ハンドメイズ・テイル/侍女の物語

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ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(原題:The Handmaid's Tale)は、1985年のマーガレット・アトウッドの小説『侍女の物語』を原作として製作された、2017年に始まるアメリカ合衆国のテレビドラマシリーズである。ストリーミングサービスHuluにより製作・配信されている。架空の第二次アメリカ内戦英語版によって新たに成立した全体主義国家を舞台に、出生率が異常に低下して一部の女性が"侍女"と呼ばれ性と生殖の奉仕を強制される近未来のディストピアを描いている[1]

シーズン1の最初の3話は2017年4月26日に配信開始され、残りの7話は週に1話ずつ配信された。2017年5月にシーズン2の製作が発表され、2018年4月25日から配信された[2]。2018年5月にはシーズン3の製作が発表された[3]

日本では、2018年2月28日にHuluでシーズン1が配信開始された。シーズン2は2018年8月29日に配信開始されている[4]

あらすじ[編集]

近未来、性感染症と環境汚染のために女性の不妊率は大幅に上昇し、出生率は異常に低下して社会の存続が危機にさらされる[5]。アメリカ合衆国では内戦が起き、全体主義的かつキリスト教再建主義的な勢力がクーデターを起こしてギレアド共和国を成立させる[6][7]。権力志向の強い指導者たちは軍国主義と身分主義に基づく社会を作りあげ、女性たちは職に就くことも財産所有も金銭授受も読書も禁じられる[7]。世界的な不妊危機に対処するため、聖書の極端な解釈により、数少ない妊娠可能な女性を強制徴募し"侍女"と呼んで専ら妊娠出産に奉仕させる[7]。侍女は、権力者の家に配属され、個人の名前を奪われ、司令官と呼ばれる権力者の所有物としての名を付けられ、儀式的なレイプを受けて子をもうけるよう努めさせられる。 社会は身分制に縛られ、自由は制限され義務が強制される。侍女たちは赤い衣装を強制され、家事を行う"女中"(マーサ)たちは緑の衣装、"妻"たちは青の衣装を着る。"おば"は女性たちを訓練し、"目"は人々を監視し、"ハンター"は国を逃げようとする人々を狩り、"イゼベル"は娼婦である。

シーズン1のあらすじ[編集]

ジューン・オズボーンはギレアドの司令官フレッド・ウォーターフォードとその妻のセリーナ・ジョイの家に配属され、フレッドの子を身ごもるための儀式を強制される。厳しい規則に縛られ日常的な精査を受け、不適切な言動は厳しい処罰を招く。ジューンは主人の名に従ってオブフレッドと呼ばれる。オブフレッドは以前、結婚して娘をもうけたが引き離され、自分の名と人格を持っていたことを覚えている。今は規則に従って生き、いつの日か自由になって夫と娘に再会することを夢見る。フレッドは、自分たちが作った社会の現実に違和感を覚えて苦悩し、オブフレッドと過ごす時に安らぎを見出す。オブフレッドは夫のルークがカナダで生きていることを知り、密かにレジスタンス運動に加わり、運転手のニックと密かに寝て妊娠する。オブフレッドは反抗した仲間の侍女の処刑を拒否して捕らえられる。オブフレッドの夫ルークと親友のモイラはカナダへ逃げて再会する。

シーズン2のあらすじ[編集]

ジューンはニックの助けで逃亡するが捕まってウォーターフォード家に連れ戻され、出産に備える。エミリーとジャニーンら反抗した女性たちは"不完全女性"の入れられるキャンプで強制労働をさせられる。侍女による爆弾テロで多数の司令官と侍女たちが死に、エミリーとジャニーンはキャンプから連れ戻されて再び侍女となる。フレッドが負傷し休養している間、セリーナはジューンと協力して夫の仕事を代行する。ルークとモイラはカナダで共に暮らし、外交交渉でやってきたウォーターフォード夫妻に抗議運動を起こす。

キャスト[編集]

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エピソード[編集]

シーズン1のエピソード[編集]

通算
話数
シーズン
話数
タイトル監督Teleplay by放送日
11"オブフレッド"
"Offred"
Reed MoranoBruce Miller2017年4月26日 (2017-04-26)

