バキシリーズの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
グラップラー刃牙 > バキシリーズの登場人物

バキシリーズの登場人物(バキシリーズのとうじょうじんぶつ)では板垣恵介漫画グラップラー刃牙』『バキ』『範馬刃牙』『刃牙道』『バキ外伝-疵面(スカーフェイス)-』に登場する架空の人物について説明する。

  • 声優の表記は「TV版 / 1994年OVA版 / BeeTV版/2016年OAD版」。表記がない場合は声の出演なし。声優名が一つのみの場合は、特筆の無い限り「TV版」の声優である。

主要人物[編集]

範馬刃牙(はんま バキ)
【トータル・ファイティング】 (声:菊池正美 / 山口勝平 / KENN
主人公。地下闘技場のチャンピオンとして君臨する高校生。父・勇次郎の打倒を目指している。詳細はリンク先を参照。
範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)
【戦場格闘技】 (声:乃村健次 / なし / 小山力也 / [餓狼伝 Breakblow堀秀行
刃牙の父親。「鬼(オーガ)」と呼ばれる地上最強の生物。詳細はリンク先を参照。
愚地独歩(おろち どっぽ)
【神心会空手(愚地流空手)】 (声:麦人 / 飯塚昭三 / 同左)
神心会空手の創始者。「武神」「虎殺し」「人食いオロチ」「人間凶器」など数々の異名を持つ。詳細はリンク先を参照。
花山薫(はなやま かおる)
素手喧嘩】(声:中田雅之
10代の若さで暴力団花山組組長となった、日本一の喧嘩師。詳細はリンク先を参照。
烈海王(れつ かいおう)
中国拳法(白林寺)】 (声:安井邦彦/-/-/梁田清之)
中国4000年の歴史上でも最高と名高い拳雄。詳細はリンク先を参照。
愚地克巳(おろち かつみ)
【神心会空手】 (声:藤原啓治/-/-/咲野俊介
愚地独歩の養子。「空手界の最終兵器(リーサルウェポン)」の異名を持つ。詳細はリンク先を参照。
ビスケット・オリバ
【怪力】(声:屋良有作
刑務所の囚人でありながら世界一自由に生きる、通称「ミスター・アンチェイン」。詳細はリンク先を参照。
本部以蔵(もとべ いぞう)
【本部流柔術】 (声:小室正幸 / なし / 宝亀克寿
どこの流派にも属さず独自に超実戦柔術を追求し続ける人物。年齢は最大トーナメント時で50歳。柔術家であるが刃牙との練習では四方投げ、小手返し、入身突きなど合気道の代表的な技も多用していた。武術界においても名を知られた人物で、多くの空手家を破壊したと言われる。技術に関する知識は豊富で、他の格闘家同士の対戦で繰り出される多くの技や奥義の数々を補足説明する。
かつて勇次郎と立ち合い、一指も触れることができずに敗れたことから、打倒勇次郎を目指して様々な格闘技と対戦、本部流実戦柔術を開発した。腕を上げ勝算があると見て再び勇次郎に挑み、その打撃を全て見切るも温存していた「背」の力で逆転され再び敗北した。
最大トーナメント編では格闘家として舞台に立つものの、力士の金竜山を相手に小指をとるという失策により敗れ、一回戦にて姿を消す。
最凶死刑囚編において、死刑囚最後の一人・柳龍光と相対し、武器や環境を駆使し圧倒的な強さで粉砕する。その話の掲載時、連載雑誌の目次の作者コメント欄に「本部が強くて何が悪い」との作者によるコメントが寄せられ、実戦派格闘家としての能力が再評価された。また、本部が柳龍光を圧倒した理由について作中では「柳が武器に依存しすぎたため」と語られており、日本刀鎖分銅・鎌など武器を使いながら、精神性の違いを見せ付けた。
『刃牙道』では、他の格闘家と同様に新たな敵の誕生を予感し山籠もりを行う。その後、強敵の正体が宮本武蔵と知った本部は、古来柔術を修めるがゆえに武蔵が近代の武術家とは次元が違う危険な存在であることを察知。武蔵と戦えば敗北を通り越して死すこともあり得る他の武術家を「守護りたい」[1]という発想に行きつく。まずは武蔵と対戦が決まった烈海王の前に壁として立ちふさがり、烈および愚地克巳を驚かせる実力を見せつけた。ただしこの時は背後から郭海皇の不意打ちを喰らって失神してしまい、烈が斬殺されるのを止められず失敗した。だが、これで意気消沈するどころか、より一層「守護りたい」の想いを強めたあげく、烈の時以上に「たとえ相手がどれだけ武蔵と戦いたがっていようと、いかなる手段を用いてでも守護る」と思い[2]、刃牙から相談があると言われた際にはそれが武蔵絡みであるとすぐに見抜くや手製の煙幕弾を使って刃牙の目と耳を塞ぎ、これによって生じた一瞬の隙を突く形で背後に回って匕首を突き付け、武蔵と戦うことの何たるかを叩き込む形で初めて「守護る」を成功させた。続いて勇次郎に「心配しなくていいんだ。君の事は俺が守護る」と表明したことで、激怒した勇次郎から殺意を露わにされるが、再び煙幕弾を使って逃走し、怒りをぶつける相手を失った勇次郎に地団駄を踏ませたが、この時ばかりは本部自身も逃走先で冷や汗をかきながら震えていたものの、それでも武蔵の危険性に先に気付いた者としての義務を果たしたことに満足していた。しかしそれでも勇次郎が武蔵と戦うのは止められなかったが、戦いの途中で乱入して、服の下に防具を着込んだ自身の体を盾にして武蔵の一撃から勇次郎を「守護る」ことで試合を止めることに成功。この行動は2人の戦いの場に居合わせた光成も呆れていたが、そんな光成に自分の「守護る」が正しいと説いた揚句自分だけが武蔵に挑む資格があると執拗に説き、これまでの凡戦ぶりしか知らない光成がその場を丸く収めようと「とりあえず」認めたのを見抜いた上で自分の武蔵に対する覚悟を示し、光成に「本心から」認められた。さらに武蔵に挑もうとするジャックをも守護しようとする姿勢を見せ、光成の協力を得てセッティングした公園での戦いで武器術で勝利し、ジャックの頭のすぐ横に匕首を突き立てることでここに範馬親子3人全てを「守護り終えた」。その後、武蔵がピクルに興味を抱いたことで両者の戦いの機会が生まれた際にはその立役者である光成を批判するものの、そのピクルが武蔵に脅えて逃げ出したあげく「守護ってくれ」と言わんばかりに縋り付いたことでついに武蔵本人と対峙する。
これまでの武蔵から武術家を「守護る」時以上に手段を選ばず、なおかつ重装備で臨んだ本部であったが、最初に勧めた煙草や酒が毒入りであったのをあっさり見破られるも、毒入り煙草を無理やり武蔵の口に放り込んだり、煙幕弾をぶつけるなどして攻撃を加える。しかし、武蔵にとっては初体験だと想定していた現代的な打撃の技が実際には過去の戦で経験済みであったことから決め手を欠き、ついには服の下の鎖帷子具足の着用箇所を、現代のボディーアーマーでさえ撃破してしまう斬撃で骨折などの大ダメージを受ける。だが、自分の体がどれだけ壊されたのかを把握しながらも食い下がり、不自由ながらもとりあえず動かせる片腕と口を使った裸絞で逆転辛勝。これによって武蔵を「あまりに強すぎるがために、対等に渡り合える者が誰もいない孤独」から「守護った」。だが、戦いを終えた直後、武蔵の斬撃が防具の上だったことや、かつての武蔵が著書で鍛錬の重要さを説いていたことから、一見すると激戦であったこの戦いが武蔵にとっては「武蔵自身の生還を前提とした、ただの練習試合」に過ぎないことを明かすが、それでも武蔵からは本心から勝者と認められた。
素手での実力では刃牙が120点とすれば本部自身はよくて80点に過ぎないが、武器を使えば300点は超えるだろうと自己評価している。
渋川剛気(しぶかわ ごうき)
【渋川流柔術[3] (声:中博史
実戦合気柔術の達人。「近代武道の最高峰」「武の体現」など数多くの異名をもつ生きる伝説。1926年生まれ、75歳。身長155cm、体重47kg。警視庁にて逮捕術の指導員を務める。普段飄々とした気さくな好々爺であるが、エキサイトすると生来の好戦的な性格を露にする。
小柄かつ老齢でありながら、力の流れを利用することにより、相手の力に自分の力を加えそのまま返すカウンター技である合気や、己の何倍もの巨体の相手すら軽々と宙に浮かせ地面に叩き付ける投げ技で華麗に戦う。その他にも頭突き・足刀などの打撃や、喉元を指一本で突き気絶させる、相手の足の甲を足指で抑え動きを封じる、顔面にある涙穴を水で刺激し相手を溺れた状態にするなどの秘技も扱う。本部曰く従来の合気道家が“お約束”の場でしか合気を使用できなかったのに対し、渋川は史上初めて合気を実戦レベルにまで究めたという。
若い頃は護神流合気柔術開祖の御輿芝喜平の弟子だった。39歳の時に師匠に挑み、御輿芝を気圧し柔術ではなく刀を使わせ、振るった刀を自らの背中に受けそれをもって「免許皆伝」として渋川流を立ち上げた。かつて柳龍光との戦いにより左目を失い、義眼となっている。
最大トーナメントでは1回戦のロジャー・ハーロン、2回戦の鎬昴昇、共に格の違いを見せつけ圧勝した。準々決勝の愚地独歩との戦いでは独歩の攻撃をことごとく跳ね返すも独歩の殺気を完全に消した「菩薩の拳」は捌けずダウンを食らう。そして互いに死力を振り絞った最後の激突で、紙一重で渋川が勝利をおさめた。
準決勝のジャック・ハンマー戦直前、師・御輿芝がかつて語った「真に護身を身に付けた者であれば、もはや技術すら必要とせず、そもそも危機に近づくことすらできない」という「真の護身」に開眼する。しかし渋川は、あえて勝ち目のない戦いを拒否する体に従うことをせず、ジャック・ハンマーとの準決勝に臨んだ。そして足を負傷しながら正座で合気でジャックを投げ飛ばすという絶技も見せたが、人の限界を超えたジャックの前に敗北。
最凶死刑囚編ではかつて自身を破った柳龍光と再び対決することになり、刃牙とタッグを組んで追いつめるが柳の空道により逃してしまう。ビスケット・オリバとも手合わせをし、オリバの作中トップクラスの怪力をも合気で完全に封じ込め何もさせなかった。その後、柳に果たし合いを挑むが、その前に本部と勇次郎に柳を倒されてしまった。勇次郎との接触直前には「真の護身」により想像を絶するような事態に遭遇することとなる。
神の子激突編ではマホメド・アライJr.に一度は敗北を喫するも再戦時には勝利。
『範馬刃牙』ではピクルと戦いたいと考え、ピクルが待つ米軍基地へと乗り込む。また、抑えきれない闘争本能を発散するため、街でわざとトラブルを起こし、喧嘩を買っている。
モデルは塩田剛三。作者の板垣は塩田との親交があり、実際に接したときに感じた怖さや速さ、技などの記憶を元にキャラクターを作ったという[4]。なお、塩田剛三の本が刃牙の書架に存在している。
ジャック・ハンマー(ジャック範馬)
ピット・ファイティング】 (声:坂口候一
範馬勇次郎の息子であり、刃牙の異母兄。身長193cm、体重116kg。カナダ出身のケンカ屋。刃牙同様、身体に無数の傷がある。
勇次郎が16歳の時にベトナムで出会ったジェーンが、獄中で出産した子供。“己の身体を盾として勇次郎に利用され、戦士としての生き方を全うできなかった”母の無念を心に引き摺っており、刃牙と同じく勇次郎超えを最大の目標とする。
強さへの執念は狂気的なほどで、限界を超えた量を投与する異常なドーピングと、「日に30時間の鍛錬」と語るほどの常識はずれのトレーニング量を重ねており、「今日強くなれるならば明日はいらない」と公言する。椰子の実を齧り取るほどの咬筋力による噛みつき(バイティング)が最大の武器。勇次郎同様、北極熊を素手で倒している。かつては過剰なトレーニングによるオーバーワークのあまり痩せ細った貧弱な肉体だったが、人体改造の科学者のジョン博士と出会い、狂気のドーピングを行うことで生まれ変わったかのように人知を超えた肉体を得た。
命を捨てたステロイド・パワーで最大トーナメントを勝ち上がり、決勝で刃牙と優勝を争う。ステロイドの限界のマックシングを超えた状態となり追い詰めるが、背中に「鬼の貌」を発現させた刃牙に敗北を喫する。戦いを終え傷ついた刃牙がチャンピオンベルトを持てない状態の時に優しく手を差し伸べた。最大トーナメント終了直後、父勇次郎に戦いの疲れやダメージが残ったままで挑戦するが、頸静脈を噛み千切られたうえ、口腔内に強烈な打撃を受け返り討ちに遭う。
最凶死刑囚編では、紅葉による骨延長手術を受け身長を20cm伸ばす。それに比例するかのごとく身体能力も向上、より強大な力を得た。猪狩と協力し死刑囚のシコルスキーを地下闘技場まで運び、その後試合形式で戦う。シコルスキーの杖を使った槍術を腹に受けるも全く通用せず、投げつけられた釘を歯で受け止め、口内で結んで吐き出すなど驚異的な強さを見せつけた。以降猪狩と一緒に登場することが多く、猪狩のジムらしき場所でトレーニングを行っているシーンがある。
神の子激突編ではマホメド・アライJr.と戦い、圧勝する。
野人戦争編ではピクルに夜這いを仕掛け、ピクルと克巳戦後に地下で1人となったピクルに挑む。これは、ピクルとの戦いを翌日に決意した刃牙を先んじることとなった。顔の一部を食べられつつ、ドーピングしたパワーで圧倒してピクルの耳を食いちぎる。そのことがピクルの逆鱗に触れ、「白亜紀時代の本来の動き」によってピクルに瞬殺される(その際にとどめの一撃で顎をバラバラに粉砕された)。しかし、意識を失いながらも温存していた、中指一本拳による起死回生の反撃をピクルに見抜かれたことで捕食を諦めさせ、執念の「ファックユー」を示した後、病院で一命をとりとめた。意識を取り戻すと、病院を抜け出し再びピクルに戦いを挑み、彼の不自然さに一度はピクルを恐怖させるが返り討ちに遭い、生涯二度目の「日に二度敗れる」を経験する。三度目の戦いに挑もうと病院を抜け出そうとするが、ジャックがピクルに二回目に倒された後、保存食として丁寧に扱われていたことをバキに告げられて負けを悟り、泣き叫びついに戦うことをやめた。
範馬の血が流れているが、勇次郎やバキに出る背中の「鬼の貌」は見られない。ピクルに負けたことについて、勇次郎から「血が薄い」と言われている。
『刃牙道』では、他の強者と同様にハードトレーニングにいそしみ、更なる骨延長手術で身長243cmを達成。あらゆる敵を見下ろす自負と共に、武蔵に戦いを挑もうとする。しかし、守護ると称した本部の兵法に翻弄されて重傷を負い、挑戦権を手放すこととなった。

グラップラー刃牙[編集]

地下闘技場編[編集]

