ハビエル・バルデム

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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はエンシーナス第二姓(母方の)はバルデムです。
ハビエル・バルデム
Javier Bardem
ハビエル・バルデム Javier Bardem
本名 Javier Ángel Encinas Bardem
生年月日 (1969-03-01) 1969年3月1日(53歳)
出生地 スペインの旗 スペインカナリア諸島州ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア
国籍 スペインの旗 スペイン
身長 181cm
活動期間 1974年 -
配偶者 ペネロペ・クルス(2010年 - )
著名な家族 フアン・アントニオ・バルデム(叔父)
主な作品
ハモンハモン
夜になるまえに
海を飛ぶ夢
ノーカントリー
それでも恋するバルセロナ
BIUTIFUL ビューティフル
007 スカイフォール
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
愛すべき夫妻の秘密
 
受賞
アカデミー賞
助演男優賞
2007年ノーカントリー
カンヌ国際映画祭
男優賞
2010年BIUTIFUL ビューティフル
ヴェネツィア国際映画祭
男優賞
2000年夜になるまえに
2004年海を飛ぶ夢
ヨーロッパ映画賞
男優賞
2004年『海を飛ぶ夢』
全米映画批評家協会賞
主演男優賞
2000年『夜になるまえに』
ニューヨーク映画批評家協会賞
助演男優賞
2007年『ノーカントリー』
放送映画批評家協会賞
助演男優賞
2007年『ノーカントリー』
英国アカデミー賞
助演男優賞
2007年『ノーカントリー』
ゴールデングローブ賞
助演男優賞
2007年『ノーカントリー』
ゴヤ賞
主演男優賞
1995年『電話でアモーレ
2002年『Los lunes al sol
2004年『海を飛ぶ夢』
2010年『BIUTIFUL ビューティフル』
2021年『The Good Boss』
助演男優賞
1994年『時間切れの愛
長編ドキュメンタリー賞
2012年『Sons of the Clouds
全米映画俳優組合賞
助演男優賞
2007年『ノーカントリー』
アンサンブル演技賞
2007年『ノーカントリー』
その他の賞
ハリウッド名声の歩道
2012年 映画産業への貢献、映画・演劇両界における功績に対して
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ハビエル・アンヘル・エンシーナス・バルデム(Javier Ángel Encinas Bardem, 1969年3月1日 - )は、スペイン俳優

生い立ち[編集]

カナリア諸島ラス・パルマスにて、祖父母の代から俳優の芸能一家に生まれる。叔父は監督のフアン・アントニオ・バルデム。6歳でデビューし[1][2]、テレビなどに出演するようになるが、一方でラグビーの世代別スペイン代表チームに選抜される[3][4]など、スポーツ選手としても活躍。しかし芸術に興味を持ち[5]、マドリッドで4年間絵画を学ぶが[3][6]、才能がないと感じて画家への道を諦める[5]

キャリア[編集]

ビガス・ルナに見いだされ、1990年に『ルルの時代』で映画デビュー。1992年公開の同監督の『ハモンハモン』でスペイン国内での知名度は上がり、その後の出演作品でスペイン版アカデミー賞と言われるゴヤ賞を受賞した。しかしそれでも英語圏での知名度は上がらず、スペイン国内での活動がしばらく続いた。

1997年、ジョン・マルコヴィッチに自身の演技力を注目され、英語作品への出演オファーをされたが、当時はまだ英語が疎かったために断った。

2000年、英語作品『夜になるまえに』で初主演を飾った。本作では実在したキューバ出身でアメリカに亡命したゲイ作家レイナルド・アレナスを演じた。劇中ではエイズに冒された作家という難役に挑んだが、その演技は高く評価され、ヴェネツィア国際映画祭 男優賞を受賞。また、スペイン人俳優として初めてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。

2004年にはスペイン映画『海を飛ぶ夢』で、実在した尊厳死活動家のラモン・サンペドロを演じ、下半身不随によりベッドで寝たきり状態になった主人公の演技は再び絶賛され、二度目のヴェネツィア国際映画祭 男優賞を受賞。同年からはハリウッド作品にも出演するようになり、『コラテラル』では脇役で出演した。

