ノート:枢機卿

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218.44.160.62さんが2004年12月8日に太字部分を加筆されていますが、少し修正の必要があると思いましたので指摘しておきます。

  • 「枢機卿となる資格をもつのはカトリックの聖職者(男子)で、過去に聖職者でなくても枢機卿に任命されるものも存在したが、ヨハネ23世の時代以来、司教のみが枢機卿にあげられることが慣例となっているが、司教であることが枢機卿に親任される為の絶対条件ではなく、今世紀(2004年現在)に入り4名の司祭が枢機卿に親任されている事を考えると、司教であることは枢機卿に親任されるたの、付帯条件と考えるのが妥当であると思われる。(司祭枢機卿の例、ジョン・ヘンリー・ニューマン、アンリ・ド・リュバック等)

以下のような点です。

  1.  ヨハネ23世の時代以降、司教が枢機卿にあげられることが慣例になっている。(「慣例」である以上、絶対条件、付帯条件という言い方は不適当では?)
  2.  とはいえ、司祭で枢機卿にあげられるのは本当に限られた特別な例で、教会に貢献したとみなされた高齢の神学者などが(枢機卿としての活躍を期待されてというよりは)名誉職的に枢機卿に列せられるケースである。
  3.  今世紀(21世紀)に入って、枢機卿にあげられた74人のうち、司祭から枢機卿に親任されたのは以下の7人(4人ではない)である。全体の一割にみたない上、すべて80歳以上で教皇選挙権をもっておらず、名誉職の意味合いが強い。(年齢は任命時。)
  • 2003年 
    • ベルギーの教区司祭 グスタフ・ヨース(Gustaaf Joos) 80歳(故人)
    • スイスのドミニコ会員 ゲオルグ・コッティエル(Georges Cottier)81歳
    • ポーランドの聖心司祭会員 スタニスラフ・ナジ(Stanisław Nagy)82歳
    • チェコのイエズス会員 トマス・スピドリック(Tomáš Špidlík) 84歳
  • 2001年 
    • アメリカのイエズス会員 アベリー・デュレス(Avery Dulles)83歳
    • ドイツの教区司祭 レオ・シェフツィック(Leo Scheffczyk)81歳
    • イタリアのイエズス会員 ロベルト・トゥッチ(Roberto Tucci) 80歳
  1.  ヘンリー・ニューマンはたしかに司祭から枢機卿にあげられたが、彼はアングリカン・チャーチからの改宗者であるうえ、枢機卿になったのは19世紀(1879年)のことで、ここで言っているヨハネ23世以降の話とは関係がない。
  2.  リュバックは1983年に司祭から枢機卿にあげられているが、その時点ですでに87歳であり、長年の神学的貢献を評価されたもので、上記の特例のケースである。

特に異議がなければ

枢機卿となる資格をもつのはカトリックの聖職者(男子)で、過去には聖職者以外から枢機卿に任命されるものも存在したが、ヨハネ23世の時代以来、司教のみが枢機卿にあげられることが慣例となっている。(ただし、特別な例として教会に対する多大な貢献を認められた高齢の聖職者は司祭であっても名誉職的に枢機卿にあげられることもある。)

と修正しておきたいと思います。Gakuinryou 2004年12月9日 (木) 01:56 (UTC)[返信]

枢機卿の叙任資格と枢機卿の位階を混同していませんか?[編集]

枢機卿の叙任、教皇選挙については、バチカン公会議で制定されたカノン法と関係法令(特に教皇選挙についてはヨハネパウロ2世が定めた1996年の使徒憲章)に定めがあります。

カノン法によれば、枢機卿に叙任されるのは、司祭以上の位階の者であり、枢機卿に叙任された場合には、同時に司教の位階が与えられます。ただし、通常は大司教などから枢機卿になるのが通例であり、司祭から直接に枢機卿になるのは例外であることは指摘の通りです。

なお、混乱しやすいのは、枢機卿についても、さらに司教枢機卿、司祭枢機卿、助祭枢機卿という3つの位階に分かれ、これは、司教、司祭、助祭という位階とは別物だということです。たとえば、ヨハネパウロ2世が、枢機卿に叙任された当時、彼はクラコフの大司教でしたが、枢機卿としては司祭枢機卿でした。つまり、クラコフ大司教兼(司祭)枢機卿ということになります。大司教であっても、助祭枢機卿に叙せられることはありえます。

助祭枢機卿も10年経過すると司祭枢機卿になります。司教枢機卿は、ローマ近郊の大主教である枢機卿のほか東方教会(ユニエイト)の総大主教(司教)などきわめて限られています。

近世以来、教皇は、司祭枢機卿から選ばれるのが圧倒的です。

枢機卿の位階について[編集]

加筆者です。ノートでご指摘をいただいた部分について資料を確認した上で枢機卿位階についての記述を中心に書き改めてみました。Gakuinryou 2005年4月4日 (月) 17:15 (UTC)[返信]

カノン法の参照について[編集]

今回の加筆で、ずいぶん良くなりました。ただ、カトリックの制度は、成文法と慣行・観衆からなります。ただ、バチカン公会議以来、成文法(カノン法)が整備され、基本部分はほとんど成文法で決まっているのです。いまいちどカノン法の原典にあたられて、精密を期すように望みます(HS)。

首席枢機卿について[編集]

ベルトーネ国務長官が首席枢機卿であるとの記述がありますが、2008年5月17日現在、複数の情報を見ても首席枢機卿はソダーノ名誉国務長官のままですが、任命の情報があったのでしょうか?--たかいたろう 2008年5月17日 (土) 13:01 (UTC)[返信]

直接関係ないことについて[編集]

アメリカメジャーリーグのセントルイス・カージナルスはショウジョウコウカンチョウにちなんだもので枢機卿とは直接関係ない。は不要な記述ではないでしょうか。カージナルスの記事に書くのはわからなくもありませんが。--Tiyoringo 2010年9月5日 (日) 01:53 (UTC)[返信]

要出典範囲タグにつき[編集]

要出典範囲タグを付与しました。「それは教会関係者が重用されたということではなく、聖職者の俸給は国家財産ではなく教会財産から出すことになっていたため、国家財産の節約になったからであった」についてですが、聖職者が世俗国家の宰相を務めていたことについて、理由を「俸給節約」だけに限定してしまうのは、一面のみの言及に止まる言い過ぎではないかと。また「教会関係者が重用された」のは事実としか思えず、「教会関係者が重用されたということではなく」というのも不要な文言と思えます。出典付与の上での、より洗練された文言を期待したく思います。--Kinno Angel 2011年12月15日 (木) 14:55 (UTC)[返信]