ニコニコ超会議

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ニコニコ超会議
会場となる幕張メッセ
会場となる幕張メッセ
イベントの種類 参加型複合イベント
通称・略称 超会議
正式名称 ニコニコ超会議
開催時期 4月下旬
初回開催 2012年4月28日
会場 幕張メッセ(第1回〜)
主催 ニコニコ動画・株式会社ドワンゴ
後援 千葉市(第3〜7回)
経済産業省(第2〜5回)
総務省(第2回〜)
農林水産省防衛省(第4回〜)
文化庁千葉県(第5回〜)
世界コスプレサミット(第5・7回)
日本ネットクリエイター協会(第6回〜)
協賛 NTT(超特別協賛)
#コンパス〜戦闘摂理解析システム〜スズキ(特別協賛)
日本航空エスクリカゴメ日清食品サッポロビール大和証券リクルートタカラレーベン東武トップツアーズ花王ヤマト運輸(協賛)
運営 ©niwango,inc. All Rights Reserved.
来場者数 154601人(公式発表・第6回)
最寄駅 海浜幕張駅
直通バス 東京(東京駅羽田空港銀座駅)・横浜(YCAT)・成田空港
新宿駅渋谷駅(幕張メッセ中央発のみ)
公式サイト

ニコニコ超会議(ニコニコちょうかいぎ)とは、株式会社ドワンゴが主催するニコニコ動画の「会議」(オフラインミーティング)を自称した参加型複合催事である。コンセプトは「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」。千葉県千葉市美浜区幕張新都心)の幕張メッセが会場となる。

概要[編集]

ニコニコ動画関連新機能等の発表会を含めたニコニコユーザー向け総合イベントで、会場内で一般のニコ生と呼ばれる放送を行う部屋の屋主にへの比喩として、(ニコ)生主がニコニコ生放送を行うことも可能である[1]。コスプレでの参加も可能であり、性別を問わず多くのコスプレイヤーやアイドルファンも訪れる[2]

主な開催内容[編集]

2012年に開催された第1回では「ガチムチパンツレスリング」シリーズに登場する元ポルノ俳優のビリー・ヘリントンがスペシャルゲストとして来日。翌2013年に開催された第2回にも来日した。また、avexとのコラボ企画も行われ、TM NETWORKの「I am」発売記念で、メンバーの小室哲哉AAA日高光啓小室みつ子浅倉大介デーモン閣下が出演して、ライブやトークが披露された。

「超踊ってみたブース」では2日間にわたって「全国統一踊ってみたオフ」、「踊ってみたレッスン」、「踊ってみた耐久レース」、「超会議踊ってみた振り付け選手権」、「超会議地方対抗ソロバトル」などが開催される[3]

「痛Gふぇすた」、「痛車天国」[4]など会場内では多くの催し物が共催される。「THE VOC@LOiD 超M@STER」や「博麗神社例大祭 超濃縮版」では、成人向け関連の頒布は千葉県青少年健全育成条例上の理由により禁止されている。

2013年に開催された第2回の「ニコニコ超会議2」では、自由民主党民主党(現:国民民主党など)、日本維新の会日本共産党などの政党が出展した。また、内閣総理大臣安倍晋三も訪れ、自衛隊ブース、自民党ブースを視察した[5]

2014年に開催された第3回の「ニコニコ超会議3」では、大相撲幕張巡業、しんかい6500AH-64D アパッチ・ロングボウの実物展示が行われた。また、前年に引き続き内閣総理大臣の安倍晋三も来場した。

2015年に開催された超会議では、「ニコニコ超会議4」ではなく「ニコニコ超会議2015」という表記になり、今後も年号表記となる。「ニコニコ超会議2015」では、ついに幕張メッセの全ホールを使用して[6]行われるに至り、スポーツでは前年好評だった大相撲幕張巡業も開催され、人気MAD動画である「SUMOU」の再現が行われる他、プロレス団体DDTの協力でプロレス興行も実施。実物の展示はPAC-3タルボサウルスの化石、パブロ・ピカソの絵画が展示された。また、日本航空日産自動車も出展。若年層へのアピールへの場として活用している。またゲーム実況では、フジテレビONEのテレビ番組『ゲームセンターCX』と任天堂とのコラボ企画も行われ、「実況主」の他、「課長」こと有野晋哉、任天堂代表取締役専務・宮本茂も出演。新作ゲーム「スーパーマリオメーカー」を披露している。一方で、第18回統一地方選挙が行われた影響により、公職選挙法抵触を嫌って政党の出展辞退が相次いだ。なお、第3回まで超会議と同日に行われてきたニコニコ超パーティーは企画の分割に伴い、2015年以降は幕張ではなくさいたまスーパーアリーナで秋に開催されることになった。

