バンジャマン・パヴァール
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![]() フランス代表でのパヴァール (2018年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
バンジャマン・ジャック・マルセル・パヴァール Benjamin Jacques Marcel Pavard | |||||
ラテン文字 | Benjamin Pavard | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
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生年月日 | 1996年3月28日(27歳) | |||||
出身地 | モブージュ | |||||
身長 | 186cm[1] | |||||
体重 | 81kg[1] | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
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ポジション | DF (CB, RSB) | |||||
背番号 | 5 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2002-2005 |
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2005-2015 |
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クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2015-2016 |
![]() | 21 | (0) | |||
2016-2019 |
![]() | 84 | (2) | |||
2019- |
![]() | 81 | (4) | |||
代表歴2 | ||||||
2015 |
![]() | 4 | (0) | |||
2015-2017 |
![]() | 15 | (0) | |||
2017- |
![]() | 47 | (2) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2022年5月15日現在。 2. 2022年11月23日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
バンジャマン・ジャック・マルセル・パヴァール(Benjamin Jacques Marcel Pavard, 1996年3月28日 - )は、フランス・モブージュ出身のサッカー選手。ブンデスリーガ・FCバイエルン・ミュンヘン所属。フランス代表。ポジションはDF (CB、RSB)。
フランス代表のレギュラーとして2018年ワールドカップの優勝に貢献、ラウンド16のアルゼンチン戦で決めた代表初ゴールとなるボレーシュートが大会のベストゴールに選ばれた[2]。
クラブ経歴[編集]

2005年にリールの下部組織に入団。2014年にはナシオナル2(フランス4部相当)に所属するセカンドチームへ昇格。2015年1月にトップチームに昇格し、同年1月31日のFCナント戦でリーグ・アン初出場を果たした。
2016年8月30日、ブンデスリーガ2部のVfBシュトゥットガルトへ2020年6月までの4年契約で完全移籍[3]。2016年10月3日のSpVggグロイター・フュルト戦で先発出場しブンデスリーガデビューを果たすと1得点1アシストを記録[4]。24試合に出場しシュトゥットガルトの1部復帰へ貢献した。
2017-18シーズンは開幕戦のヘルタ・ベルリン戦から先発出場を果たし、10月29日のフライブルグ戦でブンデスリーガ初ゴールを決め[5]、2017年12月には契約を2021年6月まで1年延長[6]。ホルガー・バトシュトゥバーとCBコンビを形成しブンデスリーガ全34試合にフル出場を達成。失点数をバイエルン・ミュンヘンに次ぐ2位の36点に抑え、クラブをブンデスリーガ7位躍進に導いた。
2019年1月9日、FCバイエルン・ミュンヘンはパヴァールと2019年7月1日からの5年契約を結んだことを発表した[7]。8月31日のマインツ戦でオーバーラップからボレーシュートによる移籍後初ゴールを決め、更にアシストも記録した[8]。また10月26日のウニオン・ベルリン戦でも強烈なボレーシュートで先制得点を決めるなど、レギュラーポジションを獲得し、リーグ戦では32試合4ゴール5アシストを決め[9]、リーグ優勝に貢献したが、7月26日のトレーニングで負傷し以降の試合を欠場[10]、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝のリヨン戦で復帰、試合終盤に8分間プレーしたが[11]、決勝のパリ・サンジェルマン戦では負傷上がりということもあり出場機会が無かった。 2021年、FIFAクラブワールドカップ決勝のティグレス戦では59分に決勝ゴールとなるシュートを決めて優勝に貢献した[12]。
2022-23シーズン、リーグ第24節のアウフスブルグ戦でプロキャリア初の2ゴールを挙げて勝利に貢献した[13]。
代表経歴[編集]
各年代のフランス代表に選出され、2017年11月2日にウェールズとドイツ戦に挑むA代表に初招集[14]。11月10日のウェールズ戦でA代表初出場を果たした。
2018 FIFAワールドカップでは代表3キャップながら本大会に招集された[15]。初戦のオーストラリア戦では本職のジブリル・シディベの負傷により、右サイドバックとして先発起用された。ラウンド16のアルゼンチン戦では1点を追いかける後半12分に同点弾となるボレーシュートを叩き込んだ[16]。このゴールはロシアW杯の大会最優秀ゴールに選出された。決勝まで、グループリーグのデンマーク戦以外のすべての試合でレギュラーとして先発出場し[17]、1998 FIFAワールドカップ以来となる2度目のワールドカップ優勝に貢献した。
2022 FIFAワールドカップにおいては、グループリーグ初戦のオーストラリア戦では先発起用されたが、出来が良くなかったことからデシャン監督との確執が報じられるなど、以降はベンチメンバーに降格した[18]。
個人成績[編集]
- 2021年5月23日現在
クラブ | シーズン | リーグ | カップ | リーグカップ | 国際大会 | その他 | 通算 | ||||||
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出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
リール | 2014-15 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | — | 8 | 0 | ||
