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バカリ・サニャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バカリ・サニャ
2012年のサニャ
名前
愛称 Bac[1]
ラテン文字 Bacary SAGNA
基本情報
国籍 フランスの旗 フランス
セネガルの旗 セネガル
生年月日 (1983-02-14) 1983年2月14日(43歳)
出身地 サンス
身長 176cm
体重 72kg
選手情報
ポジション DF (RSB)
利き足 右足
ユース
フランスの旗 サンス英語版
1998-2002 フランスの旗 オセール
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2002-2004 フランスの旗 オセールB 37 (3)
2004-2007 フランスの旗 オセール 87 (0)
2007-2014 イングランドの旗 アーセナル 213 (4)
2014-2017 イングランドの旗 マンチェスター・シティ 54 (0)
2018 イタリアの旗 ベネヴェント 13 (1)
2018-2019 カナダの旗 モントリオール・インパクト 35 (2)
通算 439 (10)
代表歴
2004-2006  フランス U-21 12 (0)
2007-2016 フランスの旗 フランス 65 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2025年7月6日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

バカリ・サニャBacary Sagna, 1983年2月14日 - )は、フランスサンス出身の元サッカー選手。元フランス代表。ポジションはディフェンダー(右サイドバック)。

アーセナルFC時代の指揮官アーセン・ヴェンゲルからは当時プレミアリーグ最高の右サイドバックと評され、ウィングバックやセンターバックとしても出場経験がある[2]

クラブ経歴

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オセール

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AJオセールにて2004-05シーズンにトップチームへ昇格すると、ジョアン・ラデ英語版に代わってポジションを手にする。アブー・ディアビユネス・カブールらと共に2005年のクープ・ドゥ・フランス優勝を経験する。所属した3シーズンにおいて毎年UEFAカップに出場し17試合でプレー。2006-07シーズンにはリーグのベストイレブン及びクラブの最優秀選手に選出された[3]

アーセナル

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2007年7月12日にアーセナルFCへ移籍[4]。5年契約を締結し、移籍金は700万ユーロや900万ユーロとも報じられた[5][6]。1年前にチェルシーFCアシュリー・コールが移籍して以来空きとなっていた背番号3を引き継ぐ。エマニュエル・エブエとの右サイドバックのポジション争いを制し、2007年8月12日のフラムFC戦でリーグデビューし2-1の勝利で飾る[7]

2008年2月13日には実兄オマルを28歳で亡くしたが、父の助言を受けて1週間後にACミランとのUEFAチャンピオンズリーグ1回戦2ndレグに出場し、2回戦進出に貢献した[8]。3月23日のビッグ・ロンドン・ダービーでは、59分にセスク・ファブレガスのコーナーキックに頭で合わせトップチームにおける自身初得点を記録[9]。しかし72分に足首を負傷し、このシーズンはリーグ戦29試合の出場となった。それでもこのシーズンの活躍が評価され、プレミアリーグ挑戦初年度でベストイレブンに選出[10]。シーズンオフには新たに契約を2年延長し、契約満了を2014年までとした[11]。2008年12月26日のアストン・ヴィラFC戦では相手FWガブリエル・アグボンラホールのシュートをゴールライン上でオーバーヘッドキックでクリアした[12]

2009-10シーズンはコンディションの調整に悩まされたが、2010年4月3日のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦では94分にニクラス・ベントナーのこの試合唯一となるゴールをアシストし勝利に貢献した[13]。同月にはインテルナツィオナーレ・ミラノからの関心が報道された[14]

2010年のエミレーツ・カップでゴールを記録し、同大会連覇に貢献した[15]。8月15日のリヴァプールFC戦でリーグ100試合出場を達成[16]。11月14日のエヴァートンFC戦で自身通算2得点目となる先制ゴールを挙げ2-1で勝利を収める[17]。12月8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ最終戦・FKパルティザンとの一戦で自身初のレッドカードを提示され退場となった[18]。2011年元日のバーミンガム・シティFC戦では相手MFリー・ボウヤーにタックルを仕掛け倒れたところ膝を踏みつけられ、同選手には3試合の出場停止処分が科された[19]。1月5日のマンチェスター・シティFC戦では試合終了間際に相手DFパブロ・サバレタと衝突し両者退場となる[20]。19日のFAカップ3回戦でエランド・ロードに乗り込むと、チーム2得点目となる決勝点を挙げリーズ・ユナイテッドFCを降した[21]2009-10シーズンには再びプレミアリーグのベストイレブンに選出された[22]

