ノート:榛名湖

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榛名湖の地名の由来に関する除去について[編集]

「ワカサギを春の菜に見立てて榛名湖とした」という記述を除去しました。私が確認した文献は下記の通りです。

まず、日本の自然地名というのは、たいてい由来は不明です。いつのまにかそう呼ばれていたというものです。ごくまれに、「戦国武将が旧称をこう改めて命名した」というのがある程度です。

「榛名湖」の直接の命名由来は、割と最近です。古名は「伊香保沼」で、江戸時代までは榛名神社の社領として「榛名神社御手洗沼」や「榛名沼」と呼ばれていました。榛名湖というようになったのは明治以降です。

で、「榛名」は直接的には榛名山に由来しています。榛名山の古名は「伊香保山」です。「榛名」の語源については、主要な説・定説があり、万葉集の時代に山裾の広大な原野を「榛原」と呼んでいた(万葉集に「榛原」が複数出てくる)のが、「榛野」を経て「榛名」に転嫁した、というものです。榛=ハンノキです。これは上記の5文献に出てきます。

異説として、「開墾した土地」を意味する「ハル」+「ナ」が語源とする説が紹介されてます。--柒月例祭会話) 2017年8月12日 (土) 02:50 (UTC)

『角川』には万葉集から「波里波良」=「墾原(はりはら)」→「榛原」という説を載せてますね。--柒月例祭会話) 2017年8月12日 (土) 04:40 (UTC)

すいません[編集]

加筆中にどうもすいません。榛名山の噴火ですが、5世紀末と6世紀半ば頃の2回、大きな噴火があったというのが定説です。([1][2][3]等参照)。特に初回の5世紀末の噴火については、稲荷山古墳の築造時期と密接な関連があり(古墳は初回噴火以前に築造されたことが明らかになっている)、稲荷山古墳出土鉄剣の製作時期と絡んで日本の古代史の年代観とも密接に関わってくる問題です。加筆作業の中、申しわけありませんが、噴火の時期については文献を再確認していただけると幸いです。--のりまき会話) 2017年8月12日 (土) 11:57 (UTC) かなり大きな事実誤認があり、修正いたしました。すいません。--のりまき会話) 2017年8月12日 (土) 13:31 (UTC)

ありがとうございます。ちょっと今は即答できないのですが、お示しのURLなどみてもご指摘の通りと思います。明日明後日にはきちんとしたいと思います。なんとなーく嫌な予感しかしませんが、「520から550のあいだ」を「520と550」と私が読み違えた予感がしますね・・・。--柒月例祭会話) 2017年8月12日 (土) 13:57 (UTC)
メモ
  • 平凡(1987) - 「最後の活動」「二ツ岳」6世紀末といわれる
  • 角川(1988) - 6世紀末に
  • 新百科(2008)
  • 二ツ岳 6世紀に
  • 6世紀前半に約30年を隔てて2回の爆発(渋川噴火と伊香保噴火)
  • 榛名学(2009)
  • 6世紀初頭 6世紀になって間もなく 1490年前(=520頃) 渋川テフラ 渋川火砕流 相馬岳の北東
  • 6世紀中頃 1460年前(=550頃) 伊香保テフラ 山が割れてニツ岳になる
  • 気象庁(産業技術総合研究所を参考)
  • 400-500 二ッ岳有馬火山灰噴火
  • 489-498 二ッ岳渋川噴火
  • 525-550 二ッ岳伊香保噴火
  • 産業技術総合研究所 早田(1989)
  • これらの噴火が古墳時代の6世紀頃に発生したことが明らかに
  • 二ッ岳付近 5世紀末から6世紀にかけて発生した2回の大規模な噴火[4]
  • 数十年の間隔をおいて噴出
  • 6世紀前半と推測
  • 二ッ岳伊香保降下テフラ 考古資料との関係から6世紀中葉または後半と推測

確認したところ、上のような感じになりました。平凡・角川は文献の時代が一昔前であり、旧説かな。新百科は群馬大の地学教授による記事なのでそれなりに信頼できそう。榛名学を見る限り、「私が読み誤った」わけではなさそう。ただし、520年を「6世紀初頭」「6世紀になってまもなく」といえるかどうかは、うーん。ただし榛名学の著者は地学系学者ではないので、そこは割引。

