ナミゲンゴロウ

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ナミゲンゴロウ
ゲンゴロウ
オオゲンゴロウ
Predaceous diving beetle.jpg
保全状況評価
絶滅危惧II類環境省レッドリスト
Status jenv VU.png
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目(鞘翅目)
Coleoptera
亜目 : オサムシ亜目
Adephaga
上科 : オサムシ上科 Caraboidea
: ゲンゴロウ科 Dytiscidae
亜科 : ゲンゴロウ亜科 Dytiscinae
: Cybistrini
: ゲンゴロウ属 Cybister
: ゲンゴロウ C. japonicus
学名
Cybister japonicus
Sharp, 1873
Cybister chinensis
Motschulsky, 1854
和名
ゲンゴロウ
ナミゲンゴロウ
オオゲンゴロウ
ホンゲンゴロウ
タダゲンゴロウ

ゲンゴロウナミゲンゴロウ、オオゲンゴロウCybister japonicus、並源五郎)は、コウチュウ目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ亜科ゲンゴロウ族ゲンゴロウ属水生昆虫[1]。単にゲンゴロウという時にはゲンゴロウ類の総称であることもあるが、本種のことを指す場合もある[1]

分布[編集]

日本各地(北海道本州四国九州)と朝鮮半島台湾中国シベリアに分布し、垂直分布範囲も幅広い[1]

日本では水田が身近であり、そこに棲む本種は1950年代ごろまでは日本各地の池や水田に普通に生息していた[2][3]。そのようなこともあり、「田んぼの昆虫」といえば本種とタガメが代表格として挙げられたほか[4]、小学校の教科書でも身近な昆虫として扱われていたように[3]、本種は昔から親しまれてきたが、近年水田の農地改良による餌生物の減少や生息地の分断、池沼の埋め立て、護岸により幼虫が蛹になるために上陸することができないこと、農薬水質汚染ため池におけるブラックバスアメリカザリガニの無差別放流などで全国的に激減し、かなりの珍品になってしまった[4]。現在、近畿地方以西の西日本の大半では山里の池沼に行かないとその姿を見ることはできず[3]、本種は山間部の人里にほど近い場所で、自然が保たれている池沼に見られる程度で、「本種を探す」意気込みがないと見つけにくくなっている[2]

1950年代から1970年代初めにかけてBHCピレスロイド系、パラチオンなど、強毒性農薬の使用で大きなダメージを受け、その災禍を免れて生き残ったゲンゴロウも水田の乾田化により、水田への水張から土用干しまでの期間の短縮が行われた結果、田植え後に産卵され孵化した幼虫は上陸前に水がなくなって乾燥死してしまうようになったため、水田ではゲンゴロウの生活史をカバーできなくなった[3]。また、都市近郊だけでなく山間部の水田でものコンクリート化が行われ、畔の草の中で暮らしていたバッタカエルが姿を消すとともに、ゲンゴロウやヘイケボタルなどは蛹化するために上陸して潜る場所を失っていった[3]。現在では恵まれた環境の池を除けば、水田の横の素掘りの溝が残っているような棚田でしか生息できなくなったが、その溝も圃場整備が進み消えつつある[3]

そして、最近ではブラックバスによる食害が本種の減少に拍車をかけており、実際に秋田県で駆除のために捕獲されたオオクチバスの胃から本種成虫やガムシオオコオイムシなどが出てきている[3]。また、アメリカザリガニによる食害や、1990年代以降にペットとしての需要が高まったことで業者やマニアによる無秩序な採集により、残った生息地でも生息地の破壊による絶滅及び個体数の激減が起きている[3]

