ノール パングァン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ノール パングァン

1945年に製造されたNord 1002 パングァン

1945年に製造されたNord 1002 パングァン

  • 用途:連絡機
  • 製造者SNCAN
  • 初飛行1944年
  • 生産数:250機

ノール パングァン(Nord Pingouin)は、SNCAN(Société Nationale de Constructions Aéronautiques du Nord)社で生産されたエンジンを換装したフランス製のメッサーシュミット Bf 108である。 (SNCAN社を、1954年にSNCAN社がSFECMAS社を吸収したことにより設立された国有の航空機製造会社のノール・アビアシオン(Nord Aviation)社と混同しないように注意)

開発[編集]

1942年にメッサーシュミット Bf 108の生産は、占領下フランスのレ・メロー(Les Mereaux)にあるSNCAN社(通常ノールとして知られる)に移管された。フランス解放までに170機のBf 108が生産され、ノール社は引き続きノール 1000として生産を続けることを決めた。エンジンを233hp (174kW) のルノー 6Q 11 エンジンに換装した時に名称をノール 1001 パングァン I とし、ルノー 6Q 10 に換装した4座の近代化モデルをノール 1002 パングァン II とした。総計250機が生産され、その多くはフランスの軍隊で連絡機として使用された。

更に開発された首車輪式の降着装置を持つモデルがノール ノラルファとなった。

設計[編集]

パングァンは片持ち式低翼単葉機で、支持架で補強された水平尾翼と1枚の垂直尾翼を持っており、降着装置は尾輪式で主車輪は外側に引き込んだ。エンジンは機首に装備し、キャビンは密閉式で2名の搭乗員は並列に座りその後に3人目の座席のスペースがあった。

派生型[編集]

1000
フランス製の Bf 108.
1001 パングァン I
ルノー 6Q 11 エンジンを装備したモデル。
1002 パングァン II
ルノー 6Q 10 エンジンを装備した4座モデル。

運用[編集]

フランスの旗 フランス

要目[編集]

(1002 パングァン II)

  • 乗員:1名 + 3名
  • 全長:8.28 m (27 ft 2 in)
  • 全幅:10.61 m (34 ft 10 in)
  • 全高:2.29 m (7 ft 6½ in)
  • 空虚重量:881 kg (1941 lb)
  • 全備重量:1356 kg (2987 lb)
  • 巡航速度:257 km/h (160 mph)
  • 航続距離:997 km (620 miles)
  • エンジン:1 × ルノー 6Q 10, 179 kW (240 hp)

関連項目[編集]

出典[編集]

  • Taylor, Michael J. H. (1989). Jane's Encyclopedia of Aviation. London: Studio Editions. 
  • The Illustrated Encyclopedia of Aircraft (Part Work 1982-1985). Orbis Publishing. pp. 2615/6. 

外部リンク[編集]