ハロルド・ジョージ・メイ
Harold George Meij ハロルド・ジョージ・メイ | |
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生誕 | 1963年12月4日(57歳)![]() |
住居 | ![]() |
国籍 | ![]() |
出身校 | バックネル大学 ニューヨーク大学修士課程 |
職業 | 実業家 |
活動期間 | 1987年 - |
代表作 | 著書「百戦錬磨 セルリアンブルーのプロ経営者」 |
肩書き | 新日本プロレスリング株式会社代表取締役社長兼CEO |
任期 | 2018年 - 2020年 |
取締役会 | アース製薬株式会社 |
受賞 | 第45回経済界大賞グローバル賞(2019年) |
公式サイト | Linkedinページ |
ハロルド・ジョージ・メイ(英: Harold George Meij、1963年〈昭和38年〉12月4日 - )は、オランダ出身の実業家。日本コカ・コーラ副社長、タカラトミー社長を経て、新日本プロレスリング株式会社代表取締役社長兼CEO[1][2]を務めた。2020年10月退任。現在アース製薬株式会社社外取締役のほか、一般社団法人日本能率協会マーケティング部門評議員、ビジネス講演などを行っている(コラム)[26]。
経歴[編集]
1963年12月4日にオランダで生まれる[3][4]。8歳から13歳まで日本に在住、中・高学時代はインドネシア、大学時代はアメリカに在住[5]。
米・バックネル大学卒業後、1987年にハイネケンジャパン(現ハイネケン・キリン)に入社。1990年に日本リーバ(現ユニリーバ・ジャパン)に転職し、リプトンブランドを担当する[4]。在職中2年間は、米・リーバに出向。その間ニューヨーク大学修士課程を修了。2000年からサンスターの執行役員になり、GUMやOra2ブランドなどオーラル事業を担当。2006年に日本コカ・コーラ副社長に就任。コカ・コーラ ゼロなどのマーケティングを担当する[4]。
2014年にタカラトミーに招聘され[4]、同社に入社。副社長兼COOを経て、2015年に社長兼CEOに就任。前身のトミーを含め創業以来、創業家以外からは初の社長抜擢となった[注釈 1]。2014年当時、タカラトミーは赤字経営だったがそれを立て直し、大幅黒字に転換させ、V字回復に導いた。タカラトミーの株価は就任直後に比べ4倍以上にまで上がった。(2017年12月時点)
2017年12月でタカラトミーを退職。その後2018年に新日本プロレス社長兼CEOとブシロードCSOに就任。6月9日に行われた「DOMINION in OSAKA-JO HALL」にて初登場を果たした[6]。新日本プロレスのグローバル化に貢献し、2019年にはマディソン・スクエア・ガーデン大会や初のロンドン大会を実現させた。2019年8月には新日本プロレスの過去最高となる売上と最高利益を達成している[7]。2020年10月、新日本プロレスの代表取締役とブシロードの取締役を退任[2][8][9]。
人物[編集]
- 日本語、英語、オランダ語など6言語に通じており、声だけ聞けば日本人かと思わせる流暢な日本語を操る[10]。
- 日本リーバでリプトンブランドのマネージャーを10年近く務める。
- コカ・コーラ ゼロのマーケティングで「ゼロ侍」のキャラクターを採用したのは、大の日本通であるメイの意見が採り入れられたものとされている[11]。
- ハイネケンから現在に至るまで、新ブランドの立ち上げや育成・強化、プロモーションなどを行い、ブランド構築といったマーケティングに特に精通している[12]。
- ハロウィンには仮装して出社し[13][14]、社内や地域を盛り上げるなど、その明るく親しみやすい人柄でも知られている[15]。
- アメリカでの大学及び米・リーバに出向時代、現地消防隊に入り、消防・救急・レスキュー隊員を務めた。
- 日本経済新聞が「仕事人秘録」を22回連載(見る)(2019年7月26日~9月4日)
- 大の猫好き・プロレス好きとして知られ、後述の通り新日本プロレスリング社長に就任している。
履歴[編集]
学歴・職歴[編集]
- 1987年(昭和63年)1月 - ハイネケンジャパン株式会社(現・ハイネケン・キリン株式会社)入社 [16]。
- 1990年(平成2年)4月 - 日本リーバ株式会社(現・ユニリーバ・ジャパン株式会社)入社 リプトン・ブランドマネージャー[16]。
- 2000年(平成12年)4月 - サンスター株式会社入社 オーラルケア事業執行役員[16]。
- 2006年(平成18年)9月 - 日本コカ・コーラ株式会社入社 副社長 マーケティング本部本部長[16]。
- 2007年(平成19年)11月 - 日本コカ・コーラ株式会社副社長兼CCO[注釈 2][16]。
- 2014年(平成26年)4月 - 株式会社タカラトミーCOO 海外事業統括本部本部長[17]。
- 2014年(平成26年)6月 - 株式会社タカラトミー代表取締役副社長兼COO 海外事業統括本部本部長[18]。
- 2015年(平成27年)4月 - 株式会社タカラトミー代表取締役副社長兼COO 海外戦略室担当[19]。
- 2015年(平成27年)6月 - 株式会社タカラトミー代表取締役社長兼CEO[20]。
- 2018年(平成30年)5月 - 株式会社ブシロード入社 取締役CSO スポーツ本部本部長[21][9]。
- 2018年(平成30年)5月 - 新日本プロレスリング株式会社入社 代表取締役社長兼CEO[22][2]。
- 2019年(平成31年)3月 - アース製薬株式会社社外取締役(現任)[23]。
受賞・栄誉[編集]
- 2019年(令和元年)12月 - 第45回経済界大賞グローバル賞(株式会社経済界)[24]。
- 2020年(令和2年)9月 - FORBES Sports Business Award 2020 [1]
出演[編集]
NHK[編集]
- NHKニュースおはよう日本(2019年5月9日、NHK総合テレビジョン)[25]
- サラメシ(2019年12月3日)
- NHKザ・ヒューマン「プロレス、新時代へのゴング ハロルド・メイ」(見る)(2020年2月8日)
- NHK Japanology Plus(2020年3月24日)特集(見る) [2]
民放各社[編集]
- 日経スペシャル ガイアの夜明け(2015年7月21日、テレビ東京)[26]
- CNN特集「True Tokyo」(見る)(2018年10月29日)
- TBS「応援!日本経済 がっちりマンデー!」(見る)(2020年2月23日)
- TBS「Nスタ」コメンテーター
CM[編集]
- 東京都広報ビデオ「This is my city, Tokyo」に出演(見る)
著書[編集]