2007年に公開されたコーエン兄弟監督の『ノーカントリー』では、冷酷無比で精神的に病んでいる殺し屋のアントン・シガーを演じ、映画史に残る悪役として称賛され、スペイン人俳優として初めてゴールデングローブ賞助演男優賞アカデミー賞助演男優賞を受賞した。

2010年にはアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『BIUTIFUL ビューティフル』でスペイン語の演技をし、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞した。また、同年度のアカデミー賞主演男優賞などにもノミネートされ、5度目のゴヤ賞(4度目の主演男優賞)を受賞している。

2012年には記念すべき50周年を飾り、シリーズ最高の興行収入を記録した007シリーズ第23作『007 スカイフォール』で悪役シルヴァを熱演。『ノーカントリー』での殺し屋を彷彿とさせる演技で、同年度英国アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた。

ジャンルや国を問わず幅広く活動を続けているが、2010年代後半以降は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017年)や『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021年)といったハリウッドの超大作で脇役を演じながらも、『誰もがそれを知っている』(2018年)等の祖国の文芸作品では主演を務めることが多くなる。

2021年の『愛すべき夫妻の秘密』ではニコール・キッドマンと初共演し、アカデミー主演男優賞に再びノミネートされる。同年には妻のペネロペ・クルスも『Parallel Mothers』でアカデミー主演女優賞にノミネートされており、夫婦揃ってのノミネートとなった。

演技における評価[編集]

ゴッドファーザー』や『狼たちの午後』で知られる名優のアル・パチーノは『夜になるまえに』を鑑賞後、留守電にメッセージを残して称賛した。

ショーン・ペンは『BIUTIFUL ビューティフル』を鑑賞してその演技に圧倒され、上映終了後には15分間言葉が出なかったとインタビューで答えている。

私生活[編集]

2010年7月にバハマで女優のペネロペ・クルスと結婚[7]。2011年1月に長男(レオ・エンシーナス・クルス)が誕生[8]。2013年7月に長女ルナが誕生した[9]

ロック音楽やヘヴィメタルを好み、AC/DCの大ファンである[10]

