ノート:学区

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改名提案[編集]

現在リダイレクトのページとなっている「通学区域」への改名を提案します。現在のページ名である「学区」はそもそも正式名ではなく通称であり、また西日本を中心に小中学校の通学区域を「校区」と呼称する地域も多いことから、バランスをとるという意味でも正式名である「通学区域」が適切かと思います。また、学区、校区ともリダイレクトとして通学区域へ導くことからそこも問題無いと思います。--ラハール 2010年6月7日 (月) 16:02 (UTC)[返信]

コメント本来「学区」は日本だけのものではなく、実際にアメリカ合衆国の学区という記事もあります。本記事が今後も日本の学区に特化したものであり続けるのであれば「通学区域」への改名も良いでしょうが、Wikipedia:日本中心にならないようにを尊重するのであれば「学区」のままの方が良いと思います。--アルビレオ 2010年6月8日 (火) 22:17 (UTC)[返信]

提案に 賛成 コメント
元々「学区」は、日本における古い法令用語であったと思いますが、現在ではすべての日本の法令が「通学区域」を使用しています。アメリカ合衆国の学区については、school districtの訳語を「学区」のみに限る必要も特にはないので(「学校地区」「学校地域」が直訳?)、改めて当該記事で改名提案をすれば良いと思います。また、日本においても各学校の「通学区域」ごとに、公民館の設置、消防団の分団の区分け、住民団体(町内会等)の取りまとめ等が行われることがあり、日本の「通学区域」をschool districtと訳すことも可能だと思われます。したがって、「Wikipedia:日本中心にならないように」に反する記事名ではないと思います。--YuBon 2010年6月9日 (水) 01:48 (UTC)[返信]

反対 文献を調べたところ、ほとんどが「学区」で扱っているどころか、各種事典・辞典では「通学区域」での記載・見よ項目がないものも多数ありました。さらに、教育用語どころか、複数の法律用語辞典等でも「学区」ないし「学区制」で掲載されていますので、改名は不適切と判断し、反対します。以下、確認できた範囲で文献を示します(順不同。編者名、ISBNは略します。国語辞典は参考程度に見てください)。


  • 「学区」を用いているもの
    • 『平凡社大百科事典』第3巻401頁(平凡社、1984年)
    • 世界大百科事典 改訂新版』第5巻405頁(平凡社、2007年)
    • 『国民百科事典』第3巻240頁(平凡社、1976年)
    • 『現代学校教育大事典 新版』第1巻433頁(葉養正明執筆、ぎょうせい、2002年)
    • 『教育用語辞典』83頁(高妻紳二郎執筆、ミネルヴァ書房、2003年)
    • 『教職用語辞典』74頁(上原秀一執筆、一藝社、2008年)
    • 『自治用語辞典 改訂版』(ぎょうせい、1972年)
    • 『新自治用語辞典』(ぎょうせい、2000年)
    • 『有斐閣法律用語辞典 第3版』154頁(有斐閣、2006年)
    • 『新法律学辞典 第3版』153頁(有斐閣、1989年)
    • 『新法学辞典』110頁(日本評論社、1991年)
    • Yahoo!百科事典(荒木廣執筆)
    • (『大辞泉』)
  • 「学区制」を用いているもの
    • 『大日本百科事典』第5巻309頁(細谷俊夫執筆、小学館、初版1968年、新版1981年)
    • 『現代教育用語辞典』37頁(伊藤良高執筆、北樹出版、2003年)
    • 『新社会学辞典』204頁(菊池城司執筆、有斐閣、1993年)
  • 「通学区」を用いているもの
    • 黒崎勲『教育行政学』巻末索引(岩波書店、1999年)
  • 「通学区域」を用いているもの
    • 『地方自治辞典』363頁(良書普及会、1967年)
      • 同書において、「学区」(48頁)は「尋常小学校の設置および維持を目的とした公法人」として説明されています。
  • 通学区を「学区を見よ」としているもの(見よ項目または巻末索引)
    • 『現代学校教育大事典 新版』第5巻98頁
  • 通学区域を「学区を見よ」としているもの
    • 『自治用語辞典 改訂版』690頁
    • 『新自治用語辞典』648頁
    • (『大辞泉』(Yahoo!辞書、コトバンクに収録))
  • 通学区域を「学区制を見よ」としているもの
    • 『現代教育用語辞典』巻末索引
    • 『新社会学辞典』巻末索引
  • 通学区域を「学区および学区選択制を見よ」としているもの
    • 『教職用語辞典』巻末索引
  • 「通学区域」・「学区」のいずれもあるもの
    • (『広辞苑 第六版』)
  • school districtに言及したもの
    • 『現代教育用語辞典』(学区制を「school district system」と訳す)
    • 『教職用語辞典』(「『学区』という語は、「通学区域」のほかに、…アメリカ合衆国のschool districtのように、一般地方行政区画とは独立の特別の教育行政区画という意味で用いられることもある」)
    • 『現代学校教育大事典 新版』(「第二次大戦後は、もっぱら通学区域のことを通称学区と呼んでいる」「アメリカ合衆国にみられるようなschool districtに近い」)

