ネオマイシン
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| 臨床データ | |
|---|---|
| 別名 |
ソフラマイシン フラミセチン |
| ATCコード | |
| 法的地位 | |
| 識別子 | |
| CAS登録番号 | |
| KEGG | |
| ECHA InfoCard | 100.014.333 |
| 化学的および物理的データ | |
| 化学式 | C23H46N6O13 |
| 分子量 | 614.650 g·mol−1 |
ネオマイシン(neomycin)は1948年にウクライナ出身のセルマン・ワクスマンにより発見されたアミノグリコシド系抗生物質である。分子量614.65。 放線菌の一種、Streptomyces fradiaeが生産する。そのためフラジオマイシン(fradiomycin)とも呼ばれる。日本薬局方収載医薬品としては硫酸フラジオマイシン(FRM)と呼ばれ[1]、別名はソフラマイシン、フラミセチン。CAS登録番号は1405-10-3 (Neomycin sulfate)。
作用機序
[編集]ネオマイシンの作用機序はカナマイシンのそれと類似し、30Sリボソームに結合することにより細菌のタンパク質合成を阻害する[2]。
臨床応用
[編集]比較的広範な抗菌スペクトルを有し、グラム陰性菌、グラム陽性菌ともに強く阻害する。
副作用
[編集]ネオマイシンには強い急性毒性および腎毒性が認められる。そのため、経口剤か外用剤として使用される。
その他
[編集]分子生物学の研究においてネオマイシン耐性遺伝子は、選択マーカーとして形質細胞の分離に利用される。
参考文献
[編集]生化学事典(第4版)東京化学同人
註・出典
[編集]- ^ 医薬品インタビューフォーム 硫酸フラジオマイシン貼付剤(サノフィ・アベンティス社)
- ^ アミノグリコシド系抗細菌薬の多くは70Sリボソームと結合する。