徳川光成(とくがわ みつなり)
(声:楠見尚己 / 龍田直樹 / 納谷六朗/中務貴幸
徳川家十三代目当主の小柄な老人。地下闘技場の支配人で、「地下闘技場場長」「地下闘技連会長」の肩書でも呼ばれる。世界トップクラスの財力を誇る日本最後の大物で、現役の総理大臣さえも畏まり恐縮するほどの傑物。政治の場ではフィクサーとしての権力を見せ、無邪気で闊達としていながらも人間的に熟達している。
強者を見聞することが何よりも大好きで、その渇仰のためなら自らの命さえも惜しまない。頭の中には世界中の格闘技者の情報が入っていると自負する。
そもそも地下闘技場とは、300年前元和偃武に伴って戦いという自己表現を失った武芸者のために、徳川家光が腹心徳川頼房の子・徳川光圀に命じ、後楽園に造らせた闘技場の後継である。光圀は闘技場の充実のため、日本各地の武芸者をスカウトしに水戸黄門で知られる諸国漫遊の旅を行った。しかし文明開化の影響で明治22年決闘罪が制定。しかし光成の父光信は治安維持を理由に法を黙認させる。愚地独歩が若かりし頃は後楽園の地下、現在の地下闘技場は光成が東京ドームの地下に建設費協力を条件に増築したものである。
刃牙たちがピクルとの闘いを終えた後、やってきた勇次郎から「体に気を使え」と言われるが、その勇次郎らしくない発言に取り乱したまま、勇次郎が去った直後に吐血して倒れ、精密検査によって重度の癌によって体を蝕まれていたことが判明、闘病を勧める紅葉を一蹴し、「闘いたい者それぞれに相応しい好敵手を引き合わせる」という自らに課せられた天命を全うすべく、栗谷川にマッチメイクを委託する。そして、刃牙の要望を受けていずれ起こる地上最強の親子喧嘩で一般市民が巻き添えで怪我などしないように首相を動かし警察や自衛隊を動員する手はずを整える。そしてついに始まった地上最強の親子喧嘩では、戦いの様子が生放送中のニュース番組で取り上げられ、地下闘技場や勇次郎・刃牙親子の存在を噂程度で知っていた群集がそれを見て、「今すぐ行けば、まだ見れる。今すぐ行けば、まだ間に合う」と現場に大挙して駆けつけたことで事前の手配が事実上無に帰すものの、首相に鞭打と称するただのビンタを喰らわせてそのまま親子喧嘩を続けられるよう話をつけた。そして両者の戦いが終わった時に彼を見た勇次郎の目に入ったのは、癌の病巣1つすらない、完全に治った健康体の光成だった。
『刃牙道』ではファイターたちの対戦相手として、剣豪宮本武蔵のクローン蘇生を試みる。紆余曲折を経て、武蔵は現世によみがえり、光成は現代では居場所のない武蔵の対戦相手を提供することを約束する。
キャラクターの原型は板垣のデビュー作である『メイキャッパー』に登場した新栄食品株式会社の社長。
愚地独歩(おろち どっぽ)
【神心会空手(愚地流空手)】 (声:麦人 / 飯塚昭三 / 同左)
詳細はリンク先を参照。
愚地夏恵 (おろち なつえ)
(声:水原リン
独歩の妻。実子はおらず、克巳を養子に迎えている。夫を「私のスーパーマン」と信頼しているが、一方で傷つく彼を気にかけている。良妻賢母で独歩も克巳も頭が上がらない。最凶死刑囚編でドリアンの襲撃を受けた後しばらく登場しなかったが、野人戦争編で再登場し、無事なことが判明した。
加藤清澄(かとう きよすみ)
【神心会空手】 (声:室園丈裕 / 田中和実 / 吉野裕行
「神心会のデンジャラス・ライオン」の異名を持ち、目突きや急所攻撃といった危険技を好んで使用する。型やルールに囚われた空手に嫌気がさしたことから神心会を脱会し、裏社会に身を投じていた。その中で拳銃や日本刀で磨かれた喧嘩空手を体得する。独歩の誘いで神心会に復帰し、地下闘技場選手となった。同期の末堂を倒した地下闘技場チャンピオンの刃牙に対抗心を抱く。
師である独歩への尊敬心は篤く、一番の師匠思いを自称している。一匹狼を気取る面があるが末堂厚や花田順一とは気が合うらしく、特に花田を「親友」と呼んでいる。最大トーナメント編ではライバル心を持っていた刃牙とも気安く話すシーンがある。
最大トーナメント戦に花田を下し参戦するも、夜叉猿Jr.に全く歯が立たずに敗北。最凶死刑囚編では克巳に釣り道具を利用した即興の暗器を作るなど黒格闘を伝授。その後ドリアンの隠れ家に罠と気づかず侵入し、戦いを挑むも惨敗。神心会道場内のサンドバッグ内に詰め込まれた状態で発見される。最後は意識のない状態のまま遊園地まで運ばれ、闘争本能のみでドリアンに襲い掛かった。その後、顔に傷は残っていたものの、無事に復活している。
名前は作者の自衛隊時代の先輩からとられている。
末堂厚(すえどう あつし)
【神心会空手】 (声:永野善一 / 戸谷公次 / 石井康嗣
フルコンタクト系空手全国一を争う「リアルファイトトーナメント空手道選手権大会」にて三連覇を達成した全日本王者。身長205cm、体重130kg。ベンチプレスで270kgを持ち上げ、100mは裸足で11秒を切る驚異的な身体能力を誇る。気性がきわめて荒く、目上の人物である神心会の師範を全く尊敬しておらず、会長の独歩にまで反抗的な態度を取る。戦いの時は激情しているのがほとんどだが、本当に強いのは冷静な状態に返った時であり、怒りが頂点に達するとこの状態になる。3分でレスラーをニ度とステーキが食えない状態まで追い込んだ。
本シリーズにおいて主人公・刃牙が最初に対戦した相手である。空手大会に参戦した刃牙に決勝戦で対戦し、テンプレートの装着、顔面殴打まで解禁したラフファイトで闘うも敗れる。勇次郎と独歩の試合では、窮地に立たされた独歩を見て勇次郎に殴りかかるが、一撃で倒された。最凶死刑囚編ではドリアンに遊園地での戦いを挑むも、走行中のジェットコースターから突き落とされ敗れる。その後しばらく登場しなかったが、野人戦争編では指導員の立場で門下生に稽古をつけたり、ピクルと戦う克巳を率先して応援する姿が見られる。
モデルは空手家の八巻建志と作者が発言している。
ドクター
(声:永野善一
地下闘技場のファイターを治療する老医師。視神経の切断ですら冗談を言いながら治療ができる技術を持ち、光成曰く「世界一の医者」。
松尾(まつお)
(声:小野健一
地下闘技場の案内人。
鎬昂昇(しのぎ こうしょう)
【鎬流空手】 (声:中田和宏 / 塩沢兼人 / 草尾毅
「紐切り鎬」の異名を持つ空手家。身長177cm、体重81kg。手足の指を鍛え上げることによって手刀足刀、貫き手を「斬撃」と呼ばれるほどの切れ味に昇華させている。この斬撃によって相手の神経を切断する技「紐切り」を得意としており、異名もそれに由来する。
スペインのサン・フェルミン祭にて、戦う相手に渇望していた鎬は、牛を紐切りで倒したことを見初めた徳川にスカウトされ地下闘技場選手になる。その後裏社会でしか存在し得ない異端の空手家として刃牙と対戦、驚異のスピードで放たれる紐切りで片目の視力を奪い一時は圧倒する。しかし紐切りの際、指を神経にかける一瞬だけ貫き手の動作が止まるという弱点を見破られ敗北した。
その後、最大トーナメント編で再登場。刃牙戦で得た教訓から、逆手に構えた貫き手を回転させることで神経を引き千切る改良型の紐切りと古流殺法「眼底砕き」を体得、最大トーナメントに挑んだ。トーナメント初戦で実兄である紅葉と激突。幼少の頃から心身ともに優れたものを持ち合わせた兄に対してコンプレックスを抱いていたが、意地と根性で圧倒して克服。紅葉の攻撃を全て受けきって追い詰める勝利を飾り、他者の試合中に乱入した勇次郎の背後に難無く接近、直後に繰り出された裏拳を余裕でかわすほどの急成長を遂げる。二回戦の渋川戦では古流武術の秘技「眼底砕き」を炸裂させるが、歴戦の武道家である渋川の片目は義眼であったため通用せず、歴然とした経験の差を見せ付けられ敗退した。
続く最凶死刑囚編では、バスケットボールや空中に浮かぶ紙片を切断する斬撃技を身に付け、神心会特別講師として招かれる。実力の向上に自信をつけた昂昇は、「今のわたしなら烈海王にだって勝てる」と自負し、最凶死刑囚の一人であるドイルを襲撃する。さらに磨きがかかった斬撃技の数々でドイルを終始圧倒したものの、試合やクリーンファイトなどは全く考慮に無いドイルの戦法を見抜けず、胸部に仕込まれた爆薬を顔に受け敗北を喫した。
外見上のモデルは当時作者がファンだったロックバンド「X」のYOSHIKI。細身で化粧をしたような中性的な美青年として描かれており、一般読者を引き付ける目的があったという[5]。長髪で黒い道着姿は作者が昔テレビで見たという不気味な空手家のイメージで、とても怖くて強そうに見えたと語っている[5]
紐切り
相手の体内に鍛え上げられた指を突き刺し神経を切断する技。最大トーナメント編では、逆手に構えた貫き手を回転させることで神経を引き千切る改良型「新・紐切り」が登場する。
この技で顎のカドの裏側にある、視神経につながる神経を引き千切ることで相手の視力を奪うこともできる。作者は「専門家に話を聞いて作った、でたらめではなく裏づけのある話」と解説[5]
紐切りのアイディアは「ピアスの穴から出ていた白い糸を引っ張ったら、眼が見えなくなった」という噂話から着想した語っている[5]
鎬紅葉(しのぎ くれは)
【医療格闘術】 (声:宮本充 / なし / 古川登志夫
医師兼格闘家。別名「スーパー・ドクター」。身長184cm、体重131kg。血液型はAB型。普段は端正な顔立ちと紳士的な振る舞いで女性看護師たちの人気の的になっている優男だが、屈強な「超肉体」を持つアスリートの一面を持つ。その「筋肉の要塞」と称される極限まで鍛え上げられた肉体は、ヘヴィ級ボクサーの瞬発性、スプリンターの機動性、アマチュアレスラーの柔軟性、マラソンランナーの持久性の全てを兼ね備えると自負。その超肉体と、医師として培った技術を応用した格闘術をもって戦う。
鎬昴昇の実兄であり、口はばからず彼を馬鹿にするかのような発言をするが、内実かけがえのない弟として溺愛している。
医師としては日本中の同業者にその名が知られている医学界の権威で、地下闘技場のドクターも彼を知っていた。しかしその素顔は、人の痛みを何とも思わない冷酷な医者(アニメ版では無免許医という設定も追加)であり、膨大な数の犠牲者を伴う人体改造を「治療」として巧妙に隠すことによって人体を研究していた。人体改造の実験台とされてしまった大勢の犠牲者の前でも「君たちは医学界の功労者で、君たちの犠牲により結果的に数多くの患者を救うことができた」と悪びれもせず言い放つ。
地下闘技場で刃牙と対戦。その医学を応用したトリッキーな攻撃と、相手の体内にある水分を振動させ内部からダメージを与える技「打震」で刃牙を大いに苦しめ、勇次郎をも唸らせたが、刃牙が繰り出した剛体術によって敗北。胃を破られ地獄の苦しみを味わう姿に刃牙を応援に来た紅葉の被害者たちは怖気づくが、その中の少女・康子は紅葉の、被害者の実験から身に着けた技術で何十倍の人間が助かっているという言葉を受け取り、「今度は、自分たちを役立ててほしい」という言葉により救われた。
最大トーナメント編では弟の昂昇を他人に傷つけられたくなく、徳川に頼み一回戦にて兄弟対決を行った。しかし「兄を乗り越える」という弟の執念は彼の技を全て受けきらせ、その執念の前に「偉大な弟よ」と強く抱きしめ、敗北を認めた。勇次郎の乱入のときでは、すでに敗退した選手たち8人と共に、勇次郎を倒そうとしたが、自分以外の全員があっさり返り討ちに会うのを見て戦意喪失。かつて握力勝ちした経験から「そそられていた」と勇次郎からアプローチをかけられ恐れて後退していたところを、弟・昂昇に助けられる。
以降は、怪我をした格闘家を治療するためにしばしば登場する。ジャック・ハンマーに骨延長を施し、癌を患っている徳川光成の主治医的な立場でも登場している。
『バキ外伝 -疵面 スカーフェイス-』では、銃撃された花山の脳から弾丸を抜く手術を手がけた。その他、痛風の治療と称して登倉竜士に対し何らかの実験を行っていたことが仄めかされている。
本部以蔵(もとべ いぞう)
【本部流柔術】 (声:小室正幸 / なし / 宝亀克寿
主要人物を参照。
マウント斗羽(マウント とば)
プロレスリング】 (声:島香裕 / なし / 石塚運昇
本名は斗羽正平(とば しょうへい)。身長209cm、体重150kg。30年間に渡って第一線で王道プロレスを行い続けている日本プロレス界の象徴。しかしその内実は圧倒的な体力と超一流のテクニックを兼ね備えた実力派の格闘士である。眼力には確かなものを持つ刃牙ですらこの事実は見抜けず、本気を出した斗羽の実力に予想外の苦戦を強いられた。全身の筋肉に血液を流入させ驚異的なパンプアップを図ることができる。地下闘技場編ではプロレスの強さを証明するために花田を路上で倒して出場。最大トーナメント編ではリザーバー(補欠選手)として出場した。ただその重量から膝など体への負担は限界ぎりぎりで、刃牙戦、烈戦の両方でそこを付け込まれ敗れている。
アメリカではジャイアント・デビルと呼ばれ蛮勇を奮ってきたプロレスラーだったが、師である力剛山が極道に殺されたことによって、師の「明るく楽しいプロレス」を引き継ぐ一方「プロレスラーは喧嘩では絶対に負けてはいけない」という信念を持つに至る。ただ格闘士の本能として、「一度だけ全力で戦いたい」という思いがあり、それが選手としての出場を決意させた。
その一方で、「(自分には)プロレスしかない」と自分の境遇を複雑に思っている一面もあり、プロレスラーとして大成する過程で、教師や画家などの様々な夢を捨ててきたことを回想している。
『グラップラー刃牙 外伝』では、最大トーナメント戦後、猪狩と決着をつけるためにドーム内のリングで対決。当初は2人だけでひっそりと決着をつけるはずだったが、口コミで観客が集まってしまうという珍事を起こした。最後は卍固めを受けるも、力尽きる寸前に16文キックを放った(結果は引き分けに終わった)。彼の死に日本中が悲しんだが、実はその死は偽装で、その後フランスはモンパルナスの森にて、画家になるという夢を叶え、猪狩曰く"バレバレ"の変装をして「斗羽正平」として平和に暮らしている。
モデルはジャイアント馬場[5]。「飛び後ろ廻し蹴りが出来るジャイアント馬場が描きたい」といった話から生まれた、作者曰く最後の必殺技のようなキャラクターだという。
ゲリー・ストライダム
(声:中村秀利 / なし / 廣田行生
壮年のアメリカ海軍大佐。通称「キャプテン・ストライダム」。勇次郎の友人兼監視役で、彼が動く度にそのサポートをし、ヘリコプターや車などの手配をしている。
ベトナム戦争中、勇次郎と対峙。この時は敵同士で、銃で武装した部下の兵士たちを率いていたが、武器に頼る自分たちとは対照的な勇次郎に尊敬の念を持っており、握手をすれば自分が人質にされるとわかりきった上で握手を求めた。そして案の定握手の瞬間に人質にされるが、それを見越して部下には自分の体ごと勇次郎を撃つよう命じていた。直後に一斉射撃が行われるが、野戦用の防弾スーツを脱ぎ忘れていた結果、胴体への直撃弾でダメージを負ったものの一命は取り留めた。
自身も並の格闘家を歯牙にも掛けない程の強さを持つが、勇次郎に対しては冷や汗を流したり愛想笑いをしたりする場面が多い。勇次郎との関係は、彼が提案した「年に一度、自分の命を本気で狙う」という条件の下で維持されており、毎年、全身を武装で固めて勇次郎の命を狙っている。作中でも勇次郎に挑みはしたが、自ら用意した火薬仕込みのナックルを自分の手で処分する形で失敗に終わった。
外伝『ピクル』にも登場。ピクルと意気投合して日本まで連れて行き、刃牙らに引き合わせる。
同名の日本のロックバンド・キャプテンストライダムの元ネタとなっている。
松本梢江(まつもと こずえ)
(声:小島幸子 / 冬馬由美 / 南真由 / なし)
松本絹代の一人娘で、刃牙と同じ学校に通う高校生。刃牙に好意を寄せ、また刃牙も梢江を好きになって、自然と恋人同士の関係となる。最初のうちは平和主義者で大人しそうな性格だったが、刃牙を巡る様々な格闘家たちとの交流の中でその性格は徐々に変化していき、自己や周囲をかえりみない格闘家たちに対し毅然とした態度で抗議する場面も見られる。
『バキSAGA』では、全編に亘って刃牙との濃厚なセックスを披露したほか、勇次郎をして「いい女」と言わしめるほどの女傑振りを発揮している。
第2部『バキ』の終盤で現れたアライJr.の登場で彼女の周辺は急変する。彼は現れるとすぐに彼女に執拗にアプローチを加えはじめ、これに対して刃牙は梢江に冷たい態度で答えている。これは、勇次郎との決戦が近いことを予感していた刃牙が、彼女を巻き込みたくないがための配慮である。さらにアライは彼女を手に入れるため、最強を手に入れるために刃牙に勝負を挑む。その後、刃牙に敗北し涙と鼻水でぐしゃぐしゃになったアライを梢江が抱きしめるに至る。しかし、これは恋愛的な愛情ではなく、母親が子供に向けるような愛情であることが劇中で描かれた。刃牙がアライに勝利した後しばらく本編に登場しなかったが、半年程は刃牙の気持ちを尊重して陰ながら見守っていたよう。結局は前の通り良好な関係に戻っている。後に「地上最強の親子喧嘩」を繰り広げていた刃牙と勇次郎の前に姿を現す。
松本絹代(まつもと きぬよ)
(声:日野由利加 / 高木早苗 / なし)
刃牙の下宿先の大家で、梢江の母親。かつて地下闘技場で戦って、死んだ戦士の妻である。刃牙にかつての夫の姿を重ね合わせている。最凶死刑囚編で梢江がシコルスキーの襲撃を受けた時は短刀を持って駆け付けており、娘に負けない気丈さが窺える。
ムサシ
(声:藤本隆行
刃牙の愛犬。刃牙と同様に全身に無数の傷がある。刃牙と共に松本家に住んでおり、梢江や絹代にも懐いている。
花田純一(はなだ じゅんいち)
【柔術+プロレス】(声:清水敏孝 / なし / 板倉チヒロ
本部流免許皆伝の前座プロレスラー。女好きで陽気な性格。師匠からは「格闘技の大天才」と言われる実力派で、大勢のメインプロレスラーたちを一人で倒す実力を持つ。本来ならば刃牙と闘うはずだったが、プロレスを舐めたことによりマウント斗羽にトレーニングの帰り道で制裁を受け、重傷を負い欠場した(アニメではこのくだりがカット)。その後は本部の下で再修業を行なっているようである。最大トーナメントでは出場権をかけた加藤との試合で金的への打撃を受け、自ら敗北を認める。アライ編終盤にも登場。
久隅公平(くずみ こうへい)
【プロレスリング】 (声:永野善一 / 中尾みち雄 / なし)
地下闘技場で力士・龍金剛と闘い敗北したプロレスラー。さらに退場時、鎬昴昇と悶着を起こし、紐切りで眼に繋がる神経を切断された。最大トーナメント編では猪狩のセコンドを務めていたが、視力は完全には回復しなかったらしく、サングラスをかけていた。
龍金剛(りゅうこんごう)
大相撲】(声:[OVA]川津泰彦
大相撲横綱。地下闘技場で久隅公平と戦い勝利する。

幼年編[編集]