主な出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1990 ルルの時代
Edades de Lulú, Las
ジミー
1991 ハイヒール
Tacones lejanos
Regidor T.V.
1992 ハモンハモン
Jamón, jamón
エル・チョリソ
1993 ゴールデン・ボールズ
Huevos de oro
ベニート・ゴンザレス
El Amante Bilingüe El impiabotas N/A
1994 時間切れの愛
Días contados
リサルド ゴヤ賞助演男優賞 受賞
El detective y la muerte コルネリオ探偵 N/A
1995 電話でアモーレ
Boca a boca
ビクトル・ベンツラ ゴヤ賞主演男優賞 受賞
1996 Éxtasis ロテル N/A
フレネシ-愛じゃない、それは熱-
Más que amor, frenesí
1997 ライブ・フレッシュ
Carne trémula
デイビッド 石塚運昇
ペルディータ
Perdita Durango
ロメオ・ドロローザ
1999 スカートの奥で
Entre las piernas
ハビエル 田中正彦
第二の皮膚
Segunda piel
ディエゴ
Los Lobos de Washington アルベルト N/A
2000 夜になるまえに
Before Night Falls
レイナルド・アレナス アカデミー主演男優賞 ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門) ノミネート
ヴェネツィア国際映画祭 男優賞 受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 男優賞 受賞
原康義
2001 ウェルカム!ヘヴン
Sin noticias de Dios
トニー・グラコ クレジット表記なし TBA
2002 ダンス オブ テロリスト
The Dancer Upstairs
アグスティン・レハス 小杉十郎太
Los Lunes al Sol サンタ ゴヤ賞主演男優賞 受賞 N/A
2004 コラテラル
Collateral
フェリックス 大川透
海を飛ぶ夢
Mar adentro
ラモン・サンペドロ ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門) ノミネート
ヨーロッパ映画賞 男優賞 受賞
ゴヤ賞主演男優賞 受賞
ヴェネツィア国際映画祭 男優賞 受賞
大塚明夫
2006 宮廷画家ゴヤは見た
Goya's Ghosts
ロレンゾ修道士 江原正士
2007 コレラの時代の愛
Love in the Time of Cholera
フロレンティーノ・アリーサ 宮本充
ノーカントリー
No Country for Old Men
アントン・シガー アカデミー助演男優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 助演男優賞 受賞
英国アカデミー賞 助演男優賞 受賞
放送映画批評家協会賞 助演男優賞 受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞 助演男優賞 受賞
全米映画俳優組合賞助演男優賞 受賞
谷昌樹
2008 それでも恋するバルセロナ
Vicky Cristina Barcelona
フアン・アントニオ ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) ノミネート 山路和弘
2010 BIUTIFUL ビューティフル
Biutiful
ウスバル アカデミー主演男優賞 ノミネート
英国アカデミー賞 主演男優賞 ノミネート
カンヌ国際映画祭 男優賞 受賞
ゴヤ賞主演男優賞 受賞
(吹き替え版なし)
食べて、祈って、恋をして
Eat, Pray, Love
フェリペ 江原正士
2012 トゥ・ザ・ワンダー
To the Wonder
クインターナ神父 (吹き替え版なし)
007 スカイフォール
Skyfall
ラウル・シルヴァ 英国アカデミー賞 助演男優賞 ノミネート 内田直哉
2013 スコーピオン 反逆のボクサー
Alacran Enamorado
ソリス 日本劇場未公開
悪の法則
The Counselor
ライナー 江原正士
2014 オートマタ
Autómata
青いロボット 声の出演 TBA
2015 ザ・ガンマン
The Gunman
フェリックス 黒澤剛史
2016 ラスト・フェイス
The Last Face
ミゲル・レオン 日本劇場未公開 (吹き替え版なし)
2017 パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales
サラザール 大塚明夫
マザー!
Mother!
ラビング・パブロ
Escobar
パブロ・エスコバル ゴヤ賞主演男優賞 ノミネート (吹き替え版なし)
2018 誰もがそれを知っている
Todos lo saben
パコ ゴヤ賞主演男優賞 ノミネート
2020 選ばなかったみち
The Roads Not Taken
レオ
2021 DUNE/デューン 砂の惑星
Dune
スティルガー 大塚明夫
愛すべき夫妻の秘密
Being The Richardos
デジ・アーナズ アカデミー主演男優賞 ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門) ノミネート
内田直哉
The Good Boss フリオ・ブランコ ゴヤ賞主演男優賞 受賞
2022 ライル、ライル、クロコダイル
Lyle, Lyle, Crocodile
ミスター・グランプス ポストプロダクション
2023 リトル・マーメイド
The Little Mermaid
トリトン王 ポストプロダクション

主な受賞[編集]

参照[編集]

  1. ^ Turner, Christopher (2008年2月9日). “'I always fight directors'”. The Guardian. 2011年4月16日閲覧。
  2. ^ Javier Bardem As Four Year Old On Spanish TV (VIDEO)”. Huffington Post (2010年10月23日). 2012年8月3日閲覧。
  3. ^ a b Schroot, Hannah (2011年2月22日). “Javier Bardem: 10 things you need to know about the Oscar-nominated actor”. Mirror. 2011年3月29日閲覧。
  4. ^ Pierce, Nev. “Interview with Javier Bardem”. BBC. http://www.bbc.co.uk/films/2002/11/27/javier_bardem_the_dancer_upstairs_interview.shtml 2007年10月12日閲覧。 
  5. ^ a b Cobiella, Kelly (2011年1月9日). “Javier Bardem: Acting, Fame Are Contradictory”. CBC News. 2011年4月6日閲覧。
  6. ^ Hay, Carla (2008年8月19日). “Javier Bardem: The Reluctant Romantic”. Lifetime. 2012年1月11日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年3月29日閲覧。
  7. ^ Report: Penelope Cruz, Javier Bardem Marry”. TVGuide.com. 2012年8月3日閲覧。
  8. ^ Rolfe, Pamela (2011年2月8日). “Name of Javier Bardem, Penelope Cruz's Son Revealed”. The Hollywood Reporter. 2011年2月9日閲覧。
  9. ^ Luna, ha sido el nombre que Penélope Cruz y Javier Bardem ha escogido para su hija” (Spanish). La Vanguardia. 2013年7月31日閲覧。
  10. ^ http://www.cbsnews.com/news/javier-bardem-acting-fame-are-contradictory/

外部リンク[編集]