パラティーノ (書体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
Palatino
Palatino font.svg
書体 Serif
開発者 ヘルマン・ツァップ
発表メーカー ライノタイプ
派生品 Palatino Nova
Palatino Sans

パラティーノ (Palatino) は、ヘルマン・ツァップによってデザインされたラテン文字セリフ書体1950年に発表された。名称は16世紀イタリアの書家ジャンバッティスタ・パラティーノに由来する。

基本的にはオールド・フェイス・スタイルであり、縦横の線の太さがあまり変わらない。しかし、セリフが直線的であり、独特の雰囲気を生み出しており、非常に美しいフォントである。

最初期のパラティーノは金属活字として作られていたが、ツァップはこのときのg,j,p,q,yのデザインを気に入ってなかったと語っている。これはかつてドイツ文字の活字規格に合うように設計しなくてはいけなかったため、ディセンダが短くなってしまったことによる[1]

PostScript の登場当初からよくプリンタにインストールされていたため、DTP においてよく普及し、Mac OS では Palatino として、Windows 2000Windows XP では Palatino Linotype としてOSにバンドルされている。また、WindowsにはBook Antiquaというこの書体を模造して作られたフォントが収録されており、これに対しツァップは怒りを示した[2]

TeX では mathpazo や pxfonts で使用できる。ただし TeX で特徴的なリガチャは Palatino では利用できない。

脚注[編集]

  1. ^ 活字・写植・デジタルの3世代を通じて最高の Palatino: Palatino nova (パラティノ・ノバ), 閲覧日: 2017年10月20日
  2. ^ 「似た」フォントって(2)デザインの現場 オフィシャルブログ, 閲覧日: 2017年10月20日

外部リンク[編集]

ライノタイプ社 Palatino Linotype サンプル