バルログ (ストリートファイター)

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バルログ プロフィール

  • 初出作品ストリートファイターII
  • 格闘スタイル
    スペイン流忍術(カプエス)
    スペインニンジュツ(ストIV、ストV)
  • 出身地スペインの旗 スペイン
  • 生年月日1967年1月27日
  • 身長:186cm
  • 体重
    72kg(ストII、ZERO3、ストIV)
    84kg(ストV)
  • スリーサイズ:B121 W73 H83
  • 血液型:O型
  • 好きなもの:美しいもの、自分自身、薔薇(ストV)
  • 嫌いなもの:醜いもの、敗者の返り血
  • 特技:自己陶酔、壁張り付き
  • 職業/所属シャドルー四天王
  • キャッチコピー
    仮面の貴公子(ストII、ZERO3、カプエス)
    血塗られた鉤爪(ストIV)
    血に染まる薔薇(ストクロ)
    爪弾く闘争の輪舞曲(ストV)
    宙を舞う仮面の貴公子(モンスターストライク)

バルログ (Balrog) は、カプコンが製造・販売している対戦格闘ゲームストリートファイター』シリーズに登場する架空の人物。

日本以外での名称はVega。代わりに肖像権の問題により日本版におけるM・バイソンがBalrogと名付けられている。ベガマイク・バイソンの項目も参照。

キャラクターの設定[編集]

スペイン代表の格闘家で、悪の組織シャドルーの幹部。『ストリートファイターII』(以下『ストII』と表記)におけるボスキャラクター・シャドルー四天王の二番手として初登場する。

白い仮面と三本の鋭い刃がついた鉤爪を身に着け、蛇が体に巻き付いたかのような刺青を入れていることから「仮面の貴公子」「スペインの狂える毒蛇」の異名を持つ。

仮面の下の素顔は女性と見紛うほどに美しいが、自己陶酔の激しいナルシストであり、醜悪と感じた者や敗者を殺めることも厭わないサディストでもある。「強い者こそ美しい」とする強さと美しさを結び付けた独自の美学を持ち、その言動からは知性の中に狂気が垣間見える。

シャドルーの幹部ではあるが世界征服には興味が無く、本人の目的はあくまで美の追求と、醜いものをこの世から消し去ることである[1]

戦いでは華麗な身のこなしで相手を翻弄し、空中から襲いかかる戦法を得意とする。その戦闘スタイルの原型となったのは幼少時に日本で学んだ「NINJUTSU」(忍術)である。

ストリートファイターV』(以下『ストV』と表記)ではコスチュームが一新され、上半身に白い長袖シャツを着用している。

人物[編集]

スペインの没落貴族だった美しい母と、大富豪だが醜い容姿の父との間に生まれる。自身の美しい容姿と長い髪[2]や、人一倍の美への執着心は母からの影響が強い。幼少時に父親が母親を殺したことがトラウマになっており、それが原因で敗者を醜くなるまでいたぶるようになった[3]

仮面や鉤爪を使用しているのも、自分の顔が返り血や怪我で崩れないようにするためと、汚らわしいものに素手で触れないようにするためである。

彼の私生活の姿が描かれている媒体はいくつかあるが[4]西村キヌによる『ストリートファイターII』のアニメ版用設定画には長髪を後ろに流し、黒のハイネックにスーツを着用し、眼鏡をかけたイラストが存在する[5]。狂気に満ちた普段の姿とは異なり、落ち着きのあるインテリの美青年といった趣だが、この姿で実際に登場したことはない。

ストリートファイターZERO3』(以下『ZERO3』)では洗脳されて自我を失ったキャミィを見てシャドルーの在り方に疑問を感じ、ベガに反旗を翻すシーンも見られ、エンディング後はキャミィを保護する。

ストリートファイターIV』(以下『ストIV』)においてはシャドルー崩壊の際に行方をくらましていたが、ベガの復活と共に再び姿を現す。家庭用版のアニメーションでは仮面舞踏会とはいえ、上半身が裸の状態でパーティに出席する姿が描かれた。