フラッシュバックで、ジューンは夫と娘と共に逃げようとするが捕まり、家族から引き離される。ジューンは侍女の訓練センターで友人のモイラに出会い、ジャニーンは罰としてリディアに片目を潰される。


現在、ジューンは司令官フレッド・ウォーターフォード家の侍女オブフレッドとなっている。オブフレッドは侍女仲間のオブグレンと一緒に歩き、絞首刑にされた男たちを見かける。現在、フレッドは妻の膝の間に横たわるオブフレッドと子作りの儀式を行う。オブグレンはかつて自分に同性の妻と息子がいたと言い、家の中のスパイである"目"に用心しろという。オブフレッドは自分の名前のジューンをオブグレンに明かす。
22"出産の日"
"Birth Day"
Reed MoranoBruce Miller2017年4月26日 (2017-04-26)

フラッシュバックで、既に出産が稀であった頃にジューンはハナを産むが、女にハナを誘拐されそうになる。


オブフレッドとオブグレンは連れ立って街を歩く。オブグレンはレジスタンス"メーデー"の一員であると明かしオブフレッドを誘う。 運転手のニックが、規則に反してフレッドが夜オブフレッドに会いたいと言う。オブフレッドと他の侍女たちはオブウォレン(ジャニーン)の出産を見守る。夜、オブフレッドはフレッドの部屋に行き、二人はスクラブルで遊ぶ。翌日、オブフレッドはオブグレンにフレッドのことを語ろうとするが、別の女が現れオブグレンと名乗る。
33"期待"
"Late"
Reed MoranoBruce Miller2017年4月26日 (2017-04-26)

フラッシュバックで、ギレアド共和国の始まりが描かれる。ジューンら女性たちは突然に解雇され、銀行口座は凍結されて財産を持つことを禁じられる。ジューンとモイラは女性の権利を奪った法律に反対するデモに参加し、銃撃と爆弾に曝される。


現在、セリーナはオブフレッドを連れてオブウォレンの子を見に行く。ウォーターフォード家に帰ると、オブフレッドは"目"と"おば"リディアにオブグレンのことで尋問され、オブグレンの同性愛を告白する。リディアはオブフレッドに電撃を与えるが、オブフレッドが妊娠していると信じるセリーナが止める。だがオブフレッドが妊娠してないことを知ったセリーナは怒り、彼女を部屋に監禁する。形式的な裁判の結果、妊娠可能であるオブグレンは割礼を強制され、恋人の女中は目の前で絞首刑に処される。
44"メッセージ"
"Nolite Te Bastardes Carborundorum"
Mike BarkerLeila Gerstein2017年5月3日 (2017-05-03)

フラッシュバックで、訓練センターで"おば"リディアが、妻の脚の間に侍女が横たわる授精の儀式を教える。ジューンとモイラは"おば"エリザベスを襲って逃げ、モイラはボストンに向かう列車に乗るがジューンは残されて鞭打ちの罰を受ける。


月に一度の授精の儀式の日、オブフレッドは診察を受ける。医師はフレッドが無精なのだろうと推測し、授精してやろうと申し出るが、オブフレッドは断る。夜、フレッドはうまく儀式をこなせないが、その後、二人はスクラブルをする。オブフレッドが前任のオブフレッドのことを尋ねると、自殺したと答えられる。フレッドがオブフレッドを監禁から解放する。
55"忠誠"
"Faithful"
Mike BarkerDorothy Fortenberry2017年5月10日 (2017-05-10)

フラッシュバックでジューンとルークの出会いが描かれる。


現在、フレッドに子種がないことを恐れたセリーナの見守る中、オブフレッドはニックと義務的なセックスをする。食料品店でオブフレッドは、オブスティーブンと改名したオブグレンに再会する。セックスの儀式の間、フレッドはオブフレッドの太ももを愛撫する。二人だけになった時、フレッドはオブグレンに医療措置を施したと言う。自分たちが作ったより良い世界が、すべての人にとって良い世界とは限らないと認める。ニックは自分がスパイの"目"であるとオブフレッドに告白する。市場でオブフレッドがオブスティーブンに"メーデー"のことを尋ねると、オブスティーブンは突然車を奪って乗り回し、警備兵を轢いたのちに捕えられて連れ去られる。オブフレッドはニックを訪ね、二人は激しいセックスをする。
66"女の領域"
"A Woman's Place"
Floria SigismondiWendy Straker Hauser2017年5月17日 (2017-05-17)