かつては長野県東北地方の一部など、地方によっては食用にされるほど高密度で生息し、他産する生息池の水を秋に落とした際には多数採集できた[3]、ゲンゴロウ類の代表種である本種も2017年現在は絶滅危惧II類 (VU)環境省レッドリスト)に指定されている[5]。生息地の消滅、個体数の減少の度合いは多摩地域での1970年代の記録が最後の記録とされている東京都[6][7]神奈川県[注釈 1]千葉県[注釈 2]滋賀県絶滅[注釈 3]、また大阪府[注釈 4]和歌山県[注釈 5]佐賀県[注釈 6][13]などでも絶滅したとみられ、そして群馬県では群馬県希少野生動植物の種の保護に関する条例により「特定県内希少野生動植物種」に指定され採集禁止となるなど[14]、同じレッドデータブック記載種であるタガメを凌ぐ深刻さである。同様に後述する近縁種も減少が著しく、マルコガタノゲンゴロウのように本種以上に危機的状況に晒されている種もある。一方で青森県秋田県などの東北地方や長野県・山梨県新潟県など一部の地域においてはまだ多産地が残っており、平地の沼や水田でも本種の姿を見ることができる場合がある[3]

本種は和名がゲンゴロウ科全般を指す場合と区別しにくいため、特に本種を指す場合は「タダゲンゴロウ」「ナミゲンゴロウ」「オオゲンゴロウ」「ホンゲンゴロウ」、またこれらを略して「タダゲン」「ナミゲン」「オオゲン」「ホンゲン」などの愛称で呼ばれることが多い[1][2]

特徴[編集]

成虫の体は全長34 - 42mmの比較的平たい卵形で[1]、ゲンゴロウ類としては最大級である[2]。体色は緑色か暗褐色で光沢があるが[1]、♀は細かいしわが多数あるため[15]、光沢が弱くなる[1]。頭楯・前頭両側・上唇・前胸背および上翅側縁部は黄色から淡黄褐色で、この上翅の黄色帯は肩部を除き側縁には達せず、翅端に向かって徐々に細くなり、翅端部には不明瞭な雲状紋がある[1]。頭部は前頭両側の黄色部の内方に浅いくぼみがあり、前胸背は♂では前縁部に点刻がある他は滑沢だが、♀では全面的にしわがある[1]。上翅には3条の点刻列があり、♂では滑らかだが♀では翅端部以外に密なしわがある[1]。触角・口枝は黄褐色、脚は黄褐色から赤褐色で、符節はやや暗色になる[1]。雌雄とも後肢付節には両側に遊泳毛がある[1]。腹面は黄色から黄褐色で光沢が強く、前胸腹板突起・後胸内方・後基節内方は黒色である[1]。♂の交尾器中央片は先端部は単純で、急に細くなる[1]

幼虫は細長い紡錘形で体長は63.7 - 77.9mm、単眼は6対、触角は6 - 9節である[16]。背面は灰褐色あるいは黄褐色で、黒色の斑点が散在する[16]。側面と腹面は白色から灰白色だが、頭部や前胸・腹部第7節及び第8節は黄褐色あるいは暗褐色となり、脚は黄褐色[16]ゲンゴロウ属各種の幼虫では、頭楯の前縁はW字型に切れ込むが、その切れ込みの両端の隆起は他種に比べて強い[16]

生態[編集]

ヒルムシロオモダカなどの水生植物が豊富な池沼放棄水田湿地に生息する[1]

成虫は活動期の春から秋頃(水温が25度前後に上昇する4月頃から)に交尾し[15]、♀成虫はホテイアオイオモダカ類、コナギ、[セリ]]、コウホネカンガレイヒルムシロなど、直径5mm前後で内部がスポンジ状になった[15]、いわゆる水田雑草を含む水草の茎に直径約2 - 4mmの円形の噛み傷を付け[15]、茎内部の組織内に1、2個産卵する[17][15][1]。♀成虫は飼育下で餌を十分に与えられている場合、1シーズンに約30個 - 60個産卵するが、飼育密度が高いと♀1匹あたりの産卵数、孵化率が目減りする[2]。♀の腹端には出し入れできる左右に扁平な産卵管があり、それを噛み傷に挿し込み産卵する[17]。ただし、イネの茎は表面が固すぎるのと、ストロー状で産み付けた卵が茎の中にとどまらないことから、イネの茎には産卵しないようである[17]。植物組織が腐敗して繊維だけになっても卵は孵化できるため、植物組織内に産卵するのは、魚などの天敵に捕食されるのを避けるためだと考えられる[3]