ストリートファイターEX』(以下『EX』)シリーズでは『EX2』から登場。『EX2』と『EX3』では条件を満たすと仮面を外した状態で戦えるようになる。『EX2 PLUS』ではシャドルーの開発した洗脳麻薬「SH-11」に興味を持ち、エンディングで薬を投与し究極の美「極美」を手に入れるが、その代償として心とプライドが醜く歪んでいく。『EX3』のエンディングでは心に人間らしさを取り戻し始め、自分の象徴である仮面を崖下に投げ捨てようとするが、結局捨てることができず絶叫する。

ウルトラストリートファイターII』では大会で優勝し自身が最強であることを確信すると「飽きた」という理由でシャドルーを脱退、長い間戦いの世界から遠ざかった。時が経ち「鮮血の赤が最もふさわしい色」であることを思い出し、再び爪と仮面を身につける。

対戦型格闘ゲームにおける美形キャラクターの元祖的存在にあたり、奇抜な服装やインパクトから色物(アメコミではケンに「オペラ座の怪人」と揶揄された)として見られることもあるが、キャラクター人気自体は高い。カプコンが『ストリートファイター』15周年の際に行ったキャラクター人気投票では総合5位にランクインした。

他キャラクターとの関係[編集]

シャドルーの幹部ではあるが、総帥のベガとは普通の主従関係ではない。ベガに対しては忠誠心こそないが、一定の敬意は払っている。また、同じシャドルー幹部でありながら、マイク・バイソンのことはがさつな性格や容姿などから嫌悪している。『ZERO3』ではシャドルーの構成員ではなく、ベガの圧倒的強さに美しさを認め、理想的な対戦相手を用意させることを条件にシャドルーへの一時的な協力を承諾している[3][6]

華麗な足技を持つ春麗に嫉妬すると同時にその美しさを認めており、漫画や劇場アニメでは彼女と対決したり、何らかの形で関わることが多い。『ストIV』シリーズにおいてはさくらまことエレナに対しても勝利時に好印象を抱いていると伺える台詞を吐く。

中平正彦の漫画『スーパーストリートファイターII CAMMY外伝』でキャミィのライバル格として描かれたのをはじめ、以後のゲームやメディアミックスでもバルログとキャミィの共演は多い。

『ストII』の設定では「エドモンド本田のふくらはぎが気になっている」という描写があったが[7]、現行の設定では本田も「醜いもの」として嫌悪の対象になっている。

初代『ストリートファイター』に登場した忍者のとは好敵手であるが、詳しい関連性は不明。

他社とのクロスオーバー[編集]

頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』ではプレイヤーキャラクターとしての登場はないが、トーナメントモードにてSNK側のキャラクターをプレイヤーに選択した場合に限りデモシーンで登場する。ベガの命令でプレイヤーキャラクターを襲撃するが、ライバルキャラクターに倒されて退場する。

CAPCOM VS. SNK』(以下『カプエス』)では、山崎竜二とは掛け合いや勝利メッセージにおいて互いに険悪な関係にある。また、二階堂紅丸鑑恭介を美形と認めているが、当の本人たちからはバルログ自身の美意識を「理解できない」と言われている。

SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』(以下『SVC CHAOS』)では、それぞれ対戦前デモにおいてキム・カッファンチョイ・ボンゲと間違われたり、チョイからも爪をつけていることを一緒にされているが、いずれにせよバルログ自身は不快に思っている。

ストリートファイター X 鉄拳』(以下『ストクロ』)では、ベガの命令でバイソンとともに「パンドラの箱」の捜索に向かう。

モンスターストライク』では通常と進化時の属性は「光」設定である[8]

ゲーム上の特徴[編集]

『ストII』では春麗やベガ以上の歩行速度と高く素早いジャンプ(速さはブランカ以上)を併せ持ち、全キャラクターで最高の機動力を持つ。また、腕に装着した鉤爪により、パンチ系の攻撃はリーチや攻撃判定に優れる。ジャンプ攻撃は無敵必殺技以外ほぼ全ての対空通常技に打ち勝つ性能だった。

