ノート:千羽鶴/「慰安」の検証サブページ

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MawaruNekoさんによる2022年6月8日 (水) 17:26時点の版には

東日本大震災の際には、中国[34]、 タイ、ベトナム[35]、 インドネシア、シンガポール、マレーシア[36]、 台湾[37]、 オーストラリア[38]、 アメリカ合衆国[39]、 カナダ[40]、 コスタリカ、ジャマイカ、ハイチ、パナマ、メキシコ[41]、 アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、ブラジル、ペルー[42]、 アイルランド、オランダ、フランス、ルクセンブルグ[43]、 スペイン[44]、 エストニア、リトアニア[45]、 ギリシャ、ドイツ[46]、 スロバキア、ハンガリー、ポーランド[47]、 ウクライナ、ブルガリア、ベラルーシ、モルドバ[48]、 ロシア[49]、 ウズベキスタン、カザフスタン[50]、 アラブ首長国連邦、オマーン、クウェート[51]、 モロッコ[52]、 モザンビーク[53]など、世界各国で慰安として折り鶴や千羽鶴が作成されたり、日本に贈られたりした。

とあるのですが、この時点で出典番号の[34]〜[53]は、いずれも外務省の「がんばれ日本! 世界は日本と共にある」の各地の状況を記したものです。ここから鶴に関連する記述を後述のリストにしました。

まず単純に「慰安」という文字は出てきませんが、それ以外にも、例えばドイツに関しては問題な点が多く

ドイツ
  • ジーグブルグ独日協会が,地元のギムナジウムの学生と共に折り鶴を使った募金活動を実施。義援金は,交流がある秋田県湯沢市を通して,特に震災被害が大きかった宮城県栗原市,同石巻市,岩手県一関市支援のために送る企画。
  • デュッセルドルフ市内ゲレスハイム・ギムナジウム学生が,折り鶴を使った募金活動を実施。

とありますので、ドイツでは、

  • 「慰安」として製作された事を示唆する内容は無い。募金活動のために製作した、が正しい。
  • 千羽も作成したという記述はない。
  • 千羽鶴にせよ、千羽に満たない折り鶴にせよ、日本に折り紙を送ったという事実は確認できない。義援金を送る予定とあるのみ。

よって、

ドイツ(中略)など、世界各国で慰安として折り鶴や千羽鶴が作成されたり、日本に贈られたりした。

というのは、明らかに事実と違います。現時点(2022-06-17)では「日本文化としての接受」という節になっていますが、ドイツに関しては、折り鶴を受け取ったという記述は無いので、接受したという事実が外務省資料からは確認できません。

しかしながら、ドイツ以外も何かしらの問題があるので悩ましいです。


出典とされた外務省のページから、鶴が関係する記述のリスト(国名と日付は略。疑念のある人は外務省のサイトを参照願います。抜けを発見した方は追記くだされば幸いです)