2011年10月2日のノース・ロンドン・ダービーで相手DFブノワ・アスー=エコトのチャージを受け右足の腓骨を骨折。手術が行われ全治3か月と診断された[23]。翌年1月29日のアストン・ヴィラ戦でベンチ入りし戦列に復帰した[24]。2月26日にエミレーツ・スタジアムで再びトッテナム・ホットスパーFCと対戦すると、0-2で劣勢の中ミケル・アルテタのクロスをヘディングで決め反撃の口火を切ると、その後チームは得点を重ね5-2で逆転勝利を収めた[25]。5月5日のシーズンホーム最終戦であるノリッジ・シティFC戦でブラッドリー・ジョンソンと交錯すると再び右足腓骨を骨折し、EURO2012への参加を逃した[26]

2012年10月のクイーンズ・パーク・レンジャーズFC戦で復帰し、1-0の勝利で飾った[27]。離脱中はカール・ジェンキンソンが代役を務め評価を高めていたが、復帰後はポジションを取り戻す。2013年2月9日のサンダーランドAFC戦ではウォーミングアップ中にローラン・コシールニーが負傷したため、急遽センターバックとして起用される[28]。この試合ではジェンキンソンを退場で失ったものの1-0で勝利した[29]。4月28日のマンチェスター・ユナイテッドFC戦ではロビン・ファン・ペルシーを倒しPKを献上、1-1のドローに終わった[30]

2013-14シーズンもレギュラーとして開幕を迎える[31]。9月22日のストーク・シティFC戦では、デビュー戦となったメスト・エジルのフリーキックに頭で合わせアーセナルでの自身5得点目となるシーズン初ゴールを挙げ3-1で勝利[32]。2014年5月17日にハル・シティAFCをホームに迎えたFAカップ決勝は延長戦に縺れ込み、フル出場の末にアーセナルでの自身初となるトロフィーを掲げた[33]。同月末、このシーズンで満了となるクラブとの契約を延長しないことを表明[34]。アーセナルでは在籍7年間で公式戦通算284試合に出場した[35]

マンチェスター・シティ

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2014年6月13日、フリートランスファーでマンチェスター・シティFCへの加入が発表された[36]。契約期間は3年で、背番号はアーセナル時代と同じ3を着用することになった。2011年までアーセナルでともにプレーしたガエル・クリシーとも再会。2016年にはキャピタル・ワン・カップ優勝メンバーの一員となった。2017年6月で契約満了となり退団した[37]

ベネヴェント

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7ヶ月のフリー期間を経て、2018年2月3日にベネヴェント・カルチョとシーズン終了までの契約を締結した[38]。契約には1年延長のオプションが含まれている。セリエA最下位に沈む昇格組のクラブでリーグ戦13試合出場1得点を記録したが、その後も順位は浮上できずに1年で降格。契約延長オプションは行使されなかった[39]

モントリオール・インパクト

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2018年8月8日、メジャーリーグサッカーモントリオール・インパクトに移籍した。1年延長オプション付きで2018シーズン終了までの契約で、レミ・ガルド率いるクラブに加入した[40]。リーグ戦9試合出場1得点を記録し、12月25日にはオプションが行使され2019年シーズンもスタッド・サプトでプレー[41]。2020年1月、前月を以て退団したことが発表された[42]

代表経歴

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U-21フランス代表として12試合に出場し、2006年のUEFA U-21欧州選手権にも参加した。

2007年8月22日、スロバキアとの親善試合でフランソワ・クレールに代わり途中出場しA代表デビュー。10月13日のEURO2008予選フェロー諸島戦ではフル出場を果たすが、10月のリーグ戦で右足を骨折し本大会のメンバーには入ることができなかった[23]。EURO後の初戦となったスウェーデン戦で代表に復帰すると、レギュラーに定着。以降の2010年W杯予選全試合でスタメンに名を連ね、フランスの本大会出場に貢献した。2012年5月5日にリーグ戦で再び右足を骨折し、EURO2012への参加が絶望的となった[26]