バルログの登場するスペインステージ(『ZERO3』では「レケナの螺旋塔」、『ストV』では「Flamenco Tavern」という名称)は背景が金網フェンスで隔てられており、この金網に貼り付いてよじ登り、そこから高くジャンプして相手を襲う「フライングバルセロナアタック」と「イズナドロップ」が特徴。

他の四天王と同様、『ストリートファイターII'』(以下『ダッシュ』)からプレイヤーキャラクターとして選べるようになった。

『スーパーストリートファイターII』(以下『スパII』)からは立ち状態のキック技や空中でのパンチ(爪)技など通常技が大幅に増え、6ボタン全ての技が固有のグラフィックを持つようになった。スペインステージにおいても金網に貼り付く「金網ジャンプ」が削除、全ステージで「壁向かいジャンプ」となった。『ZERO3』と『ストV』ではスペインステージでのみ、ボタン入力によって金網につかまる「壁張り付き」が復活。

爪と仮面[編集]

バルログが装着している鉤爪は「相手の攻撃を受ける」など一定条件によって爪が弾き飛ばされ、技のリーチ・攻撃力とも低下する設定が登場当初から存在する[9]。『スーパーストリートファイターIIX』(以下『スパIIX』)以降の作品では外れた爪の再装備が可能になった。

『ストII』で爪を外すと高得点となるので、『ゲーメスト』や『マイコンBASICマガジン』でのハイスコア記録において、「ツメ×X」という記載がある場合はバルログの爪を何回外したかという意味となる。これは爪を外してから相打ちKOを何度も繰り返して実行していた。

また、後の作品では仮面が外れる設定も追加され[10]、一部作品では仮面が外れると防御力が下がる反面、攻撃力が上がる要素も追加された[11]

外れた爪や仮面の扱いについては、そのまま消失するものや再度拾って装着できるものなど作品によって様々であり、特定の技を使用することで自ら爪や仮面を着脱できる作品も存在する。

技の解説[編集]

Vスキル[編集]

マタドールターン
相手の攻撃をかわす技。発動中は上半身無敵となり、飛び道具をすり抜けることができる。ボタンを押しっぱなしにすると爪で攻撃する。

Vトリガー[編集]

ブラッディベーゼ・トレロ / ブラッディベーゼ・ルージュ / ブラッディベーゼ・レーブル
投げた薔薇が相手に当たると、相手に向かって突進して切り裂く。技名は屈み相手だと「ルージュ」、前ジャンプ中だと「レーブル」となる。

投げ技[編集]

レインボースープレックス
通常投げ。背後から胴を掴み、ブリッジを利かせて叩きつけるジャーマン・スープレックスのような技。
スターダストドロップ
空中投げ。『ストII』では、ほぼ真横に相手を放り投げる。『ストIV』シリーズでは空中で数秒静止した後、勢いをつけて斜め下へ叩きつける。
スターダストシュート
『ストV』での空中投げ。「スターダストドロップ」とほぼ同じ。
クレセントライン
『ZERO3』で追加された空中投げ。足で相手を掴んで投げる。『ストIV』シリーズと『ストV』では地上投げに変更され、相手を後方へと投げる。
カーマインフリップ
『カプエス』シリーズと『SVC CHAOS』でのみ使用する通常投げ。足で相手を掴んで地面に叩きつける。
ワイヤースマッシュ
『EX』シリーズにおける通常投げで、画面に向かって投げつける技。
ジャーマンスープレックス
『EX3』における通常投げ。
ワールウインドスープレックス
『EX』シリーズにおける空中投げ。

特殊技[編集]

