ハッサン・アジズル・ホク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハッサン・アジズル・ホク
হাসান আজিজুল হক
Hasan Azizul Huq.jpg
2012年撮影
誕生 1939年2月2日
イギリス領インド帝国の旗 英領インドバルダマーン
死没 (2021-11-15) 2021年11月15日(82歳没)
バングラデシュの旗 バングラデシュラジシャヒ
職業 小説家
国籍 バングラデシュの旗 バングラデシュ
ジャンル 小説
代表作 『海の夢、凍える森』
主な受賞歴 バングラ・アカデミー賞英語版(1970年)
Portal.svg ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

ハッサン・アジズル・ホクベンガル語: হাসান আজিজুল হক1939年2月2日 - 2021年11月15日)は、バングラデシュの作家。

略歴[編集]

インドのバルダマーン出身。インド・パキスタン分離独立後に東パキスタン(現バングラデシュ)のクルナに移住し、クルナにおいてパキスタン軍の虐殺を目撃した。ラシジャヒ大学英語版を卒業し、1973年から同大学の哲学科の教員となった。学生時代の1960年代から創作を始めて短編小説を中心に執筆し、短編の名手として知られるようになる。短編集『海の夢、凍える森』(1964年)を発表し、1970年にはバングラ・アカデミー賞英語版を受賞する。21世紀に入って初の長編小説『火の鳥英語版』(2006年)を発表し、この作品では分離独立前の西ベンガルの村を舞台とした。『火の鳥』は2007年にプロトム・アロ英語版の文学賞を受賞、2008年にはアノンド賞英語版のダブル受賞を果たした[1][2]

2021年11月15日、ラジシャヒにて死去。82歳没[3]

作品の特徴として、リアリズムにもとづく文体で人間存在の不在や、意味の不在が描かれている。イスラーム的な要素や、ベンガル的な要素を前面に出さない点も特徴としてあげられる[2][1]

主な著作[編集]

  • Atmoja O Ekti Karabi Gaach
  • Jibon Ghoshe Agun
  • Agunpakhi
  • Naamhin Gotrahin

日本語訳著作[編集]

  • 『地獄で温かい バングラデシュ短編選集』所収)丹羽京子編訳、大同生命国際文化基金〈アジアの現代文芸〉、2019年。- 日本オリジナルのバングラデシュ小説アンソロジー。ハッサン・アジズル・ホクの作品は以下を収録。
    • 「昼じゅうカンコンは」
    • 「ブーションのとある日」
    • 「クンクムの幸福」
    • 「名もなく家もなく」

出典・脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 丹羽京子「ハサン・アジズル・ホクの短篇小説にみる「存在の不安」」『印度學佛教學研究』第45巻第1号、日本印度学仏教学会、1996年、 439-436頁、 doi:10.4259/ibk.45.439ISSN 0019-4344NAID 1300040264712020年9月16日閲覧。
  • 丹羽京子「解説」 『地獄で温かい バングラデシュ短編選集(電子書籍版)』大同生命国際文化基金〈アジアの現代文芸〉、2019年。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]