ハチ博物館

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Japanese Map symbol (Museum) w.svg ハチ博物館
Bee Museum, entrance.jpg
施設情報
正式名称 ハチ博物館
専門分野 ハチ
事業主体 中川村
管理運営 中川観光開発株式会社
開館 1995年4月
所在地 399-3801
長野県上伊那郡中川村大草4489
位置 北緯35度38分08.88秒
東経137度56分55.46秒
外部リンク りんごとハチミツの里 信州中川村 望岳荘 館内施設
プロジェクト:GLAM
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長大なハチの巣、全長4.1メートル
巨大なハチの巣、重量約500キログラム
聖火ランナーを模したハチの巣

ハチ博物館(ハチはくぶつかん)は、長野県上伊那郡中川村にあるハチ博物館である。

概要[編集]

ハチ博物館は、中川村営の宿泊施設である望岳荘の館内に立地する、ハチをテーマにした博物館であり、中川村在住のハチ研究家が、習性を利用することでキイロスズメバチを操り、自在な形状で巣作りをさせた様々なハチの巣や、ハチを並べることで描いた絵であるハチアート、ハチの生態や標本などが展示されている。

主な展示物には、1994年に博物館の目玉とすべく作成された、全長4.1メートルの長大なハチの巣や、1995年に長野オリンピックの成功を祈念して作成された、聖火ランナーを模したハチの巣、1996年から1997年にかけて作成された、重量500キログラムの巨大なハチの巣などがある。

博物館の開館は1995年4月であり、観光振興を目論む中川村が村内の新たな観光拠点とすべく、中川村ふれあい観光施設条例に基づいて設置したもので[1][2]、管理・運営は指定管理者制度に基づいて、村が出資している第3セクターの中川観光開発株式会社が行っている[3]

主な展示物[編集]

長大なハチの巣[編集]

ハチ研究家が操ったキイロスズメバチの女王蜂27匹と働き蜂約20万匹により作成されたハチの巣であり、大きさは全長が4.1メートル、直径は約60センチメートルとなっている[4]。台木となっているナラの木は、鉄筋コンクリート製の台座に固定されており、全長は4.9メートルである。

ハチ博物館の目玉とすべく1994年に作成されたもので、5月に台木の設置が行われ、完成後の12月17日に望岳荘へ搬入された[5][4]

完成当時としては世界最長となるハチの巣であったが、1996年にこれを越える全長が6.5メートルになるハチの巣が作成され、東御市の蜂天国で展示されている。

巨大なハチの巣[編集]

ハチ研究家が操ったキイロスズメバチの女王蜂114匹と働き蜂約50万匹により作成されたハチの巣であり、大きさは全長2.7メートル、直径2.25メートル、胴回り6.6メートルで、重量は巣本体が約500キログラム、台木と台座が約1000キログラムとなっている[6][7]。ハチの習性を用いることで、巣の側面に「ハチ」の文字を描かせている。

1996年から1997年にかけて作成され、1998年4月16日にハチ研究家の後援組織である蜂友会(ほうゆうかい)によってハチ博物館へ搬入された[7]

聖火ランナーを模したハチの巣[編集]

ハチ研究家が操った女王蜂20匹と働き蜂約15万匹により作成されたハチの巣であり、全長は2メートル、重量約20キログラムとなっている[8]

長野オリンピックの成功を祈って、1995年6月から11月にかけて作成され、1996年4月18日にハチ博物館での展示が始まった[9]。また9月25日からは長野県庁の本館棟1階にある県民ホールでも展示された[8]

入館者数[編集]

  • 2003年7月1日〜2004年6月30日: 8391人[10]
  • 2004年7月1日〜2005年6月30日: 7310人[10]
  • 2005年7月1日〜2006年6月30日: 6095人[11]
  • 2006年7月1日〜2007年6月30日: 4807人[12]
  • 2007年7月1日〜2008年6月30日: 4752人[13]
  • 2008年7月1日〜2009年6月30日: 5365人[14]

利用情報[編集]

休館日
毎月第3水曜日
開館時間
9:00 〜 17:00
入館料
小学生以上 300円
入館料の支払いは望岳荘のフロントで行う

脚注[編集]

  1. ^ 日本農業新聞 1995年4月17日 『巨大ハチの巣に家族連れどっと、長野県中川村の博物館人気呼ぶ』
  2. ^ 中川村ふれあい観光施設条例ウェブ魚拓
  3. ^ 中川村 「広報なかがわ No.335 2006 4月号」(ウェブ魚拓) 2006年4月15日、13ページ。
  4. ^ a b 日本農業新聞 1994年12月20日 『4.1メートルのハチの巣、新居へ移す、長野・中川村』
  5. ^ 日本農業新聞 1994年5月18日 『ハチの巣、4メートルに挑戦、長野の富永さん』
  6. ^ 信濃毎日新聞 1998年4月23日 夕刊 『中川の富永さん制作・巨大ハチの巣 引っ越し作戦、記者も現場へ』
  7. ^ a b 信濃毎日新聞 1998年4月17日 朝刊 『中川の500キロ・巨大ハチの巣 研究室から博物館へ、引っ越し』
  8. ^ a b 中日新聞 1996年9月26日 朝刊 『見事!聖火ランナー像 中川村の富永さん ハチの巣づくり利用 知事ら除幕』
  9. ^ 朝日新聞 1996年4月18日 東京朝刊 『聖火ランナー形の巨大な巣が完成 長野のハチ博物館(青鉛筆)』
  10. ^ a b 中川観光開発 「第35期 中川観光開発(株)株主総会資料」(ウェブ魚拓) 2005年9月27日、〔2〕。
  11. ^ 中川観光開発 「第36期 中川観光開発(株)株主総会資料」(ウェブ魚拓) 2006年9月28日、〔2〕。
  12. ^ 中川観光開発 「第37期 中川観光開発(株)株主総会資料」(ウェブ魚拓) 2007年9月28日、〔2〕。
  13. ^ 中川観光開発 「第38期 中川観光開発(株)株主総会資料」(ウェブ魚拓) 2008年9月26日、〔2〕。
  14. ^ 中川観光開発 「第39期 中川観光開発(株)株主総会資料」(ウェブ魚拓) 2009年9月30日、〔2〕。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]