バックスラッシュ(特殊技)
バック転で攻撃を回避する。回転中は完全無敵だが終わり際に隙がある。
『ダッシュ』ではレバー操作のみで出す技。『ストリートファイターII'TURBO』(以下『ターボ』)からボタン操作に変更。
当初は必殺技扱いだったが、『EX』シリーズと『ストIV』シリーズでは特殊技扱い。『ストV』ではVリバーサル。
ショートバックスラッシュ(特殊技)
「バックスラッシュ」の短縮版で『スパII』から追加された。移動距離が少ない分、動作時間も短い。
当初は必殺技扱いだったが、『ストIV』シリーズでは特殊技扱い。『EX』シリーズでは使用しない。『ストV』ではVリバーサル。
コズミックスマート
『ZERO3』からの技。前方への飛び蹴り。
アタッチイングクロー
『EX』シリーズの技。新たな爪を装着し直す。動きはスローだが爪の部分に攻撃判定があり、対空技としても機能する。
トゥルエノクロー
『EX』シリーズにおけるガードブレイクまたはハードアタック技。踏み込みながら腕を横薙ぎに振り回す。
ピースオブマーキュリー
『ZERO3』における立ち強キック。小さく跳ねてかかと落としを繰り出す。『カプエス2』と『SVC CHAOS』、『ストIV』シリーズでは特殊技扱い。
ターゲットコンボ
『ストIV』シリーズの技。近距離立ち弱キック→立ち強キックのコンボ。
『ウルトラストリートファイターIV』(以下『ウルIV』)のオメガエディションでは近距離弱キック→コズミックマートに変更された。
バスタークロー
『ストV』で使用する。爪を正面に突き出す。通常立ち強パンチは爪を振り上げる動作になった。
マタドールフラッシュ
『ストV』で使用する。爪を振り上げ、振りおろし「マタドールターン」に移行する。爪あり時専用技。
マタドールブリッツ
『ストV』で使用する。中パンチ→強キック→「マタドールターン」の連撃。爪無し時専用技。

必殺技[編集]

壁向かいジャンプ(壁ジャンプ) / 壁張り付き(金網ジャンプ) / ブラッディガーデン
「フライングバルセロナアタック」「イズナドロップ」に派生する技。『ストIV』以降はその行動を「フライングバルセロナアタック」に吸収。
『ストII』時は「金網ジャンプ」として、金網によじ登った後に飛び掛かる技であり、『ダッシュ』『ターボ』ではスペインステージ以外では背景に金網が存在しないため、三角跳びのように画面端で跳ね返る「壁向かいジャンプ」に変更された。『スパII』『スパIIX』では「金網ジャンプ」が廃止されスペインステージでも壁に向かう。『ZERO3』ではスペインステージに限り、特殊入力で「壁張り付き」が可能になった。『ハイパーストリートファイターII』では『ダッシュ』仕様と『ターボ』仕様のみ「壁張り付き」が可能。
『ストV』ではバルログステージを再現した「Flamenco Tavern」限定で使用可能な金網ジャンプが「ブラッディガーデン」の名前で新規追加された。フライングバルセロナアタックとは別の技で、派生攻撃は同じだがスピードが上昇している。
フライングバルセロナアタック
壁向かいジャンプ(壁ジャンプ)または壁張り付き(金網ジャンプ)後、空中から相手に飛び掛かり、両腕を広げるようにして爪で斬り付ける。『スパII』からはヒットすると相手が必ず転倒するようになった。
『ストIV』シリーズでは「壁向かいジャンプ」の行動を吸収。EX技版では発動時のジャンプにも攻撃判定が付加され、そのまま追加攻撃や「イズナドロップ」を決めることが可能となった。
『ストV』では切り裂き後、吹き飛んだ相手に打撃系のあらゆる攻撃で追撃ができる。
イズナドロップ
壁向かいジャンプ(壁ジャンプ)または壁張り付き(金網ジャンプ)後、空中から飛び掛かり、相手を掴んでそのまま垂直に落下する。相手の位置が地上・空中のどちらでも掴むことが可能だが、比較的空中の方が掴みやすい。
基本的にこの技のコマンドは相手の近くで[→P]や[←P]だが、『V』では通常掴みと同じコマンドである[弱PK]になった。
ローズソーン
『ウルIV』オメガエディションで使用。壁向かいジャンプ(壁ジャンプ)後、相手を飛び越して出しても戻ってくる急降下蹴りを放つ。
ローリングクリスタルフラッシュ
地面を前転しながら体当たりで攻撃し、最後に爪で突き刺す。
クリムゾンセルファイ
『ウルIV』オメガエディションの「ローリングクリスタルフラッシュ」のEX版として使用。前ダッシュの動作で飛び込み体当たりして1回の前転で追撃すると爪で相手を上空に切り飛ばし、飛び上がってクロス型に切り裂く。
発生の早さ、飛び込みの距離、ガード時の隙全てが通常版よりはるかに優れている。
スカイハイクロー
『スパII』から追加。画面端からジャンプして爪を前に突き出しつつ、高速で相手に飛び掛かる。ボタンの強弱で突進する高度が変わる。
『ウルIV』オメガエディションでは真上に高く飛び上がり、パンチボタンを押すことで斜め下に爪を前に突き出しながら飛び掛かる。
スカーレットテラー(必殺技)
『スパIIX』から追加。バック転しながら蹴りで攻撃する。シリーズによっては無敵判定があるため、対空技として使える。
EXスカーレットテラー派生
『ウルIV』オメガエディションで使用する。「スカーレットテラー」ヒット後に「ピースオブマーキュリー」の動作で踵落としをする。
バックスラッシュ(必殺技)
特殊技の項を参照。
ショートバックスラッシュ(必殺技)
特殊技の項を参照。
爪外し、仮面外し(インサニティゲイズ)
『ストIV』シリーズの技。装着している爪もしくは仮面を自分から外し、近くに落とす。攻撃性能はない。また「仮面外し」はスーパーコンボゲージ2ブロック消費する。
『ウルIV』オメガエディションでは「仮面外し」の名前が「インサニティゲイズ」に変更されており、発動時にスーパーコンボの暗転演出が追加される。「インサニティ」は「狂気・精神異常」、「ゲイズ」は「陽気な・楽しそうな」という意味がある。
スピアスロー / マスクスロー
ストリートファイター ザ・ムービー』の技で、装着している爪(あるいは仮面)を投げる。
グランドイズナドロップ
『ストV』の技。相手を背後から抱えて投げる地上版の「イズナドロップ」。地上・爪を外した状態でのみ使用可能。
クリムゾンテラー
『ストV』の技。「ローリングクリスタルフラッシュ」の前転動作後に踵落としを放つ連続技。
オーロラスピンエッジ
『ストV』の技。爪を横に振り切り裂きながらバックダッシュをする。EX版はヒット後に爪を正面に突き出す。
スイッチングクロー
『ストV』の技。爪の脱着を行なう。