フラッシュバックで、保守活動家だったセリーナはギレアド創立に積極的に貢献する。だが革命の成功後は他の女性と同じようにその役割は軽視される。セリーナの著書も捨てられる。


メキシコの通商代表団がフレッドの家を訪れる。周囲の目の中で現在の境遇を訪ねられたオブフレッドは、幸せだと嘘をつかざるを得ない。フレッドと二人きりになり、求められてキスをする。後に、やはり出生率の低下に悩むメキシコは、ギレアドから侍女の輸入を考えていると、他の侍女にささやかれる。オブフレッドはメキシコの外交官に密かに会い、自らの苦境を訴える。他の外交官から、夫のルークは生きており、メッセージを届けてやると言われる。
77"向こう側"
"The Other Side"
Floria SigismondiLynn Renee Maxcy2017年5月24日 (2017-05-24)

フラッシュバックで、ジューンの夫ルークが妻子と逃げようとした日からの行動が描かれる。ルークは妻子と離れ離れになり、"守護者"の追手に撃たれて怪我をし、途中で逃げ出す。逃亡者のグループに拾われて傷の手当てを受ける。妻子を探しにボストンに戻ろうとするが、処刑された死骸を見て翻意しカナダに逃げる。


3年後、ルークはカナダのリトル・アメリカに住み、ジューンからの手紙を受け取る。
88"イゼベルの店"
"Jezebel's"
Kate DennisKira Snyder2017年5月31日 (2017-05-31)
フレッドはオブフレッドに化粧を施しドレスを着せ、ニックの運転でボストン市内の秘密の売春宿「イゼベルの店」に連れていく。オブフレッドはモイラに出くわし語り合う。ニックはその間に禁制品を取引する。フラッシュバックで、ニックがギレアドに加わり、スパイである"目"となった経緯が描かれる。前のオブフレッドは、フレッドの行動が原因で自殺したことがわかる。翌日、ニックはオブフレッドとの関係を終わらせる。
99"橋"
"The Bridge"
Kate DennisEric Tuchman2017年6月7日 (2017-06-07)
オブウォレン(ジャニーン)は娘をパットナムとその妻に引き渡し、別の家庭に移されて名をオブダニエルと変えられる。オブダニエルは新家庭での最初の性の儀式を途中で拒否する。マーケットでは、訓練センターで一緒だった侍女のアルマがオブフレッドに、レジスタンスのためにイゼベルの店のバーで働くレイチェルから荷物を受け取るよう依頼する。その夜、オブフレッドはフレッドを誘ってイゼベルの店に連れて行くよう仕向ける。フレッドとオブフレッドがセックスをしたのち、ウォーターフレッドはオブフレッドとかつて性的関係にあったと信じるモイラを呼び入れる。オブフレッドは荷物を受け取るようモイラに頼むが、危険すぎると拒否される。翌朝、オブフレッドが橋に連れていかれると、オブダニエルが娘を連れて橋から飛び降りるとパットナム夫妻やリディアを脅している。オブダニエルはパットナムが自分のために妻を捨てると約束したと叫ぶ。オブフレッドはオブダニエルを説得して娘を受け取るが、オブダニエルは橋から飛び降りて昏睡状態となる。パットナムは連行される。セリーナがパットナム夫人を慰めると、夫人はかつてセリーナが夫を疑うようになった最初のオブフレッドのことを思い出させる。マーケットでは、肉屋がモイラから託された荷物をオブフレッドに渡す。イゼベルの店では、モイラが客を殺して服と車を奪い逃げ出す。
1010"夜"
"Night"
Kari SkoglandBruce Miller2017年6月14日 (2017-06-14)