  • 貴州大学学生は,千羽鶴をコンサートツアーの一行に託しました。
  • 広州市激揚文字社会工作服務センター(児童向けに美術教育等を行っているNGO)の教員及び児童2名が日本総領事館を訪れ,児童が被災地の子供に向けたお見舞いのメッセージを読み上げ,メッセージと千羽鶴を渡しました。四川大地震の際に日本の子供たちが,被災した子供たちに,一つ一つの鶴にはメッセージを記した千羽鶴を送り,子供達が非常に勇気づけられたというエピソードに触発され,同センターは広州市の複数の小学校と幼稚園の児童に折り鶴の折り方を教えました(折られた鶴は1万羽以上で,被災地の児童へのメッセージが書かれている)。
  • 陽の外国人駐在員等の家族による懇親組織であるInternational Club of Shenyangが、被災者を励ますためのチャリティ・イベント「折り鶴募金」を実施しました。イベントには約30人が参加し,千代紙1枚につき10元を募金し,折り鶴を折って被災地の一刻も早い復興を祈りました。
  • 大手企業グループ従業員が,義援金と共に従業員が作成した千羽鶴を日本大使館に託しました。大・小様々な千羽鶴それぞれに従業員からのメッセージが書かれています。
  • ハノイ国家大学内の人文社会科学大学が,「頑張れ,日本!あなたたちはひとりじゃない」を開催し,教職員・学生約500名が参加。参加者は1万羽の鶴を折り,その鶴は,後日福島大学に贈られることになりました。
  • スプリングフィールド中学校生徒が,千羽鶴と励ましのメッセージを日本大使館に託しました。
  • ケントリッジ中学校生徒が,学校で千羽鶴を折り,励ましの寄せ書き集と共に日本大使館に託しました。
  • ラッフルズ中学生徒が,折り鶴3,000個を大使館に託しました。
  • シンガポール・スポーツ学校生徒が,千羽鶴と,復興を願う励ましのメッセージを日本大使館に託しました。
  • スリ・ダスミシュ学校の生徒9人(7歳~16歳)が日本大使館を訪れ,全校生徒約400人が2日間かけて作成した被災者へのメッセージカードや折り鶴を渡しました。
  • ダルマ・プルサダ大学で,インドネシア日本友好協会が,Pray for Japan (祈りの会)を実施(工業大臣を始めとする日本留学経験者を中心とした政府関係者,企業経営者,大学関係者等約500名出席)。出席者全員が復興を祈りながら「インドネシア・プサカ」等を合唱した他,同大学代表から,学生有志で製作した千羽鶴が日本大使に手渡されました。
  • バリ州のNGO関係者8名が,日本総領事館を訪れ,千羽鶴を手渡しました。
  • バリのホテル関係者が日本総領事館に千羽鶴を手渡しました。
  • JETプログラム同窓会が義援金を日本人会に託しました。同会は国内の子どもたちから被災地の子どもたちにあてた「希望のメッセージ」と折り鶴・絵画を収集し,被災地にいる現役JETプログラム参加者を通じて,これらのメッセージと折り鶴・絵画を届けることを企画。
  • セント・アンソニー・カウォッシアン中学校生徒が,励ましのメッセージを書いた寄せ書きの冊子2冊と,千羽鶴を日本大使館に託しました。
  • 台湾中学校(日本人学校と姉妹校)の生徒から,寄付金とともに,千羽鶴と「日本がんばれ」のメッセージが交流協会事務所に届けられました。
  • Waniassa School(小学校)の1年生から6年生までの児童175名が作成した千羽鶴を日本大使館が受け取りました。
  • クイーンズランド州のSt. Paul's Schoolが日本の姉妹校(関東国際高等学校)に,日本を激励するメッセージビデオを作成し送付。このビデオメッセージは,生徒たちが,千羽鶴を折り,「日本を心配しています,どうぞご無事で」などと手書きで作成した絵入りのメッセージを胸に掲げるといった内容。インターネットでも公開されている。
  • アトランタ市内のジョージア・ペリメタ大学ダンウディ・キャンパスで,同大学日本クラブによる「日本祭り」が開催され,被災者への記帳が受け付けられました。行事の最後に,実行委員会から日本総領事館代表者に千羽鶴が渡されました。
