ノート:五経

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「五経」の読みについて[編集]

DEFAULTSORTについて、{{DEFAULTSORT:こきよう}}とある通り「ごきょう」の読みを取っていますが、文頭では「五経(ごけい・ごきょう)」と「ごけい」を優先しています。どちらを優先するのが適切でしょうか。ご意見を募ります。--しんぎんぐきゃっと会話2021年7月7日 (水) 10:05 (UTC)[返信]

  • 返信 (しんぎんぐぎゃっとさん宛) Wedlioコトバンクでも「ごけい」ではなく「ごきょう」となっており、且つ「ごけい」は最後に付け足されているものが多く、文頭の部分の順を入れ替えるのが適切なのではないでしょうか?--Kocgs会話2021年7月7日 (水) 10:54 (UTC)[返信]
  • 広辞苑第六版では見出し語は「ごきょう」(ただし「ごけい」は「ごきょう」への参照のみ)、新明解国語辞典第七版では「ごきょう」のみで「ごけい」は無し。したがって、Kocgsさんの情報と合わせれば「ごきょう」優先が妥当であると考えます。--みそがい会話2021年7月7日 (水) 14:02 (UTC)[返信]
  • ご参考までに、『明鏡』初版では「ごきょう」のみ、『漢辞海』第二版では「ごきょう・ごけい」です。本当にどちらでもいいと思いますが、「ごきょう」のほうが馴染んでいるようですね。--Gynaecocracy会話2021年7月7日 (水) 15:31 (UTC)[返信]
  • 『新字源』改訂新版では「ごきょう」を採っていました。性質上、国語辞典よりも漢和辞典の方が優先して参照すべきと思ったのですが、漢和辞典でも「ごきょう」が優勢なのには驚いています。経文は「ケイブン」、経の単独でも「ケイ」で読むのですが、五がつくと「ゴキョウ」になるのがメジャーのようです。
「経」は漢音では「ケイ」、呉音では「キョウ」です。一般的に呉音は仏教用語に多いとされていますが、仏教公伝は552年、あるいは538年のことと古く、仏教含め古くから伝わる文物には呉音が採用されることが多いようです。『漢辞海』第四版(p.1688)によれば、漢音は大唐の長安から清新な文化を取り入れようと、持統朝から桓武朝にかけて積極的に取り入れられました。呉音は古臭いね、進んだ唐の漢音を取り入れよう、という具合ですが、呉音の定着は根強いものだったようです。
そこで、儒家経典については漢音を使っていこうということになって、儒家教典を読むときは弟子を「テイシ」と読んだり百姓を「ヒャクセイ」と読んだりするわけですが、儒家教典として重要な『論語』はとっくに「ロンゴ」で定着してしまっていたので、いまさら漢音で「ロンギョ」「リンギョ」みたいには読めず「ロンゴ」のままなのだそうです。ちなみに百姓の「ヒャク」も呉音です。
「儒家経典については漢音」という方程式はあるのですが、蓋を開けるとこんなふうにごちゃごちゃなため、五経についても「ゴキョウ」「ゴケイ」が混在するのだと思います。『白氏文集』が「ハクシモンジュウ」という珍しい読みをするようになったのは実は明治以降になってから、というショッキングな事実が明らかになったのは意外と最近ですが、「五経」の読みについてもそんなドラマがあるのかも知れません。
大漢和辞典を引くことに意味があるとはあまり思えませんが、機会をみて、しばらく工具書含めて読みについての情報を意識的に集めてみようと思います。--しんぎんぐきゃっと会話2021年7月7日 (水) 17:01 (UTC)[返信]
国文学研究資料館の新日本古典籍総合データベースでは「統一書名 五経(ごきょう) (Gokyou)」としています(「書誌詳細」のリンク参照)。ご参考までに。--Lmkjgmo会話2021年7月8日 (木) 17:06 (UTC)[返信]