人物

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  • 両親はセネガルからの移民であり、自身はムスリムである[43]
  • 代名詞とも呼べるドレッドヘアはヘアーエクステンションであり、ある試合で自身が得点した場合に着けると父親と賭け実際に2得点を挙げたことによる。2015年以降はエクステを外し短髪となっている[44]
  • 2009年にオセール出身でアルジェリア系のモデル及びジャーナリストであるリュディヴィーヌ・カドリとの間に長男エリアスが生まれ[45]、2010年7月17日に故郷のヨンヌ県で結婚式を挙げた。式にはチームメイトや古くから交流があり後同じチームとなるマルアーヌ・シャマフなどが出席した。2009-10シーズンの最終節にはエリアスを抱いてピッチを一周した。2013年には第2子が誕生した[46]
  • レディングFCで100試合以上に出場したイブライマ・ソンコ英語版は従兄弟である[47]
  • 2011年3月、サッカーを通した教育を行う国際非営利団体のアンバサダーに就任した[48]

代表歴

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出場大会

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試合数

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  • 国際Aマッチ 65試合 0得点(2007年-2016年)[49]
フランス代表国際Aマッチ
出場得点
200720
200840
2009100
2010100
201160
201360
201470
201590
2016110
通算650

タイトル

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クラブ
オセール
アーセナル
マンチェスター・シティ
モントリオール・インパクト
個人