  • ,オーランド市ディズニー・ワールドのエプコット・日本館の従業員が折った3,000羽近い折り鶴と,激励のメッセージの寄せ書きが日本総領事館に渡されました。
  • 南フロリダ大学学生及びJETAAタンパ支部,州内現地小学校(折り鶴プロジェクト等),日米協会,ローゼン・オーランド名誉総領事等により各種支援活動が行われている。
  • オタワ市グロチェスター高校生徒のジャックリーンさん(日本語を履修中)が,友人や母親とともに作成された千羽鶴が,片言の日本語を交えつつ日本大使に渡され,大使館記帳台に飾られました(23日,記帳に訪れたハーパー首相にその千羽鶴を紹介し,日本大使から折り鶴一羽を同首相に渡しました。)。
  • ノース・バンクーバー市のキャピラノ大学にて,大学教授や学生による記帳集の日本大使館への贈呈式が行われた。式の冒頭,同学長は「キャピラノ大学は地震及び津波の被害に心を痛めています。今回の地震及び津波で家族や友人を亡くした方々に対し,深く弔意を表します。」と述べました。また,式典前には折り鶴を折るワークショップが開催されました。
  • キティマット市のロイ・ウィルコックス・エレメンタリー・スクールの関係者3名が,日本総領事館を訪問し,大きな千羽鶴と義援金を贈呈。千羽鶴は同校の生徒が3週間かけて折ったもので,約800㎞離れたキティマット市からバンクーバーに前泊して,日本総領事館に届けられました。日本語を書ける生徒から「皆様,元気で頑張って下さい」とのメッセージが添えられていました。
  • ケベック州シャルルボアで,料理人協会がチャリティ・ディナーを開催(70名参加)。ディナーの中で,ケベックシティー在住の日本人が中心となり,折り鶴の作成,クラリネットによる日本の名曲演奏,墨絵のデモンストレーションが行われました。
  • ビクトリア市のSELKIRK MONTESSORI SCHOOLの生徒,教師,保護者代表が日本総領事館を訪れ,お見舞いとして千羽鶴,生徒たちの手形を模した希望の花輪及び俳句,写真によるメッセージ集を渡しました。同校では,生徒の発案でチャリティ・イベントHOPE FOR JAPAN・がんばれ日本を開催し,日本国旗掲揚,国歌斉唱,キャンドル・サービス,黙祷,「春が来た」の斉唱,俳句披露,千羽鶴贈呈,ソーラン節の踊り,ゲストによる琴の演奏,日本語クラスの生徒による劇,募金活動,自作Tシャツの販売,ベイクセール等を実施。
  • サックヴィルのマウント・アリソン大学で,募金活動が行われると共に,学生が千羽鶴を折りました。
  • ノバ・スコシア州ハリファックス近郊に住む8歳の少年が,Facebookを通じて友人らに呼びかけ,日本支援のための千羽鶴を作成。少年の父親は日本大使館に千羽鶴を届けたい少年のために丸二日かけてオタワまで車を運転しました。
  • ブリティッシュ・コロンビア州インバーミア町(人口5千人弱)の在留邦人が,義援金を募り,募金者に折り鶴を提供。
  • バーナビー市のMoscrop Secondary School高校の学生が,千羽鶴の作成を校内に呼びかけ,募金活動を行いました。1日で千羽鶴は完成し,1,284ドル以上の義援金が集まった。千羽鶴は日本総領事に渡され,総領事館の記帳所に飾られました。
  • 2009年のコスタリカ大地震の際に被災したADEバイリンガル高校の生徒が,千羽鶴を折る日本の習慣を自ら調べ,自分達で折った千羽鶴や手紙を日本大使館に届けました。生徒達は,被災した子供達を元気づけたいという思いを込めて折ったと話しました。
  • アルファ女子高校(生徒総数1,600名)の小5~高3生徒代表11名が日本大使館を訪れ,生徒達が折った千羽鶴と,イラスト付きの応援メッセージを託しました。生徒を引率したMaria Robinson氏(JETで日本で英語教員の経験がある)は,「被災地でたくさんの子供が犠牲になり非常に胸が痛むが,早く日本が回復することを祈っている」との語りました。