フラッシュバックで、ジューンは捕えられて訓練センターに連れ戻され、リディアに折檻される。


オブフレッドが夫と売春宿に行ったことを知ったセリーナは、オブフレッドに妊娠テストを受けさせて陽性となる。セリーナは夫を責め、彼の子ではないと告げる。セリーナはオブフレッドに娘のハナを見せる。娘の安全を願うなら、無事に出産しろと脅す。フレッドはパットナムの裁判に出て情状酌量を求めるが、被告の妻は厳罰を望み、夫の左腕は肘から先を切断される。売春宿から送られた荷物には、ギレアド共和国により家族を失い奴隷化された女性達の手紙が入っている。リディアはオブダニエル/ジャニーンの石打ちの刑のために侍女たちを招集する。二人目のオブグレンは抗議して警備兵に殴り倒される。オブフレッドは石を投げずに捨てて、他の全ての侍女たちも続く。警備兵は侍女たちを殺そうとするが、リディアが止める。オブフレッドは黒いバンに連行されるが、その前に家の女中のリタに手紙の隠し場所をささやく。モイラはカナダに逃げてルークと再会する。

シーズン2のエピソード[編集]

通算
話数
シーズン
話数
タイトル監督Teleplay by放送日
111"ジューン"
"June"
Mike BarkerBruce Miller2018年4月25日 (2018-04-25)

オブフレッドと他の侍女たちはフェンウェイ・パークに集められ、模擬絞首刑で脅される。リディアは妊娠しているオブフレッドを罰から解放し、妊娠中ながら反抗ゆえに鎖につながれたオブワイアットの姿を見せる。オブフレッドと他の侍女たちの前で、オブロバートの手をコンロで焼いてみせる。オブフレッドはセリーナとフレッドの立会いの下で診察を受ける。後に、ブーツの中に鍵を見つけて脱走し、病院の地下でトラックに乗る。隠れ家まで連れて行かれてニックに再会する。ニックの求めでオブフレッドは侍女の服を焼いて髪を切り、耳のタグを切り取って自由なジューンであると宣言する。


フラッシュバックで、ハンナが学校で熱を出して病院に運ばれる。病院でジューンは親としての資格を問われる。ワシントンで議会議事堂とホワイトハウスが攻撃されたニュースが流れる。
122"不完全女性"
"Unwomen"
Mike BarkerBruce Miller2018年4月25日 (2018-04-25)

ジューンは次の隠れ家のボストン・グローブ社に連れて来られ、処刑の跡を見る。ニックがやって来て、数週間は隠れなければならないという。動揺したジューンに車の鍵と銃をわたすがジューンは留まることにし、二人は愛を交わす。反抗した侍女たちは"不完全女性"と呼ばれてコロニーに連れてこられ、放射能で汚染された土地を掘り返すことを強制される。不完全女性達は次々と病気になる。その中のエミリー(オブグレンのちにオブスティーブン)は、肉欲の罪によってコロニーに送られてきた元司令官夫人のオコーナーを毒殺し、夫によるレイプを手助けしたとののしる。ジャニーン(オブウォレンのちにオブダニエル)もコロニーに送られてくる。


フラッシュバックで、ワシントン襲撃後に大学教授であったエミリーは同性愛者ゆえに上司から注意喚起される。だが上司もまた同性愛者ゆえに処刑される。エミリーは妻子とともに出国しようとするが、結婚証明書が無効にされたために出国できず一人残される。
133"配達"
"Baggage"
Kari SkoglandDorothy Fortenberry2018年5月2日 (2018-05-02)

ジューンは別の隠れ家に移されてオマーに会う。オマーはテキストを見てジューンを置き去りにしようとするが、ジューンは無理強いしてオマーの家に行く。オマーの家族は教会に行って戻らず、ジューンは隠されたクルアーンを見つける。ジューンはオマーの妻の"便利妻"の衣装を着て家を出て列車に乗り、娘と引き離された森に来る。オマーに聞かされた場所から飛行機に乗るが、攻撃されてジューンは守護者に捕えられる。カナダのリトル・アメリカでは、モイラがかつて守護者だった記憶に苦しむ新入りを迎え入れ、ルークとエリンの待つ家に帰る。


フラッシュバックで、ジューンは女性活動家だった母のホリーのことを思い出す。娘が活動家にならずにルークと結婚し出版社に勤めると知ったホリーは動揺する。侍女の訓練センターにいた頃、ジューンはホリーが農場で働かされている写真を見る。
144"愛人"
"Other Women"
Kari SkoglandYahlin Chang2018年5月9日 (2018-05-09)

