ノート:ユートピア

ナビゲーションに移動 検索に移動

ユートピア思想の系譜や、理想を目指した運動が、自由を奪い人間を抑圧してしまう、というパラドクスについて、更に加筆が必要と思います。 --忠太 2005年7月11日 (月) 16:11 (UTC)

--利用者:eddyground です、当方がユートピア思想と文学に興味が有るので、忠太さんの意見に触発されて、書いてみましたが、ユートピア思想の系譜と現実世界に与えた影響を客観的事物(ソースとして拾える物をその根拠とする)から書き記してみましたが、短く要約すると難解になったので、歴史的に書いてみたら長すぎてしまったので、Wikipedia本文には寄稿せずに該当記事のノートページの方に投稿します。英語版Wikipediaの関連項目の方がやはり記述が多いです。

『ウィキペディアでの検証可能性 (Verifiability)』を重視して、周知の事実と検証可能な要素を書き記す事を前提として書きましたら、やはり長い記事になりました。orz。記事として、あんまりよろしくないですね。

--利用者:eddyground 2005年11月28日 (月) 23:15 (UTC)

以下、--利用者:eddygroundの記述、

『ユートピア思想』の変遷と、その歴史的変遷[編集]

『ユートピア』(: utopia)と言う単語自体はトマス・モアの造語ではあるが、モアが造語する以前からこの用語に類する社会的思想はかなり古くから歴史的に論じられており、人々の社会通念上での産出物であり、それを探し求める事と実現させようとする欲求は社会性で構築される人間社会故の普遍的取り組みであると言える。

記録に残る著作や歴史的遺物などからその歴史に遡ると、古代ギリシャでのその歴史的背景での成立と、その古代ギリシャ時代のプラトンの著作『国家』に原形像が見受けられる。その当時での理想形『市民』の政治社会の存続には、外敵から都市国家を守る為の『国防軍』が必要不可欠であり、その民衆をまとめて率いる強力な『指導者(或いは「理想王」)』(リーダシップを維持する為に超法規的存在である事が述べられており、これが後世に多大な影響を与えた)、その社会構成などを著述した。要するに民主制の維持(その当時での理想社会)には、民衆の議決した事案『ポリシー(政策・方針)』(民意或いは全体主義)と、その議決された「政策」を実施する強力な『為政者』が必要であると述べられており、ヨーロッパ世界での社会構成の理念や社会思想、また社会変革を強く求める『ユートピア文学』など後世に多大な影響を残した。(フランス革命や共産主義などetc.)

並行して、『近代国家』の概念などない時代であっても、厳密に述べられた『理想都市論』などから産まれた古き良き時代を追い求めた『アルカディア(山の奥深くに隠れ住まれた理想郷)』や、伝説上での理想のキリスト教指導者の国『プレスタージョンの国』(聖書に由来して、アジア貿易などに散見される当時の民間幻想伝説)などのように、理想郷を描き望景する事と実在を追い求める行為は指導者層から最下民層まで普遍的に行われてきた。苦しい生活から抜け出さしてくれる理想郷の渇望は古今東西変わらない人類の夢であると言えて、実存した共同体や自治体などや民間伝承や芸術作品など多くのものを残している。大航海時代への推進力のひとつとしてアフリカ探索や東方世界への進出力にもなった。

移って中世や近代に見られる「城壁都市」などでは、『相互扶助の精神』やギルド組織にみられるような強い『自治体組織』などのように当時の現実から産まれた事物には「歴史的な理想主義」を汲み取って強くその自身を自負するような傾向が見受けられ(ごまかしをするパン屋の同業者をギルドが見せしめの為に制裁する等、組織の行動方針など)、社会の変化は『社会の変革』を求める形で『ユートピア文学(思想)』として姿を見せ始めた。初期のその現れ方は思想と文学的表現が不可分になっている、(文学の形式をとって社会批判をする形が多い、もしくは社会批判をする行為を『目的として』文学の形で執筆されるなど)が、『文学』としての形式ではなくて『学術書』の形式で著述されその論説による社会国家を『理想国家(ユートピア)』として付記されているのがユートピア思想のプロトコルであると言える。17~18世紀のイギリス・フランスで、ホッブズ『リバイアサン』、ロック『市民統治論』、ルソー『社会契約論』などが当時の代表的社会論。

