ニッキー・バット

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ニッキー・バット
2015年のバット
名前
本名 ニコラス・バット
愛称 ニッキー
ラテン文字 Nicky BUTT
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
生年月日 (1975-01-21) 1975年1月21日(49歳)
出身地 ゴートン英語版
身長 178cm
体重 72kg
選手情報
ポジション MF (DMF, CMF)
利き足 右足
ユース
1991-1992 イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッド
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1992-2004 イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッド 270 (21)
2004-2010 イングランドの旗 ニューカッスル・ユナイテッド 134 (5)
2005-2006 イングランドの旗 バーミンガム・シティ (loan) 24 (3)
2010-2011 香港の旗 南華足球隊 3 (1)
1992-2011 通算 431 (30)
代表歴
1992-1993  イングランド U-18 5 (0)
1992  イングランド U-19 1 (0)
1994-1996  イングランド U-21 7 (0)
1997-2004 イングランドの旗 イングランド[1] 39 (0)
監督歴
2012-2016 イングランドの旗 マンチェスター・U ユース
2014 イングランドの旗 マンチェスター・U(アシスタント)
2016-2020 イングランドの旗 マンチェスター・U アカデミー
2016-2017 イングランドの旗 マンチェスター・U U-23(暫定監督)
1. 国内リーグ戦に限る。2021年5月14日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ニコラス・"ニッキー"・バットNicholas "Nicky" Butt, 1975年1月21日 - )は、イングランドマンチェスターゴートン出身の元同国代表サッカー選手、現サッカー指導者。現役時代のポジションはMF(主に守備的ミッドフィールダー)。

クラブ歴[編集]

マンチェスター・ユナイテッドFCでは「Fergie's Fledglings(アレックス・ファーガソンの雛鳥)」として、特にデイヴィッド・ベッカムガリーフィルのネヴィル兄弟、ポール・スコールズライアン・ギグスと共に「Class of 92(92年組)」と呼ばれた選手の1人。1992年11月21日のオールダム・アスレティックFC戦でポール・インスとの交代でトップチームデビューすると、1994-95シーズンに公式戦合計35試合に出場しレギュラーの座を掴んだ[2]。以降13年間で通算387試合に出場し、6度のリーグ優勝をはじめ数々のタイトル獲得に貢献した。

2004年1月にはトランスファーリクエストを提出するが、ファーガソンの希望により残留する。自身の故障やクラブが同年夏にリアム・ミラーを獲得したこともあり、7月29日にニューカッスル・ユナイテッドFCへ加入[3]。移籍金は推定約250ポンドで、ガリー・スピードを放出したクラブと4年契約を締結した。マグパイズでの初年度は28試合に出場し1得点を記録する。

スコット・パーカーエムレ・ベロゾールの加入もあり、2005-06シーズンバーミンガム・シティFC期限付き移籍[4]2007-08シーズン以降3年間は再びニューカッスルでプレーし、アラン・シアラー引退後は主将も務めた。2008-09シーズンの結果クラブはチャンピオンシップへ降格となったが、アラン・スミスケヴィン・ノーランらと共に残留し翌2009-10シーズンは2部で戦った。自身最後のシーズンは負傷に悩まされて出場機会が減少したが、クラブはチャンピオンシップで独走しリーグ優勝。1年でのプレミアリーグ復帰を見届けた後、現役引退を表明した。

2010年12月1日、香港1部南華足球隊と3か月の短期契約を締結する[5]

代表歴[編集]

グレン・ホドル監督によりイングランド代表に初招集され、1997年3月27の親善試合・メキシコ戦でスティーヴ・マクマナマンに代わって投入されデビューし2-0の勝利で飾った。

指導歴[編集]

2012年10月21日、マンチェスター・ユナイテッドFCのユースに指導者として帰還した[6]。2014年4月23日にはライアン・ギグス暫定監督の下でトップチームのアシスタントコーチに就任する[7]

2016年2月16日より、ブライアン・マクレアーに代わりアカデミーの責任者を務める[8]。2019年7月22日、オーレ・グンナー・スールシャール監督の下でスタッフが再編され、ファーストチームの育成部門のトップに就任する[9]

2021年3月24日、9年間指導者として所属したユナイテッドを退団することが発表された[10]

人物[編集]

イングランド8部リーグに所属するサルフォード・シティFCを92年組のメンバーと共に買収。8月には同メンバーでチームを組み親善試合を行った[11]

2019年4月16日に別居中の妻に対する暴行の疑いで逮捕されるが、翌年2月に証拠不十分により不起訴となった[12]

タイトル[編集]

クラブ
マンチェスター・ユナイテッド
ニューカッスル・ユナイテッド
南華足球隊
U-18イングランド代表
個人

脚注[編集]

  1. ^ “Nicholas Butt - International Appearances” (英語). RSSSF. http://www.rsssf.com/miscellaneous/nbutt-intl.html 
  2. ^ ニッキー・バット、永遠に心に刻まれる名手。誰もが記憶する伝説のゴールとは?【マンU伝説の「ファーガソンの雛鳥たち」(2)】”. フットボールチャンネル (2019年4月25日). 2021年5月16日閲覧。
  3. ^ Newcastle sign Butt”. BBC Sport (2014年7月29日). 2021年5月16日閲覧。
  4. ^ Birmingham wrap up Butt loan deal”. BBC Sport (2005年8月3日). 2021年5月16日閲覧。
  5. ^ Nicky Butt signs three-month deal with South China FC”. BBC Sport (2010年12月1日). 2021年5月16日閲覧。
  6. ^ Man Utd appoint Butt as reserves coach”. ESPN (2012年10月21日). 2021年5月16日閲覧。
  7. ^ ギグス暫定監督のユナイテッド、再建を目指しクラブOBが集結”. ゲキサカ (2014年4月24日). 2021年5月16日閲覧。
  8. ^ Man Utd: Nicky Butt appointed head of academy at Old Trafford”. BBC Sport (2016年2月16日). 2021年5月16日閲覧。
  9. ^ Manchester United: Nicky Butt promoted to head of first-team development in reshuffle”. BBC Sport (2019年7月22日). 2021年5月16日閲覧。
  10. ^ Nicky Butt to leave Manchester United in search of ‘new professional challenge’”. Evening Standard (2021年3月24日). 2021年5月16日閲覧。
  11. ^ マンUの92年組、買収した8部リーグのサルフォードに親善試合で完敗”. サッカーキング (2014年8月8日). 2021年5月16日閲覧。
  12. ^ マンUバット氏、暴行罪での起訴は証拠不十分で取り下げに…昨年4月にDV容疑で逮捕”. サッカーキング (2020年2月19日). 2021年5月16日閲覧。

外部リンク[編集]