バズーカ (楽器)

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バズーカ (: bazooka) はトロンボーンのような伸縮機構を備えた、長さ1mほどの金管楽器である。口径の異なる二本の管と漏斗ようなの形のものがあれば、特別の作成技能がない人々でもこの楽器と同様のものを作ることができる。金管楽器のマウスピースか似た形状のものを装着して唇を当て、息の流れで直接唇を振動させることで、管の長さに応じた波長で空気が振動し、楽器が吹鳴される(マウスピースを付けず、唇を直接楽器に当ててもよいし、マウスピースに似た形状の別のものでもよい)。そのため管を伸縮することで、音の高さを変えることができる。管のもう一方の端の漏斗状の形状により、吹鳴効果が高められる。

しかしバズーカの場合は漏斗部が非常に大きいため、管を伸縮した場合に音の高低に伴って音色(倍音成分の比率)も大きく変化する。これによるエコー(こだま)のような音響がこの楽器の特色である。

バズーカで奏される音は実際には、単純な倍音(波長が管長の音、あるいは周波数がその整数倍の音が基音となる音)ではなく、多くの成分を含んだファルセットともいうべき音である。バズーカの伸縮管以外の部位は、トロンボーンとは異なりほぼメガホンと同じであり、音響の増幅の機能を担っている。

かつでアメリカで、主にラジオ番組で人気を博したコメディアンのボブ・バーンズ (en) が1930年代に使い出したのが初出だと考えられている。ジャズ奏者のヌーン・ジョンソンやサンフォード・ケンドリックなども演奏した。

「バズーカ」という名前は、英語の俗語で口や自慢話を意味するバズー (bazoo、これはトランペットの原形のひとつであった bazuin (オランダ語) が元) とされている[1]

第二次世界大戦以降は、バズーカという名前はもっぱらロケットランチャー型の兵器の俗称として用いられている。

脚注[編集]

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