朱沢江珠(あけざわ えみ)
(声:日野由利加
刃牙の母親。朱沢グループの会長。朱沢鋭一との結婚直後に勇次郎に見初められ、夫を殺されると同時に勇次郎の圧倒的強さに魅了される。勇次郎に振り向いてほしい一心で息子の刃牙を鍛え上げる。息子にまともに愛情を注いでこなかったが、刃牙と勇次郎の最中で「母」として刃牙を救うべく勇次郎に挑み、抱きしめられる体勢で体の骨を砕かれる。勇次郎が去ったあと、刃牙を抱きながら息絶えた。
栗谷川等(くりやがわ ひとし)
(声:小室正幸
朱沢江珠の部下。江珠の命令で、刃牙を様々な強者たちと闘わせるように仕組んでいた。見た目は小柄で平凡な中年男だが、不良や極道を軽々とあしらうほどの体術の心得がある。刃牙に対して保護者のような愛情があり、刃牙に腹いせをする江珠に対し、怒りをあらわにした。
『範馬刃牙』で再登場。亡き江珠のために勇次郎と戦おうとする刃牙を批判し「あなたの人生はどこにある?」と問いかけた。
木戸(きど)
(声:楠見尚己
少年課の刑事。不良少年に恐れられているが、刃牙の逮捕は諦めている。
北沢(きたざわ)
(声:川村拓央
刃牙の通う中学の不良。番長格らしく、百名の不良を集める力がある。喧嘩は刃牙には全くかなわないが、自分をからかってきた不良3人を一蹴するなど並みの人間よりは強い。眼力には確かなものがあり、相手の戦力を測ることにかけては超一流と言われる。
花山薫(はなやま かおる)
【素手喧嘩】 (声:中田雅之
詳細はリンク先を参照。
清水治郎(しみず じろう)
(声:伊井篤史
栗谷川が情報収集のために尋ねた老侠客。素手なら花山が最強の極道であると語る。名前は『バキ外伝 -疵面 スカーフェイス-』で判明、詳細は該当項目を参照。
花山の母
(声:堀越真己
藤木組系花山組先代組長夫人。35歳の若さながら癌で老婆と見紛うばかりにやつれており、5年あまりも床に伏せっている。かつて薔薇の香水「ライマン」を愛用しており、花山の思い出に深く刻み込まれていた。花山と刃牙の対戦後暫くして死去。
木崎(きざき)
(声:山野井仁
藤木組系花山組若頭(代貸)。オールバックの中年男性。アニメ版では容姿が色黒で体格のいい男性へと変更されている。花山薫が幼い頃から身の回りの世話をしており、その人並み外れた怪力に初めて気付いた人物。栗谷川にフォークで制圧されるなど冴えない場面が多いが、花山の危機と見れば勇次郎をも恐れない忠義者。
最大トーナメント編では花山のセコンドを務める。野人戦争編ではピクルに殴り飛ばされた花山を庇おうと果敢にも素手でピクルに殴りかかったが、直後に右腕を握り潰された。
ユリー・チャコフスキー
プロボクシング】 (声:高塚正也
プロボクシング世界Jr.ウェルター級チャンピオン。モンゴル系ロシア人で、勇猛果敢な騎馬民族「ヂギール」の末裔。妹にニーナ・チャコフスキーがいる。評論家の間ではパウンド・フォー・パウンドと呼ばれ、ヘヴィ級ボクサーとも互角以上に渡り合えると評される。Jr.ウェルター級に在籍しながら6階級制覇を目指す。
刃牙との初対決ではパンチのみで容易く圧倒し、プロボクサーの貫禄を見せ付けた。その後も鍛錬によってスピードを落とさずに81キロにまで成長し、念願のヘヴィ級ランキング戦に挑む。しかし会場内で花山薫に襲撃され「決して心は折れない」というヂギール戦士の誇りを見せるも、握撃によって腕を破壊され選手生命を絶たれてしまう。後に復活し、自分を遥かに超える実力を身に付け、逞しく成長した刃牙に自ら協力を申し出た。
安藤玲一(あんどう れいいち)
(声:北川勝博
飛騨の山小屋に暮らす山岳監視員。年齢は幼年編の時点で38歳。勇次郎とは旧知の仲であり、息子である刃牙のこともよく知っている。2メートルを超す巨漢で、その体格は夜叉猿と比較しても遜色が無い。月の輪熊程度なら素手で倒せる実力を持つ。
レンジャー部隊が野外訓練を行っている地点からさらに奥部の山間でロッジを建てて暮らしており、世捨て人のようにも見えるが、実際は近隣の市街地にある消防署と迅速に連絡可能な体制を保っている。
夜叉岩にキャンプをはった刃牙を助けに行った際、夜叉猿から襲撃を受け右手の指4本を食い千切られ、さらに腸を掴み出される重傷を負う。この出来事が刃牙の強さへの執念をより強め、自らに過酷な肉体鍛錬を課す要因となる。その後回復した安藤が山に戻った頃には、刃牙は夜叉猿と互角に戦うほどの実力を身に付けていた。また勇次郎が過去に戦い、死亡させた雌の夜叉猿の遺骨を預かっている。
最大トーナメント編では夜叉猿Jr.を搬送する役目を負っていた。最凶死刑囚編終盤でも登場し、柳の毒手によって瀕死の身となった刃牙の治療を行う。しかし自然の力を使っても手遅れであり、烈へ引き渡すこととなった。
夜叉猿(やしゃざる)
【野生の力】 (声:柳沢栄治
飛騨の奥山に代々住まう謎の霊長類。推定年齢150歳。ゴリラより遙かに巨大な体格を持ち、より人間に近い二本足歩行が可能。知能も高く、先祖を祀る習慣がある。雑食性で人間もよく獲って食べていたと言われ、地元の伝説や童謡にその存在が語り継がれている。
若き日の範馬勇次郎をも満足させる程の戦闘力を有する。安藤の腹部に強い圧迫を与えて内臓を飛び出させ、瀕死の重傷を負わせるが、それを受けて闘志を燃やした刃牙と死闘を演じ敗北する。その中で彼と友情が芽生えるが、後に勇次郎によって殺されてしまう。過去に妻も勇次郎の手によって殺害されている。
朱沢鋭一 (あけざわえいいち)
(声:真殿光昭
江珠の婚約者で朱沢グループの総帥。世界的な名士だったが、婚約パーティに現れた勇次郎に江珠が惚れたことに腹を立て、小物な本性をあらわにする。その後、部屋に乱入した勇次郎に殺害される。
Sir(サー)
(声:塚田正昭
「兵士の中の兵士」と呼ばれる老将。ストライダムとは旧知の間柄で、彼から尊敬を受ける。かつてコンゴ内戦に従軍し、ガイアに重傷を負わされた経験がある。勇次郎とも親交があり、刃牙との戦いの際には横田基地までヘリの操縦を請け負った。
ガイア / ノムラ
【環境利用闘法】 (声:遊佐浩二
陸上自衛隊第1空挺団[6]精鋭部隊五名の班長(アニメ版では傭兵部隊)。多重人格であり、普段は気弱な衛生兵「ノムラ」だが、一度目覚めると、神を自称する超軍人「ガイア」に変貌する。体格は比較的小柄で、幼年編時代の刃牙とさほど身長差が無い。また、傭兵時代に負った後遺症が原因で、頭髪がすべて抜け落ちている。
戦場では勇次郎に匹敵する実力者と評され、「ミスター戦争(ウォーズ)」の異名を持つ。傭兵時代にウガンダ内戦で捕虜として捕らえられ、処刑されかけた経験を境に、危険に対する機知能力が異常発達した。自らに向けられる殺気を瞬時に読み取ることで攻撃を予知し、高精度の回避・反撃が可能。ナイフ術や偽装術を始めとする戦場格闘技に加え、植物や水など周辺にある全ての物体を武器として利用する「環境利用闘法」の達人。主な技に、植物の蔓を使った捕縄術「蔓技(つるぎ)」、水(場所によっては砂や砂利など)を超高速で叩き付ける「水弾」、特殊な呼吸法で常人の呼吸一日分の空気を一瞬で吐き出し爆音を生む「鼓膜破り」などがある。さらには自身のアドレナリンをコントロールすることで超人的な身体能力を発揮する。
北海道の大雪山系の奥地にて、戦車50両からなる機甲師団を撃破するなど壮絶な訓練の最中、刃牙と交戦。初めノムラのままで敗れるが、ガイアが覚醒するや驚異的な戦力を発揮し、慈愛と称する清廉な徒手格闘で刃牙を圧倒、その心を屈服させる。しかしガイア曰く、不自然に鍛え上げられた刃牙の肉体が持つ闘争本能と強靭さによって逆転され、環境利用闘法を解禁。最後は刃牙を蔓技で仮死状態(心停止)に追い込むも、闘志で蘇生した刃牙に絞め落とされ敗北。後に勇次郎に戦いを挑むも惨敗している。
その後、最凶死刑囚編で再登場。環境利用闘法の師範を名乗り、競技場の砂を用いた闘法でシコルスキーを圧倒、真の恐怖と敗北を味わわせた。野人戦争編においては烈海王、愚地独歩・克巳親子、鎬昂昇、ジャック・ハンマー、渋川剛気、寂海王ら7人の闘士らと同様にピクルの檻に潜入。「ピクルハウス」と呼ばれる木の幹を利用したピクルの寝ぐらに擬態し、他の闘士が次々と登場する中でもずっと隠れたままで様子を窺っていたが、最後に潜入してきた勇次郎の言動から自分の存在が既に彼にはバレてしまっていると悟り、全員が撤収した後、ピクルには手を出さずに自らもこっそりと撤収した。
『刃牙道』では本部の弟子という設定が追加され、道場稽古にて武器術を駆使する本部に縛り上げられてしまった。
スピンオフ『バキ外伝 GaiA』では主人公を務める。激戦区イラクで自衛隊の戦死者を一名も出さず、次期米国大統領から直々に警護を依頼されるなど、自衛隊最高精鋭としての活躍が描かれた。しかしその一方で、自分の偽物を惨殺する冷酷な一面も見せており、人体を切り裂いてその体内を通り抜ける秘術「トンネル」を披露した。
真田
【ナイフ殺法】 (声:松本大
ガイア配下部隊の一人。ナイフ使いであり、愛用のナイフはの刀匠の特注品(スペツナズ・ナイフになっており、柄のボタンで刃を飛ばせる。なお、アニメ版ではこの設定は省略されている)。名前はアニメで判明。
倉石
【戦場格闘技】 (声:大川透
ガイア配下部隊の一人。大柄な体格で投げ技を主体とした戦場格闘技の達人。
千葉兄弟
【戦場格闘技】 兄(声:西村朋紘)弟(声:並木伸一
ガイア配下部隊のメンバーである双子の兄弟。全身に仕込んだ武器を駆使し、二人一組で戦う。名前はアニメで判明。
金本
(声:大川透
弓の達人。勇次郎とも親交がある。愛用の強弓は鉄工所に特注したもので、引き分けに200kgを要する。
黒川
(声:柳沢栄治
拓真館居合術の師範。勇次郎と戦う直前の刃牙に腕試しのために挑まれ、敗北。自分より若年だが自分を負かした刃牙の強さを素直に認める。江珠を殺害した勇次郎に自首するように薦めるも、彼に屠られた。
ディクソン
ブラジリアン柔術】 (声:北川勝博
700戦無敗、格闘技界最強とされるブラジルの格闘家。「アミーゴ」が口癖。しかし裏の世界ともいえる地下闘技場では惨敗し、重傷を負う。刃牙に地下闘技場の存在を教えた。
モデルはヒクソン・グレイシー。作者の板垣は、ヒクソンの強さに尊敬の念と感謝の意があったからこそ、地下闘技場の水先案内人という重要な役を担ってもらったと語っている[7]
猪狩完至(いがり かんじ)
【プロレスリング】 (声:大川透
マウント斗羽と並ぶプロレス界二大巨頭の一人にして元地下闘技場戦士。身長191cm、体重105kg。リングネームは「アントニオ猪狩」で、座右の銘は「燃える闘魂」。勝利のためにはいかなる非道な行為も辞さず、加藤から「こんなエゲツない野郎は初めて見た」と言わしめるが、その全ては自身の誇りであるプロレスそのものとファンへの熱い思いからである。相手の攻撃は全て受け切り、常に観客を魅了させるという信念を持つ。
最大トーナメントにはリングネームではなくあえて本名で出場した。1回戦のロブ・ロビンソン、2回戦の金竜山での試合では猪狩イズムを貫き勝利。3回戦での刃牙との戦いでは「人間力」を駆使した心理戦を展開し、実力では確実に自身を上回る刃牙を大いに苦しめる。最終的には刃牙に敗北を喫するものの、その勝利への貪欲さは彼を精神的に大きく成長させた。
『グラップラー刃牙 外伝』では、最大トーナメント後にマウント斗羽と個人的な決着をつけるため、東京ドームで激闘を繰り広げる。しかしその最中に斗羽は命を落とし、戦いは引き分けに終わってしまう。斗羽の葬式では弔辞を読み、彼の遺言通りにフランスを訪れたところ、かつての夢であった画家として新たな人生を歩んでいる斗羽と再会する。
最凶死刑囚編ではシコルスキーと戦い屈辱的な敗北を喫する(以降、顔に大きな傷が出来る)。その後は持ち前の執念からシコルスキーを執拗に追跡し、彼を完全なる敗北の道へと追いやることに成功した。神の子激突編では30年前(1976年)にモハメド・アライとの他流試合を行っていたことが語られる。試合は間合いに入り込んで、アライに組み付こうとするや即パンチで迎撃されてしまうことが想像できたため、苦肉の策として仰向けに寝転がって対抗。結果45分引き分けに終わり、世紀の凡戦と揶揄されたという。それから30年経ち、モハメド・アライの拳法をさらに進化させた彼の息子と、刃牙が戦ったらどちらが勝つかという予想に「モハメド・アライJr.が必ず勝利する」と断言。しかしその予想は外れてしまった。
加納秀明(かのう しゅうめい)
【護身術】 (声:小野健一
徳川邸警備隊長。地下闘技場正ファイターの1人だったが、徳川邸の庭で刃牙と対決し、敗北する。光成曰く闘技場ファイターとしての序列は最下位である。
相手の構えを真似て、攻撃を防御する防御法をとる。攻撃については「完全な防御術さえ身につけるなら攻撃など単純な一撃で事足りる」と言い、刃牙に自慢の初弾を喰らわすが、大したダメージを与えられず、刃牙に挑発され、攻撃に行ったところを回避され右肩の骨を外されてしまう。また、その直前では徳川邸で猪狩に対して挑発をする場面も見受けられた。
最凶死刑囚編でのドリアンの徳川邸襲撃の際、顔から血を流して倒れている加納の姿が描かれている。
『刃牙道』では、徳川邸で独歩の演武の手伝いをするために登場。その後勇次郎が徳川邸に侵入をした際に、それに気づかず簡単に後ろを取られたことを叱責される。しかし初めて勇次郎が話しかけてきたことに、内心喜んでる様子だった。

最大トーナメント編[編集]

Aブロック[編集]

範馬刃牙
リンク先を参照。
アンドレアス・リーガン(アニメ版:アルテミス・リーガン)
【プロレスリング】 (声:橋本真也
元ボクサーのプロレスラー。身長2m40cm、体重310kgと作中最大の体格を誇り、他選手を(209cmのマウント斗馬でさえ)「チビ」と呼ぶなど見下した態度をとる。しかし1回戦で刃牙の強さを身をもって感じ、その巨体と強さゆえに幼い頃から「本気を出してはいけない」と言われ続け、鬱屈を重ねてきた苦悩を告白。真正面からの戦いに応じた刃牙に完全KOされるが、生まれて初めて全力を尽くしたことに満足そうな表情を見せた。その後烈とタクタロフの揉めごとに仲裁に入るが、タクタロフの怒りを買い腕を破壊される。
声を担当した橋本はアニメのアイキャッチでのタイトルコールも務めた。
ズール
バーリトゥード】 (声:川村拓央
ブラジルに移った強靭な肉体を持つ黒人奴隷の子孫(アニメではアフリカの部族の戦士)であり、野生的な闘争本能をむき出しにして戦う。普段はジャングルの中で素手で獣を狩ることで大人数の家族を養っている。徳川曰く「オーガも仕留めた獣の数では一歩譲る」とのこと。トーナメント初戦ではシットパイカーを打ちのめし圧勝。続く2回戦ではゴング前に攻撃を仕掛け、刃牙を失神させる。これを徳川は油断があった刃牙の落ち度と断じ、ズールの勝利を認めた。だがズール本人は決着を認めず、再び刃牙に襲い掛かる。二度目の激突では刃牙の勝利となり、互いに一勝一敗となったところで、刃牙とズールの無言の合意により決着を着けるため三本勝負となる。マウントポジションによる滅多打ちや、喉への噛み付きなどで、刃牙を圧倒するが最終的に刃牙が放った金的蹴り・目突き(どちらも寸止め)により戦意喪失、降参した。
デントラニー・シットパイカー
ムエタイ
1回戦でズールと対戦。序盤はラッシュを仕掛けるが、足と頭を取られて倒された後パウンドの連打を受け惨敗。
ロブ・ロビンソン
キックボクシング】 (声:松本大
キックボクシング世界統一王者。身長192cm、体重101kg。普段は陽気で軽い感じの男だが、試合に臨む際は別人のような殺気を放つ。トーナメントでは1回戦で猪狩と対戦。試合前に猪狩を「オジさん」と呼ぶなど軽口を叩いていたが、試合では猪狩の気迫に気圧されたうえジャーマン・スープレックスでKOされた。その後は勇次郎乱入時に紅葉の集めた9人の内の1人として登場。しかし勇次郎の一撃により大腿骨開放性骨折の重傷を負う。かかった時間は0.60秒。
最凶死刑囚編の序盤にも登場するが、ドイルに首を掻っ切られて惨敗した。後にオリバが調べていたドイルのデータ中には「ロブ・ロビンソンを襲撃」と記されており、生死は不明。
猪狩完至
幼年編を参照。
本部以蔵
主要人物を参照。
金竜山(きんりゅうざん)
【大相撲】 (声:川村拓央
大相撲現役横綱。身長191.5cm、体重160kg。「相撲は格闘技である」という強い信念から、力士が持つ真の強さを見せるために最大トーナメント参戦を決意した。初戦では本部以蔵と対戦。小指を取りに来た本部を小指一本で投げ飛ばし、全ての打撃を捌いたうえ、やぐら投げで地面に叩きつけた後四股の体勢からの踏みつけで勝利を収めた。続く2回戦の猪狩完至戦でも当初は圧倒的な実力差を見せつけるが、猪狩が足で簡易的な土俵を作り出すことにより戦況が一変。土俵から出まいと堪えてしまう力士の本能的な癖から、猪狩の小手投げを耐え肘関節を破壊される。そのまま劣勢を引きずり、最後は猪狩のダブルアーム・スープレックスにより万事休すと思われたが、起死回生の河津掛けを仕掛けることで形勢逆転。そのまま猪狩の顔面を地面に叩き付けていれば勝負の行方は分からなかったが、ここで突如猪狩に対して予想外のかばい手を取り、自らの片腕と引き換えに猪狩を助ける形に。試合自体は続行可能であったが、セコンドについていた金竜山の親方は、ダブルアーム・スープレックスを受ける体勢とは、相撲における「五輪砕き」の形であり、(そのまま押し合うと頚椎が圧迫される非常に危険な状態のため)力士にとってはその型に入られた時点で既に敗北を意味すると説明し、勝負の決着を宣言する。
試合後金竜山は髷を引きちぎり、親方に力士としての再出発を誓い、猪狩は金竜山に優勝を誓った。その後、9人掛けで勇次郎に挑むが返り討ちにされ、脊髄損傷の重傷を負う。

Bブロック[編集]

セルゲイ・タクタロフ
サンボ
サンボ全ロシアチャンピオン。身長187cm、体重115kg。日本へは自分を試しにやってきたという。半裸で氷点下25度の吹雪の中、坂の頂上から岩を満載したトロッコを引き上げるなど、過酷な訓練を積んでいる。試合前に烈とトラブルを起こすも、仲裁に来たリーガンの腕を「首狩り十字固め」で破壊した。最大トーナメント1回戦では、烈海王にいいようにあしらわれ、「転蓮華」によって首を壊され敗北した。その後、ガーレンの控え室で制裁を受けた状態で再登場。
烈 海王(れつ かいおう)
中国拳法(白林寺)】 (声:安井邦彦
中国拳法の達人。リンク先を参照。
ラベルト・ゲラン(アニメ版:ロバート・ゲラン)
プロボクシング
3階級制覇を果たしたプロボクサー。通称「パナマの鉄拳」。公式試合は70勝だが、喧嘩なら2000勝らしい。最大トーナメント1回戦で加藤と対戦するはずだったが、試合前に夜叉猿Jrに倒される。
加藤清澄
地下闘技場編を参照。
花山薫
リンク先を参照。
稲城文之信(いなぎ ぶんのしん)
日本拳法】 (声:川村拓央
日本古来の総合格闘技「日本拳法」の達人。最大トーナメント1回戦で花山薫と対戦。試合前には花山にセーフガードを渡す余裕をみせ、逆に花山から渡された日本刀を正拳突きで叩き折った。試合ではアッパーで背骨を砕かれるが、それでもなお花山に関節技をかけようとして力尽きる。その意地は花山からも「武道をやらせておくには惜しい漢(おとこ)」と称賛された。
ローランド・イスタス(アニメ版:ローランド・グスタフ)
ランカシャーレスリングキャッチ・アズ・キャッチ・キャンスタイル)】(声:柳沢栄治
かつて愚地独歩と戦い、引き分けたビル・ライレーの直弟子。身長189cm、体重112kg。「関節愛好家(ジョイントフェチ)」の異名を持ち、人間の関節やドアノブ、玩具のネジなど、あらゆる繋がっているものを見ると、素手で解体せずにはいられない奇癖を持つ。その奇癖の末に関節技に特化したキャッチ・アズ・キャッチ・キャンスタイルを習得し、サバンナでライオンに関節技を仕掛けたというエピソードがある。
最大トーナメント1回戦で、師同士が因縁のある愚地克巳と対戦。各種関節技を仕掛けるものの、克巳には通用せず右目を潰されて敗北した。その後は勇次郎乱入時に紅葉の集めた9人の内の1人として登場。しかし勇次郎に関節技を掛けられて負ける。
モデルとなっているのは若いころのカール・ゴッチ。名前もゴッチの本名カール・イスタスから取られている[8]
愚地克巳(おろち かつみ)
【神心会空手】 (声:藤原啓治
リンク先を参照。