  • ポルトープランスのエリ・デュボワ高校等の計7校の生徒達が,日本の復興を祈って鶴を折りました。集まった折り鶴は被災地に送られるとともに,鶴一羽につき2ドルが米国のベゾス家族財団(Bezos Familly Foundation)より拠出され,米国NGOアーキテクチャー・フォー・ヒューマニティー日本支部より被災者に届けられる企画。
  • パナマ工科大学卒業生を中心とするグループが,千羽鶴に被災者へのメッセージを記載し,日本大使館に渡しました(日本大使館受付で展示中)。
  • 民間団体レッツ・ボーナスが,日本大使館前の歩道で千羽鶴を展示。
  • 2009年のコスタリカ大地震の際に被災したADEバイリンガル高校の生徒が,千羽鶴を折る日本の習慣を自ら調べ,自分達で折った千羽鶴や手紙を日本大使館に届けました。生徒達は,被災した子供達を元気づけたいという思いを込めて折ったと話しました。
  • アルファ女子高校(生徒総数1,600名)の小5~高3生徒代表11名が日本大使館を訪れ,生徒達が折った千羽鶴と,イラスト付きの応援メッセージを託しました。生徒を引率したMaria Robinson氏(JETで日本で英語教員の経験がある)は,「被災地でたくさんの子供が犠牲になり非常に胸が痛むが,早く日本が回復することを祈っている」との語りました。
  • メンドサ州のマエストラ・グラシエラ・マトゥス・デ・カラ(小中学校)生徒が,寄せ書きや折り鶴を手作りし,日本大使館に届けました。
  • 約100名の現地小学校生徒が被災者のために折った千羽鶴が日本大使館に届けられました。
  • ショッピングセンターが,小学生の折り鶴展示会を開催。同センター職員は,近隣の小学校を訪れ,折り鶴の作り方を教えました。展示会場には,鶴を折るスペースと折り方を記した紙も配置され,参加者に,「私は日本のために鶴を折りました」と書かれたステッカーが贈呈されました。鶴を折った小学生は,「千羽鶴の持つ意味を知り,日本が早く元気になるようにとの気持ちを込めて折った」と述べました。
  • 私立コトパクシ小中学校生徒から,千羽鶴を作成したので,被災地に届けてほしいと日本大使館に申し出がありました。
  • 私立コンダミネ小中学校が,毎年恒例の文化祭で,日本へのオマージュとして生徒が書いた震災に関する絵や応援のメッセージを玄関に飾りました。また図書室には,生徒が作った折り鶴が飾られました。
  • ロライマ州の日系団体Associacao Nipobrasileira de Roraimaが募金活動「Tsuru para levar esperanca(鶴に希望をのせて)」を実施。活動は市内の小学校(SESI小学校),大学(FARES大学及びCATEDRAL大学),日本語学校,広場等で行われ,特にSESI小学校では,700名の生徒が鶴を折り,1,200羽の祈り鶴を完成させました。
  • ロライマ州にて,ロライマ日伯協会が支援キャンペーンを実施しました。キャンペーンは,平和の象徴である鶴が被災者へ希望を運ぶようにとの願いから,千羽の折り鶴を日本に送ることと,義援金を集めることを目的に開始されました。同地のSESI小学校,ファリス大学,カテドラル大学で,生徒,学生に対する震災状況の説明,折り鶴教室,募金などの活動,また市内広場にて日本食,伝統工芸品,アクセサリーなど日本関連物品バザーが行われ,売上が義援金として寄付されました。
  • ペルー日系人協会が,同協会主催の「日ペルー友好の日」記念式典で,「日本と共にある(Contigo Japon)」キャンペーンのこれまでの成果として,同協会及び日系団体がこれまでに集めた義援金について発表。同協会は,折り鶴を集める活動の象徴の鶴のオブジェと,お見舞いを綴ったメッセージ・ブック(日系人協会に設置されていた)を日本大使に渡しました。