以上より、各学界・日常一般での用法は「学区」といえるため、現状が妥当と判断します。--Tsop9 2010年6月9日 (水) 10:32 (UTC)[返信]

コメント 日常一般での用法については、各地域によって揺れがあるのではないのでしょうか? というのも、現在の日本の国家法がいう「通学区域」の各地域における正式名称については、各地方公共団体の条例および教育委員会規則の定めるところによると考えられるからです。
なお、学区の語については、明治時代初期の法令である学制から用いられてきた歴史がありますが、学制おいては、
「全国ヲ大分シテ八大区トス之ヲ大学区ト称シ毎区大学校一所ヲ置ク」(第二章)
「一中区内学区取締十名乃至十二三名ヲ置キ一名ニ小学区二十或ハ三十ヲ分チ持タシムヘシ」(以下略)(第八章)
などの規定があり、「学校の設置」「人事」などの点において現在の日本の法令における「通学区域」とは概念がやや異なります。(Tsop9さんが引用された『地方自治辞典』48頁(良書普及会、1967 年)の記述に近い概念だと考えられます。なお、少なくとも地方自治法が施行された後は学区という公法人は存在しておりません。)
最後になりますが、Wikipedia:記事名の付け方#正式な名称を使うことの「正式な名称」については、どのように解釈していらっしゃいますか? 私は、制度の変更や辞典毎に専門性があることなどの要素を考慮すると、辞典等の記載も法令と同程度の参考情報と考えておりますが、よろしければTsop9 さんのお考えをお聞かせください。--YuBon 2010年6月9日 (水) 11:44 (UTC)[返信]
(追記)『有斐閣法律用語辞典 第3版』154頁(有斐閣、2006年)→「学区」の項目には「通学区域の通称」と書かれています。なお同書の記述に関連がある、高等学校の通学区域を教育委員会が定めなければならないという規定は、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」からはすでに削除されています。--YuBon 2010年6月9日 (水) 12:15 (UTC)[返信]

確かに学区は日常的な用法となっているようですね。ただ、この提案の要旨は

  1. 学区は通称である。
  2. 同意義で広く地域的に使われる「校区」との兼ね合いはどうするのか。

ということでしたよね。

1.は日常的・一般的な用法であるし、多くの辞典にも載っているため、Tsop9さんのおっしゃるようにこの主張は崩れると思います。問題は2.です。この「学区」か「校区」か「校下(か)」というのは非常に地域差が大きく、例えば「校区」を使っている地域では「学区」という言葉は馴染みの無いばかりか場合によっては通じない(そのような地域では高校の通学区域のみを学区と呼ぶ地域が多いため)ことだってあります。そのような地域がかなりマイノリティーな存在であれば、リダイレクトとして「学区」に飛ばしてもいいかと思いますが、「校区」という言い方は関西を始めとして西日本の多くで通じる概念であるためマイノリティーとも言えないようです。なので、確かに「通学区域」はほぼ法律用語と化しており、日常的に使わない言葉であるためキモチは悪いかもしれないですが、それらに該当する一意語であるならば、当たり触りの無い中立的な表現「通学区域」に変えてしまうのも良いかも知れないと思います。いずれの言葉からも検索すればリダイレクトに引っかかるんですし…--ラハール 2010年6月9日 (水) 11:35 (UTC)[返信]

