ノート:コーヒーサイフォン

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[1]about.comの記事など、英語圏でもサイフォンという言葉を使っている例を見受けるのですが、本当に和製英語なのでしょうか…?確かにen:Siphonには全くコーヒーに関する記述がないし、en:Coffee (drink)にもサイフォンらしき抽出方法の説明が全くなかったりするのでずっと不思議に思っていて、一度は「そうか和製英語か!」と膝を叩いたのですが…。ちなみに英二郎[2]ではサイフォンを引くとsiphon coffee-makerと出ます。[3]では併記してますね(タイトルではvaccum、本文ではsiphon)。--Gleam 2004年10月11日 (月) 17:57 (UTC)[返信]

なるほど。一概に和製英語とは言い切れないかもしれないですね。ただし、siphonよりはvacuum coffee makerの方が一般的な呼び方であるというのは間違いないようです。和製英語としてサイフォンと呼ばれるようになったのではなく、日本に入ってくるときにマイナーな方の呼び名がたまたま(あるいは呼びやすさから意図的に)選ばれたのかも。Y tambe 2004年10月11日 (月) 18:08 (UTC)[返信]
大変参考になります。日本でサイフォンを作っているメーカーなどを調べ上げるとわかりそうかしら。奥深いですね…。--Gleam 2004年10月11日 (月) 18:16 (UTC)[返信]
外部リンク先に示したところを探し当てて勉強しなおしました。まだまだ精進が足りなかった……まったく奥が深い。Y tambe 2004年10月12日 (火) 11:42 (UTC)[返信]

ロバート・ネイピア(ナピアー)の表記について[編集]

「ジェイムス・ロバート・ネイピア」の人名、ならびに彼が考案したサイフォン式抽出器の名前ですが、これは日本のコーヒー関連の書籍等では、ほぼ「ナピアー」の表記に統一されています。一例ですが、手元にあるうち、下記の文献を示します。

  • 井上誠『珈琲の研究』柴田書店、1979、「ロバート・ナピヤー」(p.292)
  • 伊藤博『コーヒー事典』保育社、1994、「ナピアー(ロバート・ナピアー)」(p.88, p.142)
  • UCC上島珈琲編『コーヒーハンドブック』、1997、「ロバート・ナピアー」(p.141)
  • 日本コーヒー文化学会編『コーヒーの事典』柴田書店、2001、「ナピアー(ロバート・ナピアー)」(p.150)
  • 田口護『田口護の珈琲大全』NHK出版、2003、「ロバート・ナピアー」(p.146)
  • 新星出版社編集部編『珈琲事典』新星出版社、2006、「ナピアー」(p.58)「ロバート・ナピアー」(p.59)

まぁ正直言いますと、日本のコーヒー関連の分野で用いられている人名の表記法と、ウィキペディアで採用されている表記法にズレがあり、他分野との整合性を考えると「ネイピア」を採用するのは、やむをえないかなと思います。しかし、かと言って、専門分野内ではほぼ統一されており、「ネイピア」表記を採用している例は寡聞にして知りませんし、専門分野では「ナピアー式」としか記載されてないものを「ネイピア式」と書くわけにもいきません。以上を鑑み、(1)人名についてはウィキペディア上での整合性から「ネイピア」を優先した上での並記、(2)器具名については、コーヒー分野でのみ専門に扱われるものなので「ナピアー」のみを記載、という形で対処しました。当該部分を変更されたIPの方にお訊ねしたいのですが、「ネイピア」表記を採用されるにあたって参考にされた資料がありましたら、その資料中で「人名」「器具名」をそれぞれどう表記しているか、教えていただければと思います。もし、器具名について「ネイピア式」という記載をした資料があり、さらにその資料が(上に列記した文献と比肩しうる程度に)「定評のある、信頼できる情報源」なのであれば、器具名称についても並記した方がいいかもしれませんので。宜しくお願いします。--Y tambe 2009年6月14日 (日) 14:17 (UTC)[返信]

訂正ありがとうございます。「ナピアー式」が定訳であるなら、それに異存はありません。人名の表記に関しても分野の定訳でよろしいかと思います。ロバート・ネイピアとジェームス・ロバート・ネイピアは(親子ではありますが)別人ですので判断に苦しむところですが、外部リンクであげられているサイトを参考に息子の方と判断させていただきました。--157.118.27.9 2009年6月16日 (火) 03:53 (UTC)[返信]
!!別人だとは気付いてませんでした。確かに調べてみると、彼らの子孫にあたる人(少なくとも、そう名乗る人)が「父親の方の Robert Napierと間違って書かれてることがある[4]」と書いてる文章もありました。ただ、少なくとも日本では、井上誠氏の頃から「ロバート・ナピアー」とだけ記載されてるものが多く、そもそも分野内全体で混同されている虞れがありますね。この辺り、いくつか原書も持ってますので、そちらを参照するなどして、できるだけ信頼性のある出典をチェックしようと思います。なお、人名の表記についてですが、コーヒーの歴史などの項目でも、アル・ラーズィー(ラーゼス)や、ジャマールッディーン(ゲマルディン)など、コーヒー以外の分野を考慮した表記を採用していますので、とりあえずはそれらに倣って「ネイピア」を優先しておこうかと思います…その方が、いずれ彼らの項目が書かれたときに都合がいいかと思いますので。ご教示ありがとうございました。--Y tambe 2009年6月16日 (火) 08:24 (UTC)[返信]
手元の資料で再度確認しましたところ、この分野で世界的に最も有名な資料である、William H Ukers "All about coffee" (1935年)では、父親であるRobert Napier (1791-1876)を考案者として示していました (p.629)。これに対して、ブリタニカ第10版(1902)ストラスクライド大学にあるグラスゴー出身の人物の解説ページでは、James R Napierを考案者として示しています。ただし、ストラスクライド大学のサイトは、上に示した彼らの子孫の文章中で「ストラスクライド大学の文章が修正されることを希望する」と書いてありますので、おそらくは後になって修正されたものだと思われます(残念ながらinternet archiveにも記録は残ってませんでしたが)。また、外部リンクで示しているVacuum coffee potのサイトが参照している、Edward & Joan Bramah. Coffee Makers - 300 years of art & design. (Quiller Press, Ltd., London. 1995) に他の情報が載っている可能性もあるかな、と思っています。状況から考えると、Ukersの記述の方が間違っている可能性も高いかなぁ、と個人的には思いますが、何せ、かなり権威のある本なので、このままだと両論並記にせざるを得ない可能性もあるかなぁ、と。もう少し資料を集めてみるつもりですが、途中の経過報告ということで。--Y tambe 2009年6月16日 (火) 12:36 (UTC)[返信]