ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー
ハイスクールミュージカル/ザ・ムービー | |
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High School Musical 3: Senior Year | |
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監督 | ケニー・オルテガ |
脚本 | ピーター・バルソチーニ |
製作 | ビル・ボーデン バリー・ローゼンブッシュ |
製作総指揮 | ケニー・オルテガ |
出演者 | ザック・エフロン ヴァネッサ・ハジェンズ アシュレイ・ティスデイル コービン・ブルー ルーカス・グラビール |
音楽 | デヴィッド・ローレンス |
撮影 | ダニエル・アラニョ |
編集 | ドン・ブロッシュ |
製作会社 | ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ ボーデン・ローゼンブッシュ・エンタテインメント |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 | ![]() ![]() ![]() |
上映時間 | 113分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $11,000,000[1] |
興行収入 | ![]() |
前作 | ハイスクール・ミュージカル2 |
『ハイスクールミュージカル/ザ・ムービー』(High School Musical 3: Senior Year)は、『ハイスクール・ミュージカル』シリーズの3作目となる映画作品である。前2作はテレビ映画で放送されたが、今作では劇場版として公開された。また、今作はシリーズ第1部の完結編でもある。全米では2008年10月24日に、日本では2009年2月7日に公開された。前作同様ケニー・オルテガが監督と振り付けを担当し、メインキャストも同じである(新メンバーに3人がオーディションから選抜された)。
あらすじ[編集]
最上級生(シニア)になったトロイやガブリエラ、ワイルドキャッツの仲間たちは、イースト高校卒業を目前にしている。しかし、トロイとチャド、ジーク、ジェイソンたちが出場しているバスケの決勝戦の前半では、相手チームに負けてしまっている(映画はここから始まる)。そしていよいよ後半戦、イースト高校でプレイする最後の16分間が始まるとき、トロイは悔いのない経験を仲間たちと共有したいと心から思う……。
試合を終えたワイルドキャッツは、それぞれに自分たちの進路について悩んでいた。それぞれの恋人や親友に別れを告げるときも、刻一刻と近づいていた。父親の希望通りにアルバカーキ大学でバスケの道に進むべきなのか、トロイも人知れず悩んでいた。ガブリエラはスタンフォード大学からの奨学金を受けることが決まっていたが、スタンフォードはアルバカーキから1000マイル(約1600Km)も離れた場所にあった。スタンフォードへの入学時期を1年遅らせようかと打ち明けるガブリエラに、トロイは「チャンスを先延ばしにしてはいけない」と言って背中を押そうとするが、本心はガブリエラと離れるべきではないと思っていた。
そんなとき、ワイルドキャッツの仲間たちは、卒業間近に行われる春のミュージカルに揃って出演することになる。ミュージカルのテーマは、それぞれの「シニアイヤー(=卒業の年)」。コンサートの本番には、ジュリアード音楽院の奨学生の選考員が来ることが知らされる。しかも、その奨学金の候補者は、スター気取りのシャーペイと、その弟で振付担当のライアン、音楽担当のケルシーのほか、一人だけ申し込んだ覚えのないトロイの4人だった。……
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キャスト[編集]
前作からのキャスト[編集]
- 卒業後はカリフォルニア大学に進学。
- ガブリエラ・モンテス (Gabriella Montez):ヴァネッサ・ハジェンズ
(日本語吹替:折笠富美子)
- 卒業後はスタンフォード大学に進学。
- シャーペイ・エヴァンス (Sharpay Evans):アシュレイ・ティスデイル(日本語吹替:永田亮子)
- 卒業後はアルバカーキ大学のartに進学。
- ライアン・エヴァンス (Ryan Evans):ルーカス・グラビール(日本語吹替:福山潤)
- 今作では何故かピアノが弾けるようになっている。前二作よりはしっかりしたイケメンなキャラに変化している。卒業後はジュリアード音楽院にダンスで推薦入学。
- 今作では姉からの差し金もあり唐突にケルシーと良い感じになるが、実はライアンにペアが居なかった事でゲイ疑惑がでるのを回避する為、カップリングされている。
- 卒業後はアルバカーキ大学にバスケ推薦で進学。
- テイラー・マッカーシー (Taylor McKessie):モニーク・コールマン(日本語吹替:坂本真綾)
- 卒業後はエール大学の政治学科に進学。
- ケルシー・ニールセン (Kelsi Nielsen):オレーシャ・ルーリン(吹替:榎本温子)
- 前二作と違って非常に垢抜けた可愛らしい姿になり、発言もハキハキしている。尚、唐突にライアンと良い関係になり、前二作で良い関係になっていたジェイソンとは台詞以外で曲中などでは一切関わらなくなっている。卒業後はジュリアード音楽院にピアノで推薦入学。