コメント実際の所、置き換えが可能な場合もありますが、学区というのは通学区域より広い意味を持っている言葉だと思います。地区とほぼ同じ意味合いに近い場合もあったり、前に学校名をつけて言えるのも学区(例えば北小学区)であって、個々の小学校や中学校の区画という意味合いで用いることもできる言葉と言えます。この記事内で、学区内に複数の高等学校がある場合なども書かれていますが、通学区域という場合は、通常1つの学校の範囲のみのように思います。ですので、一部の用法では重なりますが、むしろ広い意味があるのは学区の方ですので、通学区域というのを学区内の文章内で記すか、改めて通学区域という記事を作成する方がいいように思います。

学区か校区かということになると、マイノリティーでないとは言え、校区は方言には違いないようですから、校区をリダイレクトにした上で、校区との用法の違いの部分などはこの中に示すという方法はあると思います。いくらマイノリティーでないにしてもかしわ鶏肉を同等には扱えないようなものだと思います。西日本で広く通じる言葉は結構多いですが、固有名詞以外はそもそも記事名には適さないはずですから。ちなみに西日本ですが、岡山県は通常、学区だと思います。校区は聞いた事ありません。--Ardianti 2010年6月9日 (水) 11:55 (UTC)[返信]

コメント まず、ラハールさんには「校区が西日本でのスタンダードである」ということを客観的証拠(書籍、行政の手引きなど)により立証していただきたいと思います。実はいくつかの辞典には「学区」=「通学区域〔の略称〕」であるとあり、これを明示しなかったのは私の不手際ですが、それはすなわち、教育学・地方自治行政のみならずあらゆる分野において「学区」のほうが(「通学区域」よりも)一般的に使われている、学界等におけるスタンダードということになります。私が今回資料を閲覧した限りにおいて、「西日本で一般的」とする事例は確認できませんでしたし、Ardiantiさんのコメントの後半部分によれば1ばかりでなく2も当たらないということになります。念のため「校区」を調べたところ、『新明解国語辞典』に「〔関西以西の方言〕学区」とありました。方言であるならば、申し訳ありませんが「学区」との比較衡量の対象とするわけにはいきません。
(以下はYuBonさんのご質問に対するコメント)私の日本語読解力に問題がなければ、ほとんどの辞典において「学区」=「通学区域〔の略称〕」で説明されていたと理解しています。これについては今日、異論は誰も出さないはずです。その上で、なぜか各事典・辞典の編者・著者が揃って「学区」という項目を書いているのです。『現代学校教育大事典 新版』の執筆者の葉養先生に至っては、『小学校通学区域制度の研究 区割の構造と計画』(多賀出版、ISBN 9784811548814)という著書があるにも関わらず、です。そのことを「正式な名称」に照らし、どう考えるか。
思うに、項目名の基準は「不特定多数の一般人がその概念をどう表現するか」を、「客観的資料」を用いて決めるべきだと考えています(Wikipedia:中立的な観点Wikipedia:検証可能性の論点です)。日本語というものは、日本語を使う人間がいるから成り立っているわけで、その日本語を使う人間の営みに着目して決めるべきではないでしょうか。一応、法文を作るのも人間ですが、そもそも、法文にあるから正しい、ないから間違っている、などというのは言えるわけがなくて、(日本語の変化憲法の変遷などを参照)、杓子定規に考えれば日本民法の譲渡担保などは辞書に収録できなくなります(そもそもが条文になく、まともに民法175条を読めば物権法定主義にすら違反しているわけですから)。その上で、一般にどのような言葉が使われているかを、まず人間の言葉(「学区」なら教育界で使われる言葉ですから、教育学者の著書や論考など)から読み取るべきです。いわゆる学説(通説)や日常用語が一般的な呼称を「学区」としている以上、法文だけから読み取った内容を基準に項目名を考えることは、Wikipedia:独自研究は載せないに照らし、危険であると考えます。--Tsop9 2010年6月9日 (水) 14:15 (UTC)[返信]

