パプアニューギニアの歴史

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歴史[編集]

この地域に人類が住み始めたのは約5万年前と推定されている。ニューギニアは、アフリカ大陸ユーラシア大陸に現代人が居住後、次に人類が居住した陸地の一つ(人類の居住はオーストラリアとほぼ同時期に始まった)とされている[1]。その後農耕などが始まり、16世紀前半~19世紀後半にヨーロッパ人の来訪があった。1526〜27年頃にポルトガル人のドン・ジョルジェ・デ・メネセスがパプアニューギニアの主となるを発見するに至り[1]、「パプア」と命名した。1546年には、ニューギニア島北岸を航海したスペイン人のオルティス・デ・レテスが「ニューギニア」と命名した。1884年、ドイツがニューギニア北東部を保護領とし(ドイツ領ニューギニア)、イギリスはニューギニア南東部を保護領とした(イギリス領ニューギニア)。1906年にイギリス領ニューギニアがオーストラリア領となり、1914年には第1次世界大戦勃発に伴ってオーストラリアがドイツ領ニューギニアを占領した。そして日本が降伏した後、1945年から1946年にかけて、パプアとニューギニアが統合し「パプアニューギニア」が誕生した[1]。1964年に住民議会設置が行われ、1973年には内政自治に移行。ニューギニア島の東半分(オーストラリア領の旧パプアと同信託統治領の旧ニューギニア)は、1975年9月16日に「パプアニューギニア独立国」として独立した[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d パプアニューギニアの歴史 - パプアニューギニア駐日大使館

外部リンク[編集]