Cブロック[編集]

李猛虎(り もうこ)
テコンドー】 (声:永野善一
韓国海兵隊に所属するテコンドー選手。階級は軍曹。身長181cm、体重84kg。1回戦でアイアン・マイケルと対戦し、攻撃範囲が狭いというボクシングの弱点を突き、序盤は優勢に立つが、壁をキャンバス替わりに使うというマイケルの機転によってKO負けを喫す。
その後、9人掛けで勇次郎に最初に攻撃を仕掛けるが一瞬にして倒される。
アイアン・マイケル(アニメ版:イアン・マクレガー)
【プロボクシング】 (声:小形満
ボクシング世界ヘビー級王者。身長182cm、体重100kg。「ボクシングが格闘技世界一であることを証明したい」と最大トーナメントに参加。一方、セコンドのサムは「ボクシングを単なる喧嘩の技術から芸術まで昇華させた」としてそのチャンピオンに傷をつけたくないと出場を懸念していた。1回戦では李猛虎に脚を集中攻撃され苦戦するが、パンチ一撃で逆転勝ち。2回戦で千春にサラシデスマッチにもちこまれダウンも、ジョン・L・サリバン(アニメ版ではジョニー・L・ドノヴァン)の亡霊に励まされて復活。圧倒するも、途中でグローブをはずしたことが災いし、頭突きで拳を砕かれる。サムは即座にタオルを投げるが、マイケルはこれを拒否。正々堂々の殴り合いに突入するが、もうひとつの拳を砕かれるとサムはマイケルの将来を思い決死の覚悟で試合に乱入し、マイケルを止めた。これによって勝ちを失ったマイケルにサリバンはあきれかえるも、サムの怒号(アニメではパンチ)でかき消され、二人は和解する。その後勇次郎の乱入を止めようとするがボクシングを挑まれあっけなく倒される。
『範馬刃牙』では、刃牙の入った合衆国アリゾナ州立刑務所に収監されていた。ボクサーとして表舞台に戻ることを目標とし、オリバやゲバルに通じる刑務所内のランキングには参加せずに模範囚として暮らしている。仮釈放も間近であったが、実際のところ、ボクシング協会は犯罪者である彼の復帰を望んでおらず、協会が送り込んだ刺客、唇(リップ)・歯(トゥース)・舌(タング)の三人に、もはや戦いとは呼べないほどの凄惨なリンチを受けることとなる。だがゲバルの乱入により、選手生命は取り留めた。その後、懲罰房に入れられていた時に刃牙とオリバが戦いを始め、その巻き添えで彼の房の壁が壊され、2人の戦いを目撃した彼は、刃牙が正面からの殴り合いを挑もうとするのを見て、自らがよく知るボクシングの階級制度を理由に無謀だと訴える。しかし、その訴えが刃牙を止めることは無く、誰も止められない戦いが始まってしまった。
柴千春(しば ちはる)
【ケンカ】 (声:西村朋紘
暴走族「機動爆弾巌駄無(がんだむ)」の2代目特攻隊長。身長185cm、体重72kg。背中にキングギドラ(アニメでは三つ首のドラゴンと説明)の入れ墨を彫っている。格闘技経験は全くゼロの素人ながら、常軌を逸した根性・気合い・度胸の持ち主。その精神力は過去の抗争で敵のバイクに轢かれても戦い続けたほど。強くなるために鍛錬を積むことすら女々しいとする花山薫の人間像に尊敬を抱く。
1回戦で畑中公平に左腕を折られると、その腕を自ら壁に打ち付けてさらに破壊。それを見て怖気づいた畑中を蹴り倒し勝利。2回戦のアイアン・マイケルとの対戦では自分で割った石膏で殴りつけ、砂で目潰しを行い、その隙に互いの足をサラシで巻きつけるサラシデスマッチを決行(千春自身はマイケルとの格の差を充分理解しており、マイケルと互角に渡り合うためにはこの対戦方法しかなかったというのが真相である)。最後は「ブルックリン代表の喧嘩小僧(ファイティングキッズ)」を自称したマイケルと、同じ不良同士として「きれいな喧嘩」をしようと宣言し、真っ向から殴りあった末、頭突きでマイケルの両拳を粉砕。セコンドの乱入によって反則勝ちとなった。
辛うじてマイケルに勝利したがドクターにより試合続行不可能を宣告され、リザーバーのガーレンと交代する。本人は納得いかずガーレンにかかっていったが、投げで天井に突き刺されてしまった。
最凶死刑囚編ではナイフを使って喧嘩をしようとした若者を「負い目のなさが勝ちを生むんだ」と叱りつけている。
『範馬刃牙』では花山の依頼により、刃牙を喧嘩の押し売りをするような形で襲撃、圧倒的な実力差で倒されるも「死んでも負けない」信念で襲撃し続ける。4回目の戦いでは刃牙が身体の弱点で攻撃する千春の戦い方を「チハル流」と呼び、それを模倣。顔面で千春のパンチや蹴りを迎え撃ち、逆に負傷させる。それに対し千春は自分の流儀に反する目突きで威嚇したが、刃牙が超高速移動で眼球をぶつけ、指を折られることで戦意を喪失した。
『バキ外伝 -疵面(スカーフェイス)-』でも登場。暴走族総動員で参戦し、花山側に付きサポートを行う。
畑中公平(はたなか こうへい)
【全日本柔道】 (声:平川大輔
身長174cm、体重89kg。1回戦で柴千春と対決。打撃対策は重ねたようであり、序盤は有利に立ち回り、相手の左腕を破壊した。しかし、後半で千春の全く予測できない攻撃に対処できず、気迫に押され、逆転で敗れる。
後に紅葉たちと共に勇次郎の乱入を止めようとするが、自分と同じ柔道技で負け、小便小僧のポーズを観客たちの前でさせられるという屈辱的な結果に陥ってしまう。
三崎健吾(みさき けんご)
少林寺拳法】 (声:山野井仁
護身のスペシャリスト。身長176cm、体重72kg。真の護身を証明するため、あえて破門(少林寺拳法は他流試合を禁止している)となり最大トーナメントに参戦する。1回戦でマイク・クインと対戦。相手を全く傷つけることなく関節技でギブアップ勝ちを奪い、刃牙には「綺麗な戦い」と評される。2回戦ではジャック・ハンマーと対戦。序盤は圧倒的速度を誇る「飛燕の連撃」により優勢に見えるも、噛みつきという想定外の攻撃を行うジャックには通用せず「完成度の高い技術ではあるが、遊戯の域は出ていない」と評され、噛み付きからのアッパーカットにより敗退。
マイク・クイン
アメリカンプロレス】 (声:川村拓央
「ニューヨークの鋼鉄人」のニックネームを持つペイントレスラー。身長192cm、体重131kg。ボクシングの経験もあり、ゴールデングローブにも出場している。1回戦で三崎健吾に完敗した。
セルジオ・シルバ
ブラジリアン柔術】 (声:斉藤瑞樹
柔術ブラジル選手権無差別級を3連覇した達人。身長179cm、体重91kg。専門家からは何でもありルールならブラジリアン柔術が最強と評価されていた。1回戦でジャック・ハンマーと対戦。ジャックにタックルを仕掛けるが微動だにできず、片手でクラッチを切られたうえ、アッパーの一撃で倒される。
ジャック・ハンマー(ジャック範馬)
ピット・ファイティング】 (声:坂口候一
主要人物を参照。

Dブロック[編集]

ジャガッタ・シャーマン
ムエカッチュアー
素手で殴り合うムエタイ、ムエカッチュアーの格闘家。天内悠をトーナメントに途中参加させようとした勇次郎により、文字通り潰された選手。フランシス・シャビエル同様台詞も見せ場もなく終わる。
山本稔(やまもと みのる)
シュートレスリング[要曖昧さ回避]】 (声:松本吉朗
格闘技色の強いレスリングの使い手。身長184cm、体重102kg。刃牙は「バランスがいい」と評し、勇次郎もその名を知っていたことからそれなりの実力はあったようだが、1回戦で天内の空中殺法の前になす術無く倒される。
リチャード・フィルス
バウンサー】 (声:中田雅之
シカゴのナイトクラブのバウンサー。身長181cm、129kg。屈強な大男三人が木製バットで殴ってもびくともしない頑健な肉体から「地球一のタフガイ」の異名を持ち、相手の攻撃をよけたことがないのが自慢。戦闘の場には常にタキシードで登場する。トーナメント1回戦で同じく私服で登場した独歩と、西部劇の喧嘩を思わせる壮絶な殴り合いを繰り広げるが貫手に敗れる。その後、勇次郎戦で拳を砕かれ、睾丸を蹴り潰され宙を舞った。
愚地独歩
リンク先を参照。
ロジャー・ハーロン
アマチュアレスリング】 (声:小形満
アメリカのオリンピック代表選手。身長195cm、体重139kg。1回戦で渋川に対戦することになっても、年齢差・体格差を鼻にかけるようなことはなかったが、力量の差が大きく敗れる。ガーレンが登場したときはアマレス選手として彼の強さを知っており、畏怖を感じながら敬語で接した。その後、勇次郎の乱入を止めようとした際は、顔面へのパンチで1秒と持たず敗北。
渋川剛気(しぶかわ ごうき)
【渋川流柔術[9] (声:中博史
主要人物を参照。
鎬紅葉
地下闘技場編を参照。
鎬昴昇
地下闘技場編を参照。

リザーバー・その他[編集]

フランシス・シャビエル
カポエイラ
リザーバー。控え室で夜叉猿Jr.の襲撃を受け重傷を負う。
栗木拓次 (くりき たくじ)
伝統派空手
リザーバー。控え室で夜叉猿Jr.の襲撃を受け負傷。その恐怖で錯乱し斗羽に襲い掛かった後、逃亡した。
マウント斗羽
地下闘技場編を参照。
夜叉猿Jr.
【野生の力】 (声:柳沢栄治
幼年編に登場した夜叉猿の子供。勇次郎に殺された両親の仇をとるため、地下闘技場に姿を現す。夜叉猿の力を熟知する安藤が設計した収容コンテナをいとも簡単に破壊するなど、父親以上の身体能力を持っている。他のリザーバー2人を襲撃後、試合直前のラベルト・ゲランと加藤清澄を攻撃。刃牙が肉体と魂で説得を試みようとしたが、その途中で愚地克巳に撃退される。大会終了後、刃牙の優勝祝いにも顔を見せている。最大トーナメント後は、かつての父のねぐらに戻り、静かな生活を送っているようである。
天内悠(あまない ゆう)
【天内流格技】 (声:高塚正也
アメリカ大統領のボディーガードを務める。その活躍ぶりや戦いに対する考え方などに興味を持った勇次郎の推薦により、トーナメントに参加した。身長188cm、体重89kg。戦いには「愛」こそが必要であり、人を喜ばせることと倒すことは表裏一体であると説く。つまりは相手が何を望んでいるか事前に察知して満たしてやるのも、何を望んでないか事前に察知して先手を打つのも、「愛」がなければできないという。
格闘では長い手足と、コンクリートの床を踏み抜くほどの足首の力をもって戦う。1回戦ではその驚異的な跳躍力から繰り出されるノーモーションジャンプにより、格闘技の想定していない空中戦に持ち込み山本を倒す。2回戦では空中戦の通用しなかった愚地独歩にも長い手足から繰り出される通常ありえないような関節技や空手技が一切使えない強力な寝技で封じた。しかし膝が破壊されたことを意にも介さず戦おうとした独歩に対して天内は「これでは残酷なコロセウムの戦いだ。自分の勝利を認めてくれ」と哀願したため、愛や絆を闘争に持ち込むことを嫌う勇次郎の怒りを買い、背後から体に深くめり込む程の手刀を受け、髪の毛の一部を頭皮ごと引き千切られて柵に叩き付けられた。原作ではその後登場しないが、アニメ版ではエピローグでマクレガー(マイケル)やリーガンらと同じ飛行機でアメリカに帰るシーンがある。
後のインタビューで作者は、天内は死亡か再起不能になっていることと、キャラクターの価値が完全に暴落したため、再登場は不可能(させても意味がないとも)と述べている[8]
アレクサンダー・ガーレン(アニメ版:アンドレアノフ・ガーランド)
レスリング】 (声:柳沢栄治
ロシア民族の最強を示すため、徳川光成の主催者推薦枠でトーナメントに参加する(アニメでは「最後のリザーバー」と呼ばれている)。身長200cm、体重169kg。ロシアに対して絶対的な忠誠心を持っており「ロシアに服従したい。己がロシアの支配下にあるという証が欲しい」という理由で手に枷を付けるのを大統領に要求する程の愛国者。シベリアの鉱山で永久凍土にトラック2000台分の大きさのクレーターを2年で掘り上げた。
体格、身体能力共に作中トップクラスであり、持って生まれた潜在能力だけで世界最強のレスリング選手として君臨している。そのほか体操選手並みの軽業で飛び跳ね、ボクシングのパンチを打つなど技術も使いこなす。選手控室では千春を天井に突き刺し、花山のパンチを意に介さず逆に投げ一発で沈め、スペシャルマッチで行われた体長25m以上の巨大アナコンダを相手にレスリングで圧勝。そのままジャック・ハンマーと対決し、桁外れの身体能力でジャックを圧倒。しかし途中からドーピングの効果が解放され始めたジャックに押され、最後は折られた肋骨を心臓に叩き込まれ完敗した。その戦いの最中、左手小指と薬指を噛み切られ欠損。続編でも指の欠損は修復されていない模様。
最凶死刑囚編でも序盤に登場するが、天井から襲ってきたシコルスキーに倒され、車椅子の生活となって療養する。
モデルはアレクサンドル・カレリン。最強のトーナメントを描くには避けて通れない人物だったという[8]
大蛇(アナコンダ
【野生】
リザーバーとして登場したガーレンとのスペシャルマッチに現われた、体長25mを超す巨大な蛇。スタッフの小坊主を飲み込みかけるなど大暴れした後ガーレンと決し敗れる。その後、大会が終わって勢揃いする選手たちに混じってチャンピオンロードに現れる(尾だけ見える)。
作者によると映画『アナコンダ』を見て、「これは強そうだ」と思い登場させた[10]
御輿芝喜平 (みこしば きへい)
【護身流合気柔術】 (声:北村弘一
護身流合気柔術開祖で渋川剛気の師匠。渋川に「真の護身」について教授した。彼の回想において度々登場する。
歩行も困難な老体だが構えに一切の隙がなく、並の使い手では相対しただけで恐怖に駆られるほど。野心を剥き出しに挑んできた若き日の渋川と立ち合うが、その気迫に圧されて刀を抜いてしまい、柔術での敗北を認める形となる。
ジェーン
(声:日野由利加
ベトナム戦争時代、アメリカ兵を相手に素手で戦っていた勇次郎が出会った、反アメリカの女傭兵。アメリカによるベトナムへの攻撃を「弱い者イジメ」と評し、自分が殺したアメリカ兵の死体に対して怒りを込めて大量の銃弾を撃ち込んだりしていた。
しかしその正体はカナダ出身の軍人であり、本名はダイアン・ニール。超大国アメリカを危惧する国連が、一国家にも匹敵する戦闘力を秘めた存在である勇次郎を確保する作戦に就いていた。しかし、これらを勇次郎に全て見破られていた挙句、アメリカ軍による一斉砲撃に際してその身を掴まれて砲撃の爆音にさらされ、結果として恐怖に屈した自分自身をさらけ出したことで戦士としての使命も生き方も全うできぬまま勇次郎に一方的に敗北し、犯される。その後、彼女自身は無事だったものの勇次郎によって味方部隊は壊滅し、その件に対する責任を上層部より問われ、軍刑務所に投獄され獄中にて勇次郎の子、ジャックを出産した。
ジャックが最大トーナメント決勝戦後に勇次郎と戦い、敗れて救急車で搬送される際、その様子を見つめるジェーンらしき女性が防犯カメラの映像に映っていた。
ジョン博士
(声:樫井笙人
老科学者。偶然にも北極熊を素手で倒す人間(勇次郎)を目撃して以降、科学力による人体改造に傾倒する。学会から邪険にされていたときジャックと出会い、その壮絶なトレーニング観に共鳴して新薬を渡した。当初は悲願が達成しつつあると喜んでいたものの、強くなりすぎたジャックが自分の夢を離れて暴走、その成果が悪魔の領域にまで達したと感じたため、悔悟の念に苛まれ拳銃自殺。

バキ[編集]

最凶死刑囚編[編集]

