ニセ医学

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ニセ医学(ニセいがく、偽医学)とは、科学的・医学的根拠に基づかない考え方による医学の様な概念。しかし、定義は定まっておらずニセ医学と根拠に基づく医療の境界は曖昧と指摘されているが、「標準治療ではないある民間療法」の総称とする考えがある[1]。類似の概念には疑似科学がある。なお、国家資格を有した医師が行う偽医療代替医療は、当該概念には含まれない。

医師が行う治療行為に対する不満や不安が要因となり、患者がニセ医学に惑わされる原因となっている[2]

問題点[編集]

中には治療効果があると謳うものがあり医師法薬機法に違反しているとの批判もある。正しい医学(医療)の代替療法や併用療法として実施される事が多く、患者や家族が主治医に相談せず独自に実施しし、通常の治療(標準治療)を否定して治る病気を悪化させたり[3]、死亡事故が発生している。

アンケート[編集]

2015年に日経メディカルオンラインが医師3322人に対して行ったアンケート[4]によれば、

  • 「ニセ医学」との言葉と意味の双方を知らない --- 24.1%(801名)
  • 「ニセ医学」との言葉を知っているが意味を知らない --- 17.4%
  • 「ニセ医学」との言葉と意味の双方を知っている --- 58.5%

と、医師であっても認知度は低い[4]

また、アンケートで「ニセ医学」と聞いて思い浮かべるのは、

  1. 広告過剰なサプリ/健康食品 360票
  2. がんもどき理論 255票
    • がん放置療法。例えば、近藤誠『あなたの癌は、がんもどき』[5]
  3. 的療法(祈祷、手かざし) 222票
  4. ホメオパシー 101票
  5. 癌の免疫療法 81票

であった[4]

見極め方[編集]

厚生労働省は、正しい情報の見極め方を下記の様に示している[6]

情報を見極めるための10か条
  1. 「その根拠は?」とたずねよう
  2. 情報のかたよりをチェックしよう
  3. 数字のトリックに注意しよう
  4. 出来事の「分母」を意識しよう
  5. いくつかの原因を考えよう
  6. 因果関係を見定めよう
  7. 比較されていることを確かめよう
  8. ネット情報の「うのみ」はやめよう
  9. 情報の出どころを確認しよう
  10. 物事の両面を見比べよう

脚注[編集]

  1. ^ 増谷彩、医療者が「ニセ医学」と対峙する際に取るべき態度とは ─だまされても、患者の自己責任? 月刊保団連 2 2017. No.1232
  2. ^ 酒井健司、医療現場におけるニセ医学の傾向と対策 月刊保団連 2 2017. No.1232
  3. ^ 左巻健男、ニセ医学を見抜くセンスのために 月刊保団連 2 2017. No.1232
  4. ^ a b c d 医師3322人に聞く「ニセ医学」前編 「ニセ医学」と聞いて思い浮かぶのはアレ 「現代医学とニセ医学は紙一重」? 日経メディカルオンライン 2015年12月17日配信
  5. ^ 近藤誠『あなたの癌は、がんもどき』梧桐書院、2010年12月7日、ISBN-9784340120024。
  6. ^ 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省

関連項目[編集]

外部リンク[編集]