パッセージ (カーペンターズのアルバム)

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パッセージ
カーペンターズスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップス
時間
レーベル A&Mレコード
プロデュース リチャード・カーペンター
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 49位(アメリカ)
  • 7位(日本・オリコン[2]
  • 12位(イギリス)
カーペンターズ 年表
ライヴ・イン・ロンドン
(1976年)
パッセージ
(1977年)
クリスマス・ポートレイト
(1978年)
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パッセージ』(Passage)は、カーペンターズ1977年に発表したアルバム。スタジオ・アルバムとしては8作目。

解説[編集]

本作は、当初は外部プロデューサーを迎えて制作することも検討された[1]。最終的にはリチャード・カーペンター自身がプロデュースを担当するが、リチャードの手によるオリジナル曲は収録されなかった。多くの外部ミュージシャンを招き、実験的な音作りがなされている。

ミュージカル『エヴィータ』の楽曲をカヴァーした「月影のバルコニー〜泣かないでアージェンティーナ」と、カナダのプログレッシブ・ロック・バンドであるクラトゥのカヴァー「星空に愛を (コーリング・オキュパンツ)」の2曲では、ロサンゼルス交響楽団(指揮はピーター・ナイトが担当)や、グレッグ・スミス率いる合唱団が参加。ただし、契約上の問題でロサンゼルス交響楽団の名前は出せなかったため、アルバムのクレジットでは"Overbudget Philharmonic"と記載されている[1]セカンド・ラインのリズムを取り入れた「恋の強がり」では、「スーパースター」「ア・ソング・フォー・ユー」「マスカレード」といったカーペンターズのレパートリーを作曲したレオン・ラッセルがゲスト参加。

本作からは、「ふたりのラヴ・ソング」(全米35位)、「星空に愛を (コーリング・オキュパンツ)」(全米32位)、「スウィート・スマイル」(全米44位)がシングルとしてリリースされた。後にアン・マレーが「想い出にさよなら」をカヴァーし、全米12位まで上昇させた。

「ふたりのラヴ・ソング」は、同時期に日本の女性アイドルグループキャンディーズもアルバム『Candy Label』でカヴァーしている。

収録曲[編集]

  1. 一人にさせて - "B'wana She No Home" (Michael Franks) - 5:29
  2. ふたりのラヴ・ソング - "All You Get from Love Is a Love Song" (Steve Eaton) - 3:46
  3. 想い出にさよなら - "I Just Fall in Love Again" (Steve Dorff, Larry Herbstritt, Gloria Sklerov, Harry Lloyd) - 4:02
  4. 月影のバルコニー〜泣かないでアージェンティーナ (ミュージカル『エヴィータ』より) - "On the Balcony of the Casa Rosada/Don't Cry for Me Argentina" (Andrew Lloyd Webber, Tim Rice) - 7:57
  5. スウィート・スマイル - "Sweet, Sweet Smile" (Juice Newton, Otha Young) - 3:00
  6. あの日、あの時 - "Two Sides" (Scott E. Davis) - 3:27
  7. 恋の強がり - "Man Smart, Woman Smarter" (Norman Span) - 4:21
  8. 星空に愛を (コーリング・オキュパンツ) - "Calling Occupants of Interplanetary Craft" (Klaatoons) - 7:07

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c Carpenters: Passage album, 1977(カーペンターズ公式サイト、2009年10月4日閲覧)
  2. ^ 『文藝別冊[総特集]カーペンターズ』(河出書房新社、2003年、ISBN 4-309-97652-2)p.115