卵は幅約1mm、長さ約13mmの細長い形で、産卵後約2週間程度で孵化する[15]幼虫は細長い体をしており、孵化直後の1齢幼虫は体長約25mm(卵の全長の約2倍)で、脱皮して体長約40mmの2齢幼虫に変態し、さらにもう1回脱皮してチア超約60mmの3齢幼虫(終齢幼虫)に変態する[17]。脱皮は水中で行い、まず胸部の背中側が中心から割れ、その割れ目が前後に広がるとともに幼虫の胸部・頭部が抜け殻から抜け出し、最後に腹部が抜けて脱皮完了となる[17]。終齢幼虫(3齢幼虫)は成虫の体長のほぼ2倍(上陸直前では胴径約1cm、体長約8cm)にまで成長する[15][17]。頭部には外部からも目立ち小動物の捕獲に適した鎌状に長く伸びた鋭い大顎が発達しているが、これは成虫と違い、ほぼ完全に生きた獲物の捕食に依存して成長するために発達した、獲物の捕獲に特殊化した器官である[15]。幼虫期間は孵化から上陸まで約40日間だが、水温が低かったり、エサが不足すると長期化する[17]。また、幼虫期間中に生息地の田んぼなどの水が干上がると乾燥死する[17]

幼虫は非常に凶暴なプレデターで、動くものなら何でも襲って捕らえ、激しく共食いをする[4][2]。1齢幼虫は主にミジンコアカムシボウフライトトンボ類のヤゴなどを、2齢幼虫・3齢幼虫はホウネンエビドジョウメダカキンギョなどの小魚オタマジャクシ類、ヤゴなどの水生昆虫類、小さなカエル類、水面に落ちた昆虫類、飼育下ではバッタコオロギなどの昆虫類を食べる[17]。飼育下ではコオロギなどの昆虫類を与えないと羽化率(成虫まで育つ割合)が低くなるようである[17]

大顎注射針状になっており、獲物に食いつくと獲物を麻痺させる消化液を同時に体内に注入し、体液と、消化されて液状化した筋肉や内臓などの組織を毒と消化液の注入に使われた大顎内の管から吸収し、口の入り口の毛で固形物をろ過して除き、消化管に飲み込む[15]。このため、幼虫自身の体の大きさに比べて比較的大きい獲物まで瞬時に麻痺させて捕食することができる上、幼虫に咬まれると、ヒトの指でも消化液による組織の壊死を起こしたり、それによる重症の蜂窩織炎にまで至る症例が報告されているので、安易に素手を近づけることは極めて危険である。

水中に適応したゲンゴロウでも、一生全てを水中で過ごすわけではなく、成熟した終齢幼虫は孵化から約40日ほど経つと、日没後約1, 2時間後に上陸する[17]。上陸が近づくと、幼虫は餌に見向きもしなくなり、飼育下では飼育容器の中を泳ぎ周り、出たがる様子を見せる[15]。適当な場所を見つけると固くなった頭部と胸部をスコップのように使って土中に潜り[17]、直径4cmほどの球形の蛹室を形成し、約8日 - 10日間の前蛹期を経て、約25分間の脱皮で蛹化する[17]。飼育環境では、斜面が土であればかなりの角度でも登ることがわかっている[4]。なお、蛹化に際してはあまり水際から離れない場所の土に潜る[4]は蛹化後約10日 - 2週間後に約2時間の脱皮で羽化[17]、羽化後1週間前後経過すると地上に這い出してくる[15]。新成虫は8月 - 10月に出現する[1]

