パク・ジェボム
パク・ジェボム(Jay Park) | |
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出生名 | パク・ジェボム (Jay Park, Park Jaebeom) |
生誕 |
1987年4月25日(38歳)![]() |
職業 |
シンガーソングライター ラッパー ダンサー 音楽プロデューサー 実業家 |
活動期間 | 2008–present |
レーベル |
JYP (2008-2010) SidusHQ (2010-2016) ユニバーサルJ (日本) AOMG (2013–2022) H1GHR MUSIC (2017–2022) Roc Nation (2017–2018) MORE VISION (2022-present) |
事務所 | MORE VISION (CEO) |
公式サイト | MORE VISION公式ホームページ |
パク・ジェボム(朝: 박재범、漢: 朴宰范、英: Jay Park、1987年4月25日 - )は、韓国で活動する韓国系アメリカ人歌手、ラッパー 、音楽プロデューサー。
2008年9月4日から2009年9月8日まで、韓国のアイドルグループ「2PM」のメンバーでありリーダーとして活動していたが、2009年9月8日に2PMとしての活動を休止。その後アメリカに渡りユーチューブなどのコミュニティを通じて活動。YouTubeへB.o.Bの「Nothin' on You」のカバーを投稿し話題となった。
2010年2月25日、JYPエンターテインメントはジェボムとの専属契約を解除したと明らかにした。
2010年6月に再びソウルに戻ったパク・ジェボムは、同年7月にSidus HQと専属契約を結び本格的に韓国でソロ活動を再開。
2010年7月13日、韓国での初のソロシングル「信じてくれるかい(Nothin' On You)」と、2011年4月27日に初のミニアルバム「TAKE A DEEPER LOOK」をリリースし、2012年2月10日にパク·ジェボムの初のアルバム「New Breed」をリリースした。
契約終了後、2013年に自身のレーベル「AOMG」を設立し、CEOとしてクルーを率いながら自らもアーティストとして活動している。
2014年には「EVOLUTION」を発売し、2015年には「WORLD WIDE」を発売した。 2016年にリリースした「Everything You Wanted」で2017年2月、第14回韓国大衆音楽賞の「今年の音楽人」、「今年のR&Bソウル」のアルバム部門の2部門で受賞した。
2017年度にはシアトルと韓国を基盤とするレーベル「H1GHR MUSIC」を設立し、2017年7月、ラッパージェイ・Zが率いるレーベル「Roc Nation」との契約を発表。アジア系アメリカ人としては初めてであり、国際的な活動も積極的に行う。
その後、ヒップホップレーベル「AOMG」と「H1GHR MUSIC」の代表を退き、2022年3月3日に新エンターテイメント会社「MORE VISION」を設立。
MORE VISIONは、パク·ジェボムが「みんなで楽しくなってこそ意味がある」をスローガンに設立したエンターテインメント会社であり、2023年には世界各地で新人発掘オーディション「MORE VISION AUDITION」を行うなど、多くのアーティストを育成中。音楽業界以外にも、ソジュ(焼酎)ブランド「WON SOJU」 を立ち上げ、韓国国内外でヒットした。
2024年10月 「THE ONE YOU WANTED」をリリース。トリプルタイトル曲"Mayday (Feat. Ty Dolla $ign)"、"Gimme A Minute (Feat. CHUNG HA)"、"Piece Of Heaven (Feat. ISOL of MORE VISION)"ほか、IU・ファサ(MAMAMOO)・ニンニン(aespa)・ナッティー(KISS OF LIFE)などの豪華コラボで話題になる。
2024年12月には、初のクリスマスキャロル「: ( Merry Christmas:)」をリリース。
2025年3月にワールドツアーを行うことをSNSにて発表。
来歴
[編集]地元シアトルのダンスチームに所属し、ブレイクダンスを得意としていた。ピのファンであった母の勧めでアメリカでJYPEオーディションに参加。そこでプロデューサー、パク・ジニョンの目にとまり、練習生として2005年1月に韓国へ。朝鮮語の習得と歌唱練習に4年を費やし、2008年に2PMのリーダーとしてデビュー。2009年9月にグループとしての活動を休止した。
脱退問題
[編集]2009年9月5日、ジェボムが練習生時代にアメリカのウェブサイトマイスペースに当時の韓国での厳しかった生活に対する文句を書いていたことが一部のネットユーザーにより明らかになり、その内容が韓国と韓国人に対する卑下だと誤訳され韓国で論議になった。ジェボムはこの日午後12時3分、2PMのファンカフェに謝罪文を掲載[1]。約2時間後の2時56分には当時の彼の事務所であったJYP側で追加謝罪文を掲載した。しかし彼への批判は収まらず、9月8日12時頃2PMから脱退するとファンカフェを通じて明らかにし、同日午後6時30分のシアトル行飛行機に乗ってアメリカに帰国した。 問題の文章は、一人でアメリカから韓国に来て朝鮮語も話せず、文化になじめなかった時期に書かれたものであり、一部では、ジェボムが復帰するまで2PMのCDなどの関連商品を一切買わない、支持しないというボイコット運動も行われていた[2]。 しかし2010年2月25日、JYPEよりジェボムの解雇が正式に通達された。
アメリカ帰国、そして韓国での再始動
[編集]アメリカ・シアトルに戻り、B-boyダンサーとしてブレイクダンスチームAOM(Art Of Movement)で活動する一方、ソロとしても活動をスタートさせたジェボムは、B.o.Bとブルーノ・マーズの曲「Nothin’ On You」のカバーをYouTubeで発表。韓国ではB.o.BがJay Parkバージョンをリリースし、またジェボムも「信じてくれるかい (Nothin’ On You)」と題して自身のカバーを発表した。
またこの頃からAOMの仲間だったCha Cha Maloneが作曲家・プロデューサーとして活動を共にするようになった。
2010年6月、再びソウルに戻ったジェボムは7月Sidus HQと契約、韓国での活動を再開する。
2011年4月、ミニアルバム「Take A Deeper Look」を発表。テディ・ライリーが故マイケル・ジャクソン用に制作していたという曲「Demon」もリリース。2012年2月にはファースト・アルバム「New Breed」を発表し、韓国チャートで1位になった。
AOMG創立、CEOに就任
