ハッピー・デス・デイ

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ハッピー・デス・デイ(邦題未定)
Happy Death Day
監督 クリストファー・B・ランドン
脚本 スコット・ロブデル
製作 ジェイソン・ブラム
出演者 ジェシカ・ロース
イズラエル・ブルサード
ルビー・モディーン
レイチェル・マシューズ
音楽 ベアー・マクレアリー
撮影 トビー・オリヴァー
編集 グレゴリー・プロトキン
製作会社 ブラムハウス・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国の旗2017年10月13日
公開 アメリカ合衆国の旗ユニバーサル・ピクチャーズ
上映時間 96分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $4,800,000[2]
興行収入 世界の旗$100,069,000[2]
アメリカ合衆国の旗$55,469,000[2]
次作 Happy Death Day 2
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ハッピー・デス・デイ』(原題:Happy Death Day)は2017年アメリカ合衆国で公開されたホラー映画である。監督はクリストファー・B・ランドン、主演はジェシカ・ロースが務めた。

ストーリー[編集]

9月18日。テレサ・ゲルブマン(ツリー)は同じ寮に住むカーター・デイヴィスの部屋で目を覚ました。この日はツリーの誕生日というおめでたい日であったが、昨夜のどんちゃん騒ぎで大酒を飲んでしまったため、ツリーの体調は優れなかった。そのせいか、ツリーはクラスメートに対して無愛想に振る舞った挙げ句、父親からレストランに招待されていたのをすっぽかしてしまった。ルームメイトのロリが作ってくれたケーキをゴミ箱に捨てたツリーは、いつものようにグレゴリー・バトラー教授とセックスをした。その夜、自分の誕生日パーティーの会場に向かっていたツリーは、トンネルに大学のマスコットのお面をつけた人物がいることに気が付いた。気になって近付いたツリーは、その人物に殺されてしまうのだった。

ふと気が付くと、ツリーはカーターの部屋で目を覚ました。訝しく思ったツリーが色々と調べてみると、自分が9月18日の朝にいることが判明した。同じ過ちを繰り返すまいと心に誓ったツリーは心穏やかに日中を過ごし、パーティー会場へ向かう途中にあるトンネルを無視した。ところが、ツリーがクラスメートのニックとじゃれ合っている最中に、再びマスコットが現れ2人を殺害したのである。その後、またしてもツリーはカーターの部屋で目を覚ました。自分がタイムループの中にいると確信したツリーは「外出しなければ殺されまい」と考え、自室のドアの前にバリケードを築いて閉じこもった。しかし、浴室に潜んでいた犯人に襲撃され、またしてもツリーは殺されてしまうのだった。4回目、ツリーは信じてもらえないことを覚悟の上で、カーターに自分の体験を語った。カーターは良くできた冗談だと思いながらも「もしも本当にループしているのなら、それを利用すれば良い。何回か繰り返しているうちに、犯人が誰なのかを割り出せると思うよ。」とアドバイスしてくれた。ツリーは疑わしい人物を1ループ毎に1人づつ監視していったが、結局は別の人間に殺されてしまうのだった。

野球バットで撲殺されたツリーが再びカーターの部屋で目を覚ますと、そのまま意識を失ってしまった。次にツリーが目を覚ましたとき、彼女は病院にいた。いくらループしているとはいえ、襲撃されたことによるダメージは確実にツリーの体を蝕んでいたのである。殺人犯を倒したい一心で、ツリーは病身を顧みずに脱走した。どこからともなくやってきたマスコットに追い回されたが、ツリーは自分の車で逃げ切ることに成功した。運転中、ツリーはわざと警察の検問に引っかかった。警察署の拘置施設なら殺人犯と言えども手が出せまいと考えたのである。しかし、マスコットも車でツリーを追いかけてきたため、この目論見は崩れ去ることとなった。警官をひき殺したマスコットはガソリンをまき散らしてそれに火を付けたのである。火から逃げられなかったツリーはそのまま18日の朝へとループすることになった。