成虫は、水の抵抗の少ない流線型の体型、効率よく水を掻くことのできるようにブラシ状の毛の生えた長く太い後脚、水中での呼吸用の空気を溜めることのできる構造など、遊泳に非常に適した体の構造を持つ[17]。このため水生昆虫の中でも特に遊泳能力に優れており、獲物を求めて活発に泳ぎ回る[17]。2本の後脚を同時に動かし、ボートのオールを漕ぐように上手に泳ぐ[17]

成虫は幼虫と同様肉食性であり、爪のある前脚と中脚で、弱った小魚や甲殻類・水生小動物などの獲物を捕獲し、強力な顎で肉をかじって食べる[2]。餌は幼虫とは異なり、死んで間もなかったり弱った小魚などの小動物や昆虫を摂食することが多いが、飢えている場合は共食いすることもあり、健康な個体を捕食する例も確認されている[17]。また、小型のゲンゴロウ類とナミゲンゴロウを同じ水槽で飼育すると、小型のゲンゴロウ類はナミゲンゴロウに捕食されてしまう[17]。匂いに非常に敏感であり、水面に落ちた昆虫や傷ついたの匂いなどを感じ取ると、遠くから集まってくる[17]。顎の力は非常に強く、口から消化液を吐き出して獲物を溶かしながら齧り取る[17]

夜間は活発に飛び回り、水系間を移動するのに使われたり、また灯火などにも飛来する[18]。飛翔に関してはいったん上陸してからでないと飛び立てない[18]

成虫で越冬[18]、成虫は水生昆虫の中でも寿命が長く、飼育下では約3年程度生きる場合もある[15]。越冬についてはよくわかっておらず、凍結した水面のすぐ下で活動しているのが観察されているケースもある[18]。屋内での飼育下では特別な処置がなくとも問題がないため、はっきりとした越冬行動は持たないとする見方もある[18]

よく水から陸上に上がって甲羅干し行動をとるが、これは体温調節・殺菌飛翔の準備などのためだと考えられており、飼育下でこの行動を阻害すると、ミズカビ類などの水生菌による感染症を起こしやすくなる[17]

♂の前脚の跗節には一部が扁平に拡大して下面にいくつかの吸盤があり、交尾に際してはこれで♀の背面に吸着する[17]。また、♂の背面が滑らかなのに対して♀の背面には細かいしわや溝があり、これも交尾に際して♂が掴まりやすくするのに関係した適応と考えられる[17]

♂は少しでも多くの子孫を残そうと1匹でも多くの♀と交尾しようとするが、メスは2回も交尾すれば蓄えられた精子でそのシーズンに産むほとんどの卵を受精させることができる(飼育下では1度しか交尾しなかった♀は、シーズン後半に未受精卵を生むようになった)ことと、交尾中は後述のように十分な酸素を取り込むことができないためか、交尾後時間の経っていない♀は♂が近づくと水草や水底の枯葉の下などに逃げようとする[17]。これに対して♂は前脚の吸盤を♀の背中に付着させ、逃げられないように重なる[17]。交尾時間は長く、14回測定したところ交尾時間の平均は162分であった[17]。♂は長い時間をかけて、♀の交尾器内に精包を作る[17]。長い交尾中はたいてい♂が上になり、♀は腹端を通して新しい空気を間接的に取り入れなければならない[17]。交尾中に十分な酸素を取り込むことができないためか、繁殖期には♀の死亡率が高くなる[17]

成虫は空気呼吸であり、翅の下に空気を溜めている。しばしばこの空気の一部を尾端から気泡として水中に突出させているのが観察され、この気泡内の空気中の空気の酸素分圧が下がり二酸化炭素分圧が上がると、水中に二酸化炭素が溶け出して逆に酸素が気泡の空気中に入り込む。このため、いったん翅の下に空気を取り込んで潜水すると、そこに元々含まれていた以上の酸素を得て長く潜水活動をすることができる[17]

飼育[編集]

飼育下でのゲンゴロウ。クリルを食べている。
飼育下でのゲンゴロウ終齢幼虫
終齢幼虫の頭部拡大

ペットとしてペットショップなどで販売されている[15]。丈夫で長寿な昆虫であるため、飼育は容易な種類である[2]

