暴露したために本性を現し、口封じのために襲い掛かる。しかしヨータに弱点を看破され、日光を浴びて消滅する。
ガリア / アルル
「黒き夜明け」の魔女のひとり。魔女のなかではもっとも残忍な性格で、相手を殺害するよりも自尊心を奪って辱めることを好む。人類絶滅のために〈嫉妬深い神〉の復活をもくろみ、サンドリオへの侵入を画策している。本性はサンドワームに似た姿をしたドラゴン。
サンドリオの砂塵結界により侵入もままならなかったが、アルルという不幸体質の少女を演じて相手を油断させることで侵入に成功。加虐心に駆られてカヅチに賭けを持ち込むが、ヨータの機転で賭けに敗れて、腹癒せにカヅチを衆人環視の前で恥辱を晒させて、1か月後の帰還を予告して撤退。
レジスタンスの砦に戻った後は、マカナとリノを除き、レジスタンスを殲滅して捕食するが、100年間食事をしなかったためか、強い空腹感にさいなまれる。さらなる食べ物(人間)を求めて、旧市街地にある「扉」を使ってミースの街に現れるが、ミサキに正体を看破され迎撃される。その後本性を現し、ナゴミと交戦して喰い殺し、ミースを去る。1日にひとり食べると宣言する。
ナゴミを喰い殺した次の日には気まぐれでヨータとキアに公開交尾すれば誰も食べないと取引を持ち掛ける。その後のキアの変貌ぶりに失望し、キアに明日までにヨータと交尾したら殺すと言い残して去る。次の日に本格的な戦闘になり、圧倒するもヨータに正体を看破され弱点を突かれて倒される。その際に老婆の姿になるが、生に執着した様子もなくヨータに嫉妬深い神に気を付けるよう忠告したのち「おやすみ」と言い残して消滅する。

亜人・動物・魔物[編集]

カル
異世界の少女たちの天敵にして宿敵。顔面に4つの目のような穴をもつ筋骨隆々の人型モンスター。顔面の穴のうちのひとつを突くと倒せるが、個体ごとに弱点の位置は異なり、的確に突かなければたとえ首を飛ばされても生存して襲いかかってくる。股間にある陰茎のような器官を女性の膣や口に挿入し、毒液を注入して殺害する。男性であるヨータに会うと「ヴィ―ル」と叫び逃走するが、非処女の女性に対しては同じ言葉を叫びながらより苛烈に襲い掛かる。なお、その鳴き声はヨータの地声に酷似している。
エルフ
人間と異なる亜人種族。伝承通りの姿ではなく猫耳がついており、どちらかというと獣人に近い種族。
人魚(メロー)
人間と異なる亜人種族。伝承通りの姿で人間と違い、男性も存在する。自尊心が高く、人間を見下している。
ドラゴン
竜型モンスター。モンスターの頂点に位置し、肉体を残して倒すと龍華石という希少なアイテムが入手可能。咽喉元にある逆鱗が弱点だが、種類によっては弱点が異なる。
リザード
竜型モンスター。有翼種と非翼種で別れる下級竜。肉は非常に臭く、まずい。眉間が弱点。
ケートス
カバのような上半身と鯨類の下半身を持つ、キメラ型モンスター。日光を浴びると消滅する。
サンドワーム
蚯蚓型モンスター。口が円形で無数の牙が生えた巨大ミミズ。
グラコス
船乗りが恐れる海の魔物。クラーケンのような軟体生物だが、正体は海坊主。煙が弱点。
ギガサンショウウオ
山椒魚型モンスター。河川に生息する。かなりの巨体で、陸上では毒霧を噴射するが、かなり鈍重。
ワーウルフ
狼男型モンスター。喉仏が弱点。肉質は美味であるらしく、特にミサキは好物にしている。
テラゴーレム
岩石状の巨体をもつ人型モンスター。額に刻まれた三番目の文字が弱点。
ユニコーン
馬型モンスター。伝承通りに処女にしかなつかず、処女を失ったルーミが近づくと蹴り飛ばして逃走する。
バイコーン
馬型モンスター。ユニコーンと反対に非処女と非童貞を好み、処女を忌避する性質をもつ。性交経験がない異世界の女性たちからは危険生物と見なされていたが、非処女となったルーミになつき、長距離移動の足として活躍する。また、非処女に害となる存在を排除しようとする性質があり、作中ではカルに包囲されたミサキを率先して救う。
油鮎(あぶらあゆ)
その名のとおり、季節問わず油を貯えるアユ。非常に美味。
ゼロコブラクダ
コブがないラクダ
ビキニウサギ
ビキニのような毛皮が特徴のウサギ。肉質は美味だが、冷めると固くまずい。
砂モグラ
砂中に生息するモグラ。体液は治療薬として利用される。

実写グラビア[編集]

  • 2018年14号天木じゅん 桃月なしこ 搗宮姫奈 の3人がキャラクターを完全再現 (2018.03.05発売)巻末

書誌情報[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 岡本倫が描く美少女だらけの異界セクシーファンタジー、ヤンマガで開幕”. コミックナタリー (2017年3月19日). 2017年8月4日閲覧。
  2. ^ 雨宮天が絶叫♡「パラレルパラダイス」(岡本 倫)CM 〈コミックス絶賛発売中!〉 - YouTube
  3. ^ 『パラレルパラダイス(1)』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2017年8月4日閲覧。
  4. ^ 『パラレルパラダイス(1)特装版』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2017年8月4日閲覧。
  5. ^ 『パラレルパラダイス(2)』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2017年11月19日閲覧。
  6. ^ 『パラレルパラダイス(2)特装版』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2017年11月19日閲覧。
  7. ^ 『パラレルパラダイス(3)』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2018年3月19日閲覧。
  8. ^ 『パラレルパラダイス(3)特装版』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2018年3月19日閲覧。
  9. ^ 『パラレルパラダイス(4)』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2018年7月6日閲覧。
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  11. ^ 『パラレルパラダイス(6)』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2019年2月6日閲覧。
  12. ^ 『パラレルパラダイス(6)特装版』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2019年2月6日閲覧。
  13. ^ 『パラレルパラダイス(7)』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2019年6月6日閲覧。
  14. ^ 『パラレルパラダイス(8)』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2019年10月4日閲覧。
  15. ^ 『パラレルパラダイス(8)特装版』(岡本 倫)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2019年10月4日閲覧。

外部リンク[編集]