バロサウルス
バロサウルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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![]() バロサウルス想像図
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地質時代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中生代ジュラ紀後期 (約1億5,200万 ~ 1億5,000万年前) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Barosaurus Marsh, 1890 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バロサウルス (Barosaurus) は中生代ジュラ紀後期(約1億5,200万 ~ 1億5,000万年前)の現北アメリカ大陸及びアフリカ大陸(タンザニア)に生息していた竜脚形亜目 - ディプロドクス科の恐竜。属名は「重いトカゲ」を意味する[1]。
形態[編集]
全長は23 - 27メートル。他の竜脚類同様長い首と尾をもつ。胴体部はディプロドクスに似るが、頸椎が伸長しているためより首が長く[1]、逆に尾は短めである。木の葉は口で丸呑みし、胃石ですり潰して消化を助けたと考えられている。
アメリカ自然史博物館の玄関ホールには、捕食者(アロサウルス)から子供を護るために後肢で立ち上がった姿で骨格が展示されている(画像参照)。しかし、骨盤や関節の構造など骨格上こうした姿勢は不可能だったとされる[2]。また竜脚類自体、その身体の大きさ及び卵の数や発掘状況などらから子育てはしなかったと推定されている[3]。
全身骨格。アメリカ自然史博物館蔵。
頭蓋骨。ユタ自然史博物館蔵。
頭部、頸部骨格。ロイヤルオンタリオ博物館蔵。
脚注[編集]
- ^ a b リチャードソン 2005, p. 74.
- ^ 平山廉 1999, pp. 193–194.
- ^ 恐竜プロジェクト 2006, pp. 102–103.
参考文献[編集]
- NHK「恐竜」プロジェクト(高間大介・植田和貴) 編 編『恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い』小林快次(監修)、ダイヤモンド社、2006年。ISBN 4-478-86054-8。
- 平山廉『最新恐竜学』平凡社〈平凡社新書〉、1999年。ISBN 4-582-85011-1。
- ヘーゼル・リチャードソン、ディビッド・ノーマン(監修)『恐竜博物図鑑』出田興生(訳)、新樹社〈ネイチャー・ハンドブック〉、2005年。ISBN 4-7875-8534-7。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 川崎悟司イラスト集・バロサウルス - ウェイバックマシン(2004年10月27日アーカイブ分)