スーパーコンボ[編集]

ローリングイズナドロップ
「イズナドロップ」の強化版。掴んだ相手を複数回叩きつける。『スパIIX』と初代『カプエス』のEXキャラクターは投げが確定するまでゲージを消費しない。『ZERO3』以降は画面端からジャンプした時点でゲージを消費するようになった。『EX』シリーズではメテオコンボ(LV3専用)扱いである。『ストIV』シリーズでは『スパIIX』に比べて技のモーションが早くなった。
フライングバルセロナスペシャル
『ZERO3』で追加された技で、「フライングバルセロナアタック」の強化版。ダメージは「ローリングイズナドロップ」に劣る。
スカーレットミラージュ
『ZERO3』の技。「スカーレットテラー」を連続で繰り出す。
レッドインパクト
『ZERO3』で追加されたLV3専用技(『SVC CHAOS』ではEXCEED)。前方に爪を突き出し、ヒットした場合は相手を自分の真上に放り投げ、落下してくる相手を爪で貫く。爪を装着している時しか使用できない。『SVC CHAOS』では落ちてくる相手を貫く際、巨大な赤い薔薇が出現する演出が追加されている。
グランドクリスタルフラッシュ
『EX』シリーズの技。「ローリングクリスタルフラッシュ」の強化版。
スカイハイイリュージョン
『EX』シリーズの技。「スカイハイクロー」の強化版。画面端からジャンプして爪を前に突き出し、錐揉み状に回転しながら相手に飛び掛かる。
ファントムディストラクション
『EX2』の技。膝で蹴り上げ、ヒットした相手を宙に高く浮かせる。相手が着地するまでに追加入力することで「スピニングイズナドロップ」に派生可能。
スピニングイズナドロップ
宙に高く浮いた相手の頭と足をつかみ、回転しながら地面に叩きつける「イズナドロップ」の強化版。
スカーレットテラー(スーパーコンボ版)
『EX』シリーズの技。『EX2 PLUS』で「ファントムディストラクション」の代わりに追加された。前方にバク宙して、ヒットした相手を宙に浮かせる。『EX3』では追加入力で「スピニングイズナドロップ」に派生可能。
ヘルズスカーレット
『ストリートファイター ザ・ムービー』の技で、バック転を連続して繰り出す。

