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バロム・リヤチヤ5世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

バロム・リヤチヤ5世(バロム・リヤチヤ5せい、クメール語: បរមរាជាទីប្រាំ1579年1599年)はカンボジア国王(在位:1596年‐1599年)[1]

バロム・リヤチヤ5世
បរមរាជាទីប្រាំ
カンボジア国王
在位 1596年 - 1599年

出生 1579年
カンボジア王国
死去 1599年
カンボジア王国
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略歴

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バロム・リヤチヤ5世はプレア・ラム1世によりラーンサーン王国に追われたサター1世(英語版)の次男[1]

バロム・リヤチヤ5世は1596年のテレの王の反乱に乗じてポルトガル人ディオゴ・ヴェローゾ英語版)とスペイン人ブラズ・ルイス英語版)の支援を受けヴィエンチャンで挙兵し国王プレア・ラム2世を殺害しカンボジア国王に就いた。王位に就いてからは狩りや酒などの娯楽に耽り、政治の実権はディオゴ・ヴェローゾとブラズ・ルイスに握られていた。1599年にチャム人マレー人が反乱を起こしバロム・リヤチヤ5世は自ら征討にでる決断を下し軍を進め、駐留した村を根城とした。ここで反乱軍が急襲しバロム・リヤチヤ5世は殺害された[1]

脚注

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  1. ^ a b c マック・プン 著、佐藤恵子、石澤良昭 訳『カンボジア中世史』めこん、2021年12月28日、134‐151頁。 

参考文献

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先代
プレア・ラム2世
カンボジアの旗 カンボジア王国国王
1596年 - 1599年
次代
バロム・リヤチヤ6世