バスター・ウィリアムス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
バスター・ウィリアムス
出生 1942年4月17日(73歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニュージャージー州
ジャンル モダンジャズ
担当楽器 ベース

バスター・ウィリアムスBuster Williams, 1942年4月17日 - は、アメリカ合衆国ニュージャージー州生まれのモダンジャズベース奏者

1960年頃から活動を始めたプレーヤーである。フィラデルフィアでプロとしてデビューした後ジーン・アモンズソニー・スティットのクインテットやベティ・カーターナンシー・ウィルソンサラ・ヴォーンといった女性歌手のレコーディングに参加、1960年代後半にニューヨークに移りハービー・ハンコックのグループに参加、一時期マイルス・デイヴィスの下でも活躍した。以降はケニー・バロンデクスター・ゴードンジョー・ファレル他にも多くのミュージシャンと活動を共にしている。

ロン・カーターなどと同じく、黒ナイロン巻きスチール弦を用いた個性的なトーンを特色とする。

伝記[編集]

父親チャールズ·アンソニー·ウィリアムズ・シニアもベース、ドラム、ピアノの音楽家だった。幼い頃からジャズに親しんだ。ニュージャージー州の家で父親のバンドのリハーサルをやっていた。

「スターダスト」におけるオスカー・ペティフォードのベース演奏に注目し、十代で演奏を始めた。彼がまだ中学生だったときプロとしての最初のギグがあった。

ジミー・ヒースのバンドとサム・リードのバンドを掛け持ちしていた。父親はRIPというクラブでジャムセッションを開催し、ウィリアムズは1959年に、月曜日の夜のショーで父と一緒に演奏した。

高校卒業直後の1960年にジーン・アモンズソニー・スティットと共演した。ウィリアムズは、1961年8月にアモンズ/スティット·グループと彼の最初の録音を行った。

教育[編集]

ウィリアムズはフィラデルフィアの音楽大学で作曲・和音・理論を学んだ。

ボーカル伴奏者[編集]

ベティ・カーター(1962年)とサラ・ヴォーン(1963年)と共演。ヴォーンは、フランスのリビエラでの公演に彼を連れて行った。

1964年、ウィリアムズはナンシー・ウィルソンといくつかのアルバムをキャピトル・レコードに録音し、ロサンゼルスに移住した。

シャーリー・ホーン、ジョナサン·シュワルツ、カーメン・マクレエ、ロザンナ・ビトロ、ヘレン・メリル、ジョン·ルシアン、マルグリット・マリアマ、チャンピオン・フルトンとも共演した。


西海岸[編集]

西海岸ではナンシー·ウィルソンとのツアーやレコーディングをこなし、ジャズ・クルセイダーズと5枚のアルバムをアトランティックに録音した。

ケニー・ドーハムやハロルド·ランド / ボビー・ハッチャーソンのクインテットと録音し、マイルス・デイビスと1967年に数ヶ月間共演した。

ハービー·ハンコックセクステット[編集]

1968年にニューヨークに行き、アート・ブレイキーハービー・マン、メアリー・ルー・ウィリアムスと共演。

アトランティック、ブルーノートプレスティッジマッコイ・タイナーデクスター・ゴードンロイ・エアーズスタンリー・タレンタイン、フランク·フォスター、イリノイ・ジャケー、ジーン·アモンズと共演。

ハービー·ハンコックとマイルス·デイビス·クインテットで共演したのをきっかけに、ウィリアムズはハンコックとのバンドMwandishiで3枚のアルバムを録音。

ムワンディシ六重奏団はジャズの新しい電子音を探求し、ウィリアムスはアコースティックとエレキベースの両方で演奏した。

リーダーとしてのデビュー[編集]

1975年にリーダーとしての彼のレコーディング・デビューを果たした。

映画やテレビの仕事[編集]

ウィリアムズはいくつかの映画のサウンドトラックやテレビコマーシャル(コカ·コーラバドワイザー、オールドスパイス)で演奏した。

1969年の映画『マッケンナの黄金』の音楽ではクインシー・ジョーンズと共演。

1990年代には、アンジェロ・バダラメンティとデヴィッド·リンチ監督の『ツイン・ピークス』サントラに参加。

スパイク・リーの映画『クロッカーズ』にも参加。

ブランフォード・マルサリスが率いる(テレビ番組)「トゥナイト・ショー」のハウス・バンドとも共演した。

ウィリアムズは2004年のスティーブン·スピルバーグ監督映画『ターミナル』に自分自身として出演し、ベニー·ゴルソンのカルテットでマイク・レドンヌとカール·アレンと共演した。


私生活[編集]

ウィリアムズは中学で出会ったベロニカと1965年に結婚。2014年の時点で妻とカムデンに住んでいる。

1972年に妻が交通事故で脳震盪を起こして以来、仏教に帰依し、南無妙法蓮華経を唱えている。彼の信仰はハンコックやウェイン・ショーターに影響をあたえた。

盤歴[編集]

リーダー作品[編集]