- 『百戦錬磨 セルリアンブルーのプロ経営者』時事通信社、2019年12月17日。ISBN 9784788716940。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “会社情報”. 新日本プロレスリング株式会社. 2020年3月13日閲覧。
- ^ a b c “代表取締役異動に関するお知らせ” (日本語). www.njpw.co.jp. 2020年11月7日閲覧。
- ^ “新日本プロレス社長にオランダ出身実業家メイ氏就任へ 元タカラトミー社長”. 東スポweb (東京スポーツ新聞社). (2018年5月13日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ a b c d “新日本プロレス社長に元タカラトミーのメイ氏”. 日本経済新聞. (2018年5月13日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “アニュアルレポート2014” (PDF) (プレスリリース), 株式会社タカラトミー, (2014年11月18日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ 高木裕美「オメガがオカダの長期政権に終止符を打つ ジェリコ大暴走で内藤からIC王座奪取」『スポーツナビ』、ヤフー、2018年6月10日、2020年3月13日閲覧。
- ^ “「6年で売り上げ5倍」「売上高過去最高の54億円」 プロ経営者・メイ社長が明かす新日本プロレス躍進の秘密” (日本語). ITmedia ビジネスオンライン. 2020年5月27日閲覧。
- ^ “第87回「ラストメッセージ」 | 新日本プロレスリング”. web.archive.org (2020年10月3日). 2020年11月7日閲覧。
- ^ a b “ブシロード[7803:新役員体制に関するお知らせ 2020年9月29日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞]” (日本語). 日本経済新聞 電子版. 2020年11月7日閲覧。
- ^ “タカラトミー、外国人COOに託す100の改革”. 日本経済新聞. (2014年9月30日) 2015年5月24日閲覧。(
要購読契約)
- ^ フジサンケイ ビジネスアイ、2007年6月5日付「侍らしさ=男らしさ コカコーラ・ゼロのPR 」。
- ^ 南雲ジェーダ (2016年6月2日). “タカラトミー、大人のリカちゃんは働き者”. 日本経済新聞 2020年3月13日閲覧。(
要購読契約)
- ^ 寺西ジャジューカ (2015年10月28日). “ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態”. エキサイトニュース 2020年3月13日閲覧。
- ^ 寺西ジャジューカ (2016年10月29日). “ハロウィンパレードのコスプレが物凄いタカラトミー 社長は首無し男に”. エキサイトニュース 2020年3月13日閲覧。
- ^ “外国人トップの下で働けますか 武田の経営陣一変 長谷川社長「グローバル化避けられぬ」(2/2ページ)”. 日経産業新聞 (日本経済新聞社). (2014年4月2日). 2014-04-02 2020年3月13日閲覧。
- ^ a b c d e “第63期 有価証券報告書” (PDF) (プレスリリース), 株式会社タカラトミー, (2014年6月27日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “人事異動に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社タカラトミー, (2014年3月28日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “代表取締役の異動に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社タカラトミー, (2014年5月26日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “組織変更および人事異動に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社タカラトミー, (2015年3月30日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “代表取締役の異動に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社タカラトミー, (2015年5月12日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “第13期 有価証券報告書” (PDF) (プレスリリース), 株式会社ブシロード, (2019年10月28日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “【お知らせ】新日本プロレスリング株式会社、新社長就任に関して” (プレスリリース), 新日本プロレスリング株式会社, (2018年5月23日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “役員の異動に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), アース製薬株式会社, (2019年2月13日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “第45回経済界大賞受賞者が決定”. 経済界. (2019年12月27日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “プロレスの魅力を信じて”. NHKニュース おはよう日本. 日本放送協会 (2019年5月9日). 2019年6月16日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年3月13日閲覧。
- ^ “プロ経営者は会社を変えるか?【ガイアの夜明け】”. テレビ東京ビジネスオンデマンド (2015年7月21日). 2020年3月13日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
ビジネス | ||
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先代: 原田克彦 |
新日本プロレスリング社長 2018年 - 2020年 |
次代: 大張高己 |
先代: 富山幹太郎 |
タカラトミー社長 2015年 - 2017年 |
次代: 小島一洋 |
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