バーニングライバル

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バーニングライバル』(Burning Rival)は、セガ(後のセガ・インタラクティブ)が1993年[1]にリリースしたアーケードゲームである。当時のセガが開発していた中で最も高い2D性能を持つシステム32上で開発され、『ストリートファイターII』に始まったブームの中、セガから当時唯一のスタンダードな2D格闘ゲームとして稼働された[2]。トレードマークである椰子の木マークが描かれていないので、あまり知られていないがAM2研の開発である[3](ただし、鈴木裕の作品ではない)。

特徴[編集]

点数システムが特殊である。敵に技をヒットさせたときだけではなく、ガードさせたとき(通常技、必殺技問わず)にも点数が入る。『ゲーメスト』のハイスコア集計では、手数の多い技を持つジャクスンのスコアが、他のキャラクターと比較して突出していた。

対人対戦時のいわゆる対戦デモ(音声で「○○VS××」)では、キャラクター名ではなく、そのキャラクターの属性(例:アーノルドは「Karate Master」、飛鳥は「Ninja Girl」など)で呼ばれる。

あらすじ[編集]

アメリカの中級都市、ディスティニイシティで数年に一度行われるルール無用の格闘大会に、世界中の猛者たちが集った(オープニングデモより)。

操作方法[編集]

『ストリートファイターII』(以下『ストII』)と同様の1レバー、6ボタン、レバーガードである。1・2・3ボタンがパンチ、4・5・6ボタンがキックとなる[4]必殺技コマンドも『ストII』と同様の、いわゆる波動・昇龍コマンドやレバー後ろ溜めコマンドを持つキャラクターが多く、2D格闘ゲームの操作としてはオーソドックスである。

特殊コマンド[編集]

箱投げ
サンタナとビルのみが使用できる。ステージ背景にある木箱の前でしゃがみ、パンチボタンを3つ同時押しすることで、相手に箱を投げつけることができる。
ボタン溜め押し
ミスター陳と真幻とビルが使用できる。中パンチボタンか強パンチボタンを溜め押しして、投げ間合いで相手側にレバーを入れながらボタンを離すことで、特殊な投げ技を出すことができる。

キャラクター[編集]

アーノルド(Arnold)
声 - フランシス・シルバ
空手家。自らの師匠を殺めてしまい、それを悔いて修行の旅に出ている。
ビル(Bill)
声 - 光吉猛修
かつてはアメフトの選手だったが、今は闇世界の用心棒をしている。
クレイズ(Craze)
声 - 木村進
名うてのストリートファイターであり、自分の力を試すためにこの大会に出場する。
ジャクスン(Jackson)
声 - 名越稔洋
ムエタイ選手、現在はキックボクシングのチャンピオン。
ミスター陳(Mr.Chin)
声 - 津曲健仁[5]
ラーメン店の店主。優勝賞金で自分の店を改装しようと画策中。
サンタナ(Santana)
声 - グレッグ・イアウィン
覆面レスラー。妹の治療費を稼ぐためにこの大会に出場する。
真幻(Shingen)
声 - 高木保浩[6]
を付けた武士亡霊。なぜ、この大会に出場したのかは不明。(真相はエンディングで明かされる)最終ボスに色違い(1Pカラーか彼以外のキャラクターの時は2Pカラー、2Pカラーの時は茶色)が登場するが、強さや使用技に特に違いは無い。
飛鳥(Asuka)
声 - 伊藤はるか[5]
くの一。修行中に行方不明となった兄を捜し、世界を渡り歩いている。

脚注[編集]

  1. ^ ゲーム画面上では「(C)SEGA 1992」の表示がある(『バーチャファイター』も同様である)が、リリースは1993年7月である。
  2. ^ 後に『ゴールデンアックス・ザ・デュエル』が発売された。
  3. ^ SEGA-AM2ホームページ(Archive)
  4. ^ パンチの3ボタンは旧JAMMA規格のPUSH1 - 3だが、キックの3ボタンは拡張I/Oボード(『スパイダーマン』などの多人数プレイ、『ダークエッジ』などの多ボタンゲームでも用いられた)を使用する。
  5. ^ a b 舞台役者。かつて小粥よう子が旗揚げした劇団、「空想遊戯」の公演に参加している。
  6. ^ セガのサウンドスタッフ。ターボアウトランの楽曲などの作者。

外部リンク[編集]

(以上、「カルト格闘ゲーム大行進」より)