ジューンは捕らえられて鎖でベッドに繫がれる。リディアは、従順にすればオブフレッドとしてウォーターフォード家に戻れると言い、ジューンは従う。フレッドはオブフレッドの逃亡を誘拐と見なして受け入れるが、セリーナは冷たく当たる。リタは見つけた侍女達の手紙をオブフレッドに返す。ウォーターフォード家ではベビーシャワーが催される。アルマはオブウォレンを石打ちの刑から救おうとしたオブグレンの舌が切り取られ、メイデイは沈黙したという。リディアは絞首刑となったオマーをオブフレッドに見せ、妻のヘザーは侍女にされ、息子のアダムは別の家庭に引き取られたと教える。オブフレッドは自分が侍女となることになった過去の行動を振り返って従順となり、ニックに対しても堅苦しい態度を見せる。


フラッシュバックで、当時ルークの別居中の妻であったアニーは夫にもう会わないようジューンに迫る。数年後、アニーはルークとジューンとハンナを見かける。
155"種"
"Seeds"
Mike BarkerKira Snyder2018年5月16日 (2018-05-16)
オブフレッドは出血を秘密にする。ニックはオブフレッドの精神状態を気にかけてセリーナに訴える。フレッドはニックの転属をプライス司令官に願い、ニックはを集団結婚式で見知らぬ女イーデンと結婚させられる。ニックは雨の中で倒れたオブフレッドを見つけ、病院に運ぶが、子供は大丈夫だと診断される。オブフレッドはギレアドを脱出すると胎児に約束する。コロニーでは、ジャニーンが病気の女と同性の相手の結婚式を元ラビが挙げるよう取りはからう。エミリーはジャニーンがギレアドに迎合していると責める。
166"流された血"
"First Blood"
Mike BarkerEric Tuchman2018年5月23日 (2018-05-23)
オブフレッドはウォーターフォード家に戻り、セリーナはオブフレッドに快適な寝室と育児部屋を与える。オブフレッドはハンナに会いたいと言い、セリーナを怒らせる。イーデンは、ニックが自分とセックスをしないために同性愛者だと疑っているともらし、オブフレッドに注意されたニックはイーデンと儀式的なセックスをする。フレッドは密かにオブフレッドを訪ねてハンナの写真を渡す。ニックはプライス司令官に転属を願う。二番目のオブグレンが、フレッドが再建に尽力した"ラケルとレアのセンター"の開館式で爆破事件を起こす。フラッシュバックで、著書を宣伝するセリーナは反対派に非難されて銃撃され、フレッドは容疑者を罰する。
177"その後"
"After"
Kari SkoglandLynn Renee Maxcy2018年5月30日 (2018-05-30)
侍女たちは仲間の犠牲者を弔う。プライスを含む多くの司令官も犠牲となり、フレッドは重傷を負う。クッシング司令官は治安を強化し、オブフレッドを尋問するが誘拐されたという話は信じない。セリーナはウォーターフォード家が捜査対象になったことに怒り、逮捕状を偽造してクッシングを逮捕させる。侍女の不足を補うために、コロニーからジャニーンとエミリーを含む侍女達が連れ戻され、二人はオブフレッドに再会する。オブフレッドは他の侍女に自分の真の名前ジューンを伝え、この行動は侍女たちの間に広がる。セリーナはオブフレッドの助けを得て夫の仕事を密かに代行する。リトル・アメリカでは、モイラは婚約者オデットの死を知る。フラッシュバックで、モイラは代理母を務め、医師のオデットに出会う。
188"女たちの仕事"
"Women's Work"
Kari SkoglandNina Fiore & John Herrera2018年6月6日 (2018-06-06)
フレッドが退院し、セリーナとオブフレッドの秘密の代行は終わる。ジャニーンの産んだアンジェラが病気になり、オブフレッドの頼みでセリーナはジャニーンをアンジェラに会わせようとする。パットナム家の夫人は反対するが、夫が了解してジャニーンは娘に会う。セリーナは夫の拒否にもめげずに書類を偽造し、かつて優秀な新生児科医だった女中にアンジェラを診せる。かつての新生児科医は何も異常はないと診断する。書類の偽造を知ったフレッドは、オブフレッドの目の前でセリーナを鞭打つ。オブフレッドは深夜フレッドに謝罪に行く。イーデンはニックを喜ばせようと努め、かつてオブフレッドが持っていた侍女達の手紙を見つける。ジャニーンはアンジェラとのスキンシップをはかる。