私はそこまで知識が深くないためTsop9さんのように文献を並べることができないのが歯がゆいところです。Tsop9さんにはそもそも「西日本で一般的」との根拠がないと言われてしまいましたが、それなら意外と簡単に見つかりましたよyahoo!辞書。これによると「校区は東日本で言う学区」とあって、言い方を変えれば日本には東西に分けて2つの言い方が存在することを認めたということでしょうか。この点で存在が曖昧と決め付けてしまうことはできません。それに「学区」をyahoo!検索すると2730万件ヒットするのに対し、同じく「校区」を検索すると4830万件]ヒットします。その多くが小中学校の公式ページです。一概に西日本限定では言えませんが日本語に「学区」と同じく「校区」も定着しているとは言えませんか?

そもそも言い方を「校区」に置き換えろという議論ではなく「大きく分けて2つの言い方があるからその中間のいずれの意味をも指す言葉を使えば?」、「学区が通学区域の略なのであれば正式名称のほうを使えば?」という提案です。使うと言ってもページ名を中立的な言葉にするだけであり、東日本を始めとした広い地域では「学区」、西日本の多くでは「校区」と記事内に書けるわけですし、学術書では学区を基調としている等々いくらでも書けます。Tsop9さんがおっしゃっていた「日本語というものは、日本語を使う人間がいるから成り立っているわけで、その日本語を使う人間の営みに着目して決めるべき」とは、かなり核心を突いた一言であり、それに則って導き出される答えは、「2つ」に大きく分かれる言葉を使う日本語話者がそれぞれ違和感を感じないようにし、かつどちらの意味をも指す「通学区域」への変更ではないでしょうか。これ対して、Tsop9さんがどうしても現ページ名にこだわる理由は申し訳ありませんが見出せません。

あとArdiantiさんが同じ西日本でも岡山県では校区を聞いたことがないとおっしゃっていましたが、岡山県は県内で統一はされていないようで、確かに岡山市や倉敷市を中心とした南部では私も聞いたことがありません。ところが県北などそこから離れると小中学校のページを検索すると使用している自治体も普通にありますし、少なくとも私は普通に聞きます。ただ、ここで「校区」と「学区」のどちらがいいかを比べてもあまり意味が無いと思いますが。。。--ラハール 2010年6月9日 (水) 15:42 (UTC)[返信]