スペック
【無呼吸運動】(声:-/-/-伊丸岡篤
アメリカの死刑囚。5人の死刑囚の中で最大の体格と残虐性を誇り、警官や刑務所職員ではない一般人も殺害する。驚異的な心肺能力を持ち、全力で5分間の無呼吸運動が可能。拳法の類を学んだ様子はなく、花山と同じく力で圧倒するスタイルを持つ。身体中に様々なデザインのタトゥーを入れているのが特徴。
水面下200mの潜水艦に設けられた監獄に閉じ込められていたが、脱走して生身で深海から脱出。当初は刃牙を付け狙い、握手と見せかけて自分が切り落とした人間の腕を握らせて、混乱した刃牙を叩きのめすが駆けつけた警官隊におとなしく降伏した。しかしその後はどんなに頑丈な牢に入れられようと、あるいは強固な警備が敷かれようとも圧倒的な力で牢を自由に出入りし、その度に人的にも物的にも多大な犠牲を生んだ。
梢江とデート中の刃牙を襲撃しようとするも、そこに立ちはだかった花山薫と戦うことになる。花山と正面からの殴り合いに敗れ一度は警察に引き渡されるも、すぐさま復活し警察署で警棒・拳銃・閃光弾などの武器を強奪して再び花山に襲い掛かる。あと一息で倒せるところまで追い詰めるが、不屈の耐久力と精神力を見せた花山の猛反撃を受け、最終的に喉元を握り潰され完全に敗北する。
それから病院に保護されるが、己の精神が敗北を認めたため、肉体が急激に老化し骨と皮だけになってしまう。その驚異的身体からは想像できないが、実は97歳の老人であった。
無呼吸打撃
無呼吸状態から一瞬の間も与えず繰り出す連打。この技で米国の自由の女神を倒壊寸前に陥れた。
ドリアン / 怒李庵海王(ドリアン かいおう)
【凶器攻撃+中国拳法(白林寺)】(声:-/-/-石塚運昇
アメリカの死刑囚。老年の白人男性。死刑執行時に10分間の吊首に耐え、その場に居合わせた刑務官や医師、神父らを全員殺害し脱獄した。その正体は、欧米人として初の「海王」の称号を得た拳法家「怒李庵 海王」であり、その実力は武器に頼らずとも神心会の有段者の攻撃を片手で捌くほど。さらにはライターに仕込んだ特殊繊維(アラミド繊維チタニウムと焼結させた、目に見えないほど細く頑丈なもの)などの隠し武器と催眠術を用いて戦う。いきなり涙を流し泣いたり、必死の命乞いをするなど相手の虚をつくことにも長け、相手を追い込む際にはシャルル・アズナヴールの「O Toi La Vie」を歌い上げる。
愚地独歩を好敵手として認め、主に神心会関係者と何度も激闘を繰り広げた。手始めに克巳を倒し、その後も末堂と加藤を瀕死の状態に追い込むが、独歩との勝負ではまったく歯がたたずに最後は泣きじゃくりながら敗北を認める。だがそれは演技であり、直後運ばれた病院から脱走して愚地邸を襲撃。帰宅した独歩の顔面を右手に仕込んだ爆弾で吹き飛ばした。
しかし、敗北を認めた振りをして襲撃するというそのスタイルは、心の中では自分の我を貫き通せたことがない、つまりは本当の意味で「一度も勝ったことがない」ことの表れであると自覚しており、その後の烈との戦いでは「君に勝ちたい」と新しい願望を烈に打ち明ける。その烈から「あなたの望みは叶わない」と宣告され完全に敗北した結果、そのストレスに耐え切れずに精神が崩壊。幼児退行してしまいキャンディをねだる姿は烈を涙させた。
中国大擂台賽編では、オリバに連れられて壊れた精神のまま擂台に上がり楊海王と闘うが、あっけなく敗北。ただしドリアン本人はノーダメージであり、その姿に観客の拍手が送られた。
年齢は不詳だが終戦後の日本に米軍の二等兵として訪れており、その時は10代だったと語っている。また、幼児退行時の発言から父子家庭で育った模様。
アニメ版では、中国拳法説明の際、己の拳足のみで山に穴をうがつエピソードほか、アニメオリジナルシナリオで烈小龍を海王に推した人物として登場している。
ヘクター・ドイル
【体内に仕組んだ武器による攻撃】(声:-/-/-羽多野渉
イギリスの死刑囚。身長は推定185cm前後、体重は80kg以上。女装して警視庁に潜入できるなど中性的な容姿をしている。電気椅子での死刑執行に耐えて脱獄、空軍基地から東京へ向かった。体の各所に仕込まれたギミックが武器で、手首と足首、肘や膝などに刃物、腕にはスプリング、胸には爆薬と、全身が文字通りの凶器となっている。
東京ではロブ・ロビンソンを瞬殺する。また、警察署にてビスケット・オリバを襲撃し彼に傷を負わせている(結果的にオリバはほとんどダメージを負っていなかった)。ホテルにストライダムといるところを鎬昂昇に襲撃されるが爆薬を使用し撃破する。その後は、偶然出会った烈海王と戦うも、左眼を潰され圧倒されるが、とどめをさされる瞬間にジャック・ハンマーが乱入し(烈に麻酔の注射をする)、負けを免れた。無防備になってしまった烈海王を重傷を負った状態でありながら見捨てられず一晩中警護し出血多量で死にかける。神心会本部を愚地克巳もろとも爆破し、逃走中に愚地独歩と戦い失神させられ、神心会本部に運び込まれる。そこで愚地克巳と戦い、何度も何度も気絶されられて、ついには自ら喜んで敗北を受け容れた。その敗北を通じて克巳とは友情を結び、彼の手引きで中東へと脱出するための貨物船に乗り込もうとするが、同じ死刑囚の柳龍光に襲撃され、右眼に毒を受けて失明。その後海岸沿いの洞窟に潜伏していたが、オリバに発見・保護されて治療をうけることになる。
シコルスキー
【異常な身体能力による格闘】(声:-/-/-小野大輔
ロシアの死刑囚。驚異的な手先の握力を持ち、ロック・クライミングの達人にも脱出不可能な、弾道ミサイル基地の100メートルを超える高さのミサイル発射口から、僅かな壁の傷や錆などを利用し登攀で脱走。その後ガーレンを襲撃し、瀕死の重傷に追い込んだ。その卓越した身体能力は、犯罪に手を染めなければロシアに幾つもの金メダルをもたらしたと言われる。得意技は岩のように硬く握られた拳による打撃で、中指の第二関節を突き出したその握り拳(カーヴィング・ナックル)は刃物のように敵を切り裂く。
東京では猪狩を屈辱的な方法で倒し、その顔に深い傷を残す。その後は範馬勇次郎に顎で使われ梢江を拉致し、怒り狂った刃牙とオリバにアジトを襲撃され、捕獲される。しかし後日脱走し、柳龍光とともに色を知って成長を遂げた刃牙に攻撃を仕掛けるが、一蹴される。その後、ジャック・ハンマーと遭遇し、応戦するも気絶させられ地下闘技場に運び込まれた。そこで、大観衆を前にジャックと再度対戦するが、圧倒的な実力差に効果的な反撃を行うことができず苦戦。最終的には、ジャックと交代したガイアと戦うものの、ガイアの繰り出す環境利用闘法に苦しめられ、攻撃されるのが分かっているのに全く対処できないという真の恐怖を味わい、心の底から敗北を認め崩れ落ちる。
柳 龍光(やなぎ りゅうこう)
【空道(くうどう)】[11](声:-/-/-江川央生
日本の死刑囚。「猛毒柳」「空師」の異名を取り、渋川剛気とは顔見知りでかつて彼の左眼球を潰した男。体格は160cmに満たないが「空道」と呼ばれる殺法の達人であり、手に真空状態を作る「空掌」「毒手(陰手)」「鞭打」などの多彩な技を使いこなす。国松の弟子であり、国松曰く彼の門下では最も強いとのこと。「猛毒」とは酸素を示しており、酸素比率6%以下の大気(人間が一度でも吸うと意識を失ってしまう)[12]を手の中に作って相手に吸わせる。看守の耳に口を当て息を吹き込んだだけ片方の耳から脳を吹き飛ばすほどの肺活量を持つ。
空掌を使い防弾ガラスの独房を破壊して脱走。刃牙の所属する高校で渋川と刃牙二人を相手にし、手玉に取って一度は刃牙を完全KOする。その後、シコルスキーとともに刃牙に再戦を挑むが逆に手玉に取られた上に逃げられるという屈辱を味わう。このとき刃牙に猛毒を打ち込むも、すぐには効かなかったため戦況を有利にすることはできなかった。この後、亡命しようとしたドイルを処刑するために船内で襲撃し、ドイルの視力を奪い首を刀で狙うも、鉄骨の入った腕で防御されその隙に逃がしてしまう。その後、宿敵渋川に呼び出され決着を付けるべく夜の公園で待つものの、渋川より先に本部以蔵に乱入され戦闘になる。武器や公園の遊具を応用した戦術に手玉に取られ、刀で右大腿部を貫かれ、鎖分銅に左頬を抉られ、挙句の果てに毒手である右手を切断されるなど、予想外の大苦戦の末取り押さえられる(本部曰く、毒手や凶器に頼りすぎて、本来の強さを見失っていたのが敗因)。直後に現れた勇次郎から敗北を宣告され、「この勝負の勝ち負けを決めるのはアンタではない」と気丈にも反論するが、その態度が却って勇次郎の怒りを買い、不意打ちによる強烈な一撃を顔面に浴びて倒れる。その後は登場せず生死不明だが、勇次郎自身は後に「俺が屠った」と回想している。
後のインタビューで作者は、柳は死亡か再起不能になっているのではないかと見解を述べている[13]
空掌
掌の中に酸素比率6%以下の真空状態を作り出し、物体に接触させ急激に押し戻すことでその部分を吸引し抉り取ったり、人に吸わせて意識を失わせる。
毒手
素手を猛毒の武器と化す技術。毒砂(毒草・毒薬・毒虫を混合した砂)を配合した瓶に繰り返し貫手を突き入れ、皮膚に毒素を沈着させることで毒功を完成する。毒手で打たれた場合、軽傷でも肉も骨髄も冒されて死に至るという。
鞭打
体を極限まで脱力させ、手足を鞭のようにしならせて皮膚を打つ打撃技。全身を覆い鍛えようがない皮膚を狙うため防御が不可能であり、すさまじい激痛が走る。烈海王曰く「中国武術界においてもコロンブスの卵と称えられる打技」。刃牙や勇次郎も使用できるが、勇次郎は「女子供の護身技」として積極的には使おうとしない。柳は毒手の右手によって行い、後日刃牙に深刻なダメージを与えた。
園田盛男 (そのだ もりお)
警視庁警視正。死刑囚事件の担当。オリバに死刑囚の捕獲を依頼のためにアメリカに渡った。自身も柔道の師範代だが、スペックにはまるで子供のようにあしらわれている。渋川とも親交が深い。
梅沢
都内の裏路地に診療所を構える外科医。独歩と親交が深く、町医者に身を落としてはいるもののその腕前は一流で、たった数週間ほどでドリアンに斬られた彼の左手首を接合、完治させた(彼の診療所が近くにあったことや、切断面が整然だったこと、独歩の手首の処理が完璧だったことも幸いした)。
マイケル・ホールズ
アリゾナ州立刑務所所長。オリバに会いにきた園田を空港で迎えた。
『範馬刃牙』では刃牙入所の際、身体検査で得られたデータを見て、刃牙にそれが囚人たちの中でもずば抜けているという。そして、オリバから自分の所へ刃牙を連れてくるよう言われたことを伝えた。また、ボクシング協会から100万ドルの寄付と共に、彼らが恐れる「ボクシング界へと復帰を試みる犯罪者」すなわちアイアン・マイケルの選手生命を絶つよう依頼を受け、「マウス」を使うことを決める。
その後、オリバとゲバルの戦いから2日後に刃牙が試みた「外出」に対し、銃を手にした看守を率いて阻止しようとするも、銃を過信して看守共々刃牙に近づいた挙句その間合いに入ってしまい、世界初の「素手の犯人に銃を突きつける人質」となってしまった。その刃牙からの挑発を受け続けたオリバから刃牙との戦いを大々的に配信するアイディアを持ち掛けられ、囚人に道路を作らせるよりは大儲けと承諾するが、2人が勝手に戦いを始めたためその目論見は水泡に帰す。そして翌日、オリバから刃牙を出所させるよう、囚人全員の脱走よりはいいだろうと半ば脅され、刃牙を出所させた。
ビスケット・オリバ
【怪力】(声:屋良有作
アリゾナ州立刑務所の囚人。リンク先を参照。
ジェフ・マークソン
かつてマンハッタンで浮浪者から金を脅し取っていた悪徳警官だったがその現場をオリバに見つかり、先制攻撃を加えるがそれは全く効かず、逆に全身に死を免れる範囲内で最大限の攻撃を受け、それ以来まともな手足が一本も残されていない人生を送っていた(義肢なのか装具を用いているのか、手足を動かす時に音が出る)。オリバを恨み独自にオリバの力量や行動パターンを研究した末散弾銃と爆弾を手にビルを制圧。何人もの人間を殺し駆けつけた警官隊にオリバを来させるよう要求し、彼に銃口を向けて全裸にしてから銃撃するが、予想通り体に小さな傷を付けただけであった。そして、切り札である日本刀を手にオリバの心臓を狙うが止められ、胸に強烈な拳を受けビルから転落。転落死するに十分な高さから叩き落されていたが、オリバの拳によって胸に大きな陥没が出来ており、地面に激突する前に絶命していた。
国松(くにまつ)
【空道】[11]
「大日本武術空道」の当主で、柳龍光の師匠。空掌や鞭打の技量は柳に一歩譲り、かつて左腕を落とされている(その左腕は柳が戦利品として持ち帰り、柳の隠れ家に今も骨だけの状態で飾られている)。鍛錬によってまるで猛禽類のような手を作り上げている。表向き世界各国の軍人や警官に武術を指導しているが、本来の姿は掃除屋、すなわち暗殺者。殺人や大麻喫煙など犯罪行為が多いが、司法や警察関係に顔が利くため罪に問われない模様。
『バキ外伝 -疵面(スカーフェイス)-』では源王会8代目会長グランドマスター(G.M)の弟子であることが判明。師であるG.Mの暗殺を依頼しにきた清水を逆に殺害し、さらに配下の武術家たちに藤木組の殲滅を命じるなど、冷酷な暗殺者としての面が描かれている。その後は道場を離れ、G.Mの側近として行動を共にし、彼の犯罪をもみ消す事後処理を担当。しかし、G.Mの作戦にかかる費用を心配したり、彼の進める勇次郎のクローン計画とそれに必要な莫大な資金を知って動揺するなど、G.Mの資金浪費には愚痴をこぼしている。
G.Mと登倉竜士の闘いをG.M側の人間として見届けるが、科学理論など常識にとらわれているためその領域を逸脱した登倉および花山薫の実力に驚いてばかりいる。G.Mが優勢になった隙をついて花山に毒針による暗殺を仕掛けるが、握撃による強引な解毒で失敗。逃げ込んだ車ごと花山に押し出され海中に没した。なんとか車中から脱出したが、花山に恐れをなし「もう絡みたくない」と語る。

中国大擂台賽編 / 神の子激突編[編集]