2016年に開催された超会議「ニコニコ超会議2016」は、幕張メッセの全ホールに加え、千葉マリンスタジアム[7]も使用することとなった。大相撲巡業は行われないが、4月29日のプロ野球公式戦・千葉ロッテマリーンズ北海道日本ハムファイターズ戦の座席を一部開放し、小林幸子がバズーカ砲で始球式を行った。NHKも「超・真田丸」ブースを設置し、出演者によるトークショーが行われた。また、千本桜を題材とした新作歌舞伎の上演も行われる。スポンサー関係では、auKDDI)が超特別協賛から降板し、日本電信電話(NTT)が新たな超特別協賛社となった。一方で、熊本地震の影響により一部の出演者に辞退が生じたり、イベントの一部中止が発生した[8]

2017年に開催された超会議「ニコニコ超会議2017」は、2年ぶりに大相撲幕張巡業が開催された。人気MAD動画である「SUMOU」の再現が行われたが、注目の日本人横綱である稀勢の里寛は、大相撲平成29年3月場所13日目で左上腕部の筋損傷のけがを負ったため、超会議場所に参加しなかった。30周年を迎えるアイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテストが初めて出展した。日本航空は、ダグラス DC-8「FUJI」の機首展示を行った。京浜急行電鉄では、品川駅から京急久里浜駅までの今と昔を比較した展望動画を放映したほか[9]JOYSOUNDとのコラボレーションで、列車の本物の部品を使ったカラオケルームの制作を発表した。そのほか、ビートたけしがトークショーで毒舌を発揮した[10]。最終的な会場来場者数は15万4601人と、過去最大であった一方、ネット来場者数は505万9967人と大幅に減少した。

2018年に開催された超会議「ニコニコ超会議2018」は、日本テレビの演芸番組『笑点』の公開収録が行われ、この模様は5月13日に放送された[11]。ニコニコ生放送とコンテンツが競合している箇所が多い、AbemaTVを運営しているサイバーエージェント藤田晋社長がトークショーを行った。しかし、大相撲巡業はスキャンダルの発覚により行われず、森友加計学園問題等の諸問題により、すべての政党が出展を取りやめる事態となった。さらに、コスプレイヤーが消臭スプレーを不特定多数に撒き散らした傷害事件が発生している。それでも最終的な会場入場者数は16万1277人と過去最高を記録し、ネット来場者数も612万1170人とV字回復を達成した。

イベントの歴史[編集]

各回のブースの詳細などについては公式サイトやニコニコ大百科の記事を参照

開催日 開催名 キャッチフレーズ 会場来場者数 ネット来場者数 収支 備考/他
2012年4月28日 - 29日 ニコニコ超会議 集まれば、強くなる 9万2384人 347万766人 4億7081万25円の赤字
2013年4月27日 - 28日 ニコニコ超会議2 つくるのは、あなたです。 10万3561人 509万4944人 8854万2000円の赤字
2014年4月26日 - 27日 ニコニコ超会議3 全員主役 12万4966人 786万4158人 7039万3314円の赤字 この回までは、ニコニコ超パーティー分が含まれる
2015年4月25日 - 26日 ニコニコ超会議2015 この国には、たくさんのネ申がいる 15万1115人 794万495人 4626万6656円の赤字 この回以降、ニコニコ超パーティー分は含まれない
2016年4月29日 - 30日 ニコニコ超会議2016 この場所は、みんなのキセキ 15万2561人 554万8583人 3億9084万3616円の赤字
2017年4月29日 - 30日 ニコニコ超会議2017 この景色の中に、あたらしい「いま」。
(題字:鈴木敏夫
15万4601人 505万9967人 (非公表)
2018年4月28日 - 29日 ニコニコ超会議2018 キミの日常は、誰かの特別。 16万1277人 612万1170人

ニコニコ超会議号[編集]

2014年4月25日から26日にかけて運転されたニコニコ超会議号
2012年のミステリートレインに使用された485系「宴」

ニコニコ超会議号は向谷実が代表を務める向谷倶楽部の企画により、ニコニコ超会議の開催に合わせて運行されている団体列車である。

「ニコニコ超会議3」までは、電気機関車に牽引された24系客車JR東日本青森車両センター所属、5両+電源車)を使用し、大阪駅長岡駅経由上野行きの夜行列車として運行されていた。JR西日本線からJR東日本線へ直接入れる遠回りのルート(直江津駅経由)を取っているが、これはJR東海機関士が所属しておらず、客車列車の通過が禁止されている為であった[12][13][14]

走行ルート:大阪駅→西日本旅客鉄道東海道本線京都駅→同湖西線→同北陸本線→東日本旅客鉄道信越本線長岡駅(スイッチバック・機関車交換)→同上越線→同高崎線→同東北本線上野駅

