ノート:ルパン対ホームズ

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ショルメとホームズは別人、という記述に統一しました。 (経緯や原文の記述を尊重すると、それが妥当のようです。 また、ルパン関連の他の項目も、その立場で統一した記述となっています。) その上で元の文章のニュアンスも他の文章との明らかな矛盾がない限り できるだけ残したつもりですが、 もし異論があれば、ここで検討しましょう。--クロ 2006年5月22日 (月) 20:19 (UTC)[返信]

「ショルメ≠ホームズ」と決め付けてしまうことにはどうしても疑問が残ります。最近とある野球漫画で「沢村英純」という主人公が登場していましたが、これが沢村栄治とまったく無関係だといわれても無理がある。
著作権的な問題はホームズをショームズにして解決した、作者ルブランも容姿面などでホームズと差別化をはかる一方、アナグラムや「コナン・ドイルの作品から生まれて来た様な名探偵」とほのめかすことで、リボーンキャラであることを表面していた…… とくらいにとどめておいて良いのでは。
たとえばどちらかと言うと、英語圏のホームズ派の読者の多くは「ショルメ≒ホームズ」くらいの認識でこの作品をとらえているわけで、ロレンスの「ユダヤランプ」を評した「イギリスがフランスから受けた過去最高の敬意」の言葉なんかは、やはりショルメ≒ホームズと考えなくては、わからない。
読者のうちルパン派のこういう層はこう考えるが、シャーロキアンではこういう層がこう反論する、みたいな両論併記がもっと必要な気がします。--橋川桂13:52の死線 2006年5月24日 (水) 02:38 (UTC)[返信]
勿論無関係ではありません。それゆえ、「パロディーキャラ」(もしくは「オマージュキャラ」)との記述を残しているのです。(また、その記述を残す事は必須であると思います。)こういう例はルパンに限らず、また、その「沢村英純」というキャラに限らず主に漫画などでたくさん見られると思います。(政治家なんかがよく見られますよね。小泉首相のパロディーキャラなんかはいろいろな漫画に山ほど登場します。)ではそれらのキャラは、公式に「完全に同一人物」として扱われているでしょうか? 特に名前をもじってあるキャラは、「パロディーキャラ」以上の扱いは受けてはいないのではないでしょうか? ロレンスの例に関しても、パロディーキャラであっても敬意を払うかどうかで、説明がつくと思います。(例えば日本の大作家が「ブッシュ大統領」をもじった「ボッシュ大統領」を作中に登場させたとして、その扱いをどうするかで、アメリカ人の心情は変わってくるでしょう。)あくまで「=」ではなく、パロディーキャラとしての位置にとどめるべきだと思います。
また、もう一つ反対する理由としては、小説の文章そのものをよく読むと、ドイル抗議後の作品では明らかに「シャーロック・ホームズ」と「エルロック・ショルメ」を別人として描いていて、その事そのものが、小説の仕掛けの一つとして機能しているのです。「金髪婦人」の中で、「エルロック・ショルメ(Herlock Sholmes)」とは別に、列記とした「シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)」本人が登場しています。デュパン、ルコックと併記されて、小説中の登場人物として。そしてその、小説上の人物に比肩し得る存在として、ショルメが登場するのです。(「この人、エルロック・ショルメもまた伝説上の人物、大小説家、たとえばコナン・ドイルの頭脳から生まれでた英雄ではないか、と疑うのである。」←原文直訳)ここはホームズを小説上のキャラ、ショルメを(ルパン世界の)現実の人物、と厳密に区別しないと、この小説そのものの仕掛けがおかしくなるのです。
もう一つは、統一感ですね。大本の「アルセーヌ・リュパン」の項目では、僕が初めて来た時にはすでに「ショルメ≠ホームズ」は規定路線の感じでした。正直言うと僕個人としてはその流れに従ったまでです。心情的にはあの書き方は僕もちょっと行き過ぎに感じて、もうちょっと「パロディーキャラである」とのニュアンスを残すべきだと思ったんですが、上記の通り、この「ショルメ≠ホームズ」の流れを否定できる根拠はなかったので。本音を言わせて戴くと、ショルメ問題にばっかかかずらわってないで、ルパン作品のもっと別の側面についての記述を充実させていこうよ、と言う気持ちでしたしね。ルパン作品は、決してホームズのおまけ作品ではありませんから。
で、僕個人が気になるのは統一感です。カテゴリー「アルセーヌ・リュパン」内でショルメに関するスタンスが180度違うのは、混乱するので是非やめていただきたいな、と思ったのが、今回の修正の一番の動機です。両論併記もいいのですが、それにはまず親カテゴリーの「アルセーヌ・リュパン」項目で、ノートなりなんなりで問題提起して修正していくのはどうでしょうか? その上で橋川桂さんがイニシアティブを取って関連項目全項目を修正していってくれるのでしたら、文章が大きく偏っていないかぎり、大きくは反対いたしません。僕はルパンの他項目の充実の方に回らせていただきます。どうでしょう?--クロ 2006年5月24日 (水) 06:04 (UTC)[返信]
おおむね了解です。
あとは単純に文章的にあんまりくどいと思うところ、ショルメのホームズの影法師としての側面に言及してる箇所とかで、いちいち「あくまでショルメとホームズは別人だが」とことわりを入れてるのなんかをどうにか推敲したいと思うのですが、これはよろしいでしょうか。--橋川桂13:52の死線 2006年5月26日 (金) 16:38 (UTC)[返信]
そうですね。くどいかもです。推敲お願いします。逆に、「別人」と言うより「パロディーキャラ」「リボーンキャラ」だ、と言う事のニュアンスを増やしていただくのもいいと思います。(その辺はお好みでどうぞ)
ただ、例えばルパンシリーズの後期の作品「バール・イ・ヴァ荘」なんかにも、「Sherlock Holmes」は出てくるのですよ。(「君が私を訪ねてきたのは、多くの人がベーカー街にSherlock Holmesをたずねていくのと同じ理由ですね」、と。)というわけで、「有名な小説の主人公Sherlock Holmes」と、「Sherlock Holmesに例えられるようなイギリスの探偵Herlock Sholmes氏」とはルパン作品の中では明白に使い分けられている、と言うことを押さえておかれると、「啓蒙的性格を持つ辞典として」、間違いのない文章になると思います。--クロ 2006年5月28日 (日) 21:08 (UTC)[返信]