199"スマート・パワー"
"Smart Power"
Jeremy PodeswaDorothy Fortenberry2018年6月13日 (2018-06-13)
セリーナはオブフレッドが出産直後に家を離れることを告げる。ウォーターフォード夫妻は外交交渉のためにカナダに出向く。セリーナはカナダで女性たちが享受する自由を見て動揺するが、亡命の誘いは断る。モイラとルークは抗議運動に参加する。ニックはルークに接触してジューン(オブフレッド)が元気で妊娠していることを告げ、虐待された侍女たちの手紙を渡す。ルーク、モイラ、エリンは手紙を公開してカナダの世論に訴え、カナダ政府は外交交渉を打ち切る。フレッドは、モイラが亡命した売春婦であることに気づく。オブフレッドは自分が家を出た後に子供を守ってくれるようリタとリディアに頼む。帰国したニックはルークとモイラの近況をオブフレッドに教える。
2010"最後の儀式"
"The Last Ceremony"
Jeremy PodeswaYahlin Chang2018年6月20日 (2018-06-20)
オブフレッドに出産の兆候があったために"最後の儀式"が行われるが、出産には至らない。出産の暁には娘のハンナの側にいられるようオブフレッドはフレッドに頼む。フレッドが拒否したため、オブフレッドは生まれてくる子の父親がフレッドではない事を思い出させる。怒ったフレッドはオブフレッドをセリーナに抑えさせて、出産を促進するためにレイプする。イーデンが警備のアイザックとキスするところをニックに見られるが、ニックは気にしない。フレッドはニックに命じてオブフレッドを無人の家に連れて行かせ、現在はアグネスと呼ばれるハンナに会いに行かせる。禁じられた場所にいたとして守護者たちがニックを捕える。
2111"ホリー"
"Holly"
Daina ReidBruce Miller & Kira Snyder2018年6月27日 (2018-06-27)
ニックが連れ去られ、無人の家に残されたオブフレッドは車のラジオでリトル・アメリカからの放送を聞く。フレッドとセリーナはオブフレッドの隠れる家に来てオブフレッドを探すが見つからず、言い争いを始める。オブフレッドは銃を見つけて二人を撃とうとするが思いとどまる。二人が去った後、オブフレッドは車を家から出すことができず、助けを求めて空に向けて銃を撃つ。血だらけになりながら一人で出産し、母親と同じ名のホリーと呼ぶ。フラッシュバックで、オブフレッドはハンナの出産を思い出す。
2212"出産後"
"Postpartum"
Diana ReidEric Tuchman2018年7月4日 (2018-07-04)
数週間後、赤子はニコールと名付けられてセリーナが世話をし、娘から引き離されたオブフレッドは搾乳する。オブフレッド母子を救出したのはニックであることがわかる。乳の出がよくないため、オブフレッドは娘に会うことを許される。オブフレッドの乳の出が改善した事を見て、リディアはフレッドを説得してオブフレッドをウォーターフォード家に戻すが、セリーナは激怒して娘に接近させない。エミリーは四組の夫婦に拒否されたのち、ギレアドとコロニーの立案者であるジョセフ・ローレンス司令官と妻のエリアノールの家に迎えられオブジョセフとなる。ジョセフはオブジョセフの過去をよく知っている。イーデンがアイザックと駆け落ちをするが捕えられる。二人は赦しを請うことを拒否し人々の前で溺死させられる。セリーナは衝撃を受け、オブフレッドに娘を抱くことを許す。
2313"The Word"Mike BarkerBruce Miller2018年7月11日 (2018-07-11)

製作[編集]