ウルトラコンボ[編集]

ブラッディハイクロー
『ストIV』シリーズの技。「スカイハイクロー」の強化版。画面端に向かってジャンプした後、バラの花弁を纏いながら爪を前に突き出し、目にも留まらぬ速さで相手に飛び掛る。ヒット時は「スカイハイクロー」で下から斜め上に切り刻みながら上昇していく。爪を装着していなくても発動可能だが、その場合は大きく威力が落ちる。
『スーパーストリートファイターIV』(以下『スパIV』)では、発動時のジャンプに攻撃判定が付加。
『ストクロ』でもスーパーアーツとして使用する。発動の演出の後に壁向かいジャンプを行うが動作は非常に遅く、切り刻みながらの上昇も『ストIV』に比べて、錆びたような重い動作になる。
スプレンディッドクロー
『スパIV』にて使用。「ラウンドスライダー(しゃがみ強キック)」で突進した後「スカーレットテラー」で相手を浮かし、落下してきたところに爪で一閃を加える。『ストクロ』ではクロスアーツとして使用する。

クリティカルアーツ[編集]

ブラッディレイン
「フライングバルセロナスペシャル」の動作で三角飛びをして相手の真上に移動して真下に突進し「スカーレットテラー」で上空に蹴り上げ、更に追撃し相手を鍵爪で斬り裂く。発動後は薔薇が舞い散る。
「EXフライングバルセロナアタック」「フライングバルセロナスペシャル」「ブラッディハイクロー」のように最初の飛び上がりが前方の場合は相手を蹴り上げる。

他のメディアのバルログ[編集]

映画[編集]

  • 1994年の実写ハリウッド映画ストリートファイター』、及びそれとのタイアップで作られた格闘ゲーム『ストリートファイター ザ・ムービー』『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』では、外国名のベガの名で登場。ジェイ・タバーレ (en:Jay Tavare)が担当俳優として演じている。特徴的な風貌、ナルシストな性格、闘技場のファイター、宙返りを披露するなど、原作に近い設定だが、サガットの部下となっている。また、外見(髪が黒い、褐色の肌色など)にも細かい相違点が見られる。手製の鉤爪を使用する一幕も見られ、鉤爪に拘っている演出が見られた。闇闘技場のファイターで試合相手に武器を勧める演出は後述の『ストリートファイターII V』にも見られた。
  • 1994年のアニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』では、春麗の暗殺に向かい、湯上がりの彼女を急襲する。不気味な動きで春麗を追い詰めるが、余裕を見せた直後に反撃され顔を踏みつけられて逆上する。さらなる激闘を繰り広げるが、最後は連続蹴りで怯んだところに百裂脚を食らい、マンションの壁を突き破って落下した(その後ニューヨーク市警に逮捕されている)。

テレビアニメ[編集]

  • 1995年のテレビアニメ『ストリートファイターII V』では、スペインに訪れたケンに宣戦布告する。 バルログ・ファビオ・ラ・セルダというフルネーム、18歳の闘牛士と設定されている。仮面のデザインが一部異なる、褐色の肌色、肉体に刺青がない、パンツは紫色一色など、容姿に細かい変更点が見られる。ケンやキャミィと同様、劇場版から声優が変更されていない。

漫画[編集]

