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ノリタケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノリタケ株式会社
NORITAKE CO., LIMITED
ノリタケ本社
ノリタケ本社
種類 株式会社
市場情報
本社所在地 日本の旗 日本
451-8501
名古屋市西区則武新町三丁目1番36号
北緯35度10分40.3秒 東経136度52分51.9秒 / 北緯35.177861度 東経136.881083度 / 35.177861; 136.881083座標: 北緯35度10分40.3秒 東経136度52分51.9秒 / 北緯35.177861度 東経136.881083度 / 35.177861; 136.881083
設立 1904年明治37年)7月10日
業種 ガラス・土石製品
法人番号 4180001026725 ウィキデータを編集
事業内容 工業機材事業、セラミック・マテリアル事業、エンジニアリング事業、食器事業
代表者 代表取締役会長 加藤博
代表取締役社長 東山明
資本金 156億3200万円
発行済株式総数 1484万2849株
売上高 連結 1,179億28百万円
2018年3月期)
純利益 連結 134億32百万円
(2018年3月期)
純資産 連結 1,030億26百万円
(2018年3月31日現在)
総資産 連結 1,564億59百万円
(2018年3月31日現在)
従業員数 単体 1,858名、連結 5,007名
(2022年3月31日現在)
決算期 毎年3月31日
主要株主 明治安田生命保険 8.84%
第一生命保険 7.13%
三菱UFJ銀行 3.90%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 3.61%
TOTO 3.57%
(2018年9月30日現在[1]
主要子会社 ノリタケグループ参照
関係する人物 森村市左衛門(創業者)
大倉孫兵衛(創業者)
飛鳥井孝太郎(創業者)
大倉和親(初代社長)
森村義行(元社長)
佐伯卯四郎(元社長・参議院議員)
杉本悌二郎(元社長)
倉田隆文(元社長)
佐伯進(元社長)
百木三郎(元技師長・東洋陶器社長)
外部リンク https://www.noritake.co.jp/
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ノリタケ株式会社: NORITAKE CO., LIMITED)は、愛知県名古屋市西区に本社・工場を置く世界最大級の高級陶磁器砥石メーカーである。環境エンジニアリング事業も手がけている。2024年7月24日までの商号は株式会社ノリタケカンパニーリミテド(英文社名は同じ)。

社名の「ノリタケ(則武)」は、よく人名に由来していると勘違いされるが、創業地である愛知県愛知郡鷹場村大字則武(現・名古屋市中村区則武)という地名に因むものであり、人名由来の社名ではない。

本社があった名古屋市西区則武にはノリタケの企業文化施設ノリタケの森」が開設、一般公開され、近年の名古屋政財界が提唱する「産業文化観光」の拠点のひとつとなっている。

沿革・事業内容

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1904年明治37年)に森村市左衛門大倉孫兵衛飛鳥井孝太郎らによって日本陶器合名会社として創業された[2][3]。前身の日本陶器は日本で初めて高級洋食器を生産し、明治時代から戦前にかけて陶器商社の森村組の手で欧米に大量に輸出された。初期の製品はハンドメイドで絵付けの美しさ、細工の繊細さで知られる。その後アール・デコを基調としたデザインの食器が大量に生産され、凝ったデザインで現在でも親しまれている。ノリタケブランドは欧米で絶大な人気を博し、国内の業者が模造して輸出した偽物が出回るほどであった。オールドノリタケと言われるこの時期の製品は、陶磁器愛好家のコレクターズ・アイテムとなっている。戦後日本に駐留したアメリカ軍の将兵が帰国する時のお土産として1953年昭和28年)まで販売されたノリタケ製品をプレミアノリタケといい、一部に愛好されている。

日本陶器は第二次世界大戦で多数の陶磁器と熟練職人、生産設備を失い、戦前のような高品質の製品を生産できなくなったため、戦後は一時ノリタケブランドを使わず、「ローズチャイナ」というブランド名で輸出を行った。その後ふたたび高品質な製品を世に送り出すことができるようになり、ノリタケブランドが復活する。その後は日本の経済発展に伴って、電子部品、ファインセラミックスなどの分野にも進出した。東京名古屋証券取引所の第1部に上場している。 また、日本初のIBM製品導入企業でもある。

1981年(昭和56年)、商号を株式会社ノリタケカンパニーリミテドに変更[4]

現在では食器類の売上比率は15%程度と他部門に主力を譲っており、工業機材およびセラミックマテリアル、環境エンジニアリングの3事業が全体の75%以上を占める(2006年9月期)。工業機材事業は砥石研磨布紙およびCBNダイヤモンドなど、研削材半導体材料からなる。セラミックマテリアル事業には電子ペーストや回路基板、窯業材料などがある。環境エンジニアリング事業は液晶ディスプレイ電池材料等向けの焼成炉など、産業機械を扱っている。

2009年平成21年)10月1日には子会社であるノリタケエンジニアリング、日本陶器2000年設立の子会社。当社の旧社名とは異なる。)、ノリタケテーブルウェア、東京砥石の4社を吸収合併し、2010年(平成22年)4月1日にはノリタケ機材とノリタケセラミックスの2社を吸収合併した。

2024年令和6年)7月25日、創立120周年を機にノリタケ株式会社に商号変更した[5]

グループ企業

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森村グループ

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詳細は森村グループを参照

これらの会社は森村商事(旧 森村組)が設立したり、ノリタケカンパニーリミテドから分社した会社であり、現在はノリタケカンパニーリミテドを中心に森村グループを構成している。また、共立マテリアルと大倉陶園はノリタケカンパニーリミテドの連結対象である。

なお、森村グループのタイル・衛生陶器メーカーだったINAX2001年平成13年)にアルミサッシなどを手掛ける建材メーカー大手のトステムとの経営統合によりグループから離脱している(後にこれらの2社と新日軽東洋エクステリアならびにサンウエーブ工業の開発・管理部門と統合して、現在のLIXILとなる)。

ノリタケグループ

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工業機材部門

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セラミックマテリアル事業

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  • 共立マテリアル - セラミックスマテリアル原料の製造・販売
    • キヨリックス三重 - 電子部品用セラミック原料の製造
  • ノリタケ伊勢電子 - 蛍光表示管の開発、製造、販売
  • クラレノリタケデンタル - 歯科材料の開発、製造、販売(クラレ子会社で、ノリタケの持分法適用関連会社)

エンジニアリング事業

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食器事業

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  • 大倉陶園 - 洋食器の製造(持分法適用関連会社)

その他

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脚注

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  1. ^ 四半期報告書(第138期第2四半期)
  2. ^ 慶応3年(1867年)没年昭和2(1927)年7月29日 飛鳥井 孝太郎(読み)アスカイ コウタロウ20世紀日本人名事典
  3. ^ 飛鳥井孝太郎(読み)あすかい こうたろうデジタル版 日本人名大辞典+Plus
  4. ^ 沿革”. ノリタケカンパニーリミテド. 2021年11月10日閲覧。
  5. ^ 株式会社ノリタケカンパニーリミテド『ノリタケカンパニーリミテド、「ノリタケ」に商号変更を発表』(プレスリリース)株式会社日本経済新聞社、2023年12月27日https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP666505_X21C23A2000000/2024年7月31日閲覧 

関連項目

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外部リンク

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