ハナキンポウゲ

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ハナキンポウゲ
Ranunculus asiaticus2LEST.jpg
ハナキンポウゲ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キンポウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceae
: キンポウゲ属 Ranunculus
: ハナキンポウゲ R. asiaticus
学名
Ranunculus asiaticus
和名
ハナキンポウゲ
英名
Persian buttercup

ハナキンポウゲ (学名:Ranunculus asiaticus;花金鳳花)は、キンポウゲ科キンポウゲ属半耐寒性多年草西アジアヨーロッパ東南部、地中海沿岸原産。園芸ではラナンキュラスと呼ばれることの方が圧倒的に多く、ハナキンポウゲと呼ばれるのは非常に稀。原産地では、湿地に自生する多年草で、湿地に生える。属名のラナンキュラスは、ラテン語で「小さいカエル」を意味し、いくつかの種が湿った生息地に生育することを暗示する[1]

十字軍がヨーロッパに持ち帰り、改良を加えて、園芸用品種がつくられた。イギリスでは18世紀を中心にフローリスト達によって育種が進み、盛んに栽培された。1777年の文献では1100品種がリストアップされている。現代の系統は主にオランダで育成されたものである。

園芸[編集]

園芸種は、通常、半耐寒性の球根性一年草として扱う。春に、八重~万重咲の美しい花が咲き、色も豊富で、赤、黄、白、橙、桃、紫、および複輪などがある。

園芸用品種[編集]

多くの園芸用品種が作出され、現在でも改良が盛んであるが、主な系統は下記の通り。

ビクトリアストレイン系
巨大輪万重咲で、育てやすく、一般的な系統。
ドリーマー系
オールドローズのような形の巨大輪。
ドワーフ系
草丈25cm程度の矮性種。
浜の虹系
ワンダーランド系

栽培[編集]

  • よく肥えた土と、日当たりを好む。
  • 球根は、乾燥させて休眠した状態になっており、暑い時期に急速に吸水させると、腐敗しやすい。10月か11月に、筆の穂先のような球根の、先が細くなっている方を下にして、5cmくらい土がかぶるように植え付ける。株間は20~30cm。鉢植えは6寸鉢に3球植え、1cmくらい覆土する。
  • 発芽したら、水と追肥は十分に与える。
  • 越冬は室内に置くか、霜よけをする。寒さに当てないと、花芽が形成されない。
  • 気温が高くなると、葉が枯れて休眠状態に入るので、掘り上げて乾燥させる。
  • アブラムシモグリウジバエがつきやすいので注意。

脚注[編集]