2015-16 | 13 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | — | — | 17 | 0 | |||
通算 | 21 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 | 0 | |
シュトゥットガルト | 2016-17 | 21 | 1 | 0 | 0 | — | — | — | 21 | 1 | |||
2017-18 | 34 | 1 | 2 | 0 | — | — | — | 36 | 1 | ||||
2018-19 | 29 | 0 | 0 | 0 | — | — | — | 29 | 0 | ||||
通算 | 84 | 2 | 2 | 0 | — | 0 | 0 | 0 | 0 | 86 | 2 | ||
バイエルン・ミュンヘン | 2019-20 | 32 | 4 | 6 | 0 | — | 8 | 0 | 1 | 0 | 47 | 4 | |
2020-21 | 24 | 0 | 1 | 0 | — | 10 | 1 | 1 | 0 | 36 | 1 | ||
通算 | 56 | 4 | 7 | 0 | — | 18 | 1 | 2 | 0 | 83 | 5 | ||
総通算 | 161 | 6 | 10 | 0 | 3 | 0 | 18 | 1 | 2 | 0 | 194 | 7 |
タイトル[編集]
クラブ[編集]
- VfBシュトゥットガルト
- バイエルン・ミュンヘン
- ブンデスリーガ:4回(2019-20, 2020-21, 2021-22, 2022-23)
- DFBポカール:2019-20
- UEFAチャンピオンズリーグ:2019-20
- FIFAクラブワールドカップ : 2020
- UEFAスーパーカップ: 2020
- DFLスーパーカップ : 2回(2020, 2022)
代表[編集]
- FIFAワールドカップ(2018年)
- UEFAネーションズリーグ(2020-21)
代表歴[編集]
出場大会[編集]
- U-19フランス代表
- 2015年 - UEFA U-19欧州選手権2015(ベスト4)
- フランス代表
- 2018年-2019年 - 2018 FIFAワールドカップ(優勝)
- 2018年 - UEFAネーションズリーグ2018-19
- 2020-2021年 - UEFAネーションズリーグ2020-21 (優勝)
- 2021年 - UEFA EURO 2020 (ベスト16)
- 2022年 - 2022 FIFAワールドカップ(準優勝)
試合数[編集]
- 国際Aマッチ 47試合 2点(2017年 - )
フランス代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2017 | 2 | 0 |
2018 | 16 | 1 |
2019 | 9 | 0 |
2020 | 4 | 1 |
2021 | 11 | 0 |
2022 | 5 | 0 |
通算 | 47 | 2 |
代表での得点[編集]
# | 日時 | 場所 | 相手 | スコア | 結果 | 大会 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2018年6月30日 | ![]() |
![]() |
2-2 | 4-3 | 2018 FIFAワールドカップ |
2 | 2020年11月18日 | ![]() |
![]() |
2-1 | 4-2 | UEFAネーションズリーグ2020-21 |
脚注[編集]
- ^ a b “Benjamin Pavard”. FC Bayern Munich. 2023年1月2日閲覧。
- ^ “Pavard's stunner voted Hyundai Goal of the Tournament”. FIFA (2018年7月25日). 2018年7月25日閲覧。
- ^ VfB verpflichtet Benjamin Pavard - VfBシュトゥットガルト 2016年8月30日
- ^ キャリアの階段を駆け上がる仏代表パヴァール - kicker 2017年11月17日
- ^ “Stuttgart siegt in Überzahl gegen Freiburg”. (2017年10月29日) 2018年7月1日閲覧。
- ^ Der VfB verlängert vorzeitig mit Benjamin Pavard - VfBシュトゥットガルト 2017年12月20日
- ^ FCBがロシアW杯優勝メンバーのベンジャマン・パヴァールと契約 - FC BAYERN MUNICH オフィシャルウェブサイト 2019年1月9日
- ^ “Bayern Munich 6–1 Mainz”. BBCSport. (2019年8月31日) 2019年9月21日閲覧。
- ^ “Benjamin Pavord Bayern Munchen”. www.kicker.de 2020年8月24日閲覧。
- ^ “欧州制覇を狙うバイエルンに暗雲! 右SBパバールのCL出場が絶望的に”. www.soccerdigestweb.com. (2020年7月29日) 2020年8月24日閲覧。
- ^ “バイエルンはなぜこんなにも強いのか?「わかっていても止められない」攻撃ユニットの機能美”. www.footballchannel.com. (2020年8月21日) 2020年8月24日閲覧。
- ^ “Bayern Munich 6–1 Mainz”. jiji.com. (2021年2月12日) 2021年2月12日閲覧。
- ^ “Bayern Munich 5-3 Augsburg: Pavard at the double and Cancelo strikes as champions run riot”. Yahoo UK NEWS (2023年3月12日). 2023年3月12日閲覧。
- ^ “フランス代表、MFエンゾンジとDFパヴァールを初招集…ドイツ&ウェールズと対戦”. サッカーキング (2017年11月3日). 2017年11月15日閲覧。
- ^ 予備選手も豪華…フランス代表、グリーズマンやポグバらW杯メンバー23名発表 - サッカーキング 2018年5月18日
- ^ 19歳ムバッペが圧巻2発!フランス、アルゼンチンとの打ち合い制しベスト8進出 - サッカーキング 2018年7月1日
- ^ “Benjamin Pavard Player Profile - ESPN FC”. www.espnfc.com. 2018年7月16日閲覧。
- ^ “W杯フランス代表にまた内紛?「反パヴァール派」が発生か”. QOLY (2022年12月2日). 2023年3月12日閲覧。
外部リンク[編集]
- バンジャマン・パヴァール - Soccerwayによる個人成績
- transfermarkt