ノート:ソーシャルワーク

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--61.24.199.182 2008年3月5日 (水) 14:09 (UTC)この項目は、全面的に書き換えるべきであると思われます。その理由を以下列挙します。[返信]


(1)ソーシャルワーク実践理論研究において、「診断主義ケースワーク」「機能主義ケースワーク」はそれぞれ、フロイト、ランクの説に基づいたものです。その後に起こったいわゆる「精神分析の氾濫」の史実がありますが、本件において全くそれに触れずに「診断主義」「機能主義」「折衷主義」を論ずるのには無理があると思われます。これらの主義が突然降って沸いたのではありません。また、折衷主義にあたるものとしては、通常、パールマンの「問題解決モデル」を指します。彼女は基本的には診断主義ケースワークの立場に立ちつつも、機能主義ケースワークの成果を取り入れ、両者を折衷する形で問題解決モデルを確立しています。そこで、本記述の書き方は、こういった経緯からすると、誤解を与える記述であるように思われます。


(2)いわゆる「システム理論の導入」により、ピンカス=ミナハン、ゴールドシュタインらの理論に影響を与え、ソーシャルワーク実践方法の統合化(ケースワーク、グループワーク、コミュニティ・オーガニゼーションの三方法分立から、スペクト・ヴィッケリーの業績を経て、現在はジェネラリスト・ソーシャルワークへ)に影響を与えたことが全く反映されていません。さらにシステム論は、ジャーメイン・ギッターマンのエコロジカルモデルにも影響を与えました。なお、エコロジカルモデルとシステム論の直接的な影響があったとされる事実が、全く反映されていません。そう考えると、1929年のミルフォード会議で出された「ジェネリック」についての議論、1958年のバートレット「ソーシャルワークの共通基盤」についての議論も紹介すべきです。


(3)ライフモデルが機能主義に属するという諸説は、さまざまな教科書や学説を見る限り、聞いたことがありません。出典等を知りたいと思います。


(4)診断主義、機能主義、折衷主義という柱をたて、それぞれにワーカーのタイプ分けをするならば、どういう根拠に基づいているかを明示すべきでしょう。


(5)社会構成主義、エビデンスベイスドプラクティス等の最新の動向を反映すべきです。


(6)上述(2)の議論を考慮すると、まず。ソーシャルワークのプロセスを紹介した上で、ターゲットになるもの(個人、家族、集団、組織)等の説明を行い、基盤となる技法(調査法、面接法、観察法)を説明するべきであると思われます。

(7)ソーシャルワークの実践理論において、強いて言えばカウンセリングは関連援助技術に属します。直接援助技術に分類されることは稀です。

(8)「社会政策」とありますが、日本において社会政策は、伝統的に労働政策をほぼ指しています。一方、ソーシャルポリシーは、リチャード・ティトマス以来のイギリスの伝統で、狭義の社会福祉政策(パーソナル・ソーシャルサービス)に加え、雇用政策、教育政策、所得保障政策、住宅政策など、かなり広範囲な領域をカバーします。従来のソーシャル・アドミニストレーション(社会福祉行政論)は、政治に対しては中立の立場を取っていました。しかしサッチャーリズムの浸透によって、結局の所、従来ソーシャル・アドミ二ストレーションがカバーしていた領域は、政治との関わりとは無縁ではなくなり、政治的政策判断とは無縁ではなくなったことを背景にして、1987年には学会名も「ソーシャルポリシー学会」に変更されています(星野信也[2000]『「選別的」普遍主義の可能性』海声社)。このように、社会政策=ソーシャルポリシーとは言えず、また、社会政策=社会福祉政策とは言えません。故に、この場面において、社会政策という用語を使用するのには、疑問を持ちます。

改名提案[編集]

行政用語としても、ソーシャルワークのほうが一般的なので改名したく思いますが、いかがでしょうか。--Yuasan会話2015年8月24日 (月) 14:09 (UTC)[返信]