ノート:イーオー

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改訂しました[編集]

要出典タグのためにかなり見苦しくなっていたため、全体的に書き改めました。記述はなるべく残すように努めましたが、いくつか割愛・変更しており、以下具体的に報告します。

  1. まず、基本的にアポロドーロスによって記述しました。アポロドーロスを採ったのは、資料のなかでは、簡潔でありながら物語としてひととおりの筋が示されていること、また、代表させることで全体を見通しよく記述できると考えたことによります。ヒュギーヌスオウィディウスなどの異説については、脚注で紹介しました。ただし、アイスキュロスの悲劇はアポロドーロスでは触れられていない部分であるため、ここだけは本文に加えました。
  2. 要出典とされていた、「雲に変身したゼウス」については、割愛しました。これは、私が読んだどの資料にも記載されていないためです。なお、添付されているコレッジョの画像では、ゼウスが雲の姿をとっていることから、なにか別に根拠があるかもしれませんが、コレッジョひとりの創意の可能性もあり、現状では判断不能です。これと関係があるかもしれない資料の記述としては、オウィディウス『変身物語』で、ゼウスがイーオーと関係したときに「ゼウスは黒雲で広大な地面を隠した」(p.39)という描写があります。また、創元社の『ギリシア神話ろまねすく』では、「言い寄ったゼウスが、ふたりのまわりに金色の雲を集めて愛のときを過ごしていると」(p.84)という描写があります。創元社本は、題名はアレですが、多くの古典を参考書籍としており、私の見る限り記述も概ね正確であるため、これにはなんらかの出典があると考えて良いと思います。もともとゼウスは雷や雲と縁の深い神なので、こうした描写が出てくるのは不思議ではありません。
  3. 同様に「一説ではイーオーが牡牛(おうし)に姿を変えられた」も資料が見あたらないため、割愛しました。なお、これには脚注として「死後星になった」という高津氏の解説(『ギリシア・ローマ神話事典』によると思われる)が挿入されており、どちらかというと、イーオー信仰に関わるものなので、別の記述の脚注に置き換えてみました。とはいえ、私は同書を持っておらず、どのような文脈でこの解説がされているか知らないので、もしふさわしくなければ修正いただきたいと思います。
  4. もうひとつの「ゼウスが浮気を白状し、これを許したヘーラーがイーオーを人間に戻した」という部分も割愛しました。ゼウスが浮気を白状したという記述の根拠が不明であるのと、だれが姿を戻したかは物語上あまり重要でなく、あえて書くことでもないと判断したためです。

以上です。不十分な点もあろうかとは思いますが、ご了承下さい。割愛した部分を戻される際には、出典をお願いします。--みっち 2010年5月13日 (木) 14:00 (UTC)[返信]

黒像式アンフォラの説明、間違っていませんか?[編集]

「アルゴスを中心に左がヘルメース、右がイーオー」と有りますが、中央の牛が「イーオー」なのでは? イーオーに牛になった話が有るのは有名で本文にも記載がありますが、アルゴスに牛になる話が有るのでしょうか? 説明の英原文に「Hermes, Io (as cow) and Argus」と有りますので、「左から、ヘルメース、牝牛に成ったイーオー、アルゴス」なのでは?

キャプションを修正しました。ご指摘ありがとうございます。勘違いしてました。--みっち 2011年10月14日 (金) 10:46 (UTC)[返信]