脚注

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出典

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  1. Bacary Sagna|In my own words”. Arsenal.com (2020年5月24日). 2020年10月19日閲覧。
  2. Wenger - Sagna can shine at centre back”. Arsenal.com (2013年2月15日). 2020年10月19日閲覧。
  3. Bacary Sagna: 30 Reasons to Love the Arsenal Full-Back”. Bleacher Report (2013年2月15日). 2020年10月19日閲覧。
  4. Auxerre's Sagna signs for Arsenal”. BBC Sport (2007年7月12日). 2020年10月19日閲覧。
  5. Arsenal snap up France defender Sagna from Auxerre for £7m”. The Guardian (2007年7月11日). 2020年10月19日閲覧。
  6. Sagna signe jeudi à Arsenal - ウェイバックマシン(2011年12月2日アーカイブ分)
  7. Premier League: Arsenal 2-1 Fulham - Match Report”. Arsenal.com (2007年8月6日). 2020年10月19日閲覧。
  8. My father told me to play on for Arsenal after death of my brother, says Sagna”. Evening Standard (2008年3月3日). 2020年10月19日閲覧。
  9. Chelsea 2-1 Arsenal”. BBC Sport (2008年3月23日). 2020年10月19日閲覧。
  10. Ronaldo named player of the year”. BBC Sport (2008年4月27日). 2020年10月19日閲覧。
  11. Sagna signs fresh Arsenal deal”. UEFA.com (2008年6月4日). 2020年10月19日閲覧。
  12. Knight charges in to deny Arsenal and steal draw for valiant Villa”. The Guardian (2008年12月26日). 2020年10月19日閲覧。
  13. Arsenal 1-0 Wolverhampton”. BBC Sport (2010年4月3日). 2020年10月19日閲覧。
  14. Sagna linked with Inter move”. Sky Sports (2010年4月12日). 2020年10月19日閲覧。
  15. Pre-season 2010: Arsenal 3-2 Celtic: Outstanding Manuel Almunia saves Gunners blushes as Arsene Wenger’s side win Emirates Cup”. Goal.com (2010年8月1日). 2020年10月19日閲覧。
  16. The 100 Club”. Arsenal.com. 2020年10月19日閲覧。
  17. Everton 1-2 Arsenal”. BBC Sport (2010年11月14日). 2020年10月19日閲覧。
  18. Theo Walcott calms Arsenal nerves to secure win over Partizan Belgrade”. The Guardian (2010年12月8日). 2020年10月19日閲覧。
  19. Bowyer handed three-match ban”. ESPN (2011年1月4日). 2020年10月19日閲覧。
  20. Pablo Zabaleta wins appeal against red card at Arsenal”. BBC Sport (2011年1月7日). 2020年10月19日閲覧。
  21. Leeds 1-3 Arsenal”. BBC Sport (2011年1月19日). 2020年10月19日閲覧。
  22. Spurs' Gareth Bale wins PFA player of the year award”. BBC Sport (2011年4月17日). 2020年10月19日閲覧。
  23. 1 2 Arsenal defender Bacary Sagna breaks leg”. BBC Sport (2011年10月3日). 2020年10月19日閲覧。
  24. Arsenal defender Bacary Sagna believes his injury absence has improved him as a player”. Goal.com (2012年2月2日). 2020年10月19日閲覧。
  25. Arsenal 5-2 Tottenham”. BBC Sport (2012年2月26日). 2020年10月19日閲覧。
  26. 1 2 Bacary Sagna ruled out of Euro 2012 with broken leg”. BBC Sport (2012年5月5日). 2020年10月19日閲覧。
  27. Arsenal 1-0 QPR”. BBC Sport (2012年10月27日). 2020年10月19日閲覧。
  28. TEAM NEWS: Jenkinson starts for Arsenal against Sunderland”. Goal.com (2013年2月9日). 2020年10月19日閲覧。
  29. Sunderland 0-1 Arsenal”. BBC Sport (2013年2月9日). 2020年10月19日閲覧。
  30. ユナイテッドはファン・ペルシーのPKでアーセナルと分ける”. ゲキサカ (2013年4月29日). 2020年10月19日閲覧。
  31. Chelsea Display Shows Why Carl Jenkinson Is Not Ready to Replace Bacary Sagna”. Bleacher Report (2013年10月30日). 2020年10月19日閲覧。
  32. アーセナルがストークに快勝、エジルが本拠地デビュー”. AFPBB.com (2013年9月23日). 2020年10月19日閲覧。
  33. Arsenal 3-2 Hull City”. BBC Sport (2014年5月17日). 2020年10月19日閲覧。
  34. Transfer news: Bacary Sagna tells Arsenal he is leaving”. Sky Sports (2014年5月30日). 2020年10月19日閲覧。
  35. 契約満了のフランス代表DFサニャがアーセナル退団へ”. サッカーキング (2014年5月30日). 2020年10月19日閲覧。
  36. マンチェスター・C、アーセナルと契約満了の仏代表DFサニャ獲得”. サッカーキング (2014年6月13日). 2020年10月19日閲覧。
  37. シティ、サーニャ退団を発表! 「忘れがたい3年間を与えてくれた全ての人に感謝」”. 超ワールドサッカー (2017年5月26日). 2020年10月19日閲覧。
  38. IL NAZIONALE FRANCESE SAGNA È DEL BENEVENTO Benevento Calcio Official Web Site 2018年2月19日
  39. Sagna: 'Benevento time at an end'”. Football Italia (2018年6月11日). 2020年10月19日閲覧。
  40. French international right-back Bacary Sagna joins the Impact”. Montreal Impact (2018年8月8日). 2018年8月15日閲覧。
  41. モントリオール、今夏加入の元フランス代表DFサーニャと2019年まで契約延長”. 超ワールドサッカー (2018年12月26日). 2020年10月19日閲覧。
  42. Bacary Sagna announces Montreal Impact departure in Twitter post”. MLSsoccer.com (2020年1月5日). 2020年10月19日閲覧。
  43. Fasting and football. How do top-flight Muslims cope?”. The Independent (2011年8月23日). 2020年10月19日閲覧。
  44. サニャ、あのドレッドヘアを断髪!新しい“髪形”は…”. Qoly (2015年6月23日). 2020年10月19日閲覧。
  45. Sagna veut enfin s'imposer”. Le Parisien (2009年3月27日). 2020年10月19日閲覧。
  46. Ludivine Sagna”. Gala. 2020年10月19日閲覧。
  47. Sonko set for family first”. Sky Sports (2007年12月4日). 2020年10月19日閲覧。
  48. Bacary Sagna inspires millions as a Grassroot Soccer Ambassador”. Grassroot Soccer (2011年3月30日). 2020年10月19日閲覧。
  49. バカリ・サニャ - National-Football-Teams.com

関連項目

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外部リンク

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