2012年のみ小山車両センター所属485系ジョイフルトレイン」を使用して品川駅海浜幕張駅行きの「ミステリートレイン」も運転されている[15]

「ニコニコ超会議2015」では、北陸新幹線金沢開業により北陸本線がJRから経営分離され第三セクター化したことで従来の直江津経由では運行できなくなり、JR東海の客車列車通過禁止措置も重なり、ブルートレインでの運行が不可能となった為、2012年に「ニコニコ超会議」で行っていた、お座敷列車による品川 - 海浜幕張間での運転のみを2015年4月25日に運行した。使用車両は高崎車両センター所属485系「[16]

「ニコニコ超会議2016」では、秋田車両センター所属583系N1+N2編成を使用して大阪→海浜幕張間を東海道本線(先述のJR東海区間含む)および東海道貨物線武蔵野線経由で運行された[17]。583系の車内は開放3段式のB寝台に変換できるボックス席が設けられているが、進行方向右側のみ寝台に変換。左側はボックス席のままで休憩用スペースとして使われた[18]

「ニコニコ超会議2017」では、前年使用された583系が2017年4月8日に引退・廃車された事や、185系など団体で使用できる列車が使えなかったため、企画が中止された[19]

「ニコニコ超会議2018」では大井川鐵道が2018年4月21日-同年4月26日まで「ニコニコ超会議号」のヘッドマークを掲示しての運行を行った[20]

関連イベント[編集]

脚注[編集]

  1. ^ UstreamやYouTube Liveなどといったニコニコ生放送以外での生放送を行うことは禁じられている。
  2. ^ 超会議に居たコスプレイヤーたち\0-0/ ニコニコニュース 2013年4月28日(日) 16時02分配信
  3. ^ 「ニコニコ超会議2」超踊ってみたブースでくまモンやドアラが踊り狂います マイナビニュース 2013/04/09 2013年4月12日閲覧。
  4. ^ 「痛Gふぇすた」は、主催であった『痛車グラフィックス』の休刊に伴い2016年をもって終了。2017年から「痛車天国」が事実上の後継イベントとして開催されている。
  5. ^ 「ニコ動」の祭典が開幕 企業・政党・自衛隊が存在感 協賛・出展は昨年比2倍、安倍首相も大サービス 日本経済新聞 2013/4/27 22:05
  6. ^ 従来は9 - 11ホールが幕張メッセがベイエフエムと共催している「プラレール博 in TOKYO」の開催時期と被っていた。
  7. ^ 開催当時はQVCマリンフィールド。同年11月からZOZOマリンスタジアムに名称を変更。
  8. ^ 当日配布されたガイドブックによると、「超演奏してみた」ブースでの自衛隊音楽隊出演中止と、「向谷実プロデュース超鉄道」ブースでの「JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」」の運休の影響に伴う入線生中継の中止等が挙げられている。
  9. ^ ニコニコ超会議2017「超鉄道」京急電鉄が「今と昔の京急」比べる動画を放映 マイナビニュース 2017年4月29日
  10. ^ ビートたけし『ニコニコ超会議』に降臨 毒舌連発で観客圧倒 オリコン 2017年4月29日
  11. ^ 日本テレビ他で放送される前座番組の『もう笑点』も幕張メッセで収録。笑点が千葉県で収録を行ったのは今回が初めてで、イベント会場での収録は2001年8月の山口きらら博での収録以来17年ぶり。
  12. ^ 「ニコニコ超会議号」運転”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2012年4月28日). 2016年5月1日閲覧。
  13. ^ 「ニコニコ超会議号」運転”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2013年4月28日). 2016年5月1日閲覧。
  14. ^ 「ニコニコ超会議号」運転”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2014年4月27日). 2016年5月1日閲覧。
  15. ^ 「宴」によるミステリートレイン運転”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2012年4月29日). 2016年5月1日閲覧。
  16. ^ “ニコニコ超会議号、ブルートレインから「華」へ - 品川〜海浜幕張間で運転”. マイナビニュース (マイナビ). (2015年3月18日). http://news.mynavi.jp/news/2015/03/18/210/ 2015年3月20日閲覧。 
  17. ^ 団体臨時列車「ニコニコ超会議号」、583系で運転”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2016年4月30日). 2016年5月1日閲覧。
  18. ^ 草町義和 (2016年4月30日). “「ニコニコ超会議号」関西発の夜行運転が復活…JR東海の線路を初走行”. Response.. 2016年5月2日閲覧。
  19. ^ chokaigi_trainのツイート(841966510054678528)
  20. ^ “ニコニコ超会議に今年も参戦します!!” (日本語) (プレスリリース), 大井川鐵道, (2018年4月19日), オリジナル2018年4月22日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20180422023146/http://oigawa-railway.co.jp/archives/13767 2018年4月23日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]