郭 海皇(かく かいおう)
【中国拳法】
齢146を数える中国武術界の頂点。顔に深い皺が刻まれた細身で小柄な老人であるが、中国国手にして中国拳法最高峰「海皇」の称号を持つ唯一の人物。烈海王の師の一人[14]。勇次郎からは中国拳法そのもの、武術家を遮るあらゆる障害に屈せず完全を成した奇跡と評される。
普段は車椅子に乗っており、単純な筋力だけならば日常生活でも不便を感じる程度の力しかないが「必要なとき、必要な術を、必要な速度で発揮する」という理合に基づき、パワーやスピードといった人智を大きく超えた強さを持つ。最大の特徴は極限の脱力「消力(シャオリー)」にあり、ほとんどの打撃を無効化することができるほか、「打撃力は筋肉の弛緩と緊張の触れ幅の大きさである」との理論の基に行われる突きや蹴りは、巨大なコンクリートの壁にヒビを入れたり、勇次郎を流血させる程の破壊力を有する。
100年に一度開かれる大擂台賽の前大会の優勝者であり、その当時は全身を鋼のような筋肉で覆いつくし、力と筋肉のみを信仰するパワーファイターであった。そしてそのパワーをもって「理合」が嘘っぱちであることを証明するために道場破りを続けていたが、ある時、本物の理を使う武術家に手も足も出ずに敗れる。それを境に力に頼ることを捨て、理合を手に入れることに人生を捧げ、90歳を超え箸と椀に重量を感じるようになった頃、大男をいとも簡単にねじ伏せる完璧な「理」を手にした。一見人格者のような振る舞いをみせるが、目的を達するためにはどのようなことをも行い、失敗をした者には容赦の無い制裁を加えることをも厭わず、敗者には目をくれることもない。
外国勢が大躍進する今回の大擂台賽においては、海皇の称号を中国の外に出さないために暗躍し、範馬勇次郎との対決を果たす。激戦の末敗れそうになるが、勇次郎の放つ止めの一撃が当たろうかという瞬間、自身の護身の集大成である「擬態死」を用いて難を逃れ、結果、勝負なし(引き分け)となる。大擂台賽終了後は、勇次郎と互いに実力を認め合い、勇次郎に海皇の名を名乗ることも許した。しかし、勇次郎は海皇の名は中国拳法に命を捧げた者の称号であるとして断った。この時、100年後に再戦の約束をしている。
野人戦争編においては烈海王に請われる形で自ら神心会本部道場に赴き、愚地克巳の天賦の才を認めた上で彼に「マッハ突き」のさらなる進化への一助を与える。克巳とピクルとの対戦を観戦し、彼の編み出した当てない打撃を見て「武を50年は進化させた」と感嘆した。また、克巳が敗北し、ピクルの食料となるかと思われた際には涙を流す一幕も見せた。
劉 海王(りゅう かいおう)
【中国拳法(白林寺)】(声:小形満
黒竜江省の名門である白林寺の総帥。100歳を超えてなお筋骨隆々の巨体を誇る中国拳法の達人で、「闘神」や「拳神」とも呼ばれる。烈海王や怒李庵海王など優秀な人材を育て上げた名手。
最大トーナメントから端々で登場してきたが、本編に直接関わったのは中国大擂台賽編からである。アニメ32話では原作におけるドリアンが海王だと明かされる際の烈の回想エピソードが追加され、その際登場している。大擂台賽の一回戦にて勇次郎との対戦が実現したものの、圧倒的な力量の差で顔面の生皮を剥がされたうえ、そこにハイキックを食らう無残な敗北を遂げる。
龍書文(ろん しょぶん)
居合拳法】
郭春成の友人であり、居合拳法の使い手。台湾出身の45歳。15歳から19歳までの間に全台湾擂台賽で連続優勝を果たし、それからさらに台湾黒社会でバーリ・トゥードの賭博試合をすること25年、無敗を保ってきた天才拳法家。別名「凶人・書文」。そして、オリバ同様「Mr.不可拘束(ミスター・アンチェイン)」の異名をとる。
中国連合軍結成にあたり招集され、1試合目でオリバと対決。オリバの怪力で振り下ろされる腕を片腕で受け止める程の身体能力に加え、手をポケットに隠したまま腰を切って加速させる高速の「抜拳術」は見切り難く、その貫き手はオリバの鋼鉄の肉体をも切り裂いた。最後はオリバの頭突きによって敗れる。せわしなくポケットに手を入れたり出したりする戦い方を「スマートじゃねえ」と一度は評されるも、敗北の瞬間までハンドポケットの流儀は貫き通し、「スマートな野郎だ」とオリバからも敬意を表された。
郭春成(かく しゅんせい)
【中国拳法】
郭海皇が120歳の時に出来た息子。別名「狂獣・春成」。浅黒い肌と長髪の青年で、仲間である範海王に食って掛かるなど性格は好戦的。中国連合軍結成の際に龍書文とともに招集され、2試合目で刃牙と戦う。試合開始直後に放った崩拳(中段突き)に右カウンターを合わせられ脳震盪を起こし、さらに倒れる際に左アッパーと廻し蹴りを喰らいわずか2秒で撃沈。その後郭に「武から身を引け」と叱咤される。
範 海王(はん かいおう)
【中国拳法(拳王道)】
李海王の兄。広東省出身。一回戦で戦う予定だった毛海王が郭海皇によって気絶させられたため、そのまま中国連合軍の一員となった。中国連合軍VS日米勝ち残り連合軍の4試合目にマホメド・アライJr.と対決し、ボクシングには蹴り技がないこと、上半身と下半身の筋力差を指摘するが、アライJr.の地面を蹴りながら繰り出されたアッパーをまともに顎にくらい、続けざまに放たれたフックによりダウンする。一度は起き上がるが、地面がせりあがってくるという錯覚を見ながら再び倒れた。リンゴを真っ二つに切り裂く鋭い蹴り技を持つ。
彼が登場する前に勇次郎が世界中に自分の子がいるような発言をしたことや、「範」という苗字から勇次郎の新たなる息子と予想させ、作者も実際その方向で考えていたが、話が広がらなかったのでやめたという[要出典]
李 海王(り かいおう)
【中国拳法(薬硬拳)】
範海王の弟で、中国全土最高の毒手の使い手。同じ毒手でも柳龍光とは違う理論によって編み出された「陽手」を持つ。一回戦で柳の毒によって衰弱した刃牙と対戦したが、毒手の理論を逆利用されて敗れる。勇次郎には、「三流拳法家」と酷評されたものの、サンドバッグのカバーに指一つで穴を開けてしまうなど、実力は高かった。
サムワン海王(サムワン かいおう)
【中国拳法+ムエタイ】
タイ出身の海王。25歳。年端も行かぬ少年の時分に、巨大なコブラと戯れる姿を中国拳法の師・蘇栁勝に見初められ、10年近くにも及ぶ訓練を受ける。その後香港で各種擂台を制覇し海王の認可を得た。武術もまた身体能力を競うものであり、気や発勁をまやかしにすぎないという持論の持ち主。
一回戦で郭海皇と対戦するが、蹴りを放った直後にトランクスを脱がされ睾丸にデコピン一閃を受けるという屈辱的な敗戦をする。敗退後には勇次郎に挑発を受け、突っかかるも返り討ちに遭った(勇次郎いわく「その姿勢は間違っていない」)。
登場後少しして行われた人気投票において、並み居る旧キャラクターらを押しのけ9位という快挙を成し遂げる。
楊 海王(よう かいおう)
【中国拳法(金剛拳)】
山東省出身。打撃、軋轢、砲撃、台風時の岩や流木の落下する中で滝行という荒行で、五体を金剛化するという金剛拳の使い手。
一回戦で怒李庵海王と対戦。戦意の無いドリアンを一蹴するも一方的な戦いに納得がいかず、オリバに問い詰めた挙句、彼の思惑通り対戦するが(ただし、会場でのアナウンスではオリバの側から物言いがあったということになっている)、頑丈さへの自信と慢心から先手を譲ったため、あっけなく頭上から文字通りに体を潰された。
寂 海王(じゃく かいおう)
日本拳法(空拳道)】
唯一の日本人海王で、日本生まれの中国拳法・空拳道の使い手。全国に2万4千人の弟子を持ち、日本の未来を救うために弟子たちの講師となるべき強い格闘家を探し、スカウトして廻っている。
一回戦の陳海王との対戦では肩を外し勝利。その後の中国連合軍VS日米勝ち残り連合軍の3試合目で烈海王と対戦。烈をスカウトするという話をしながら握手を求めて掴んだ腕を投げるなど奇襲と心理攻撃で翻弄し、「格下の相手には使用するべきではない」とされる急所攻撃を烈に使わせるまで食い下がるも、力量の差までは覆せず敗北。ただ、試合終了後はすぐに自分の足で立って歩き、懲りずに烈にスカウトの話を繰り返すなど、本当に満身創痍になるまで食い下がっておらず、実力の程は不明。決着の直後は心の中で寂を称えていた烈も微妙な表情をしていた。
野人戦争編にも登場。ピクルに興味を持ち、「前途ある若者を正しく導く」との名目で彼が住む在日米軍基地に侵入。しかし実際はピクルと闘いたいだけだと、同じように侵入していた独歩や渋川たちには見透かされていた。
徐 海王(じょ かいおう)
【中国拳法(竜王拳)】
江蘇省出身。巨漢の海王。一回戦でマホメド・アライJr.と戦うも、散々に翻弄され敗北。
孫 海王(そん かいおう)
【中国拳法(節拳道)】
吉林省出身の海王。五指にはめた指輪を破壊するほどの握力を持つ。しかし一回戦で対戦した烈に挑まれた握力勝負で簡単に捻じ伏せられ、同じく握力を武器とする花山には遠く及ばないと酷評された上、「海王を返上して基礎からやり直せ」と一蹴される。
陳 海王(ちん かいおう)
【中国拳法(三合拳)】
福建省出身。「拳」「気」という中国武術の要素に環境利用の「地」を取り入れた「三合拳」の使い手。一回戦で寂に勧誘の隙をついた関節技をかけられ敗退。楊の敗因について「気と拳の融合のみでは不完全」という三合拳の理念に基づいた発言をしている。
毛 海王(もう かいおう)
【中国拳法(受柔拳)】
河北省出身。太身の体格で目が細い。一回戦最後の試合で範海王と対戦する予定だったが、郭海皇のルール変更案に納得せず、また中国連合軍の人数あわせのため郭海皇に人中を突かれ倒される。
マホメド・アライ
ボクシング(マホメド・アライ流拳法)】
生きながらにして「神」と呼ばれる伝説のボクサー。その強さと生き方から20世紀最高のスポーツマンとして世界的な人気を誇り、勇次郎も敬意を表している。ボクシングの型を超えた全局面闘法「モハメド・アライ流拳法」を創るのが彼の悲願であったが、ベトナム戦争への兵役拒否での長い投獄生活によるブランクでその夢は絶たれてしまう。その夢は息子に託された。
引退後は幾多の激闘を通じてパンチドランカーを患っているかのように思われていたが実はそのダメージは息子のアライJr.とのスパーリングによって受けたものであった。その後、必死のリハビリ・トレーニングを重ねた結果1分間なら現役時代と変わらぬファイトができるようになる。それは自身に致命傷を与えた息子へのリベンジのためであり、血縁をものともせぬ闘争心を窺わせるものだった。だが同時に駆け引き上手な策士としての一面を持ち、それゆえ事が自分の思い通りに進んだ時など、満面の笑みを浮かべることがある。
刃牙と息子アライJr.の決戦終盤に、不十分な覚悟で戦うアライJr.を刃牙が本気で殺そうとしているのを見て、自分が刃牙に返り討ちにあって死ぬことを覚悟の上で乱入し、刃牙にパンチを叩き込む。これによって決戦はアライJr.の反則負けになるが、結果として息子が殺されることだけは避けられた。
烈海王ボクシング編では、烈が宿泊するホテルに自ら出向き、ジョー・クレーザーの強さに関する情報を、烈に警告する形で与えた。
マホメド・アライJr.
【マホメド・アライ流拳法】
マホメド・アライの息子。父が完成することのできなかったマホメド・アライ流拳法を完成させ、その拳速は人間の反応速度を超えている。大擂台賽へと挑み、日米勝ち残り連合軍の一員として完全勝利を収める。
大擂台賽終了後、再び日本へと渡る。刃牙と戦い「最強」の称号を手に入れるため、また、来日時に知り合った梢江を手に入れるため、かつての刃牙のライバルたちと次々と対戦し、梢江にアプローチを続ける。独歩と渋川に一度勝利するも、ジャック・ハンマーとの戦いに敗れ、重傷を負う。さらに独歩・渋川との再戦で徹底的に痛めつけられ、父マホメド・アライにも完敗。一時絶対安静を余儀なくされるが、刃牙との決戦が決まると、無理をおしてのトレーニングを12時間続けて完治させた。地下闘技場での決戦の際、マホメド・アライ流拳法のスタイルから「たとえ自分が瀕死に追い込まれても、(自分は)殺されずに(相手を)殺る」と決意するが、裸絞めでの絞殺一歩手前にまで追い込まれ完敗。刃牙からは「相手の命を奪おうとしているのに、自分の命は差し出していない」と、死ぬ覚悟なしで戦っていたことを見抜かれ、批判を受けている。実力的には作中屈指のものを持っているが、真剣勝負に対する認識の甘さゆえに敗戦を重ねている。刃牙との戦い後、悔しさで号泣しているところを梢江に抱きしめられるが、それは単なる哀れみであり戦いの場でも恋愛でも刃牙と同じ土俵に立っていなかったことを悟った。
モデルとなっているのはモハメド・アリで、「若い頃のアリが現代に現れたらどうなるのかを描きたかった」と作者は語っている[13]

範馬刃牙[編集]

実戦シャドーファイティング編[編集]

規格外象
東アフリカタンザニア連合共和国セレンゲティ国立公園で発見された規格外の大きさのアフリカ象。正式な体長は不明。977頭の動物および41名の人間を殺害。また、1日平均21.2トンもの食料を喰らうため、放っておけば2年後には公園の90%が砂漠化し、生態系が壊滅すると言われていた。
事態を重く見た公園のレンジャーと軍隊からハンティングされるが、銃火器や装甲車も問題にせず、これをほぼ全滅させる。その直後、乱入してきた範馬勇次郎によって、素手で倒された。
サマン
セレンゲティ国立公園のレンジャー。規格外象ハンティングに参加した中で勇次郎を除く唯一の生存者。
記者会見においてハンティングの様子を正直に話し「ミサイルを使うべきだった」と語ったが、伝聞と航空写真程度でしか象を知らないマスコミからは非難の的にしかならなかった。同様に、最後は一人の男(勇次郎)が象を倒したという結末も信用されず、「あの現場を見た自分ですら信じられないことを、誰も信じるはずがない」と自ら予想した通り嘘つき扱いされている。が、幼い息子のフリオのみは理解を示しており、サマンも彼に対してのみ、勇次郎に関する事実を詳細に話している。
鮎川ルミナ
刃牙の近所に住む小学生。いじめっ子の同級生に強要され、刃牙に刃物で喧嘩を売る。ルミナ本人は「小学生の自分に本気になる訳が無い」と期待していたが、当の刃牙には本気の対戦者とみなされ、尻に強烈な平手を受ける。その後は圧倒されうろたえるいじめっ子を尻目に、拳を交えた男同士として刃牙と友情を結び、リアルシャドーに立ち会うなどした。
ボクシング通を自称しており、刃牙のリアルシャドーの動きから、想定する相手がアイアン・マイケルであることを見抜いた。同様に、想像上の巨大カマキリ(後述)との対戦も克明に見取るなど、非凡な眼力がある。
野人戦争編でも登場し、刃牙にピクルと対戦しないのかとしきりに尋ねていた。
体重100キロの蟷螂
草むらで捕えた本物の蟷螂を基に、刃牙の強大な想像力で作り出した幻。刃牙いわく蟷螂は昆虫界における格闘の専門家であり、同じ体重ならば蟷螂が最強であるとのこと。蟷螂がその身体能力をそのままに人間と同等以上の体重(100kg)まで巨大化したらどうなるか、実験された。脳震盪を誘う、視界の死角に入るなどの対人間用の闘法が通じないため、刃牙を苦しめる。これに対し、刃牙は蟷螂拳に酷似した格闘スタイルを選択。さらに鳥が虫を捕食するかのようなスタイルへと進化し、完全勝利した。
その戦いを聞き勇次郎は破顔大笑し、幻の相手など仔犬にも劣ると酷評した。しかし、ストライダムは規格外象を倒した勇次郎への意趣返しとしてふさわしかったと評価している。

超絶!!監獄バトル編[編集]

ジョージ・ボッシュ
第42代アメリカ合衆国大統領。約束を破ったりはしないものの、政治家としては短絡的で矮小な人物。
かつてJ・F・ケネディが狙撃された通りでのパレード中に、刃牙により誘拐される。連れ込まれた喫茶店で、刃牙に自分をアリゾナ刑務所に収監するよう要求され、それを飲む。またゲバルが合衆国からの独立を要求した際は軽薄にも空爆を企むが、既に国中に潜入していたゲバル軍団の脅迫に屈する。後に半ばあてつけのように「独立を妨害しない限りはあなたを守る」というレッセンを呼び出し、自分の命を狙うように仕向けた勇次郎と戦わせようとするが、「(勇次郎と戦うことは)自殺行為」と言われ、勇次郎から逃げる最良の手段としてレッセンに蹴り飛ばされ2階の窓から落下した(落下するよりも早く屋外に出た勇次郎に拾われて怪我はしなかった)。
勇次郎とレッセンを戦わせようとした際、勇次郎から「任期最後の願いとはこれか?」と問われていたが、後にオズマに大統領の椅子を譲った。
J・ゲバル(純・ゲバル)
【無隠流忍術
アリゾナ州立刑務所に収監されている囚人だが、実際は南米の小さな島国の大統領。21歳。刑務所内では「ミスター2(セカン)」と呼ばれている。これは刑務所内のランキングがオリバに次ぐ2位という意味ではなく、2人目の「ミスターアンチェイン」という意味である。実際、囚人を友としてオリバのような贅沢をせぬものの、あらゆる行動と要求を黙認され、気ままに暮らしていた。
つかみどころのない飄々とした性格をしており、「今日は死ぬにはいい日だ」を口癖にしている[15]。また、死ぬとき以外は地に身体を預けないというポリシーを持つため、普段はロッカーの中で立って寝ている。
日系三世で、幼少時から祖父に無隠流忍術で鍛えられていた。近代格闘技の死角は「支え」であるという持論を持ち、足場を斜めではなく縦に利用し地球の核と一直線になるようにパンチを放てる。また、相手を翻弄する常識外れの奇策や、髪の毛を相手の耳に突き入れ三半規管を破壊するなどの技も得意とする。本気で闘う際は顔に泥でメイクを施す。
元々は自分の島で海賊の頭目をしていたが、17歳で島の独立を目指して組織をつくり、素手による戦闘術を構成員に教え込む。結果、組織は訓練によって幾人もの死者を出しながらも自ら離脱するものは一人もおらず、最終的には組織員全員が素手でのハイジャックや原子力発電所の奪取が可能(素手の戦闘術を備えていれば、厳重な武器チェックがある場所にも容易に出入り可能であるため)になるに至る。その構成員をアメリカ各州に2名ずつ配置し、かつ自身はボッシュ自宅へ赴く脅迫によって島の独立をアメリカから勝ち取った。その危険性ゆえアメリカから、範馬勇次郎やオリバと同様に24時間体制で軍事衛星に監視を受けている。
島の独立後、アメリカ最強のオリバの強さを聞き、闘いを挑むため刑務所に入る。刑務所で刃牙を含む多くの囚人や看守が見守る中、オリバと対戦し互角以上に渡り合った末、決め技で勝ったかのように見えたが、勝利後の光景は全てゲバルが見た「夢」であり、実際にはオリバからのカウンターパンチを顔面に受けて失神し敗北。しかし試合内容には満足したらしく、密かにロッカーの下に用意していた抜け穴から脱獄して故郷に帰った。この際、オリバとマリア宛に彼なりの自国への招待状として島の紙幣を残した。
老人
ゲバルと同じ房に収監されている高齢の囚人。本名は不明。刑務所に入ってきたばかりのバキに対し「今夜が最後の安息になる」と、アリゾナ州立刑務所の異常性を示唆した。食堂で他の囚人に席を譲ってもらえるなど、囚人間ではある程度顔が利くようである。懲罰房に入れられた刃牙に食事の世話をする傍ら、ゲバルの素性と過去について伝えた。この際「私語をした」として看守に襲われるも、刃牙がこれを迎え撃った。
ケント
刃牙がアリゾナ州立刑務所に収監後、同室になった囚人。備え付けのベッドから体が大きくはみ出すほどの長身で、「ミスター2(セカン)」の正体を知らなかった刃牙は彼がそうだと勘違いした。ゲバルからは信用を置かれているようで、オリバとの決戦を前にゲバルから「嵐の封じられた壷」を預かってくれるよう頼まれている。
ファースト
ゲバルに対抗心を抱き、勝負を挑んだ巨漢の囚人。ファーストの名前はゲバルの異名である「ミスター2(セカン)」に対抗して名乗ったもので、本名は不明。元大相撲の力士にして総合格闘技でも活躍するが、その怪力を路上の喧嘩で使い、傷害致死で収監された。ゲバルを倒して彼同様の自由を得ようと食堂で勝負を挑むが、食事の邪魔をされ不快感を抱いたゲバルから拳銃(看守から奪ったもの)を握らされる挑発を受け、引き金を引く以外の“自由を奪われた”挙句に金的蹴りを受けて悶絶。その後ゲバルに誘われるまま体育館で再戦、今度は自分の得意分野である相撲で挑むが、耳の穴にゲバルの髪の毛を突っ込まれて三半規管を引き裂かれ、平衡感覚を喪失して完敗する。勝負後、ゲバルを恐れる看守から全ての規則違反を単独行動として処理され、一声かけられた後射殺された。
カモミール・レッセン
ボッシュの警護を担当する大統領警護官だが、実はゲバルの島の出身者にして、ゲバルがボッシュのもとへと送り込んだ部下。シークレットサービスに潜伏し、島の独立を勝ち取るためにボッシュを脅迫した。ただし、独立との引き換え条件として、ボッシュがゲバルと敵対しない限り彼の命を守ることを第一としている。
ボッシュがゲバルへのあてつけに自身を勇次郎に襲わせた(それによりレッセンと戦わせようとした)時は、そのボッシュの行動を「自殺」であるとして、自殺の意図のある者を守ることはできないと、警護を拒否。2階の窓から下の庭に向けて蹴り飛ばした。しかし実はそれは、ボッシュが大怪我をするのを覚悟の上で「勇次郎による確実な死」から回避させるための行動であった。それでもボッシュが庭の地面に激突するより早く勇次郎がボッシュを捕まえてしまうが、その行動は勇次郎をして「正しい」と評価されるもので、ゲバルへの興味を抱かせた。
サミュエル
アリゾナ州立刑務所副所長。ホールズがアイアン・マイケルの件の依頼を受けた際、苦手としている「マウス」の三人に同行して、刑務所中庭での彼らによるマイケルへの壮絶かつ一方的な攻撃を目の当たりにし、「やめてくれ」と訴えるも当の「マウス」からは聞き入れられなかった。そして、彼らがマイケルの選手生命を絶つべく、右腕の腱をナイフで切断しようとした時、突如としてゲバルが現れる。そして、ゲバルの手で「マウス」が一蹴された後はそのゲバルから、後始末を任される。
唇(リップ)・歯(トゥース)・舌(タング)
【カウンセリングデータファイター】
マウス(口)」と呼ばれる一卵性三生児の看守。その名はホールズいわく「キング・オブ・コンビネーション」である口を構成する部分に由来する。リップがリーダー格。それぞれの格闘技の能力はさほどではないが、三人同時における連携攻撃を行うことで、相手を倒す。ホールズの依頼で、アイアン・マイケルと戦う。一対一の戦闘方法しか想定されていない格闘技の弱点を突き、ボクサーであるマイケルにルールも礼儀も無い卑劣さを含んだやり方で手玉に取る。だがその実一人がやられてしまうと非常に脆く、突如現れたゲバルに散々に翻弄された末に一蹴された。
マリア
オリバの恋人。昔は誰もが振り返る美人だったが、病に冒され、投薬の副作用で肥満化、キングサイズのベッドを一人で埋め尽くすほどの巨体になってしまう。しかし、強靭な精神力を持っており、美しかった頃の気高さを失っていない。気難しい性格でオリバに我が侭を散々にぶつけているが、実際はとても懐が深くオリバのことも心から愛している。極度の肥満体ゆえに自力で歩くことは困難だが、オリバと刃牙の戦いの終わりを察した際には、戦いの場へと自ら歩いて向かい、オリバの敗北を目の当たりにした。その後、オリバに自分を自室まで運ぶよう要請。敗北してもオリバとの関係は変わらないことを見せつけた。