Ardiantiです。確かに論点ではないですが、とりあえず、ネットなどでは検索にかかりますが、「日常的」という意味ではやっぱり聞かないと思います、県内も広いですから地域、または世代にもよるのかもしれませんが。ホームページなどは作り手にもよるところもあると思いますし。例えば県北の津山市のホームページ内では学区と校区がごちゃ混ぜになっている部分もあります。分担しているのかどうなのかはわかりかねますが、津山市とは言え、地の出身の人以外も職員でしょうし(もちろん学校の先生なども)、別に校区でもわかりますから(長く言うなら小学校区とかでしょうし)、特に放って置かれているということもあるかもしれません、あくまで推測ですが。それと辞書では通学区域の略称が学区ということですが、むしろ小学校区などの略称の気がします。略称なら以下に書くことと関連しますが、同じように使えてしかるべきですが、意味にずれがあるようですから。そう考えると校区も同じところから出た略称とも見れますし。
ところで、上にも書いたように、やっぱり通学区域と学区もしくは校区って完全に置き換え可能なのかっていう疑問が少なからず私にはあります。~学区の~は地区の名称として通用しますし、少なくとも私が知る限り県北で最大規模の津山市などこの学区名で地域分けされている面もあります、特に中心部以外の部分は一致しやすいです。それこそ成名などは旧町村名でもないですし、学校でもないと由来も分からない地区名になります。通学区域というのが行政の上でここからここまでがこの学校ですよというのを決めているだけの範囲だとすれば、学区とか校区というのはそれに加えて、その地域のまとまり、地区と言った形での使用もできると感じます。通学区ならまだ言葉上同じ「区」ですけど、「通学区域」となると、ずれが出てくるんじゃないでしょうか。細かい部分かもしれませんが、どうしてもその辺が気になってしまって、ちょっと賛成はしかねるかなあという感じです。この辺りに関して納得行く説明をいただければ賛成に回ることも十分考えられるのですが・・・--Ardianti 2010年6月9日 (水) 17:47 (UTC)[返信]
(ここから追記です)下記のYuBonさんの提示された例を見て、とりあえず、私の説明が分かりにくいところを今一度取り上げたいと思います。つまり学区の別の意味として、YuBonさんが挙げられている水戸市の例で、学区名となっている「学区」と学区域となっている部分の違いなんです。この学区域が通学区域で、学区名などとして使われる学区とは確かにイコールで結ぶものですが、意味上の区別はあるわけで、あるからこそ、区別されているのではないでしょうか。私の認識ではそう思っているのですが。もちろんイコールで結べるものであるゆえに、学区を通学区域として用いる場合も多々あることは否定しませんし出来ないと思います。でもそれとは別の存在として学区というものも存在するのではないかと考えられるのですが、いかがでしょうか。--Ardianti 2010年6月10日 (木) 13:17 (UTC)[返信]
コメント もし校区が西日本、学区が東日本という二分法をとるならば、「学区」をYahoo!辞書や『新明解』で調べると「西日本でいう校区のこと」、つまり東日本限定の語彙として出てくるはずですが、そのような記載はまったくありません。『明鏡国語辞典』に至っては、「校区」の記載がないありさまです。したがって、上記の文献検索結果とあわせて考えれば、校区が西日本なら、学区は日本の諸学界全般および日本全国一般ということになりますので、やはり改名が不適切という意見に変わりはありません。Wikipedia:検証可能性に照らし、西日本は校区、東日本は学区という構図は否定されると判断します。教育学や社会学、法学、地方自治など学界や実務界一般、さらにはWikipediaが目的とする百科事典の営みとして、すくなくとも1970年代以降から現時点における標準的な日本語の語彙は「校区」でも「通学区域」でもなく、「学区」なのだと考えています。--Tsop9 2010年6月10日 (木) 09:18 (UTC)[返信]
コメントまず、いったん賛成を取り下げて、現状を確認することに専念したいと思います。よろしければ、皆様も確認作業にご協力いただければ幸いです。(単なる疑問点の提示等でも助かります。)
まず、学区が通学区域の通称である根拠の一つとして、「構造改革特別区域」の略称が「構造改革特区」であることなどから「区域」→「区」と略す用法と考えられます。
次に現行制度の認識ですが、通学区域(文部科学省が通知等でこの用語を多数用いていますので、行政上の用語としてはこの語を用いて説明させていただきます)については、1.高等学校の通学区域、2.小学校・中学校(中学校については併設型中学校を除く)の通学区域、があります。1.高等学校の通学区域につきましては、かつて「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」で、教育委員会が公立高等学校について通学区域を定める規定が存在しました(旧第50条、平成13年7月11日法律第104号施行前)。この規定は削除され、公立高等学校の通学区域については、「教育委員会の判断」13文科初五七一の最終部参照とされることになりました。2.小学校・中学校(中学校については併設型中学校を除く)の通学区域については、「義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令」(政令)、「義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行規則」(省令)に使用が見られますが、どちらかというと特別法的な規定であり、一般法的な規定は、学校教育法施行令第5条第2項にあります。学校教育法施行令第5条第2項においては、「就学する学校を指定せよ」という旨の定めがあり(「通学区域」「学区」等の概念は示されていません)、義務教育において就学すべき小学校・中学校を指定するために市(特別区を含む)町村が教育委員会の権限において通学区域を定めています(参考資料: 学校選択制等について)。このときに水戸市のように「学区」を定義する例[1]と、津山市のように例規・告示上は「通学区域」としておく例[2]が見られます。水戸市のような場合は、行政上も「○○学区」というのが正式な用法となりますが、津山市の場合は「○○学区」であれ「○○校区」であれ、いずれも通称と考えられます(さらに施行通達等で名称を定めていれば別ですが、存在しないか住民であっても確認が困難であると思われます)。
最後になりましたが、学区の語の歴史について言及しますと、明治時代の学制に使用が確認でき、第二次世界大戦後に法令文(例規を除く)において学区が通学区域に改められた後も慣習的に「学区」の語が使われ続けてきたと考えられます。ただし、第二次世界大戦の前後で学区の意味・用法等が異なりますので、記事名を変更するにしろ変更しないにしろ、今後の加筆に当たってはその点に留意して作業を進めるが適切であると考えます。
(説明足らずの部分もあるかと思いますので、疑問点等がありましたらノートへの書き込みをお願いします。なお、回答にお時間をいただく場合もあるかと思いますが、どうかご容赦ください。)--YuBon 2010年6月10日 (木) 10:31 (UTC)--YuBon 2010年6月10日 (木) 11:05 (UTC)(誤字脱字等訂正および補筆。お見苦しい箇所が何点かありました、申し訳ありません。)[返信]
コメント (割り込み失礼します)法規や条例などは一次資料なので、Wikipedia:信頼できる情報源に照らし、直接の利用には慎重さが要求されます。そして記載内容から、YuBonさんのやろうとしていることは、おそらく独自研究になります。それよりは教育学者や教育法学者の書いた二次資料に当たってください。(参考:創価大学 法学部 図書館の利用方法)--Tsop9 2010年6月11日 (金) 08:51 (UTC)[返信]

