ノート:キタキツネ

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学名について[編集]

海外サイトに "Vulpes vulpes schrenckii" と末尾の i が2つのものがあります(ITIS)。学生版・日本動物図鑑(北隆館、1981)p.11は "Vulpes vulpes schrencki" と i は一つ。どちらが正しいのでしょうか。--トトト 2010年3月10日 (水) 03:46 (UTC)[返信]

その図鑑の元版と思われる『新日本動物圖鑑』(北隆館、1965年)を確認したところ、同じく語尾の i は一つ(Vulpes vulpes schrencki)でした。キタキツネの原記載は『哺乳動物圖解』(岸田久吉、1924年)だと思うので、これを参照できればはっきりするのですが。
Leopold von Schrenck に献名されている動物は数多く、それらは "-ii" で終わる名前が多いので、海外では混同されているのではないかと想像しています。人名の属格の語尾としては "-i" も "-ii" もどちらもありなので、文法的な絞込みはできませんでした。- NEON 2010年3月10日 (水) 05:11 (UTC)[返信]
『哺乳動物圖解』(岸田久吉、1924年)p. 251を見ました。

学名 Vulpes anadyrensis schrencki Kishida, 1924, n. subsp.
異名 Canis vulpes Schrenck, 1859 (nee Linnaeus, 1758); Vulpes japonicus, Murata, 1914.

とあり、"i"はひとつでした。--Maxima m 2010年3月10日 (水) 08:30 (UTC)[返信]
◆有難うございます。となりますと、"i"が2つの表記は誤り、と断定してよろしいのでしょうか? 磯貝さんという方は、論文で"i"1つの表記を採られているようでした(Lyme Disease Spirochetes in a Wild Fox, 1994)。しかし現状で、
などネット上で影響力のありそうなところが全部"i"2つ。さらにイランの人の論文の中で、
Kubo, H; Tamura, T; Iizuka, H; Shibaki, H and Udagawa, SI (1990). Isolation of keratinophilic fungi from hair of wild fox (Vulpes vulpes schrenckii ) and soil from the affected areas in Hokkaido Prefecture of Japan. Jap. J. Med. Mycol., 31: 317-324.
…となっていました…。最後のは引用だから仕方ないかもしれませんが、どなたか最初のITIS以下3箇所に宛てて、「おたくの表記は誤りです」と指摘して下さる方がいらっしゃれば。コモンズも直さなければなりません。どなたか専門家の方に最後のボタンを押して頂きたい!--トトト 2010年3月10日 (水) 11:26 (UTC)[返信]
とりあえず、ITIS と EoL には原記載確認の依頼を出しました(Biolib は窓口が分かりませんでした)。反映されるかどうかは分かりませんが。確認していただいた Maxima m 氏に感謝します。コモンズの方は新しく commons:Category:Vulpes vulpes schrencki を作ってファイルを移せばOKです。今のカテゴリは削除依頼に出すか、正しいカテゴリにリダイレクト({{cat redirect|Category:Vulpes vulpes schrencki}})しておけば良いと思います。- NEON 2010年3月11日 (木) 03:13 (UTC)[返信]
有難うございました。commonsのカテゴリ新設とリダイレクト化完了しました。もともと、キタキツネの写真をあれこれ見たいと思ったのがきっかけでしたが、色々と御教示頂くうちにこのような事態になりました。NEONさんとMaxima mさんの御教示・御協力に感謝いたします。--トトト 2010年3月11日 (木) 03:52 (UTC)[返信]