- ジーク・ベイラー (Zeke Baylor):クリス・ウォーレン・Jr (日本語吹替:岸尾だいすけ)
- 今作ではシャーペイとプロムに参加するなど本格的にカップルになっているが、絡みは余り無い上にプロムに誘うシーンはカットされてしまっている。卒業後はシェフに。
- マーサ・コックス (Martha Cox):ケイシー・ストロー
- 今作も元気で明るくダンス好きであり、ダンスが認められたようでチアリーダーになっている。プロムにはジェイソンと参加した。卒業後はラヴァースプリングスカントリークラブでキッチンスタッフとして働いている。
- ジェイソン・クロス(Jason Cross):ライン・サンボーン(Ryne Sanborn)
- サブキャラにも関わらず、何故か日本語版では三作通して声優が居ない。舞台版ではジェイソン役自体が無かったり、作中でも曲中の写りが悪いほか、唐突にマーサと良い関係になったり(尚、プロムに誘うシーンはカットされた上、服にJason+Martha=Promと書かれたものであった)、チャドやライアンのキャラ変更の弊害か、卒業ギリギリの馬鹿キャラになったりしている。卒業後はラヴァースプリングスカントリークラブでウェイターをしている。
- ジャック・ボルトン (Jack Bolton):バート・ジョンソン(日本語吹替:内田直哉)
- ダーバス先生 (Ms.Darbus):アリソン・リード(日本語吹替:小宮和枝)
- ルシール・ボルトン:レスリー・ウィング
- ヴァンス・エヴァンス:ロバート・カーティス・ブラウン
- ルローラ・エヴァンス:ジェシカ・タック
今作からのキャスト[編集]
- ジミー"ザ・ロケット" ザラ (Jimmie"The Rocket"Zara):マット・プロコップ(日本語吹替:水島大宙)
- トロイ達の後輩でワイルドキャッツ所属の2年生。明るい性格で、いつもドニーと一緒にいる。自称するザ・ロケットはワイルドキャッツでは「ロケットマン」と言われ、シャーペイからは「おもちゃのギャングみたい」と称された。ティアラとは喧嘩するほど仲が良いと言った具合だが、異性として気にはなっている。
- 演じたマットによるとジミーは「先輩を慕いつつもその座を狙っている」との事。
- ドニー・ディオン (Donny Dion):ジャスティン・マーティン(日本語吹替:石井真)
- トロイ達の後輩でワイルドキャッツ所属の二年生。いつもジミーと共に行動するが、ジミーとは対象的に静かな性格をしている。
- 演じたジャスティンによれば「ドニーは冷静な性格なんだ」「だから、ジミーとコンビを組める」との事。
- ティアラ・ゴールド (Tiara Gold):ジェマ・マッケンジー=ブラウン(日本語吹替:佐古真弓)
- ロンドンの演劇学校から編入して来た2年生。シャーペイの付き人として働き始める。実は野望を隠し、それを成し遂げる為に付き人をしていたが野望は失敗した。本来のティアラはシャーペイ(わがまま)並に宜しくない性格をしている。ジミーとは喧嘩するほど仲が良い状態だが、異性として気にはなっている。
- 演じたジェマはティアラの性格を「性悪」と発言している。
- ダンフォース(チャドの父):デヴィッド・レイヴァーズ
サウンドトラック[編集]
進展[編集]
2007年2月にディズニーは、2008年にハロウィンがテーマの映画製作のプランを発表した。しかしディズニーは2007年9月にハロウィンがテーマの映画製作のプランを急遽取りやめ、代わりに「ハイスクール・ミュージカル」シリーズの続編を劇場版として製作することになった。Yahooニュースによると、最初の映画の原作者ピーター・バルソチーニはハイスクール・ミュージカルシリーズ3部作の脚本を書くと発表した。監督と振り付けのケニー・オルテガは3部作目に関わることが決まっている。(オルテガはアクセスハリウッドのインタビューでそれを認めた) 2008年7月13日に公式予告編がDisney ChannelとABC Familyで、2008年7月14日にディズニー・チャンネル ラテンアメリカなど世界中のディズニー・チャンネルで放送された。
10月24日全米公開。同日にサウンドトラックを全米で発売した。
来日[編集]
2009年1月25日、主役のザック・エフロンとヴァネッサ・ハジェンズが成田空港に来日し、約600人のファンが駆け付けた。 1月28日にはプレミアが品川プリンスホテルで行われ、「踊れ!ジャパンプレミア」のモットーのもとで数百人のファンが出席した。 1月29日、フジテレビの『めざましテレビ』内のインタビューに応じたほか、渋谷タワーレコードで行われたファンイベントに参加した。これは、2008年12月6日に新宿ピカデリーで発売された前売り券先着500名の中から抽選で選ばれた50名である。
インターネットやハガキ応募など、プレミアやファンイベントの参加募集は多数あったが、いずれも倍率が高いものとなった。
興行収入[編集]
北米では4200万ドルを記録して初登場1位となる。これはミュージカル映画として『マンマ・ミーア!』の記録を塗り替える歴代最高のオープニングとなった。
脚注[編集]
- ^ a b “High School Musical 3: Senior Year (2008)” (英語). Box Office Mojo. 2010年4月27日閲覧。