バタービーン

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バタービーン
Eric Esch.jpg
基本情報
本名 エリック・スコット・エッシュ
(Eric Scott Esch)
通称 バタービーン
史上最強の4回戦ボーイ
階級 ヘビー級
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 1966年8月3日(48歳)
出身地 ミシガン州ベイシティ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 89
勝ち 77
KO勝ち 58
敗け 8
引き分け 4
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エリック "バタービーン" エッシュEric "Butterbean" Esch1966年8月3日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサー総合格闘家キックボクサーミシガン州ベイシティ出身。チーム・バタービーン所属。

アメリカでプロボクサーとして活躍し、その後日本のK-1に参戦。キックボクシング総合格闘技の試合にも出場している。

およそプロの格闘家とは思えない太った体型をしているが、ボクサー時代は一度もKO負けを喫したことがないという。そのポッチャリとした体型と分かりやすいファイトスタイルから、アメリカでは非常に人気がある。

こなしたボクシングの試合の大半が4回戦であることから、「史上最強の4回戦ボーイ」(King of 4 rounders)という異名を持つ。なお、彼が獲得したボクシングのタイトルは、全てマイナー団体と呼ばれる系統の団体の王座であり、タイトルとしての認知度や価値は低い。

来歴[編集]

ボクサー時代[編集]

1994年にプロボクシングに転向するまでは、タフマンコンテストというミシガン州のローカルなアマチュアボクシングの大会に出場していた。この大会が認定する世界ヘビー級王座に5度ついた。

プロデビュー後は対戦相手のほとんどが弱小選手ばかりだったこともあり、連勝を続けランクを上げると、1997年4月12日にIBA世界スーパーヘビー級王者決定戦(3分4R)に出場。エド・ホワイトを2RTKOで下し、王座を獲得した。なお、このエド・ホワイトとは2006年9月23日に再戦しており、この時もバタービーンが1RTKOで勝利している。

プロレス団体WWF(後のWWE)の主催するPPVIn Your House 19』で、アマチュアボクシングのゴールデングローブで優勝経験のあるプロレスラー、マーク・メロとショースタイルのボクシング試合を行った。また、2年後の1999年3月28日には『Wrestlemania XV』では、バート・ガンとのボクシング試合(ブロウル・フォー・オール・マッチ)を行い、1R0:30KO勝ちを収めた。

同年6月26日、マイク・タイソンマイク・ベルナルドなどと試合経験があるピーター・マクニーリーと対戦し、1RTKOで下した。2002年7月27日には、元IBF&WBC世界ヘビー級王者のラリー・ホームズの引退試合の対戦相手を務める。10Rにホームズをダウン(ただしスリップ気味)させる健闘を見せたが、大差で判定負けした。

2005年10月15日、NABC世界スーパーヘビー級王者決定戦に出場。ジョージ・リンバーガーに4R判定1-2で負け、王座獲得はならなかった。

K-1出場[編集]

2003年6月29日、『K-1 BEAST II 2003』で、藤本祐介と対戦。左フックでKO勝ちしデビュー戦を飾った。しかし、続く同年9月21日のマイク・ベルナルド戦ではローキックで脚を徹底的に狙われ、脚に意識が集中したところで右ハイキックをもらい、2RKO負けした。

2004年3月14日の天田ヒロミ戦、同年6月26日のモンターニャ・シウバ戦ともに0-3の判定負けし、翌2005年7月29日のマーカス"XL"ロイスター戦で3-0の判定勝ちを収めた。

2008年8月9日、K-1 WORLD GP 2008 IN HAWAIIの1回戦でウェズリー"キャベージ"コレイラと対戦し、2RKO負け。

総合格闘技[編集]

2003年12月31日に、K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!須藤元気と初挑戦となる総合格闘技ルールで対戦し、2ラウンドにヒールホールドで一本負け。この試合を境にアメリカのローカルな総合格闘技の試合に出場し始め、6連勝した。

2006年8月26日、PRIDE 武士道 -其の十二-でPRIDE初参戦。美濃輪育久と対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本負け。10月21日のPRIDE.32ではショーン・オヘアにTKO勝ち。

2006年12月9日、Cage Rageに初参戦となったCage Rage 19でロブ・ブロートンのパウンドによりタップアウト負けを喫した。2007年2月10日、Cage Rage 20ではジェームス・トンプソンに43秒でKO勝ち。

