バンザン

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株式会社バンザン
BANZAN CO.,LTD
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
東京都新宿区西新宿6丁目8番1号
住友不動産新宿オークタワー21階
設立 1995年12月
業種 教育
法人番号 6011001072798 ウィキデータを編集
代表者 山田 博史
資本金 1億700万円
外部リンク 株式会社バンザン
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株式会社バンザンは、オンライン家庭教師(インターネット家庭教師)事業、家庭教師派遣事業や、eラーニング事業を展開している日本の民間企業である。

概要[編集]

1995年12月に設立。一般的な家庭教師派遣事業に加え、特定の大学に特化した家庭教師派遣も行っている。eラーニングの分野では、受験対策の動画学習コンテンツ・その他の学習サポートコンテンツを展開している。 具体的には以下のとおり。

  • オンライン家庭教師のメガスタ
  • 中学受験専門 家庭教師 一橋セイシン会
  • 私大受験専門 家庭教師 メガスタディ
  • 私大医学部受験専門 プロ家庭教師 医学部メガスタディ
  • スタディ・タウン

オンライン家庭教師 メガスタ[編集]

オンライン家庭教師 メガスタ(おんらいんかていきょうしめがすた)は、日本最大級の実績があるオンライン家庭教師である。旧名称は、「メガスタディオンライン」。

通常の家庭教師のように生徒の家までは行かずに、インターネット上のテレビ会議システムを使うことによって、遠隔地から一対一の個別指導を行うオンライン家庭教師サービスである。

日本が抱える教育課題として、都市部と地方教育格差、急速する学校の統廃合、教職員の減少などが挙げられる。

オンライン家庭教師メガスタディオンラインは、Technologyで、教育イノベーションを巻き起こす、収入都地域格差による教育格差を吹き飛ばすをテーマに、全国の受験生の教育問題を解決している。

また、経済産業省の公式サイト『未来の教室』に掲載された。

沿革[編集]

  • 「中学受験専門 家庭教師 一橋セイシン会」のサービス開始
  • 「私立校専門 家庭教師 一橋セイシン会」のサービス開始
  • 2017年7月 - 「私立・国立大学専門 家庭教師メガスタディオンライン」のサービス開始
  • 2017年12月 - 生徒の顔と手元の2画面を同時表示できる新システムの導入開始
  • 2018年1月 - 医学部受験対策を専門に行う姉妹サービス「医学部専門家庭教師メガスタディ」を開始
  • 2019年12月 -「私立中学高校専門家庭教師 メガスタ(訪問家庭教師・オンライン家庭教師)」を開始(旧:「私立校専門 家庭教師 一橋セイシン会」のサービスをリニューアル)
  • 2020年3月 -「オンライン家庭教師のメガスタ(旧:大学受験専門 オンラインメガスタディ) AO推薦入試対策コース」を開始
  • 2020年7月 -「オンライン家庭教師 メガスタ」を開始(旧:-「私立中学高校専門家庭教師 メガスタ」と「私立・国立大学専門 家庭教師メガスタディオンライン」に「小学生」を加えてサービス名をリニューアル)

取材[編集]

受賞[編集]

出典・脚注[編集]

オンライン家庭教師 メガスタ中学生[編集]

オンライン家庭教師 メガスタ中学生(おんらいんかていきょうしめがすたちゅうがくせい)は、全国の公立中学・私立中学・国立中学の補習、定期テスト対策、内部進学対策に対応する家庭教師サービスである。旧称は、「私立専門オンライン家庭教師メガスタ」。

メガスタは、学校ごとに異なるカリキュラムに対応する個別指導を、私立校に詳しい日本最高レベルの講師陣と全国の私立高に通う生徒さんを「オンライン指導システム」で繋ぐことで、学習ガイド等各中学校で採用されている難度の高い教科書や特殊な教材など、各学校の出題傾向に添った指導を可能にしている。

インターネット上のテレビ会議システムを使った一対一の個別指導を行うオンライン家庭教師 サービスは、全国住んでいる地域を限定せず遠隔地から指導が受けられる点が最大の特徴である。都心部に集中する質の高い講師からの個別指導を、オンライン家庭教師 サービスで提供することで、都心部と地方に広がる情報格差・教育格差の問題の解決に寄与している。

中学受験専門 家庭教師 一橋セイシン会[編集]

家庭教師の一橋セイシン会(かていきょうしのひとつばしせいしんかい)は、中学受験専門の訪問型家庭教師サービスである。

概要[編集]

  • 1995年(平成7年)に創業した家庭教師サービス。
  • 東京神奈川埼玉千葉が対象エリア。
  • 大学受験、志望校対策、私立中学専門、大手進学塾のクラスアップ対策などを専門とする。

事業内容[編集]

  • 家庭教師運営事業(関東1都3県)
  • インターネットを使った教育サービス事業(映像授業サービス等)
  • 教育ソフト事業(100校以上の公立中学、私立中学学習塾に導入実績)

不祥事[編集]

景品表示法違反[編集]

「利用者満足度第1位」とうたった広告は客観的な調査に基づくものでなかったなどとして、2023年1月12日、消費者庁から景品表示法優良誤認、有利誤認)で再発防止策などを求める措置命令を受けた。バンザンは2022年3~7月、自社ホームページやパンフレットなどで「第1位 オンライン家庭教師 利用者満足度」などと表示した。しかしリサーチ業者に委託して行ったアンケートでは、他社を含めたサービスの利用歴は確認せず、複数のサイトを提示して利用者の満足度などが「高いと思うもの」を選ばせるイメージ調査をしただけだった。

このほか、成績が上がらなかった場合に追加授業を無料で受けられる特典などについて、一定の期日までに申し込めば利用できるとホームページに表示したが、実際は期日以降も利用できるものだった。[1][2]

同年8月1日に消費者庁から景品表示法違反(優良誤認表示)で6346万円の課徴金納付命令を受けた[3][4]

脚注[編集]

  1. ^ “「満足度1位」広告は客観性なし オンライン家庭教師めぐり行政処分”. 朝日新聞. (2023年1月12日). https://www.asahi.com/sp/articles/ASR1D61MQR1DUTFL001.html 2023年1月14日閲覧。 
  2. ^ “オンライン家庭教師「満足度1位」景表法違反 消費者庁、再発防止命じる”. 産経新聞. (2023年1月12日). https://www.sankei.com/article/20230112-GYKA5USDTRKTRBKGPQ6J6ONFIM/?outputType=amp 2023年1月14日閲覧。 
  3. ^ “「満足度ナンバーワン」に根拠なし、オンライン家庭教師バンザンに課徴金6346万円”. 読売新聞. (2023年8月1日). https://www.yomiuri.co.jp/national/20230801-OYT1T50180/ 2023年8月1日閲覧。 
  4. ^ “家庭教師サービスに課徴金 「満足度1位」で誤認表示”. 産経新聞. (2023年8月1日). https://www.sankei.com/article/20230801-QUHMTYUC75KSTM2COCCTYGKRBY/ 2023年8月1日閲覧。 

外部リンク[編集]