17世紀以後、トマスモアが作品『ユートピア』を発表して以後、ユートピア文学とユートピア思想は加速度的に出現した。初期ユートピア文学として代表的な作品『太陽の都(カンパネラ著)』は思想家・革命家としてのカンパネラの理想の具現化作品であり、自身の修道院の生活経験をベースにしてプラトンの『国家』を踏襲されている為、外敵からの防衛城塞都市として市民にスパルタ兵士のような軍事訓練・軍事生活を必須としており、欧米における「市民=国民皆兵」の概念が、古代ギリシャの都市国家での兵役が自由市民のの義務であることを強く示されている事が特筆的である。ユートピア社会の多くが全体主義で社会主義になり個人主義を認めていない事は『ユートピア思想の系譜や、理想を目指した運動の多くが、自由を奪い人間を抑圧してしまうパラドクス』が、理想の自由主義を追い求める過程で『大きな政府(社会主義的国家・全体主義的国家)』を前提としているのがユートピア思想の大きな課題であると言える。カンパネラの『太陽の都』がカンパネラ自身の揺るぎ無い理想国家がその実態としては規則に縛られた『個人の自由を否定する悪夢の世界』で有った事は、カンパネラ以降の後続するユートピア文学の作品群が『素晴らしい理想的な社会であるが、やはり現実には存在しない』と言ったトマスモアのユートピア原義(無い - 場所)に再帰されているのが初期以降のユートピア文学での大きなテーマになっている事に注目したい。サミュエル・バトラーの『エレホン』(Erehwon → No where -「どこにもない場所」の造語、Nowhereの綴りを逆にして作った仮想国の名前)では、トマスモアが批判的寓話として『ユートピア』を書いた事に習い、19世紀当時の英国の社会を風刺する作品として「エレホン」では当時のイギリス社会を皮肉する意味合いとして架空のユートピア社会を描いた。 トマスモアの作品『ユートピア』発表以降では、文学としてのユートピア小説も無数に表れたが(その多くは散逸し残されていない)、近代的な啓蒙思想や実現的社会主義運動などの方が、文学としてのユートピア小説よりもより重要な物として人々に認知されるようになる。代表的な思想家や社会運動家は「シャルル・フーリエ」「アンリ・ド・サン=シモン」「ロバート・オウエン」。

18世紀、ルソーの社会主義思想はフランスなどの市民革命に大きな影響を与え、全体の理想を守る為の『絶対的為政者』の必要と必然は「理想的社会」では肯定され、フランス革命末期のロベスピエールの恐怖政治、フランス革命混乱後のナポレオン・ボナパルトの軍事独裁政権の肯定の根拠になった。以後、全体主義での『絶対的独裁者』の出現はユートピア文学の垣根を越えて現実の歴史に現れ(古代ローマの独裁執政官、独裁者ヒトラー、独裁者スターリンなど)、理想社会構築の過程では『絶対的独裁者』の出現は不可避であり、「理想社会」の現実での社会運営(社会維持)での難しさを強く意識しなくてはならない。一方、同時期でのイギリスでは清教徒革命で絶対王政の修正に掛ろうとしたが途中で頓挫しイギリス社会に歴史的課題を残した。

18世紀から19世紀では、理想郷を追い求める社会主義思想は『社会運動家』として活動し、主に『暴力的革命を肯定した社会改革主義(理想社会構築の為には暴力的改革もやむなしとする)』と『暴力的革命を強く否定した社会改革主義』に大きく分けられる。前者の 『暴力的革命を肯定した社会主義』で著明なのはカールマルクスの「科学的社会主義(マルクス主義)」であり、後者の『暴力的革命を否定した社会主義』で著明なのはイギリス「フェビアン主義(耐忍主義)」であり、暴力革命に肯定的なフランス革命(フランス国歌を参照されたし)、暴力革命の激しさを再認識して否定的・抑止的に展開したイギリスが共に対比的で意味深い。

カールマルクスは自身の社会主義を(科学的であるかどうかは検証せずに)『科学的社会主義 scientific socialism(マルクス主義)』として自主標榜し、マルクスの社会主義以前の社会主義は『ユートピア的社会主義 utopian socialism(日本語訳としては「空想的社会主義」)』と一方的に大別されて以降、初期の社会主義は『utopian socialism (空想的社会主義)』として呼称・位置づけられた(詳しくは英語版Wikipediaの utopian socialismの項目を参照されたし)。

補足 --社会に深刻な影響を与えた代表的な社会主義--

・『マルクス・レーニン主義(ディストピア的傾向を示す、後のスターリン主義)』マルクス主義者の実現者

・『ナチスドイツ・国家社会主義ドイツ労働者党』現代に独裁者を産んだ事で有名。共産主義ショックから生まれた。

ユートピア思想が社会生活と不可分であるのが端的に理解出来る一例

以上、--利用者:eddygroundの記述終わり。

やっぱり長すぎる;;;

=実存(実在)する共同体や自治体など=

狭義の意味でのユートピア思想の共同体・設立活動の多くは社会的な失敗や短命に終わった物が多く、著明なものは残っていない。 よってトマスモアの『ユートピア』の系譜には入らないが、興味深い共同体を付記する。

『アーミッシュ』

『クエーカー』

(いずれもキリスト教から派生しているのだが、禁欲的であるのが興味深い。詳しくは該当記事を参照されたし)

色んな意味で絶滅傾向にあるユートピア共同体であるが、日本にも存在する。

『ヤマギシ会』

海外には日本人が作ったユートピア共同体もある。

『弓場農場:ブラジル』

草稿中です