[編集]2013年、Saturday Night Live Koreaにレギュラー出演しコメディもこなす一方、「Joah」が大ヒット。盟友Dok2との親交も深まる中、ジェボムはDok2の運営するレーベル「Illionare Records」への所属を希望するも断られ、結果として自らレーベルを設立することとなる。
2013年9月、「AOMG」が創立された。メンバーはAOMからのダンス仲間でプロデューサーのCha Cha Malone、シンガー兼プロデューサーのGray、作曲家のJun Goon。レーベル名「AOMG」はシアトルで所属していたブレイクダンスチームAOMから発展させたもので、「Always On My Grind」「Above Ordinary Music Group」という意味を持つ。
2014年3月、ラッパーのSimon DominicがAOMGにダブルCEOとして迎え入れられた[3]。その後2年間でUgly Duck、Loco、Elo、Hoody、DJ Pumkin、DJ WegunがAOMGに参加する。
「Show Me The Money」プロデューサーとして
[編集]2012年から放映がスタートされ、シーズンを追うごとに人気が増しているラップオーディション番組「Show Me The Money」のシーズン4(2015年)プロデューサーに就任。審査員でもあり、自らもパフォーマンスを行うが、このシーズンでは優勝に至らなかった。(2017年シーズン6では盟友Dok2とのコンビで再びプロデューサーに就任)
ラップアルバム「Worldwide」をリリース。
リリースとフィーチャリング・ラッシュ
[編集]前作から1年も経たないうちに「ラップをたくさんしたから、今度は歌いたくなった」とアルバム「EVERYTHING YOU WANTED 」をリリース。アルバムはKorean Music Awardsの「2017 Best R&B&Soul Album」を受賞、アーティストとしても「2017 Artist of the Year」を受賞。
また一方ではバスケットボール・バラエティ番組「buzzer beater」にプレイヤーとして出演するなど、幅広く活動。
Roc Nationと契約
[編集]2017年7月、ラッパージェイ・Zが率いるレーベル『ロック・ネイション』との契約を発表[4]。アジア系アメリカ人としては初めてとなる[5]。
新レーベル、H1GHR MUSIC創立
[編集]2017年、普段から交流のある若いラッパーや作曲チーム、シアトルのラッパーたちをメンバーとして、韓国とシアトルに拠点を置いた[6]新たなインターナショナル・レーベル『H1GHR MUSIC』を創立[7]。メンバーは、韓国からG.Soul、Sik-K、pH-1、Woodie Gochild、HAON、国外からはYultron、Avatar Darko、Raz Simone、Phe Reds、JARV DEE、Ted Parkが所属している。韓国側にも英語を話せるメンバーが多く、よりグローバルな活動を目指している。
2024年6月24日、定額制プラットフォーム「Onlyfans」を開設。K-POPスターによる「Onlyfans」開設は初の試みとなった。
「MORE VISION」設立
[編集]2022年3月3日、エンターテインメント会社「MORE VISION」を設立し、公式YouTubeアカウントを通じて活動再開を報告。
所属アーティストはCEOであるJay Park/ Chung Ha/ Honey J/ HolyBang/ MVP (2025/3現在)
人物
[編集]- 身長:172cm 体重:60kg
- 特技:しらけギャグ
- 趣味:バスケットボール、音楽鑑賞、服の色を合わせる
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]年 | タイトル | 収録曲 |
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2012 | New Breed |
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2014 | Evolution |
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2015 | Worldwide |
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2016 | EVERYTHING YOU WANTED |
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2019 | The Road Less Traveled |
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2024 | THE ONE YOU WANTED |
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脚注
[編集]- ^ 2PMチェボム、韓国卑下文公式謝罪「あまりにも幼かった」
- ^ ファンら「ジェボムのいない彼らを応援することはできない」
- ^ “Simon D、パク・ジェボムのヒップホップレーベル「AOMG」の共同代表に”. Kstyle (2014年3月9日). 2020年1月10日閲覧。
- ^ “【K STORM】〈Roc Nation〉が認めたヒップホッパー、Jay Park(ジェイ・パーク)の“世界人”目線…日韓音楽コミュニケーター筧真帆が韓国音楽の新鋭を紹介”. billboard JAPAN (2018年11月15日). 2020年1月10日閲覧。
- ^ “パク・ジェボム、世界の歌姫ビヨンセ&ジェイ・Z夫婦とツーショット…グローバルな人脈をアピール”. Kstyle (2018年1月28日). 2020年1月10日閲覧。
- ^ “韓国のHIP HOP最前線。Jay Parkが立ち上げたレーベル「H1GHR MUSIC RECORDS」を深掘り”. GINZA (2018年10月29日). 2020年1月10日閲覧。
- ^ “パク・ジェボム、米歌手Cha Cha Maloneとともにグローバルヒップホップレーベルを設立”. Kstyle (2017年5月12日). 2020年1月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- JAY BUM PARK (@JAYBUMAOM) - X(旧Twitter)
- TEAM JAY PARK (@Team_JayPark) - X(旧Twitter)
- Jay Park / 박재범 (@moresojuplease) - Instagram
- JAY PARK WORLD TOUR (@jaypark.worldtour) - Instagram