  • 日ペルー文化会館等が,「あなたと一緒に,日本(Contigo Japon)」のスローガンの下,連帯と祈りのシンボルとして千羽鶴を集めています。日ペルー文化会館をはじめ,各日系機関にて折り鶴を集める箱を設置し,各日系校でも,このキャンペーンのために鶴を折る活動が行われています。
  • コレヒオ・ルーズベルト(アメリカン・スクール)高校の生徒有志が千羽鶴を折る活動を実施。
  • ホセ・ガルベス校,ラ・ウニオン校,ヒデヨ・ノグチ校,ビクトリア校等の日系学校が,保護者も含めて,折り鶴活動を実施。完成した千羽鶴は日系人協会に贈呈。一部学校では,半旗を掲げたほか,毎朝追悼ミサが実施されました。*
  • ゴリー・エデュケイト・トゥギャザー小学校(ウェックス・フォード)の児童から,千羽鶴が日本大使館に届けられました。
  • ダブリン市内のセント・パトリック大聖堂で,ダブリン市が追悼ミサを主催(大統領,首相を含め,200名以上の市民が出席)。祭壇にはアイルランド国旗の緑,白,オレンジ色の千羽鶴が飾られ,両国国民による詩の朗読と,音楽家による演奏(オルガン,バイオリン,尺八,ギター,ハープ)が交互に行われたまし。最後に,全員がろうそくに火を点し,犠牲者に対し3分間の黙祷が捧げられました。
  • ライデン市の日本博物館シーボルトハウスで,市長,市関係者,ライデン大学学生,在留邦人(約1,000人)が,地震犠牲者追悼・被災者支援のための行事を開催。参加者で5,000羽の鶴を折りました。
  • コンピエーニュ市(福島県白河市と姉妹都市)が,白河市に寄付するための募金活動を開始。市民メッセージや幼稚園児の折り鶴を白河市に送付。
  • パリ日本文化会館が受付に折り紙と募金箱を設置。訪問者は説明をみながら折り鶴を折ることができ,募金を行った人は自分や他人が折った鶴を持ち帰ることができます。
  • ミシェル・ルシウス技術中高校が,生徒たちの作成した折り鶴と日本語で書かれた署名を日本大使館に送りました。同封された手紙には,「もし私たちが若者を受け入れることや,交流によって彼らを励ますことができるのであれば,遠慮なくご連絡下さい」と記されていました。
  • ゴリー・エデュケイト・トゥギャザー小学校(ウェックス・フォード)の児童から,千羽鶴が日本大使館に届けられました。
  • ダブリン市内のセント・パトリック大聖堂で,ダブリン市が追悼ミサを主催(大統領,首相を含め,200名以上の市民が出席)。祭壇にはアイルランド国旗の緑,白,オレンジ色の千羽鶴が飾られ,両国国民による詩の朗読と,音楽家による演奏(オルガン,バイオリン,尺八,ギター,ハープ)が交互に行われたまし。最後に,全員がろうそくに火を点し,犠牲者に対し3分間の黙祷が捧げられました。
  • ムルシアのモンテ・アサハル小学校6年生児童が折り鶴を学び,署名をして日本大使館に送付。
  • セゴビア市が,震災追悼・連帯のための「折鶴ワークショップ」を開催しました。
  • マドリード州トレスカントス市青年の家が,地域青少年活動の一環で千羽鶴を作成し,日本大使館に託しました。
  • トレド州のキンタナル・デ・ラ・オルデン村のアロンソ・キハノ(Alonso Quijano)中学校の生徒が,千羽鶴を折り,日本大使館にその写真とDVDを託しました。
  • サラゴサ県アテカ市のホセ・ラモン・オラジャ・サウリン高校の生徒達が,日本のために鶴を折る行事を開催しました。
  • バルセロナの青年刑務所内で,受刑者が被災者との連帯を表明する式典を行い,千羽鶴が日本総領事館に届けられました。
  • バルセロナのアンジェルス・ガリーガ小学校の1年生から6年生までの各クラス代表計15名が,日本総領事館を訪問し,各クラスで作成した震災からの復興を祈願する折り鶴と各生徒が詠んだ俳句の作品集を手渡しました。
  • アウデンテス学校の学生たちが,被災した日本の子ども達への支援の意志を示すため千羽鶴を作りました。
  • 震災当日より,市民からの祈りの花束,ろうそく,折り鶴,メッセージなどが日本大使館前に多く供えられ,その数は累計で数百となりました。また,ビリニュス市内の高校及び小学校からそれぞれ千羽鶴が大使館に届けられました。
