ハヤブサ (アルバム)

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ハヤブサ
スピッツスタジオ・アルバム
リリース
録音 2000年1月〜5月
ジャンル ポップ、ロック
時間
レーベル ポリドール
プロデュース スピッツ石田小吉
M-8:SCUDELIA ELECTRO
チャート最高順位
ゴールドディスク
スピッツ 年表
RECYCLE Greatest Hits of SPITZ
1999年
ハヤブサ
2000年
三日月ロック
2002年
『ハヤブサ』収録のシングル
  1. ホタル
    リリース: 2000年4月26日
  2. メモリーズ/放浪カモメはどこまでも
    リリース: 2000年6月21日
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ハヤブサ』は、日本ロックバンドスピッツの通算9作目のオリジナルアルバム2000年7月26日ユニバーサルミュージックより発売。レーベルはポリドール。初回盤のみスリーブケース仕様。

概要[編集]

  • プロデューサーに石田小吉(現石田ショーキチ)、エンジニアに寺田康彦(両者とも元Scudelia Electroのメンバー)を迎え、『Crispy!』から『フェイクファー』まで続いたポップな内容からはやや異なる面を見せ、スピッツのロックバンドとしての面を強調した作風になっている。
  • 前作『フェイクファー』をリリースした1998年頃から世間のイメージと自分達の目指すロックバンドとしての方向性との矛盾にメンバーは悩み、一時は解散・引退すら考えていた。このため、本作では一旦ロックバンドとして自分達のやりたいことをやろうとしたものであると、メンバーはインタビューで語っている。
  • レコーディングは全て日本で行われたが、一部の楽曲のミキシングと、マスタリング作業はアメリカで行われた。アメリカでのミキシングエンジニアはジム・スコット。マスタリング・エンジニアは、これ以降のスピッツの作品にはかかせない存在となったスティーヴン・マーカッセンである。

収録曲[編集]

全作詞・作曲:草野正宗、編曲:スピッツ & 石田小吉(特記以外)

  1. (1:56)
    曲中のバックコーラスは田村が担当している。また間奏のノイジーなギターソロは三輪ではなく草野が弾いている。
  2. 放浪カモメはどこまでも album mix (3:02)
    「メモリーズ」との両A面でリリースされた22ndシングル。本作ではジム・スコットによるリミックスバージョンとなる。
  3. いろは (2:59)
    打ち込みビートで始まるロックナンバー。石田と共同で草野もプログラミングを行なっている。仮タイトルは「ピュンピュン」。
  4. さらばユニヴァース (3:59)
    仮タイトルは「指輪・宇宙」。サビではを踏んでいる。ツアーパンフレットに黒田硫黄による同名の漫画が載っている。
  5. 甘い手 (6:24)
    6分を超える曲。間奏部分に挿入されている男女の会話は、草野が観賞し感動したというソビエト映画「誓いの休暇」の一部。
  6. Holiday (3:21)
    編曲:スピッツ、石田小吉 & クジヒロコ
    メンバー曰く「ストーカーソング」。
  7. 8823 (4:15)
    タイトルチューン。タイトルは「ハヤブサ」と読む。イギリスのバンド、ポリスを意識した曲。メンバーは今アルバム制作にあたって「この曲が完成したことが大きかった」と声を揃えており、現在でもライブではほぼ毎回必ず演奏されている。黒沼健原作の特撮ヒーロー番組『海底人8823』が元ネタだと渋谷陽一に指摘されたが、草野自身は自分が好きな西岸良平のマンガに登場するキャラクターから連想した。
  8. 宇宙虫 (2:37)
    作曲:三輪徹也
    インストゥルメンタル。トラックは分かれているが次曲とはひと続きになっており、イントロ的役割を果たしている。この曲のみプロデュースがSCUDELIA ELECTRO名義となっている。
  9. ハートが帰らない (4:13)
    以前草野が歌詞を提供したことのある歌手五島良子とのデュエット。最初、草野と五島は別々に歌をレコーディングしたが、五島が「わかりにくい」と言ったため二人同時にレコーディングし直した。
  10. ホタル (3:42)
    21stシングル。
  11. メモリーズ・カスタム (3:17)
    作曲:草野正宗、石田小吉
    「放浪カモメはどこまでも」との両A面でリリースされた22ndシングルに、石田作曲による大サビと新しい歌詞を加え、再アレンジしたもの。ライブの盛り上げ曲であり、多く披露されるのはこちらのバージョンである。
  12. 俺の赤い星 (3:49)
    作曲:田村明浩
    歌詞の内容は自虐的。全て英語の歌詞にするという案があった。
  13. ジュテーム? (3:14)
    編曲:スピッツ、石田小吉 & 甘健民
    草野の弾き語りと甘健民の二胡によるシンプルな曲。仮タイトルは「アカネ」(この仮タイトルは、次曲のタイトルに採用)。歌詞にカレーが出て来るのは遠藤賢司の「カレーライス」へのリスペクト。アニメ『ハチミツとクローバー』挿入歌。
  14. アカネ (3:53)
    仮タイトルは「こはる」。始めは「放浪カモメはどこまでも」「いろは」「8823」と共にアメリカでミックスダウンされたが、これは帰国後に再ミックスした音源。アメリカでのミックス音源はアナログ盤に収録。

アナログ盤『8823』[編集]

  • 同時発売されたアナログ盤は、タイトルが『8823』(はやぶさ)となり、表ジャケットはCDの歌詞カード(モデルの少年の後ろからのアングル)と同じものが使用されている。
  • CD収録音源とは別マスターを使用。アナログ盤は日本でマスタリングしたものをカッティングしている。また、「放浪カモメはどこまでも」「ホタル」「メモリーズ・カスタム」の3曲が未収録で、曲順はCD盤と逆になっている、また、「いろは」「宇宙虫」「アカネ」が別ミックスとなる(「宇宙虫」は打ち込みのベースが入るところがCDと異なっている程度)。
  • 本秀康によるオリジナルコミックを収録。
Side A
  1. アカネ(JimさんのMix)
  2. ジュテーム?
  3. 俺の赤い星
  4. ハートが帰らない
  5. 宇宙虫(Kaiser Knuckle Version)
  6. 8823
Side B
  1. Holiday
  2. 甘い手
  3. さらばユニヴァース
  4. いろは(JimさんのGas Panic)

関連項目[編集]

ロックバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATION主催のフェス「NANO-MUGEN FES.2009」のコンピレーションアルバムで、「8823」が収録されている。