  • Pinnacle (Muse, 1975)
  • Crystal Reflections (Muse, 1976)
  • Tokudo (Denon, 1978)
  • Heartbeat (Muse, 1978)
  • Dreams Come True (Buddah, 1980)
  • Something More (In+Out, 1989)
  • Somewhere Along the Way (TCB, 1998)
  • Lost in a Memory (TCB, 1999)
  • Live at the Montreux Jazz Festival, 1999 (TCB, 2001)
  • Houdini (Sirocco Jazz Ltd., 2001)
  • Joined at the Hip (TCB, 2002)
  • Griot Liberte (HighNote, 2004)
  • Live Volume 1 (Buster Williams, 2008)
  • 65 Roses (Blueport, 2009)

参加作品[編集]

With Geri Allen

  • Gathering (Verve, 1998)
  • Jazzpar Concerts 2003 (Stunt, 2006)

With Gene Ammons

With Kenny Barron

  • Innocence (Wolf, 1978)
  • Golden Lotus (Muse, 1980)
  • Green Chimneys (Criss Cross Jazz, 1983)
  • Two As One (Red, 1986)
  • Live (Whynot, 2010) live in Tokyo 1982

With Sathima Bea Benjamin

  • Windsong (Ekapa, 1985)
  • Love Light (Enja, 1987)
  • Southern Touch (Enja, 1989)
  • SongSpirit (Ekapa, 2006)

With Art Blakey

  • Art Blakey and the All Star Messengers (Jazz Line, 1982)
  • The Art of Jazz: Live in Leverkusen (In+Out, 1989)

With Ron Carter

With Larry Coryell

  • Equipoise (Muse, 1986)
  • Toku Do (Muse, 1987)
  • Air Dancing (Jazzpoint, 1988)
  • Shining Hour (Muse, 1989)
  • New High (HighNote, 2000)
  • Cedars of Avalon (HighNote, 2002)

With The Crusaders

  • Uh Huh (Pacific Jazz, 1967)
  • Lighthouse '68 (Pacific Jazz, 1968)
  • Powerhouse (Pacific Jazz, 1969)
  • Lighthouse '69 (Pacific Jazz, 1969)
  • Give Peace a Chance (Liberty, 1970)

With Benny Golson

  • Voices All (East World, 1982) with The Jazztet
  • Saying Something (In+Out, 1995) as Roots
  • Terminal 1 (Concord Jazz, 2004)
  • New Time, New 'Tet (Concord Jazz, 2009)

With Dexter Gordon

With Herbie Hancock

With Eddie Henderson

  • Realization (Capricorn, 1973)
  • Inside Out (Capricorn, 1973)
  • Sunburst (Blue Note, 1975)

With Shirley Horn

With Bobby Hutcherson

With Abdullah Ibrahim

With Steve Kuhn

  • Porgy (Evidence, 1988)
  • Love Walked In (Venus, 2003)
  • Plays Standards (Venus, 2007)

With Harold Land

  • The Peace-Maker (Cadet, 1967)
  • A New Shade of Blue (Mainstream, 1971)
  • Damisi (Mainstream, 1972)

With Harold Mabern

With Meeco

  • Perfume e Caricias (Connector, 2010)
  • Beauty of the Night (Connector, 2012)

With Frank Morgan

  • Lament (Contemporary, 1986)
  • Bebop Lives! (Contemporary, 1986)
  • Mood Indigo (Antilles, 1989)

With David "Fathead" Newman

  • Resurgence! (Muse, 1980)
  • The Gift (HighNote, 2003)

With Houston Person

  • The Big Horn (Muse, 1976 [1979])
  • The Talk of the Town (Muse, 1987)

With Jimmy Rowles

  • Paws That Refresh (Choice, 1980)
  • The Chess Players (Candid, 2010) recorded 1976

With Hilton Ruiz

  • Piano Man (SteepleChase, 1975)
  • Excition (SteepleChase, 1977)
  • Steppin' Into Beauty (SteepleChase, 1982)

With Woody Shaw

With Sphere

  • Four in One (Elektra, 1982)
  • Flight Path (Elektra, 1983)
  • On Tour (Red, 1985)
  • Pumpkin's Delight (Red, 1986)
  • Four for All (Verve, 1987)
  • Sphere (Verve, 1987)
  • Bird Songs (Verve, 1988)

With The Timeless All Stars

  • It's Timeless (Timeless, 1982)
  • Timeless Heart (Timeless, 1983)
  • Essence (Delos, 1986)
  • Time For The Timeless All Stars (Early Bird, 1991)

With Steve Turre

  • Fire and Ice (Stash, 1988)
  • Right There (Antilles, 1991)
  • Lotus Flower (Verve, 1999)
  • TNT (Trombone-N-Tenor) (Telarc, 2001)
  • The Spirits Up Above (HighNote, 2004)

With McCoy Tyner

With Michal Urbaniak

  • Music for Violin and Jazz Quartet (Jam, 1980)
  • Jazz Legends (Ubx, 1998)

With Cedar Walton

  • Among Friends (Evidence, 1990) recorded live at Keystone Korner in 1982
  • Voices Deep Within (HighNote, 2009)

With Nancy Wilson

With Denny Zeitlin

その他

参照[編集]

外部リンク[編集]