  • クライペダ市が,姉妹都市の 岩手県久慈市への義援金贈与を決定。更にクライペダ市民は3月21日から2週間の間,折り鶴キャンペーンと募金を実施。終了後,折り鶴の写真に義援金を添えて久慈市民に届ける企画。
  • アウデンテス学校の学生たちが,被災した日本の子ども達への支援の意志を示すため千羽鶴を作りました。
  • テサロニキの日本折紙協会講師ミルト・ディミトリウ氏とシキエス(Sykies)小学校1~5年生が,黙祷を行った後,日本の被災児童のために1,000羽の折り鶴を作成しました。
  • ジーグブルグ独日協会が,地元のギムナジウムの学生と共に折り鶴を使った募金活動を実施。義援金は,交流がある秋田県湯沢市を通して,特に震災被害が大きかった宮城県栗原市,同石巻市,岩手県一関市支援のために送る企画。
  • デュッセルドルフ市内ゲレスハイム・ギムナジウム学生が,折り鶴を使った募金活動を実施。
  • ジアル・ナド・フロノム小学生365人が,署名と共に,被災者への思いをつづった折り鶴1,000羽を日本大使館に送りました。
  • ブラチスラバ文化情報センターが,チャリティ・イベント「日本のための100時間(100 Hours for Japan)」を開催。市内の劇場前に,日本庭園とサクラの木を模したスペースが設けられ,参加者が自ら折った千羽鶴を飾った他,スロバキア人彫刻家,震災後に日本を訪れたスロバキア人が撮影した写真,在留邦人画家の作品が展示されました。
  • 震災直後から,カーロリ・ガーシュパール・カルビン派大学の学生が,ブダペスト市内の駅前や繁華街で募金活動を開始。募金者へのお礼として,学生が折り鶴を用意しました。
  • ブダペスト市ヴァーロシュマヨル高校が,募金デーを開催。日本のロータリークラブから派遣された高校留学生や日本語を学ぶハンガリー人生徒たちが,手作りのしおり,飴,お寿司などを校内で販売。また,学校の生徒・職員たちが千羽鶴を折り,大きな日の丸に生徒たちが寄せ書きしました。
  • アダム・ミツキェヴィチ大学日本語学科が,千羽鶴と義援金を日本大使館に届けました。
  • ワルシャワ大学日本学科が,「これまで日本から受けてきた数々の支援に対して自分たちが返す番がきた」として,被災者支援のアピールを掲げて募金活動を開始。千羽鶴と義援金を日本大使館に届けました。
  • プルシュクフ市長が,ポーランド在住の日本人ピアニストを招き,無料ピアノコンサートを市民向けに開催。コンサート後,ピアニストが日本で希望を表すとして,折り鶴の折り方を披露,参加者と一緒に鶴を折りました。
  • キエフ市内の主要街路フレシャーチク通り(市庁舎前)で,JICAプロジェクト「ウクライナ日本センター」が,哀悼や励ましの気持ちを日本に伝えるための,自由参加によるフラッシュモブ「頑張れ日本!」を開催し,約1,000人の市民が参加しました。参加者は,千羽鶴に応援メッセージや祈りを記し,日本に送りました。
  • ルガンスク国立大学外国語学部の学生及び教員が,9時間かけて千羽鶴を折り,被災者への支持を示しました。千羽鶴の作成は,日本語を学ぶ女子学生の1人が,千羽鶴が悲しみを和らげるということで呼びかけたものです。同大学の日本語学習者は40人です。
  • テルノーポリ市の日本文化センター「ダルマ」の企画で,テルノーポリ市民が追悼集会を実施。ウクライナと日本の国旗の下に設置された鐘が鳴らされ,多くの参加者が折り鶴を作成し,それぞれが折った鶴に被災者へのメッセージを記しました。
  • ヴィンニッツァ市立青少年芸術合唱教育センター「バルヴィノク」で,センターで活動する子供達が震災被災者を激励するために鶴を折りました。また,センターの公演活動で得た収益金が,日本大使館に託されました。
  • ソフィア市ヴァシル・アルリロフ第38総合学校が,子供達による千羽以上の折り鶴を励ましのメッセージと共に日本大使館に届けました。