コメント 「通学区域」を「学区」と略すのか「校区」と略すのか、の観点で話が進んでいますが、私は別の観点でコメントします。「現在の日本の公立学校に通学する児童・生徒の居住地を限定したときのその区域」の法律上の正式名は「通学区域」でしょうが、「学区」は「通学区域」を含むより広義の言葉でもあります。YuBonさんは『school districtの訳語を「学区」のみに限る必要も特にはない』とおっしゃっていますが、ウィキペディアは訳語を決めるところではありません。通常アメリカの学校については「学区」が使われていますし、歴史上の「学区」についても「通学区域」と書くのは妥当ではありません。「通学区域」を「学区」と略すのか「校区」と略すのかとは無関係に、現状の本記事の導入部からは「通学区域」ではなく「学区」が適切だと考えます。--アルビレオ 2010年6月10日 (木) 14:11 (UTC)[返信]

コメント Tsop9さんは教育界などの専門機関で使われている事実を重視したがりますが、そもそもWikipedia:記事名の付け方によると「編集者の関心よりも読者の関心を、専門家よりも一般的な利用者の関心を重視」することを基に議論するべきとあります。なので「学者が記した著書では『学区』の方が通用する」との主張は違うのではないですか。「通学区域」の語が読者レベルで通用しないとの実証などありませんし、現に地域によって「学区」か「校区」かは異なっていても「通学区域」なら各自治体公式ページの「公立小中学校の通学区域一覧」などでも多く用いられている一種の「共通語」みたいなものではないですか?これに照らすとわざわざ地域によって言い方が変わるような言葉を使う必要性など無いと思います。

あと「学区」は「通学区域」を含むより広義の言葉であると言うのは何か裏付けがあるのでしょうか。もしそれが本当であれば、そもそもこの議論は無意味であり、同じ言い換えが出来ないのであれば改名など出来るはずが無く、「通学区域」の項目を新規に立てて、広義・狭義の言葉である旨を説明する必要があります。Wikipedia:記事名の付け方に「曖昧でない」という条項があるためです。--ラハール 2010年6月11日 (金) 11:35 (UTC)[返信]