万策尽きたツリーはカーターに自分が置かれている状況を必死で説明した。ツリーがふざけているように見えなかったカーターは、半信半疑のまま彼女をレストランへと連れて行き、そこで話を聞くことにした。話を聞いている最中、連続殺人犯のジョゼフ・トゥームズがツリーの通う大学の附属病院に運び込まれたとのニュースがテレビで流れた。トゥームズこそ自分を何回も殺した人間だと直観したツリーは、彼の脱走を未然に防ぐべく病院へと急行した。しかし、時すでに遅く、トゥームズはすでに脱走していたのであった。トゥームズはツリーを殺そうとしたが、カーターの邪魔があって手を出すことができなかった。大学の時計台にあったバールでトゥームズを撲殺し、「これでループが終わる」という安堵感に包まれたツリーだったが、極めて残酷な現実を突き付けられることとなった。

キャスト[編集]

製作[編集]

本作の製作が発表されたのは2007年のことで、ミーガン・フォックスが出演を務める予定であった。当初の予定では、本作のタイトルは『Half to Death』であり、マイケル・ベイがプロデューサーを務めることになっていた[3]2016年10月11日、ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズがジェシカ・ロースを主演に迎えて本作の企画を再始動させたと報じられた[4]。11月8日、イズラエル・ブルサードやルビー・モディーンら主要キャストが発表された[5]

本作の主要撮影はルイジアナ州ニューオーリンズで行われた[6]

ランドンは本作を演出するに当たって、『恋はデジャ・ブ』、『ハロウィン』、『スクリーム』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『すてきな片想い』、『E.T.』、『グーニーズ』、『アメリカ物語』、『グレムリン』、『インナースペース』、『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』、『暗闇にベルが鳴る』、『ヘザース/ベロニカの熱い日』を参考にしたと語っている[7]

マスコットのお面をデザインしたトニー・ガードナーは『スクリーム』のゴーストフェイスをデザインした人間でもあった。ランドンはお面に関して「製作中に、私の妻が第1子を授かったとの報告を受けました。赤ちゃんのイメージが脳内にあったのかは分かりません。また、無意識のうちに私が父親になることを恐れていたのかどうかもはっきりしません。しかし、赤ん坊のイメージがモヤモヤとした形で頭に浮かんでいたことは確かです。トニーは豚のお面をデザインしてくれましたが、私が事務所で赤ん坊のお面を被って同僚を驚かせていると、私たちは『これだ!』という気分になりました。これが求めていたものなのだと。」とコメントしている[8]

興行収入[編集]

本作は『マーシャル 法廷を変えた男』、『The Foreigner』、『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』と同じ週に公開され、公開初週末に1500万ドルから2000万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが、公開日が13日の金曜日というホラー映画日和であったため、さらに数字を伸ばす可能性も指摘されていた[9]。2017年10月13日、本作は全米3130館で封切られ、公開初週末に2603万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[10]

評価[編集]

本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには60件のレビューがあり、批評家支持率は65%、平均点は10点満点で6点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ハッピー・デス・デイ』はユーモラスかつダークな雰囲気のSF展開をスラッシャー・ホラーの伝統と結びつけた。そこにはジェシカ・ロースのスター性のある演技も加わってエッジが効いたものになっている。」となっている[11]。また、Metacriticには25件のレビューがあり、加重平均値は57/100となっている[12]。なお、本作のシネマスコアはBとなっている[13]

続編[編集]

公開直後より、ランドン監督は「ツリーが何故タイムループにはまってしまったのか」という謎を解明する続編の製作に意欲を示していた[14]。2018年1月、本作の続編について訊かれたジェシカ・ロースは「ホラー映画の続編のほとんどが前作の焼き直しになるのに対して、ランドン監督の構想はホラー映画だった第1作を『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のような作品へと押し上げるものだった。第1作では触れられなかった謎を解明するような作品になっている。」と語った[15]。5月1日、ジェシカ・ロース及びイズラエル・ブルサードの続投とスラージ・シャルマサラ・ヤーキンの起用が発表された[16]

出典[編集]

外部リンク[編集]