野人戦争編[編集]

ピクル
アメリカ合衆国コロラド州の地下701mの岩塩層に、ティラノサウルスと一緒に閉じ込められていた原人。便宜上の呼称をピクルス(塩漬け)から取られる。身長200cm(2m以上とも)、体重約200kg(130kg強とも)。人語は話せないため、心情はナレーションで表現。力を認めた強敵は心中で恐竜になぞらえることが多い。
元々成長過程のある時期までは四足歩行で過ごしていたと推測され、やや四足獣に近い骨格をしており、状況によって二足歩行と四足歩行を使い分ける。また頸椎が異常なまでに太く頑強で頭部への打撃はほとんど通用しない。
ストライダムが日本に連れて来たところ、空港でいきなり女子アナに襲いかかりレイプする野生の本能を発揮し、刃牙を含めた多くの人物を驚かせた。この後は収監施設(在日米軍基地内)内の専用ルームにて監視されていたが、先のニュースを見てピクルの存在を知った名だたる格闘士8名と勇次郎に「夜這い」をかけられる。勇次郎との邂逅では彼をも超える怪力を見せつけ勇次郎を圧倒しかけたが、勇次郎がとっさに繰り出した「合気」でピクルの側が転ばされる。その直後に現れた米兵の懇願により戦いは中断。
この後、自分を襲ってくる「敵」しか口にしないことが判明。あらゆる野生動物がピクルを恐れて戦闘を拒否するため、ピクル餓死の危険性が浮上したが、これは恐怖を知らぬシベリアトラを捕食することで一時的に解決。
次に、光成の手引きで地下闘技場にて烈海王と対戦。烈を好敵手と認め、それを殺して食わねばならぬ宿命に涙を流すが、結局はほとんどダメージを受けぬまま烈をKO。ひとしきり号泣のち、烈を捕食する。ピクルは烈の全身を食べるつもりだったが、突然現れたペイン博士に麻酔注射で眠らされてしまったため、右足と左肩を食べただけに終わった。
その直後、収監所を脱走。通行人を捕えて服を奪い、変装して繁華街に繰り出す。交通規則を知らないため牛肉を積んだトラックに撥ねられたことを「襲われた」と解釈し、トラックを破壊して積載肉を食した。引き続き繁華街を徘徊していたところ、神心会門下生や花山に足止めされ、刃牙と邂逅する。喜んでこれを地下闘技場へ案内し、一撃で失神させた。
今後は地下ではなく地上の東京ドームで愚地克巳と対戦。幾度もダウンを奪われるがやはりダメージをほとんど受けておらず、烈戦同様涙しながら克巳の右腕を噛み千切る。だが、小さな体で恐竜を連想させるほどの攻撃を繰り出す克巳がそれまで積み重ねた努力を本能で理解し、生涯初めて獲物を食さずに立ち去った。
克巳との戦闘の後、ピクルの前に現れたジャック・ハンマーと対戦。顔合わせ早々顔面にパンチを受けるも倒れず、今まで戦ってきたどの敵のタイプにも当てはまらない好戦的な態度に惹かれる。ジャックの提案から(人語を理解できないが、母親の愛を赤ん坊が理解するようにジャックの意思を読み取る)噛み付き合いを行い、ジャックの顎周辺の皮膚を食いちぎる。その直後にピクルの巨体が浮き上がるほどのパンチを顎に受けるがダメージは無く、烈を葬った突進を放つ。しかし逆にドーピングの臨界状態を迎えたジャックに客席まで放り投げられ、左耳を食い千切られる。これに激怒し、本来の力を発揮して自らの肉体しか信じなかったジャックが神に勝利を祈る程に打ちのめした。失神したジャックを捕食しようとするも、幼少期に毒針を持つ生物だと知らずに蜂を食してしまい苦しんだ時と似た感覚を感じ取り捕食を諦めた。
ジャックは病院に運ばれたが結果に満足せず、病院を抜け再びピクルに挑んだ。ピクルは一度倒したはずのジャックが蘇ったことに畏怖し、逃走する。しかし古代の戦士の誇りに掛けて恐怖を克服。再びジャックを倒す。ジャックは最高のご馳走としてビルのアンテナにくくり付けられ保存された。
ジャックとの戦闘後は冷凍保存していた、かつてピクルと戦い倒されたティラノサウルスの肉を食料として与えることで、ピクルの食料問題は解決(ピクルを数年食べさせてやれる量は充分あり、しかもその数年の間にティラノサウルスの肉自体をクローン技術で生産することが可能との見込みが立った)。その上でついに刃牙と対戦することになる。開始前には刃牙にも夕食であるティラノサウルスの肉を振る舞った。刃牙の鞭打や、全ての形象拳を超えた形象拳に恐怖を覚えるも、金的を殴られたことにより激昂、悶絶の後に関節を組み替えた最終形態へと変貌する。しかし、その攻撃は勇次郎と戦うことに備え続けていた刃牙を捕らえることができず、さらにカウンターによって翻弄されてしまう。後一歩まで追い詰められるも、正面からの勝負を望んだ刃牙に真っ向からの勝負を持ち掛けられると、これまでの劣勢を覆す勢いで圧倒。しかし、その中で僅かに敗北への恐れを感じてしまい、無意識の内に覚えた「技」を使用し、刃牙をKOした。だが自身もその直後に戦意喪失し、結果的には引き分けに終わった。
一般社会では常識の通用しないピクルへの批判が強く、刃牙の戦い後、ピクルの処遇に付いては世界中で議論が飛んだ末に投票が行なわれることになり、その結果、僅差で元の場所に返す冷凍睡眠処置が取られることになる。しかしピクル自身は人間社会で生きる道を選び、ストライダムとペインに「感謝の印」としてティラノサウルスの頭を差し出し、夜の東京の街に消えていった。刃牙と勇次郎の戦いでも姿を現し、乱入しようとするが刃牙に一喝され、おとなしく観戦した。
『刃牙道』では下水に潜んで暮らしており、TVカメラの前で巨大ワニを捕食したことで武蔵の目に止まる。その圧倒的な筋骨は「肉の宮」と讃えられ、武蔵をして無刀では殺害不能と驚嘆させた。六日間の絶食を経た野生のベストコンディションにて武蔵と対決。武蔵の愛刀を一度は筋力で止めるが、不慣れな刀を扱おうとした隙に、肉の薄い関節部を斬られる。更に攻撃直前の脱力を狙われ、刃牙らが決着を確信するほどの深手を負う。その戦力差は関節を組み替えた最終形態でもなお及ばず、最後は武蔵に苦手とする蜂と蝶のイメージを見出して戦意(食欲)を喪失。誰はばかることなく悲鳴を上げながら四足で逃走し、本部以蔵に助けを求めた。
アルバート・ペイン
外伝『ピクル』から引き続き登場した人物。ノーベル化学賞を受賞した老科学者。ピクルと共に来日し、ピクルがどのようにして仮死状態で生きていたのかを説明した。また、光成やストライダムの協力を得て地下闘技場をピクルの餌場として使い、様々な野生動物での失敗を経てシベリアトラを食べさせた。この件で世間から批判された際には「希少な野生動物よりたった1人しかいないピクルの方が大切」と主張した。
野生動物やその運動能力の高さに詳しく、それゆえに人間ではピクルに決して敵わないと考えている。グラップラーの強さを知る光成らはこれを素人考えと一蹴したが、ピクルに関する理解は誰よりも深く、烈海王が捕食される結末を予言し、的中させた。また、烈に気を取られていたとはいえピクルを自ら麻酔注射で昏倒させるなど、油断のならない人物。
愚地克巳の母親
愚地克巳の実母で気怠い雰囲気の女性。現在もサーカス経営をしている。夏恵に呼ばれて克巳と再会、その言動から今でも克巳を愛していることが窺える。
バラク・オズマ
ボッシュの次代のアメリカ合衆国大統領。40代大統領ロナルド・リーガン以来の密約に基づき、勇次郎と友好条約を結ぶ。その際、大学時代からオーガに憧れていると語りながらも、好奇心を抑えきれず、勇次郎に握力で石炭をダイヤモンドに変えるよう懇願した。勇次郎は「そういうところはお前もボッシュと変わらない」とキツイ一言を放ちながらも、石炭を握った拳でガラスのテーブルを切断。この様子を見て「あなたは出来た(Yes You could)」と絶賛する。その後、調子に乗ってその出来事を「私がオーガにやらせた」と日本の首脳陣に話すが、突如現れた勇次郎に激怒され、皆の前でもう一度友好条約をさせられる辱めを受けた。
波斗山征夫(はとやま ゆきお)
日本の内閣総理大臣。ピクルの扱いについて有識者を招聘し検討させたが結論が出ず、世界中の市民による投票に委ねることを決断した。また、徳川光成から、範馬刃牙と範馬勇次郎との戦いを黙認するよう要請された。勇次郎に関する詳細な情報を持ち合わせておらず、防衛大臣の北澤や文部科学大臣の川端らを招集して関係閣僚会議を開催し、対応策などを検討した。また、勇次郎について詳しい主民党幹事長の大沢とも協議を行った。
北澤俊男(きたざわ としお)
日本の防衛大臣。前任の防衛大臣から、範馬勇次郎に関する情報を引き継いでいる。そのため、アメリカ合衆国と勇次郎との間で締結された友好条約の存在や、大臣官邸襲撃事件の顛末についても関知している。
川端達己(かわばた たつみ)
日本の文部科学大臣。断片的ながらも、範馬勇次郎に関する情報を入閣前から知っていた。大臣官邸襲撃事件が公にすることは青少年健全育成の観点から問題があると主張しており、勇次郎の存在が明るみになれば国民に対し悪影響が及ぶと懸念している。
大沢一朗(おおさわ いちろう)
主民党の幹事長。範馬勇次郎の最新映像を個人的に所持するなど、勇次郎に関する知識を豊富に持ち、波斗山に対して映像を見せながら熱心に解説した。勇次郎を「この世でたった一人の腕力家」と評しており、全ての男子の憧れであると喝破した。また、勇次郎の存在を脅かすことは内閣総理大臣であっても不可能なため、勇次郎についての情報は本来波斗山に知らせるべきではないと考えていた。なお、大沢による説明を聞いた波斗山は、大沢が勇次郎のファンのように見えると指摘している。
藻木研一郎(もぎ けんいちろう)
脳科学者で、鎬紅葉の友人。紅葉からも「世界一の脳科学者」と言わしめるほどの人物。刃牙の脳の画像を見て驚愕していた。

強者達の闘い編[編集]

深町 元一(ふかまち げんいち)
46歳。センターボクシングジムのコーチを務める。入会のためにジムを訪れた烈に応対し、片足ながら選手を志望する無謀さと前近代的な鍛錬観に戸惑うが、試しに叩かせたサンドバッグを破壊する突きの威力に感嘆し、入会を許可。ジムの方針に従わずにボクシングの常識を覆す烈には不快感を隠せず、実力を認めながらも邪険にし続けたが、次第にその実直な誠意に素振りを改めていく。
ボクシングを引退し数十年が経ちながらもそのパンチは現役時代の鋭さを残す。また、ジョーとの試合で自分の手に余りながらも「ある物、全てを」と的確な助言を与え、烈から師の一人に数えられることとなる。
麻仁 アキオ(まに あきお)
【プロボクシング】
OPBFスーパーウェルター級チャンピオン。アマチュア、プロを通して無敗、さらにプロでは14試合全て1RKO勝ちという心身ともに優れたボクサー。烈とのスパーリングを持ちかけるが、本人には実力差がありすぎると拒否される。その言葉通り、挑発に乗ってリングに上がった烈の右パンチで一撃KO負けを喫する。
ギャリー
【プロボクシング】
ヘヴィ級プロボクサー。戦績は9戦9勝8KO。烈をもってして逸材と言わしめる巨漢の黒人。深町コーチに呼び出され烈とスパーリングするが、想定外の攻撃に拳と左上腕骨を骨折する重傷を負わされる。
カイザー
世界的に有名な大物プロモーター。長身の黒人(実際はブーツで高く見せているだけ)。態度は悪いがプロモーターの腕と眼力は確かで、烈のデモンストレーションに驚愕し、彼を売り出すために巧みな話術で誘い、烈と深町コーチを渡米させる。ラスベガスのボクシング競技施設でワーレフの試合終了後、すぐさま強引に烈を売り込んで、烈海王対アンドレイ・ワーレフという対戦カードをマッチメイクする。傲慢だが必要とあらば自らも犠牲にするなど筋は通しており、頑固な烈すら頷かせる。
アンドレイ・ワーレフ
【プロボクシング】
元世界ヘヴィ級チャンピオン。身長237cm・体重151kgという作中屈指の体格の持ち主で、その野生的な外見に反して、性格は温厚で理知的であり、場を盛り上げるための演出を惜しまない一方で、試合には競技者として真摯に臨むという高いプロ意識の持ち主。カイザーの策により、烈とエキビジョンマッチを行ない、烈をして甘い相手ではないと警戒させるが、無寸勁(ノーインチパンチ)を受け1Rでキャンバスに沈む。その様は「消えたワーレフの頭(打撃によるブレをカメラが捉えられなかったもの)」として新聞を飾ることになる。
ジョー・クレーザー
【プロボクシング】
36歳。アマチュア時代にゴールデングラブを取り、プロでは勝敗を重ねて這い上がってきた努力型。才能のないロートルと評され、体格にも恵まれていないが、タイトルに最も近いとも言われる実力を持っており、世界最強と称される左フックを持つ。烈は彼を「才能にも体格にも恵まれなかったが、それでもなお絶望を拒否して、死線を踏み越えた男」と評し、努力によって才能の壁を越えた男と認めている。
ひたすら煙のように追いすがり纏わりつくという戦法で過去試合中一度も後退したことがないと謳われており、「スモーキン(煙)」の異名を持つ。自分の得意とするルールとはいえ烈にボクシングとグローブの恐ろしさを知らしめ、ダウンを奪うほどの実力者。最後は追い詰められて切り札の封印を解いた烈から人中に一本拳を受けて倒れるが、決して敗北者ではないと讃えられた。
ウィルバー・ボルト
【プロボクシング】
プロボクシング4団体統一王者。身長205cm。規格外の脚力を持って生まれ、20歳の時に出場したオリンピックの陸上短距離走で、前人未到の9.49秒を叩き出した「最速」の男。突如ボクシングに転向するやここでも非凡な才能を発揮し、「最強」の王者としてボクシング界の頂点に君臨する。実際は脚力のみならず全身が規格外で、腕を掴まれた烈が動けずに冷や汗を流すほどの握力・腕力を誇る。
続編『刃牙道』で烈に敗れたことが明かされている。

地上最強の親子喧嘩編[編集]

神崎尚人(かんざき なおと)
内閣総理大臣。勇次郎と刃牙の対決に備えて近隣に警察、機動隊、自衛隊などを配備。その後光成と共に親子対決を観戦する。
連載中の世情を反映し、親子対決の途中で神崎から野多(のだ)という人物へ交代する珍事を起こし、同席していた徳川光成が「誰?」と呆気にとられた。
範馬勇次郎の母
範馬勇一郎との間に勇次郎を授かるが、勇次郎から授乳を強要されるという母として最大の屈辱を受けたため、彼の出産後に出家した。
彼女は『バキ外伝 〜範馬勇次郎誕生〜』が初登場であり、劇中では勇次郎を「最初で最後の子でした」と語っている。
範馬勇一郎(はんま ゆういちろう)
柔道
範馬勇次郎の父。投げを得意とする重量級の巨漢で、刃牙が驚愕するほどの肩の筋肉を持ち、息子同様に「鬼」を背負う。勇次郎からは全てにおいて自分と正反対の人間と評されている。すでに故人であるが、刃牙と勇次郎の親子喧嘩の最中に突如幽霊として現れた。
戦艦ミズーリ艦上での降伏文書調印をもって沖縄戦が終結後も、小さな島で単身抵抗し、圧倒的武勇で米軍海兵隊を退けた(その時彼に対して原子爆弾の使用が検討されたほど)。旗艦アイオワの奪取をもって「米国に勝った男」と讃えられる(なお、先述の降伏文書調印の件と、勇一郎1人から米軍が受けたありえないまでの被害から、以上の件は知る人ぞのみ知る一件となっている)。
人を投げ飛ばして、投げられた人もそれをぶつけられた人も無事ではすまない投げ技の達人だが、それ以上の決め技として人体をヌンチャクとして振り回す絶技を得意とし、勇次郎も誇りと共にこの技を受け継いでいる。この技は見た人間からすれば振り回される人間その人がまるで振り回す張本人の身を飾るドレスのように見えるため、勇一郎と対峙した米軍海兵隊員はこの技をそのまま「ドレス」と命名している。
『バキ外伝 拳刃』にも孤高の柔道家として登場。八百長試合を受け入れわざと負けるなど、勝ち負けにはこだわらない性格であることが窺える。
モデルは木村政彦[16]

刃牙道[編集]