コメント 実のところ、私がいったん賛成を取り下げた理由もその辺りにあります。国の法令文・通知文では「通学区域」が使われ(通達・通知等において「学区」の語の使用がまったくないことを否定するものではありません)、地方公共団体の例規・告示では「通学区域」「学区」「校区」が地方公共団体ごとにさまざまな用法で使われています(教育委員会規則中に「通学区域」「学区」「校区」のすべてが出てくる例もありました[3])。なお、もし「通学区域」と「学区」の項目を併存させるのであれば(現時点においては併存させるべきという主張ではありません、念のため)、現行の記事の本文は大半が現行法令・通知等がいう通学区域についての説明なので、現在の「学区」の項目を「通学区域」に移動し、その後に、学区についての一般的説明の箇所や、通学区域の説明にはあたらない箇所を分割するという手順が良いと思われます。その際にはTsop9さんのおっしゃるように教育社会学・教育行政学・教育法学・比較教育学の研究者が執筆した資料が参考になると考えています。(なお、Tsop9さんのコメントについては、後ほどこれとは別に回答する予定です。)--YuBon 2010年6月11日 (金) 15:56 (UTC)[返信]
2010年6月9日 (水) 10:32 (UTC)のTsop9さんの調査結果にある『教職用語辞典』では明らかに「学区」を「通学区域」を含むより広義の言葉としています。また、私が2010年6月10日 (木) 14:11 (UTC)に書いたことの繰り返しになりますが、歴史上の学区は「通学区域」ではありません。もう一点あげるとすれば、「高校の学区制」とは言いますが、「高校の通学区域制」とは普通は言わないでしょう。--アルビレオ 2010年6月11日 (金) 23:07 (UTC)[返信]
賛成 学区と通学区域は違う概念です。それぞれ項目を立てて解説を施すべきだと思います。学区は通学区域を指す場合もありますが、『世界大百科事典』にありますように「教育行政の基礎単位としての学区,すなわち教育行政区(域)としての学区」という意味があります。先に指摘がありますように、学区の方が意味が大きいわけです。そして、現状の項目の内容についてですが、これはもう通学区域の説明に他ならないと思います。「学区」の記事はあった方がよいと思いますが、この記事はそうではありません。ですから、「通学区域」に改名するべきだと思います。--J-20111207会話2017年9月6日 (水) 10:09 (UTC)[返信]
改名する合意が成立する前に本文先頭の主語を書き換えないでください。Wikipedia:ページの改名をよくお読みください。ガイドラインに反する行為を繰り返す場合、荒らしとされることがあります。--アルビレオ会話2017年9月7日 (木) 20:00 (UTC)[返信]
ガイドラインについては理解しました。しかし、ここでの議論の流れを読みますと、「学区」の概念について執筆者たちの理解が進みながらも、記事内容に反映されていないとしか思えません。それにも関わらずこれまで改名をしなかったのは怠慢のように思えます。保護が解除されたら改名しようと思いますが、それでよろしいでしょうか。--J-20111207会話2017年9月8日 (金) 10:54 (UTC)[返信]
「学区」が「通学区域」を含む概念だということはよろしいでしょうか。この場合、記事名が「学区」で記事中に「通学区域」について説明することはおかしくありませんが、逆に「通学区域」の記事で「学区」に含まれるが「通学区域」には含まれないことの説明をすることはおかしい話です。
現時点でも本記事には歴史上の学区についての記述が含まれており、これを歴史上の通学区域とすることは妥当でないので、本記事全体を「通学区域」に改名することは妥当ではないと考えます。
なお、J-20111207さんにはWikipedia:礼儀を忘れないなどの方針・ガイドラインをよくお読みになることをお勧めします。あなたの思いとことなる考えをもつ人たちに「怠慢」などの言葉をつかうことは特に控えていただくようお願いします。--アルビレオ会話2017年9月8日 (金) 21:21 (UTC)[返信]
記事名はより正確であるべきです。学区で記事は書けると思いますし、そこで通学区域との関連は述べられると思います。しかし、「日本においてある学校に通学する児童・生徒の居住地を限定したときのその区域」といったときには、それは今日、正しい表記で述べれば通学区域のことです。学区は通学区域を指す場合には慣用的な用法であり、しかも定義はより曖昧であるという問題点があります。歴史的な事象も通学区域の歴史として説明をすればよいわけです。出典としてあげられているNHKの記述を見ても、あるいは法律を見てもそれは明白なことです。また「学区」というのが通学区域以外を指しているのは、それは殊に京都市における「学区」の用例を探せば容易に理解出来ます。もし、通学区域がふさわしくないというなら、出典となっているリンク先との齟齬を説明してください。リンク先の記述も読めないようなら、編集を差し控えてください。その説明が行われなければ、あなたの反論は一顧だにする価値がありません。あとUser:アルビレオさん、あなたはあんまり共同作業は向いていないと思いますよ。まあまずは、WP:CIVをご参照ください。--J-20111207会話2017年9月11日 (月) 08:23 (UTC)[返信]