  • 『ストリートファイターII -RYU』 - 神崎将臣作。シャドルー四天王として登場。春麗と闘う。
  • 『スーパーストリートファイターII CAMMY外伝』 - 中平正彦作。シャドルーの幹部として登場。主人公のキャミィと闘う。
  • ストリートファイターZERO』 - 中平正彦作。シャドルーの幹部として登場。シャドルーの開催する「裏の格闘大会」を自らの別荘で開催している他、シャドルーの巨大移動要塞の指揮を執っていたが、リュウの真・昇龍拳によりベガごと移動要塞を貫かれ、爆発する移動要塞と運命を共にした。
  • ストII爆笑!!4コマギャグ外伝』 - 橋口隆志作。ナルシストな面を踏襲して描かれている他、女性にもてるのでバイソンやブランカたちに羨まれている。童話のパロディなどで王子役を務めることが多いが、姫役が春麗ではなくなぜかいつもブランカという女運の悪さを持つ。連載末期には四天王の中でも一番登場回数が多く、仮面もほとんどつけていない。ゲームの設定ではバイソンをがさつで野蛮な性格から嫌っているが、本作では仲のよい場面も見られる。
  • SUPER STREET FIGHTHRII X 外伝 - 伊藤真美作。第五話「放たれた美獣」、第六話「明かされた過去」に登場。この作品でも主人公のキャミィと戦う。
  • ウドン (en:UDON) によるアメリカンコミック『Street Fighter』では、シャドルーの実働的な役割を担っており、ベガが不在の間はシャドルーの指揮を代行していた。

登場作品[編集]

担当声優[編集]

その他[編集]

  • 開発中に描かれた最も古いデザインでは筋骨隆々とした姿で、仮面をつけている以外に面影は感じられないものであった。次に発案されたデザインは十字軍の服装に剣を携えた物となっていたが、海外進出を視野に向けた際の宗教上の観点から不採用となった[12]
  • 初代『ストII』でバルログが負けた後のグラフィックは、鼻血の色が誤って青色に表示されているため、鼻水を出しているようにしか見えなかった[13]。『ダッシュ』以降は修正されている。
  • メガドライブで発売された『ストリートファイターIIダッシュプラス』のCMで、実写映像を盛り込んだ単独出演を果たす。CM冒頭では仮面を取った素顔をセイン・カミュが演じた。セインは顔のカットのみ担当しており、身体の担当はデリック・ワイズマンである。
  • スーパーファミコン版のスペインステージでは、いずれのシリーズでも背景のギター弾きが削られている。
  • カプコンと彩京が共同開発したアクションシューティングゲーム『ガンスパイク』に容姿や設定、使う技などが類似したキャラクター「バルログ」(ゲーム中での表記は「Fallen Balrog」「Revenger Balrog」)が登場する。

脚注[編集]

  1. ^ 『ストリートファイター X 鉄拳』キャラクター紹介。
  2. ^ 頭髪の色は金髪か茶髪。作品やイラストによって異なる。
  3. ^ a b 『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』2000年9月15日 発行: スタジオベントスタッフ 発売: 電波新聞社 ISBN 4-88554-676-1
  4. ^ 自室で白いシャツを羽織り、ソファに腰掛けているイラストや、ゲーム中で三つ編みを解き、スーツ姿で登場している場面など。
  5. ^ 『ストリートファイターアートワークス 覇』より。
  6. ^ ALL ABOUTシリーズVol.21 『ストリートファイターZERO3』p168より。
  7. ^ 月刊ゲーメスト10月号増刊『ストリートファイターII』p21。
  8. ^ a b 宝島社『モンスターストライク最強攻略BOOK5』P79。
  9. ^ 『ストII』では攻撃を受けるかガードした回数が8回を越えると、以降1/8の確率で取れる(この条件はシリーズごとに変更される)。
  10. ^ 『ZERO3』以降。
  11. ^ 『カプエスPRO』以降。
  12. ^ 月刊ゲーメスト10月号増刊『ストリートファイターII』p86。
  13. ^ 『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』2000年9月15日 発行: スタジオベントスタッフ 発売: 電波新聞社 ISBN 4-88554-676-1、16ページ。

関連項目[編集]