2016年4月に『侍女の物語』のドラマ化が発表され、主演にはエリザベス・モスが起用されたことも合わせて発表となった[8]。製作にはブルース・ミラー、ダニエル・ウィルソン、フラン・シアーズ、ウォーレン・リトルフィールド英語版が参加している[8]。原作者のマーガレット・アトウッドはコンサルティング・プロデューサーとして参加しているほか、シーズン1の第1話にカメオ出演している[8][9][10]。また、モスは主演のほかにプロデューサーも務めている[11]。10月にリード・モラーノ英語版が監督を務めることが発表され、7月にはサミラ・ウィレイ英語版マックス・ミンゲラアン・ダウドの出演が発表された[12][13][14]。8月にジョセフ・ファインズマデリーン・ブルーワー英語版イヴォンヌ・ストラホフスキーの出演が発表され[15][16][17]、9月にはO・T・ファグベンル英語版アマンダ・ブリューゲル英語版の出演[18][19]、10月にはエヴァー・キャラディーン英語版の出演[20]、2017年1月にはアレクシス・ブレデルの出演がそれぞれ発表された[21]。2016年9月から2017年2月にかけてトロントミシサガハミルトンオークビルケンブリッジで撮影が行われた[22][23]。3月23日に公式予告がYoutubeで公開された[24]

受賞[編集]

本シリーズは高く評価され、シーズン1はプライムタイム・エミー賞には13部門でノミネートされ、作品賞・主演女優賞・助演女優賞・監督賞・脚本賞・ゲスト女優賞・シングルカメラ部門撮影賞・現代劇およびファンタジー部門プロダクション・デザイン賞の8部門で受賞した[25]。またゴールデングローブ賞では作品賞と主演女優賞を受賞した。

シーズン2はプライムタイム・エミー賞には20部門でノミネートされ、ゲスト女優賞、シングルカメラ部門編集賞、現代劇部門プロダクション・デザイン賞の3部門で受賞した。

出典[編集]

  1. ^ Bradley, Laura (2018年5月2日). “The Handmaid’s Tale: Why Offred’s Latest Heartbreak Is the Most Devastating Yet”. Vanity Fair. 2018年6月27日閲覧。
  2. ^ Vilkomerson, Sara (2018年1月14日). “The Handmaid's Tale: Here's the first trailer for season 2 (and a premiere date!)”. Entertainment Weekly. http://ew.com/tv/2018/01/14/handmaids-tale-season-2-trailer-premiere-date/ 2018年1月14日閲覧。 
  3. ^ Holloway, Daniel (2018年5月2日). “'The Handmaid's Tale' Renewed for Season 3 at Hulu”. Variety. 2018年5月2日閲覧。
  4. ^ 待望の『ハンドメイズ・テイル』シーズン2、8月29日(水)よりHuluにて独占配信決定!”. 海外ドラマNAVI. 2018年6月29日閲覧。
  5. ^ Douthat, Ross (2017年5月24日). “'The Handmaid's Tale,' and Ours”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2017/05/24/opinion/handmaids-tale-and-ours.html 2017年7月28日閲覧. "The first situates the Gilead regime's quest to control the means of reproduction in the context of an enormous fertility collapse, caused by the combination of environmental catastrophe and rampant S.T.D.s." 
  6. ^ Douthat, Ross (2017年5月24日). “'The Handmaid's Tale,' and Ours”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2017/05/24/opinion/handmaids-tale-and-ours.html 2017年7月28日閲覧. "Now, in the era of the Trump administration, liberal TV watchers find a perverse sort of comfort in the horrific alternate reality of the Republic of Gilead, where a cabal of theonomist Christians have established a totalitarian state that forbids women to read, sets a secret police to watch their every move and deploys them as slave-concubines to childless elites." 
  7. ^ a b c Williams, Layton E. (2017年4月25日). “Margaret Atwood on Christianity, ‘The Handmaid’s Tale,’ and What Faithful Activism Looks Like Today”. Sojourners. 2017年6月18日閲覧。
  8. ^ a b c Elisabeth Moss To Star in Drama Series The Handmaid's Tale On Hulu”. Deadline Hollywood (2016年4月29日). 2017年3月15日閲覧。
  9. ^ Dingfelder, Sadie (2017年4月13日). “What Margaret Atwood thinks of the new Hulu adaptation of 'The Handmaid's Tale'”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/express/wp/2017/04/13/what-margaret-atwood-thinks-of-the-new-hulu-adaptation-of-the-handmaids-tale/ 2017年5月30日閲覧。 
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外部リンク[編集]