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ノラ (演劇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Nora, dance drama in southern Thailand
タイ王国
参照01587
地域アジア太平洋
登録史
登録年2021 (第16回)
一覧Representative

ノラ[1]ノラ舞踊(ノラぶよう)[2]マノーラ[3]などとして言及される、マノーラータイ語: มโนราห์ [th]MenoraManora)、ないし、ノーラータイ語: โนรา [th]Nora)は、タイの伝統文化となっている、タイ南部発祥の、演劇、音楽、曲芸的舞踊の要素を含んだパフォーマンス[4]。『ジャータカ』に登場する半女半鳥(キンナラ)の登場人物マノハラ英語版の物語から採られたものに似た筋書きに沿った、この種のパフォーマンスは、タイ中部に由来する芸能であるラコーンチャートリー英語版 (ละครชาตรี) とも関係がある。ノラには、500年以上の歴史があり、タイ各地の地域的なコミュニティ・センターや、寺院で開かれる市、各種の文化行事などの際に演じられるほか、家庭内や、コミュニティ内の組織、教育機関などを通して、伝承がおこなわれている[4]

パフォーマンスは、主人公が太鼓などによるゆったりとした音楽に合わせて踊りながら、化粧をして衣装を着るところから始まり、指には特徴的な長い付け爪が付けられる[3]。物語は、太鼓の演奏者と踊り手の対話を軸に進む[3]

マレーシアにおいては、この種の文化の実演が多神教に関わるものであり[5]イスラム教の「ハラーム(禁忌)」に当たるとしてクランタン州政府が禁止したため、ノラの実演は急速に衰退した[6]

2021年、ノラは、国際連合教育科学文化機関 (UNESCO) によって、無形文化遺産リストに登録された[4]

ギャラリー

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脚注

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  1. タイ:タイ南部の舞踊「ノラ」がユネスコ文化遺産に登録 / 日本のJR北海道の中古鉄道車両がタイに到着 / タイ三菱自動車「60 Years 60 rai」森林再生プロジェクトを継続中」『海外情報ナビ』gram、2021年12月24日。2025年2月17日閲覧
  2. パッタルン」タイ国政府観光庁日本事務所。2025年2月17日閲覧影絵芝居やノラ舞踊が生まれた地として知られるパッタルンは...
  3. 1 2 3 マノーラ」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』コトバンクより2025年2月17日閲覧
  4. 1 2 3 Nora, dance drama in southern Thailand”. United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization (UNESCO) (2021年). 2025年2月17日閲覧。
  5. New Straits Times (2020年1月26日). Kelantan has no plans to lift ban on Menora”. New Straits Times. 2025年2月17日閲覧。
  6. Mohammad Taqi al-Modarresi (26 March 2016) (英語). The Laws of Islam. Enlight Press. ISBN 978-0994240989. オリジナルの2 August 2019時点におけるアーカイブ。 2017年12月22日閲覧。

関連文献

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外部リンク

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