  • デヤノヴォ市が,同市内の子供達の折った折り鶴を日本大使館に届けました。
  • モルドバ日本交流財団が,慈善団体O Raza de Soare pentru Japonia (日本に日の光を)を設立し,被災者への募金を開始。3月25日,代表者が日本大使館を訪問し,千羽鶴を託しました。
  • 日本大使館前に,多くのロシア人が,花やチェブラーシカのぬいぐるみ,折り鶴やメッセージや絵を手向け,祈りを捧げました。24日までに約2,300名が日本大使館に弔問に訪れました。
  • サンクトペテルブルクでも,多くの市民が,花束,千羽鶴,連帯のメッセージ,ろうそくを日本総領事館前に供えました。総領事館前を通る歩行者が,火が消えたろうそくを見て,持っていたライターで火を点けていく姿もありました。
  • 在ウラジオストク日本総領事館に,ウラジオストク市民から数多くの千羽鶴が届けられました。千羽鶴を届けた極東連邦大学の女子大生達は,「千羽鶴を通じて日本の被災者にお悔やみを申し上げたかった」と述べまた。
  • サンクトペテルブルク第83番学校より,日本人生徒をホームステイで受け入れる用意があるとの申し出が日本総領事館にありました。同学校は,「バラが咲いた」を校歌とし,外国語として日本語を教える公立普通中等学校で,生徒が被災者のために千羽鶴を作成しています。
  • ウラジオストクの子供クラブ「ユーノスチ」及び「オケアン」子供センターの子供達が,日本の被災者へのメッセージと,いつでも連絡がとれるように自分の連絡先を一羽一羽に記した多くの千羽鶴を在ウラジオストク日本総領事館に届けました。
  • ヴォリノ・ナジェジデンスコエ村の子供たち10名が,悪路の中を数時間かけウラジオストクまでバスで訪れ,作成した折り鶴を日本総領事館に届けました。
  • 在ハバロフスク日本総領事館前で,数百名の市民が,花や折り鶴を捧げました。
  • タシケント市ミラバッド地区第175番学校の生徒,両親及び教師から,被災者への折り鶴とメッセージが日本大使館に託されました。
  • アルマティの小学校6年生の児童が,演劇「白鶴」を上演し,その入場料収入の一部を義援金として日本大使館出張駐在官事務所に寄付しました。
  • ドバイのウェリントン・インターナショナルスクールが,学校行事として,チャリティ・イベント「Red & White Day」を開催。日本人学校の保護者・生徒も協力し,参加者に折り鶴(千羽鶴)の折り方を教え,また義援金を募り,その後,同学校の校庭にて人文字で日本の国旗を作りました(約2,000人参加)。
  • スルタン・スクール生徒が,日本の復興を願って千羽鶴を折り,全校集会に招かれた日本大使に手渡されました。同校の廊下に飾られた低学年の生徒が描いた鶴の絵には犠牲者や被災者の方々に対する生徒達の哀悼の言葉が記されていました。
  • アメリカン・ブリティッシュ・アカデミー校が,のり巻きセットを販売し,募金活動。3月30日,同校で,千羽鶴の展示や折り紙アートのチャリティ・セールが実施されました。
  • ロイヤル・フライト・スクールの生徒が,イベントで募った他,教師や家族の協力した義援金と千羽鶴を日本大使館に託しました。
  • アメリカン・インターナショナル・スクール・オブ・マスカットで,低学年を中心とする生徒が,教員らと共に日本を励ます会を開催。折鶴で日本やオマーンの国旗を作る等で日本国民への連帯と友情を示しました。
  • 国営テレビ子供番組の出演者及び同番組プロデューサーが,千羽鶴を日本大使館に届けました。出演者代表(小学生)は,「クウェートが苦難の際(注:湾岸戦争),日本はクウェートを助けてくれた,今クウェート人の子供たちは被災地の子供たちに常にエールを送っている」と話しました。
  • 日本大使館で弔問記帳を実施し,多くの市民が記帳に訪れた他,寄せ書きや千羽鶴,花束などを贈りました。
  • アメリカンスクールの生徒と教師が日本大使館を訪問し,義援金,お見舞いの千羽鶴及び励ましの色紙と手紙を渡しました。

