コンテンツにスキップ

ヌプビ語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヌプビ語
話される国 ブータンの旗 ブータン
話者数 2200人 (2006年)[1]
言語系統
表記体系 チベット文字
言語コード
ISO 639-3 npb
消滅危険度評価
Vulnerable (Moseley 2010)
テンプレートを表示

ヌプビ語ワイリー方式nupba'i kha)は、シナ・チベット語族チベット・ビルマ語派に属する言語である。ヌプビカとも呼ばれる。一方で、ヌプビカ語と呼ばれることもあるが、ゾンカ語同様に「カ」は「言語」をあらわす。ヌプビ語の「ヌプビ」とは「西の」という意味である。ブータン中部で話されている[2]。ヌプビ語は歴史的に近接するブータン中部や東部の言語のブムタン語クルテプ語ケン語と密接な関わりを持っており、これらの言語はブムタン諸語と考えることもできる。ニェン語もブムタン諸語と関係しているが少し関係性が薄くなり、オレ語とは遠縁といえるのみである[3][4][5]

ブータンの言語分布

脚注

[編集]
  1. ^ Nupbikha at Ethnologue (18th ed., 2015)
  2. ^ Lewis, M. Paul, ed (2009). Nupbikha (16 (online) ed.). ダラス: SIL International. http://www.ethnologue.com/show_language.asp?code=npb 2011年9月26日閲覧。 
  3. ^ Schicklgruber, Christian (1998). Françoise Pommaret-Imaeda. ed. Bhutan: Mountain Fortress of the Gods. Shambhala. pp. 50, 53. https://books.google.co.jp/books?id=8Q1uAAAAMAAJ&redir_esc=y&hl=ja 
  4. ^ ヴァン・ドリーム, ジョージ (2007). “Endangered Languages of Bhutan and Sikkim: East Bodish Languages”. In Moseley, Christopher. Encyclopedia of the World's Endangered Languages. Routledge. p. 295. ISBN 0-7007-1197-X. https://books.google.co.jp/books?id=6LoNl7ZRO70C&redir_esc=y&hl=ja 
  5. ^ ヴァン・ドリーム, ジョージ (2007). Matthias Brenzinger. ed. Language diversity endangered. Trends in linguistics: Studies and monographs, Mouton Reader. 181. Walter de Gruyter. p. 312. ISBN 3-11-017050-7. https://books.google.co.jp/books?id=6p6b5GQ4Q4YC&redir_esc=y&hl=ja