2007年4月8日、PRIDE.34ズールと対戦し、V1アームロックで一本勝ち。7月14日、Cage Rage 22のメインイベントで英国ヘビー級のテンギズ・テドラゼとノンタイトル戦で対戦するも、TKOで敗れた。

2010年9月18日、KSW 14のメインイベントでマリウス・プッツナウスキーと対戦し、パウンドによるギブアップ負けを喫した。

戦績[編集]

総合格闘技[編集]

総合格闘技 戦績
21 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
12 5 7 0 0 1 0
8 1 7 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× マリウス・プッツナウスキー 1R 1:16 ギブアップ(パウンド) KSW 14: Judgment Day 2010年9月18日
× ジェフリー・クーゲル 1R 0:40 ギブアップ(パウンド) XCC 46: Beatdown at the Ballroom 9 2010年3月6日
クリス・クルート 1R 1:38 チョークスリーパー Moosin: God of Martial Arts 2009年12月11日
ジェファーソン・フック 1R TKO(パンチ) Lockdown in Lowell 2009年6月26日
× パトリック・スミス 1R 3:17 ギブアップ(パウンド) Yamma Pit Fighting 1 2008年4月11日
× ニック・ペナー 1R 2:28 ギブアップ TFC 1: First Blood 2007年12月28日
× テンギズ・テドラゼ 1R 4:26 TKO(パウンド) Cage Rage 22: Hard As Hell 2007年7月14日
ズール 1R 2:35 V1アームロック PRIDE.34 2007年4月8日
ジェームス・トンプソン 1R 0:43 KO(右フック) Cage Rage 20: Born 2 Fight 2007年2月10日
チャールズ・ホッジス 1R 0:45 KO(右パンチ) PFC 1: King of the Ring 2007年1月18日
× ロブ・ブロートン 1R 3:43 ギブアップ(パウンド) Cage Rage 19: Fearless 2006年12月9日
ショーン・オヘア 1R 0:29 TKO(スタンドパンチ連打) PRIDE.32 "THE REAL DEAL" 2006年10月21日
× 美濃輪育久 1R 4:25 腕ひしぎ十字固め PRIDE 武士道 -其の十二- 2006年8月26日
リッチ・ウィークス 1R 1:29 絞め Fightfest 5: Korea vs. USA 2006年7月15日
マット・エッカール 1R 0:56 ギブアップ Fightfest 4 2006年5月20日
アーロン・アギレラ 2R 1:15 絞め Rumble on the Rock 9 2006年4月21日
レオ・シルヴェスト 1R 絞め Fightfest 2: Global Domination 2006年4月14日
ウェズリー"キャベージ"コレイラ 2R終了時 TKO(ドクターストップ) Rumble on the Rock 8 2006年1月20日
ウォーリー・キーンブーム 1R 2:37 ギブアップ Fightfest 1: Royce Gracie Fightfest 2005年12月9日
ミハイル・ブコビッチ 5分2R終了 ドロー KOTC 48: Payback 2005年2月25日
× 須藤元気 2R 0:41 ヒールホールド K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!! 2003年12月31日

プロキックボクシング[編集]

キックボクシング 戦績
6試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
2 1 1 0 0 0
4 2 2 0


勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ウェズリー"キャベージ"コレイラ 2R 0:53 KO(左ハイキック) K-1 WORLD GP 2008 IN HAWAII
【USA GP 1回戦】
2008年8月9日
マーカス"XL"ロイスター 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2005 in HAWAII 2005年7月29日
× モンターニャ・シウバ 3R終了 判定0-3 K-1 BEAST 2004 in 静岡 2004年6月26日
× 天田ヒロミ 3R終了 判定0-3 K-1 BEAST 2004 〜新潟初上陸〜 2004年3月14日
× マイク・ベルナルド 2R 1:01 KO(右ハイキック) K-1 SURVIVAL 2003 2003年9月21日
藤本祐介 1R 1:02 KO(左フック) K-1 BEAST II 2003 2003年6月29日

ボクシング[編集]

  • アマチュアボクシング: 61戦 56勝 36KO 5敗
  • プロボクシング: 89戦 77勝 8敗 58KO 4分

獲得タイトル[編集]

  • プロボクシング
    • IBA世界スーパーヘビー級王座(5度防衛)
    • WAA世界ヘビー級王座(0度防衛)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]