産業技術~は、詳細に過ぎて私には難解。「噴火そのもの」ではなく「噴出堆積物」の話をしていたり(普通に考えて噴火に直結しているとはいえ)、いろいろな学者のいろいろな研究が次々に書かれていて…。表現として「6世紀頃」「前半」などとボヤッとしているのが多いし、「5世紀末」と「6世紀はじめ」なんて年数にすれば1年の差だから、あまり細かく区分するのもどうかなと。

基本的に、のりまきさんのお話を疑うわけでは全くないのですが、産業技術総合研究所の資料のような信頼性が高いものにあたればあたるほど、「520年頃」とかピンポイントに絞る方向にはならないし、この記事ではそもそもそこを絞り込む必要もないと考えました。

というわけで、「古墳時代」「6世紀頃」という表現でごまかすことにしました。--柒月例祭会話) 2017年8月14日 (月) 06:12 (UTC)

様々な文献の調査、ご苦労様です。これが榛名山の噴火時期についての最新論文です[5]。論文をご覧になればわかるように、噴火で埋没した樹木をもとにして噴火の年代を決定しています。産総研の榛名山噴火についての年代観はこの早川由紀夫の研究に基づいています。ご参考までに。--のりまき会話) 2017年8月14日 (月) 10:07 (UTC)
ありがとうございます。読みました。論文が「2009年に口頭発表」されたもので、その中で「従来考えられていた6世紀前半よりやや古く・・・」とあるので、私が参照した2008年や2009年の文献が6世紀前半や中期に言及していたのは、出版当時としては妥当な記述だったのでしょう。そういう意味ではそれなりに安心できました。感謝申し上げます。--柒月例祭会話) 2017年8月14日 (月) 11:58 (UTC)

改稿に際して[編集]

  • 「(中禅寺湖につぎ)2番めに高い」という記述を除去します。理由は下記のとおりです。
  • 参考文献節に示した通り、乏しいとは言えない程度の文献を確認しましたが、榛名湖を「日本で2番めに高い位置にある」と言及しているものはありませんでした。
  • これは2つの解釈があり、「2番めに高いわけじゃない」のか、「そんなこと語るほどのことじゃない」のか、どちらかだと推定できます。
  • 適当にぐぐると、榛名湖を「中禅寺湖についで2番めに高い」という趣旨の言及があるブログ類、個人HPみたいなものはあります。なので、そういう話がある、ということ自体は否定しません。しかしこれらは「信頼できる情報源」じゃないので、採用できません。
  • 環境省の「基礎調査湖沼調査報告書」をみると、日本の湖沼(湖でなく湖沼)約480箇所を調査対象としています。その中には榛名湖よりも標高が高い位置にあるものが含まれています。御嶽山の二の池、三の池とかです。この調査は「国内の面積1ヘクタール以上の主要な湖沼」が対象になっていて、今回は対象にしなかったけど他にこんな湖沼があるというリストが巻末にあり、そこにはさらに数百(ちゃんと数えてないのでわかりませんが500とかそういうスケール)の湖沼名が挙げられています。これらをどこまで「湖」どこから「湖じゃない」とするのか、線引は難しいでしょう。
  • なにかしら信頼できる情報源が見つかれば、「そういう話がある(ただし・・・)」的な書き方は可能だと思います。
  • 「溺れたら助からない」も除去します。
  • 参考にした文献にそういう事が書いていない、というのは上と共通です。
  • これは私の個人的経験論なので無視していただいてかまわないのですが、「底に水草があって溺れたら助からん」という話は、たいていどこの湖沼でも似たような話があると思います。
  • これはもう屁理屈になりますが、今回参考にした情報源の中には「湖底の水草が減ってヤバイ」という趣旨の言及が複数あり、事実に反します。
  • まあこういうのは「科学的・統計的事実」というよりは、そういう怖い話が伝わる、という系統の話なので、信頼できる情報源が見つかれば、書けないこともないとは思います。--柒月例祭会話) 2017年8月18日 (金) 08:27 (UTC)