そもそも「慰安として折り鶴や千羽鶴が作成されたり、日本に贈られ」というなら、受け取った側が慰安にならなければ意味がないので、東日本大震災の被災者、例えば家族や家を失ったり大怪我をした人が千羽鶴を貰って「これで慰安された」と感謝した、のような事例が信頼の置ける出典から確認されないと検証可能性を満たさないかと思われます。それとも、送る側が一方的に「これで慰安となれ!」と製作したのだ、というのでは辻褄が合いません。--道知辺会話2022年6月17日 (金) 15:32 (UTC)[返信]

まずは、検証サブページの作成お疲れ様です。
先に、本題の検証以外で、このページに関する事柄について、
  • 上記のリストについて、外務省の当該ページからの引用のようですが、URLが記載されていないようですので、どの行がどのURLからの引用なのかを明示したほうが、引用の要件上好ましいのではないかと思います。また、第三者が確認する場合に備えて、国名や日付(ある場合)も併記したほうが検証しやすいのではないかと思います。
  • 軽くリストを眺めた感じでは、例えば外務省: 「がんばれ日本! 世界は日本と共にある」(世界各地でのエピソード集): 欧州(中・東欧その2)のスロバキア 3月23日の、ミロシュ・ヴィグラシュキー氏が日本大使館に、追悼の千羽鶴を持参した件が見当たらないですが、ありますでしょうか?
続いて、道知辺さんのご指摘についてですが、
  • 「千羽も作成したという記述はない。」とのことですが、千羽鶴の冒頭でも出典付きで説明されている通り千羽は多数の意なので、千羽である必要はないですし、そもそも「千羽鶴」とだけ書いておらず、「折り鶴や千羽鶴」と書いていますね。
  • 日本への送付が確認できないのはこちらも把握しているので、単に「日本に送付した」と書くのではなく、「作成されたり、日本に贈られたりした」と並列させています。
  • 「日本文化としての接受」というのは、「海外の国が、千羽鶴を日本の文化として接受(受容/受け取る)」という意味です。物理的な折り鶴が日本やドイツの間を移動するという意味ではありません。Googleなどで「文化の接受」という言葉で検索していただければ、論文などが結構出て来るかと思いますので、この言葉の意味がお判りいただけるかと思います。もちろん、多少分かりにくい言葉ではありますので、こっちの言葉の方が分かりやすいという案がございましたらお願いいたします。
そして、本題の検証についてですが、これは具体的に、「慰安」(と書いたことに関して)の何に関する検証でしょうか?
  • 「折り鶴や千羽鶴の送付の目的を『慰安』という言葉で表現するのは不正確ではないか?」という検証であれば、ご指摘を受けて、既にSpecial:Diff/89920861/89922080で述べ、Special:Diff/89920431/89921356で本文を編集した通り、「慰安」の語義とある程度ずれがあるので、「追悼・応援」に変更しています。
  • 「折り鶴や千羽鶴の送付の目的を『慰安』という言葉で表現するのは『「事実捏造」のレベル』(Special:Diff/89957455/89993850)ではないか?」という検証であれば、否定します。Special:Diff/89920861/89922080に書きました通り、「「慰安」と書かせていただいたのは、追悼などをひっくるめて、広い意味で慰安(心をなぐさめること)という言葉でまとめようとした」のが意図です。もう少し具体的に説明すると、例えばデジタル大辞泉の「慰安」の類義語の中には「慰藉」「見舞い」が含まれています。精選版 日本国語大辞典「慰藉」によれば「慰藉」は苦しみなどを慰め助けること。(当該項目より引用、後略)です。また、世界大百科事典 第2版「見舞」には、火事や水害などの見舞はもっぱら経済的援助を旨とする。(当該項目より引用)との説明もあります。また、遺族を慰めるために送る金銭として、「弔慰金」という言葉もあります。そういったことから、「追悼、慰め、被災者への精神的・経済的支援」というのを広い意味で「慰安」で表せないかと思い、この言葉を選んだというのが経緯となります。
  • あるいは、「結果として被災者が慰安されたかはこの出典からは分からない」ということであればその通りでしょうが、そもそも「慰安として折り鶴や千羽鶴が作成されたり、日本に贈られ」の「慰安」は折り鶴や千羽鶴の作成・送付の、作成・送付側の目的・意図を表現したものなので、結果として慰安されたかどうかは関係ないでしょう。例えば「救援物資としてA国がB国に食糧を空輸しようとしたが、飛行機が墜落して被災者には届かなかった」という文があったときに、「被災者に届かなかったんだからその食糧は救援物資ではない、だからその文は誤りだ」となるでしょうか?あるいは「返り討ち」の説明として「復讐として相手を攻撃したが、却って相手に反撃されて負けること」という文は、「結局復讐に失敗したのだから誤り」となるのでしょうか?道知辺さんは「それとも、送る側が一方的に「これで慰安となれ!」と製作したのだ、というのでは辻褄が合いません。」とおっしゃっていますが、(「一方的に」かという話は置いておいて)なぜ辻褄が合わないのでしょうか?
後者の2件であれば、意見が対立する2人だけで話していても埒は開かないので、Wikipedia:コメント依頼を出されてみてはいかがでしょうか?--MawaruNeko会話2022年6月18日 (土) 07:58 (UTC)[返信]