宮本武蔵(みやもと むさし)
二天一流
江戸時代初期に天下無双の伝説を築いた兵法者。熊本県竜田町に土葬されミイラとなっていたが、徳川光成が集結させた科学技術者たちにより脊髄の中に残存するDNAからクローンが作られた。だが、眠ったまま目覚めず、徳川寒子の降霊術で魂を肉体に降ろされたことにより、完全に現代に蘇る。
肉体年齢32歳。大柄な体躯と猛獣のような骨格、鋭い眼光に悪魔的な殺気の持ち主。現代の最高峰に位置する格闘家・武術家と比較してもその技量は遥か上を行き、素振りのみで日本刀を破壊し、青竹をささらにする。刀を抜かずとも殺気のみで太刀を浴びせることができ、対象者は「斬られた」と錯覚する。超然としていながらも礼節は弁えており、度々諧謔を弄する。400年ぶりに見た現世の変化には戸惑いつつも、地下闘技場での闘争に居場所を見出す。ただし闘争そのものが目的の格闘士と異なり、立身出世を重視している。
手始めに無刀で刃牙を二度倒した後、現代の街に繰り出して職務質問をしてきた警官を昏倒させた。その様子がテレビで流れ、武蔵の存在が世間に知られることになった。そして、それを見て徳川邸へ現れた愚地独歩と立ち合うも、これを圧倒。次に現れた烈海王には武器を用いての立ち合いを地下闘技場で求められ、その持つ軍勢並の実力を畏敬しつつも、全ての技術を打破して斬殺。後始末として警察に出頭し、待ち受ける剣道日本一の三輪猛丈を一蹴。さらに渋川剛気と引き合わされ、初体験の合気に感銘を受けた。続いて勇次郎と対戦し、一進一退の攻防の末にその実力を認め、生前にも完成していなかったという素手による二天一流を敢行する。しかし本部以蔵の乱入によって水入りとなった。続いて愛刀を取り寄せてピクルに真剣勝負を挑み、肩を僅かに食われたものの滅多斬りの大勝。泣き叫ぶピクルに鼻白む武蔵であったが、逃げるピクルの真打ちとしてついに本部以蔵が参戦し、満を持して[17]勝負に突入する。毒や爆薬をも解禁し全身全霊を傾ける本部に対し、練習試合と解釈した武蔵は加減をしながら戦い、結果として武蔵は締め落とされてしまう。しかし、本部は真剣勝負なら自分が早々に斬首されていたことを認め、武蔵もまた「それでもお前は勝っている」と本部への賞賛を送った。
本編登場以前にも宮本武蔵については端々で触れられており、『範馬刃牙』では闘いの際に脱力を用いることや、身体能力は現代のトップアスリートをはるかに凌駕することが語られていた。
二天一流
作中では1645年にまだ完成していなかったという設定。筆を使わずに書するが如く、剣を使わずに斬ることを奥義とする。そのため無刀でも構えは剣と同じであり、対戦相手は武蔵の手中に大小のイメージを見る。なお武蔵は現代格闘技を評して拳を剣としたと讃えているが、同時に「剣と言っても自分の剣ほどではない」と笑っており、その言葉に違わぬ斬撃力を発揮する。
作者曰く、弓の達人が研鑽の末に無弓に至った逸話に着想を得ているが、無刀のままでは怖さが減るとの理由で再び抜刀した[18]
無銘 金重
かつての武蔵の愛刀。武蔵がピクルの筋骨を無刀で断つのは難しいと判断したため、熊本県から取り寄せられた。その切れ味は防弾のボディアーマーを全く問題にせず、支柱を狙えば高層ビルをも倒壊できるという。唯一、古式の具足には両断叶わず手こずるが、それとて打ち込みの衝撃で装備者の骨肉を粉砕することは容易である。
阿部心三(あべ しんぞう)
内閣総理大臣。武蔵のクローン作成に倫理や国際評価の観点から猛反対するが、作中では首相が徳川家当主より目下のため阻止できなかった。街に出て警官を斬殺した武蔵の存在を危険視し、武力での鎮圧を命ずる。
サム・アトラス
アメリカの総合格闘技において7年間王座に君臨するヘヴィ級チャンピオン。パウンド・フォー・パウンドと呼ばれ、一試合で4億円稼ぐという。勝ちすぎたゆえにその座に飽き飽きし、地下闘技場に参戦し刃牙と対戦する。自身の半分程度の体格しか持たない刃牙が地下闘技場のチャンプであることに驚愕したものの、瞬時に頭を掴まれて揺さぶられた末に失神。結局完膚なきまでに敗北したが、試合後は人知を超えた刃牙の怪力を体験したことに満足した上、彼が退屈からなる欠伸を噛み殺していたことも気遣いと思い込むなど、上機嫌であった。
野々村仁(ののむら ひとし)
宮本武蔵クローン作成プロジェクトのチームリーダー。実験施設を訪れた光成と総理を出迎え、卵子への核移植の際には光成に解説を行った。
ジョン・ホナー
古生物学者。化石の骨を原形を保ちながら保存するのが常識だった時代に、骨を割って中を調べるのが重要という考えを持っていた。そのため協力者を得られなかったものの、ティラノサウルスの化石からDNAを抽出した功績を光成に買われ、宮本武蔵のクローン造成に着手する。
徳川寒子(とくがわ さぶこ)
光成の姉。街角で口寄せを行う霊媒師。雰囲気は非常に胡散臭いがその実力は本物で、歴史上の偉人はおろか、存命中の人物の生霊までも降ろすことが可能。
武蔵のクローン体に霊魂を降ろして口移しで注入し、その蘇生に成功する。またこの際、クローン造成に関わった科学者たちを前に、組成のために肉体に投与する薬物についても適切な指示を出している。
田中欣一(たなか きんいち)
脳生理学者。科学者として霊媒という手段に反対し、自身をプロジェクトから除名するか寒子を追い出すかとホナーに問いただしたが、寒子が祖父を霊媒したのを目の当たりにして考えを改める。
佐部京一郎(さぶ きょういちろう)
『バキ外伝 拳刃』で独歩と立ち会った剣客。明らかになっているだけでも14人を斬殺しており、拳銃にも数度にわたって勝利しているという。
本編『刃牙道』にて現代日本最強の剣客として再登場。白髪の老人となっているが九段の腕前で、斬殺数も20人を超えている。通称「人斬りサブ」。復活した武蔵に地下闘技場で引き合わされるが、意識の上で七回斬られて敗れる。
内海旬三(うつみ しゅんぞう)
警視総監。烈が斬殺された一件について、試合の観客複数が警察に証言をした手前、「警視庁で事情聴取を行う」という建前で機動隊を引き連れて光成邸に赴く。警察官としての職責に葛藤しつつも武蔵の武力には興味津々で、その(現代では違法とも取れる)戦闘行為にも理解を示している。
三輪猛丈(みわ たけじょう)
剣道
38歳の巡査部長。全日本剣道選手権四連覇の実績を誇る七段で、剣道は真剣よりも軽量な竹刀の導入で剣術より高速化したとの自負を持つ。
武蔵と一試合するも、技を繰り出す間も与えられずに、竹刀をへし折る素早くかつ強烈な一撃で敗れる。
トラムプ
アメリカ合衆国次期大統領。合衆国と勇次郎の不可侵宣言を、第40代大統領ロナウド・リーガン以来の卑屈な悪習と断じ、撤回を念頭に意気揚々と勇次郎に会見した。しかしひと目で分かる勇次郎の戦力に当てられて闘志を無くし、宣誓をしてしまった。なおこの話は合衆国大統領選挙を受けて緊急掲載された[19]
ヒナリー
トラムプのライバルである女政治家。トラムプを出し抜くため、ストライダムを通じて勇次郎と接触し、宣誓の上書きを試みる。断られた上に男根を見せつけられて動揺するが、朱沢江珠の友人であったよしみで庇護されることとなる。
大塚平兵衛(おおつか へいべえ)
捜査一課の老警部補。始め数名の警官を率いて武蔵を逮捕しようとし、左目を潰された上に隊も全滅。次いで百名の機動隊を率いて武蔵に降伏を迫るが、最後通牒を兼ねた一騎打ちの末、銃身ごと両断され敗死。武蔵からはいい勝負と讃えられた。
岩間達文(いわま たつふみ)
機動隊百名を指揮する警視。武蔵に部下の圧縮ゴム弾銃や放水車が通じないと見るや、自ら50万ボルトの改造テーザー銃で参戦。武蔵をしてこれほどの猛毒は初めてと言わしめる衝撃でダウンを奪った。しかしその威力が仇となって妖術師と見做され、回復した武蔵に斬首された。
島本頼至(しまもと よりちか)
特殊戦術急襲部隊STATの隊長である警視。ヘリや装甲車など多数の戦力を率いて武蔵鎮圧に赴くが、駆け回る武蔵に不可解な白兵戦を挑んで殉職。同時に多数のSTAT隊員が為す術なく斬られ殉職した。
田沼彦二(たぬま ひこじ)
STAT副隊長である警部。上の理不尽な命も粛々とこなす冷徹な指揮官であり、島本が斬られて浮足出つ隊を統率して立て直すが、武蔵の兵法に翻弄されて殉職。島本・田沼の両指揮官を失った隊は瓦解した。

バキ外伝 -疵面-[編集]

花山薫
この作品の主人公。この外伝では、ヤクザとしての生活と戦いを見せる。『グラップラー刃牙』本編と比べて、発言することが少ない。詳細はリンク先を参照。
木崎
花山組の若頭。本編でも初期のころから登場していた。花山の補佐役として行動を共にすることが多い。花山を「二代目」として心から信頼し、惚れ込んでいる。
ヒロシ
花山の中学・高校時代の下っ端で、花山に顎を割られて以来、復讐を志して花山薫を研究していた男。3年間体を鍛え上げ、藤木組の構成員を倒して代紋のついたバッジを奪う「金バッジ狩り」になり、ついには花山に対決を挑むも、まったく歯が立たず、逆に強烈な前蹴りによって吹き飛ばされる。鍛えていたおかげで大怪我を免れ、花山に名前を覚えられていたことに感激し、最後には感謝を表す。
上田光輝(うえだ みつてる)
特技は喧嘩。ヤクザを夢見て花山組に入ろうとするが、「一から修行」と言われ不服であった。だが、その後花山と出会い、花山の実力を知り男を磨くために花山組傘下となる。実力は本物で、手刀で瓶を切り、電話帳を破り、10円玉を曲げられる。田中KENと共に行動することが多い。
田中KEN(たなか ケン)
花山組構成員。17歳。花山組では、上田より1つ先輩の下っ端。堀尾吉晴、レックスとは同級生だった。初めての舎弟が嬉しかったのか上田に関しては親身で、いい兄貴分に成長している。生死をさまよう手術を受けた直後の花山に呼び出しを受けても、何の疑いもなく外出の用意を持っていくなど、考えの足りないところがある。
堀尾吉晴(ほりお よしはる)
17歳。田中KEN、登倉竜士とは幼馴染みであり、彼の痛風による激痛以上の激痛を与えてくれる強者を求めて東京に訪れ、紆余曲折を経て花山薫と出会うことになる。
登倉竜士(とくら りゅうじ)
17歳。通称、レックス。その呼び名のとおり花山と比べても2回りほども大きな体格を持ち、顔に大きな傷がある。が、その実、全く無邪気で温和な性格をしており、後述の源王会との抗争以外では、自ら戦いを挑んだ描写は無く、普段は病院で入院生活を受けている。
堀尾、田中とは幼馴染であり、「地元最強のタメ年」として名を馳せていた。13歳の頃より患った痛風に苦しんでおり、電車を脱線させるほどの大暴れをしていた。この一連の騒動は、最凶死刑囚編と同時期に起きており、徳川光成曰く、レックスの大暴れも一つのシンクロニシティである。痛風による苦痛を紛らわせるため、格闘による痛みを求めて堀尾と主に強者を探し、花山と闘って目的を遂げた。その後は花山と友人関係となり、共に酒を飲んだり、凶弾の嵐に倒れた花山を特殊部隊から助け、友達だからという理由で敵討ちに出向くなどしている。なお、痛風の痛みには耐えられないが、闘いにおいては痛みは意に介さず驚異的な打たれ強さを持つ。
空港内でG.Mと対峙し、非常に凶悪で好戦的な態度を見せた。相手の催眠攻撃を大声を上げることでかわし、巨体に不釣合いなフットワークを繰り出すなど、高い潜在能力でG.Mを戦慄させ、ジャック・ハンマーと誤認させるほどの印象を与えた。G.Mの本気の攻撃に対しても怯まず、鼻を千切り取られてしまうが、驚異的なタフネスさで全て受け抜き、そのパワーでG.Mを滑走路に叩き付け続けてG.Mのギブアップにて勝利した。
花山景三(はなやま けいぞう)
花山薫の父親。藤木組舎弟頭、花山組初代組長。
長ドスの使い手で、死の直前の討ち入りでは片手で源王会七代目会長を討ち取っている。敵対組織「源王会」への討ち入り前に、身の危険を案ずる妻(花山の母)を張り倒して出ようとする際、母を守ろうとする花山に左腕を掴まれる。息子の力に驚くものの、本気を出せと命じ、握撃で腕を潰される。妻に手当を受けるよう懇願されるが、息子の成長の証であるとして応じず、その成長を喜んでいた。そして最後に優しい父の表情をのぞかせ、花山に母を頼むとのみ伝えてそのまま討ち入りへ向かい、帰らぬ人となった。享年41。
清水治郎(しみず じろう)
藤木組若頭、清水組々長。『グラップラー刃牙』幼年編にも登場し、花山の強さを説いた。マスター国松が源王会8代目会長の弟子であることを知らずに暗殺を依頼したため、逆に罠にはめられてしまい、部下共々凶弾に倒れる。しかし、死の間際に秋田組長に重要な手掛かりを残した。
秋田太郎(あきだ たろう)
藤木組五代目組長。81歳。趣味は魚釣り。花山一家の良き理解者で、花山から非常に慕われている。
花山たちを含む極道のトップに君臨する人物であり、田中曰く「ゴッドファーザー」。清水の死を皮切りに、源王会並びにマスター国松との全面戦争を決意する。
ナットー・L・ネルーニョ
「世界最強の暗殺者」と呼ばれる男。生まれはアフリカの紛争地域。多くの裏社会の大物たちを育て上げ、偉大なる指導者(G.M〈グランドマスター、ジーエム〉)と呼ばれる。オカマ言葉をしゃべり、先天性の過度な筋肉の発達により骨格の成長を抑制しているため身長は推定1m以下。また歯がなく、頭髪もカツラ。過剰な男性ホルモンの分泌を抑えるため、大量のホルモン剤を服用している。
巨大暴力組織「源王会」の八代目会長として、花山景三に殺害された七代目の後任を務める。ヤクザからは、ヤクザを相手に孤軍奮闘するオカマと捉えられているが、その正体は世界中の裏社会組織や警察機構に手先がいる巨大な秘密結社「N.O.N」の首領。天文学的な人間を殺害していながら、自身の腕や組織の力を利用し、証拠を残しておらず前科もない。花山薫から不死身の因子を見つけ出すため、および日本支配のために源王会の会長に就いた。
戦闘能力は極めて高く様々な暗殺術を有する。打撃・関節技に精通しているだけでなく、片手で人頭を握りつぶす超握力を持つほか、忍術を使い、指や掌を鳴らして周囲の者に幻覚を見せることが可能。また、組織の力を自身の実力として躊躇なく使用し、対戦中に相手を部下に狙撃させるなど、最凶死刑囚とも一線を画す戦い方をする。
性格は猟奇的で、自らの愛玩するペット(レッサーパンダなど、ペットとしては珍しいものを飼っている)のペンギンを調理させて食べたりしていた。また花山と市街地で戦った時にはカップルを人質にとった挙句に殺害するなど凶悪性を見せている。勇次郎を崇拝しており、自邸に巨大な肖像画を掲額している。また、勇次郎のクローン製造を計画しているが、毛髪しか手に入らないため計画は進んでいない。
花山との街中での初戦では、民間人が周囲に多いために実力を発揮できない花山を相手に有利に戦い、部下の銃撃を浴びせ瀕死に追い込むことに成功する。その後、花山の復讐に燃えるレックスと遭遇。まもなく、復活した花山とも対峙する。花山と戦うためにレックスを一蹴しようとするが、部下を殲滅され、自身も催眠攻撃を破られた上に思わぬ苦戦を強いられ、レックスをジャック・ハンマーと勘違いするなど迷走し旗色が悪くなる。その後、薬で抑えていた自身の筋肉膨張が始まり命の危機を迎えるが、逆にそれを戦闘力向上に利用する賭けに出、レックスおよび花山と決着をつけようとするが、レックスのタフネスを崩すことはできず敗れた。
マスタージハド
国松の身辺警備をしている黒いスーツを着た部下。アラブ系らしくモミあげ髭に褐色の肌をしている。
手術後復活した花山に、本拠地にしていたビルを襲撃され、部下もほぼ皆殺しにされる。最終的に司令室に乗り込んだ花山と一騎討ちになり、拳銃で応戦。花山のパンチを3度に渡ってかわしながら推定17発[20]の弾丸を撃ち込む戦闘能力を見せるも、顔面に花山の拳を喰らい、そのまま壁を突き破ってビルから落下した。その後の生死は不明。
アーサー中尉
マスタージハドの部下。彼の隊のオペレータを担当していた。前線に立たない役割であるためか、マスタージハドと花山薫との戦闘を見て頭を抱え込んで縮こまり援護をしなかったり、マスタージハドに勝機が見えた途端に加勢し始めるなど国松の部下にしては臆病である。マスタージハドが倒された際に、花山に睨まれ悲鳴をあげて降参する。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 読み方は「まもりたい」と「しゅごりたい」の二通りある。
  2. ^ これが誰からも望まれたわけではない、一人で勝手に背負ったお節介であることは当の本部も理解しており、渋川に対してその旨を語っている。
  3. ^ 実在する渋川流とは関係ない
  4. ^ 徳間書店 『板垣恵介の激闘達人列伝』14頁。
  5. ^ a b c d e 週刊少年チャンピオン1月25日増刊号『グラップラー刃牙SPECAL』
  6. ^ 当初は「空挺部隊を中心とした五名からなる実戦部隊」とぼかされていたが、『範馬刃牙』第243話で第1空挺団と明言された。
  7. ^ 徳間書店『板垣恵介の格闘士列伝』210-211ページ。
  8. ^ a b c 漫道コバヤシ♯20』板垣恵介インタビュー。
  9. ^ 実在する渋川流とは関係ない
  10. ^ 大田出版『QuickJapan44』
  11. ^ a b 実在する大道塾空道とは関係ない
  12. ^ 現実には酸素比率6%以下の大気を吸うと、人間は反射的に深呼吸して肺の空気を全て入れ替えてしまい、酸素不足で失神に至る。作中の描写では、これ自体が人間の意識を奪う毒とされるが、フィクションである。
  13. ^ a b 漫道コバヤシ♯21』板垣恵介インタビュー。
  14. ^ 作中では劉海王も烈の師とされている(『バキ』23巻 P.50、『範馬刃牙』12巻 P.170など)。
  15. ^ 作中ではベトナム戦争に赴く米兵の言葉と紹介されているが、実際はネイティブアメリカンの言葉である
  16. ^ 増田俊也公式ツイート
  17. ^ 作者は本部と武蔵の戦いをベストバウトにすると公言していた。『漫道コバヤシ♯21』板垣恵介インタビュー。
  18. ^ 週刊少年チャンピオン 2016年43号 P.97
  19. ^ ねとらぼ 漫画「刃牙道」の最新話にトランプ次期大統領が登場!? 地上最強の生物・範馬勇次郎と対面を果たす
  20. ^ 34話の銃声より。