ノート:クラシックホテル

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言葉の定義や使用開始時期について[編集]

「クラシックホテル」という言葉は日本にしかない用語であると考えています。この記事においては「日本において主として明治時代~第二次世界大戦前に創業し、戦前の建物を使用して営業しているホテル」とされていますが、これについて明確な定義づけが公的な団体や学会によってなされているようには思えません。たとえば、「クラシックホテルの定義はありませんが、歴史のある古くから物語を積み重ねてきたホテルのことを意味します。」と書いているようなケース[1]も存在します。一方、「クラシックホテル」を書名に入れて戦前のホテル(の一部)を紹介した書籍もあります[2]

したがって、たとえば「明確な定義づけはないが、主として日本において第二次世界大戦終結以前に建設・営業していたホテルで、戦後においても営業を行っていたものを言う」などといったような記述が必要になるのではないでしょうか。以下は完全に個人的な見解ですが、こうした状況が生じた背景には、

  1. ホテルという建物及び業態が明治維新後になって日本にもたらされたものであったこと。
  2. 第二次大戦以前においては日本人が欧米様式のライフスタイルに馴染む機会が少なく、ホテル自体が希少なものであったこと。
  3. 明治から昭和戦前までの約70年の間に建築様式の流行には大きな変化があり、バラエティに富むホテルが生み出されたこと。

が挙げられると考えます。そうした日本のホテル事情については、本来なら「日本のホテルの歴史」という項目を立てて説明をした上で、「第二次大戦終結以前に建設・営業していたホテルはクラシックホテルと呼ばれることが多い」といったかたちで当項目に誘導するのがよいのでしょうが、それができなければさしあたって本項目でも簡略には記す方がよいのではないでしょうか。

当然、戦前に建てられたホテルがその当時から「クラシックホテル」とは呼ばれていなかったはずですから、いつ頃からそうした言葉が使われるようになったか、ということも必要ではないかと考えます。ホテル建築として初めて保存が話題となり、総理大臣まで巻き込む事態になった帝国ホテルライト館の解体の話が出たのが1967年なので、それ以降ではないかと思います。讀賣新聞や朝日新聞が公開している記事データベースでの検索結果などから古い使用例を探るのも一つの手かもしれません。--Unamu 2009年8月20日 (木) 13:51 (UTC)[返信]

公立図書館で朝日新聞データベース「聞蔵II」で調べた結果をもとに加筆しました。1991年以降が対象の毎日新聞のCD-ROMでは「日本のベストホテル」の紹介が初出でしたので、いずれにせよ1990年代後半が一般化した時期と考えられそうです。「クラシックホテルの仲間たち」が結成された時期がわかる資料があればなおよいのですが、今のところ見つかっていません。--Unamu 2009年8月22日 (土) 12:47 (UTC)[返信]

「消滅したクラシックホテル」の範囲[編集]

上の話とも関係しますが、仮に「日本において第二次大戦終結以前に建設・営業していたホテル建築」とすると、どの範囲までを「消滅したクラシックホテル」に記載するのか、という話が出てきます(ホテルとしては存続しても、戦前の建物は取り壊したケースもあるので、ここでは「建物として現存しない」という意味で考えます)。当然ながら戦前に開業・廃業したホテルも存在するので、そうしたものまで含めると膨大な数になります。また、「戦後も営業していたこと」を条件に入れても、建築からあまり経っていない段階で解体されたものを入れていいのか、といったことも出てくるでしょう。範囲の案としてはたとえば、

  1. 第二次大戦後まで営業し、建物が現存しないものすべて
  2. 古いホテルの保存が話題となった1970年代以降に解体されたもの
  3. ホテル建築の法定耐用年数を超える40年以上建物として存続していたもの

などが考えられると思います。いずれにせよ、現状ではあまりに対象が漠然としているのではないかという疑問があり、皆様の意見をうかがいたく存じます。--Unamu 2009年8月20日 (木) 13:51 (UTC)[返信]

さしあたっては暫定的に上記の1に近づける形で加筆しました。--Unamu 2009年8月22日 (土) 12:47 (UTC)[返信]

コメント、当項目に記されている「本項目では「戦前に建設された日本のホテル建築」を中心に記載する。」に従った編集でよいと思います。以上です。--663h 2012年11月13日 (火) 13:12 (UTC)[返信]