バビルサ

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バビルサ
保全状況評価[1][2]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 偶蹄目/鯨偶蹄目
Artiodactyla/Cetartiodactyla
: イノシシ科 Suidae
: バビルサ属 Babyrousa
: バビルサ B. babyrussa
学名
Babyrousa babyrussa
(Linnaeus, 1758)[1]
和名
バビルサ[3]
英名
Babiroussa[1]
Babirusa[1]
Buru babirusa[1]
Deer hog[1]
Golden babirusa[1]
Hairy babirusa[1]
Moluccan babirusa[1]

バビルサ (Babyrousa babyrussa) は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)イノシシ科バビルサ属に分類される偶蹄類。

分布[編集]

インドネシアブル島、Sula諸島<Mangole島、Taliabu島>Sulawesi島)[1]。Sulabesi島(Sula諸島)では絶滅[1]

形態[編集]

体長85-105cm。肩高65-85 cm。体毛は少ない。 バビルサはその2対の牙で有名である[4]。上下の犬歯はとても発達し、頭の方に湾曲している。オスの上顎犬歯は肉を貫き鼻の天辺から突き出ている程である。この牙は何のためにあるのかはっきりとしたことはわかっていないが、牙が折れているオスよりも、牙が立派なオスのほうがよりメスと交尾できることが分かっている。時折オス同士で喧嘩をし相手の牙を折るのは、競争相手を減らすためだと考えられている。

分類[編集]

以前は旧バビルサB. babyrussaのみで、バビルサ属を構成していた。2001年に亜種を、それぞれ独立種セレベスバビルサB. celebensis(スラウェシ島北部および周辺の島嶼)・トギアンバビルサB. togeanensis(トギアン諸島)・バラボツバビルサB. bolabatuensis(スラウェシ島南部で半化石となった頭骨が1つ発見されたのみ)として分割する説が提唱された[1]

生態[編集]

生息地は熱帯雨林やトウの茂みの下ばえ、川や湖の岸などで、これは体毛のほとんどない灰色と茶色の斑模様の皮膚にとっては擬態場所となる。

雑食性で、時々パンギノキなどの青酸化合物が含まれた有毒な新芽や葉を食べ、解毒作用のある特別な水たまり(温泉による湿地帯)の水を飲んだり、泥を食べることでこれを中和する。しばしば何kmも歩いてこれを行う。 パンギノキは有毒であるが栄養価が高く、1~2個で1日の栄養をまかなうことができる。

また湿地帯では泥を浴び、体についた寄生虫を取り除く。

人間との関係[編集]

分布が限定的であることに加えて、森林伐採による生息地の破壊、非イスラム教徒による食用の狩猟などにより生息数は減少している[1]。1931年に、広義のバビルサ(旧バビルサ)は法的に保護の対象とされた[1]。1975年のワシントン条約発効時から、ワシントン条約附属書Iに掲載されている[2]

このような独特な外観を持ちながら、個体数は年々減少の一途を辿っており、現在数千頭程である。理由としては、他の多くの絶滅危惧種と同様に森林伐採や密猟の他、一回に産む子供の数が1,2頭と少ないこと、前述した条件を満たす生息地が人間の生活圏と重なってしまい、開発されて住処を奪われたり、害獣として駆除されたりというようなことが起こっていることが挙げられる。1931年よりインドネシアの国法によって保護されている。肢が割れ、また3室の胃を持つことで(従って長い間反芻動物だと考えられていた)、ハラーハー(ユダヤ教の戒律)において、バビルサは実際は(カシュルートによって許可されている)カーシェールなのかどうかという論争があった。結局はバビルサは反芻動物ではないことが発見され、従って他のブタのように不浄な生き物扱いのままとなった[要出典]

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n Macdonald, A.A., Burton, J. & Leus, K. 2008. Babyrousa babyrussa. The IUCN Red List of Threatened Species 2008: e.T2461A9441445. http://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2008.RLTS.T2461A9441445.en. Downloaded on 30 June 2021.
  2. ^ a b UNEP (2021). Babyrousa babyrussa. The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net. [Accessed 30/06/2021]
  3. ^ 川田伸一郎他 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1 - 53頁。
  4. ^ 世界大百科事典 第2版の解説”. コトバンク. 2018年2月9日閲覧。[出典無効]

関連項目[編集]