ナミゲンゴロウの場合、大型の飼育ケース(幅約40cm)の場合は5, 6匹、幅約60cmの観賞魚用大型水槽の場合は7, 8匹程度が飼育可能数の目安である[15]。さらに多頭飼育することも可能ではあるが、水がすぐに汚れるため推奨されない[15]。日本本土に生息するナミゲンゴロウの場合、保温装置は特に必要ない[18]

成虫は刺身煮干し熱帯魚用の冷凍赤虫ヨーロッパイエコオロギなどの昆虫類を弱らせたもの、ミールワームなどを与えるが[15]クリル熱帯魚餌用の乾燥オキアミ)はタンパク質の含有量が多く特によいようである[18]。また、死んだエビなども食べる[15]。生きたミナミヌマエビイシマキガイを水槽に入れておくと、ゲンゴロウの食べカスを食べてくれるので便利で、増殖した場合は幼虫の餌にもなる。体表や後脚にミズカビが生えるのを防いだり[17]、飛翔行動前に体を乾かすために甲羅干しを行う習性があるので、水面上に少なくとも10cmぐらいの空間ができるように水を入れ、流木ヘゴの支柱などを水面上に先端が突き出るように立て、甲羅干しができるような足場を作る[18]。水質安定や足場としての目的と、本来の生息域が水草の豊富な環境であるため、オオカナダモなどの水草も入れるのが望ましい[15]。肉食性が故に水が汚れやすいので、濾過装置の設置が望ましいが、この場合でも水質が悪化した場合は水替えが必要である[15][18]。直射日光は避ける[15]

ゲンゴロウ類の成虫はタガメなどとは異なり、いわゆるプレデターではなくスカベンジャーであり、生きた他のゲンゴロウや魚を積極的に襲うことは少ない[18][15]。そのため、複数飼育や他種ゲンゴロウ類、ドジョウメダカなどほかの淡水魚との混泳も可能だが、長期間餌を切らしたり、弱っていたりすると小型種や弱った個体、行動の鈍い魚などは食べられてしまうこともあるため、注意する[18]

幼虫は生き餌専食であるため成虫に比べて飼育が厄介で、共食いを防ぐため1匹ずつ分けて単独で飼わなければならないほか、餌も生きた獲物を用意しなければならない[15]。1齢幼虫にはボウフラアカムシを、2・3齢幼虫には小魚オタマジャクシヨーロッパイエコオロギなどを与える[15]多摩動物公園昆虫園では、ナミゲンゴロウの成虫、幼虫ともに、養殖したコオロギを与えて飼育することで好結果を得たと発表されている[19]。また足場にはオオカナダモなど足場になる水草を、脱皮の障害にならない程度に入れ、水深は5cm程度にする[15]。なお、幼虫は大型である上に毒牙を持つため噛まれると危険なので、取り扱いには注意する[15]脱皮が近い時期に幼虫を落とすなどして強いショックを与えると脱皮できずに死亡する恐れがあるため、世話をする際は必ず熱帯魚用のサランネットなどで幼虫を受け止める必要がある[15]。幼虫も成虫同様水の汚れが激しく、食べ残しはピンセットで取り除く必要があるほか、濾過装置がない場合、水の汚れが著しい場合は毎日水を全量交換する必要がある[15][18]

また本種は土中で蛹化するため、3齢幼虫の飼育時には柔らかくて粘りがあり、アリなどの小動物微生物が混入していない湿った土やピートモスクワガタムシ飼育用の昆虫マットなどで陸地を作るか、土の入った容器に幼虫を移すなどして上陸させる必要がある[15]。餌を食べなくなってから1日 - 2日間の間に上陸させないと蛹化できずに死亡する。土・ピートモスは水を含ませ手で握ったときにわずかに水滴が落ちる程度の水分量がよい[15]。また、幼虫は土に潜るのがそれほど得意ではないため、土の固さは指を差し込んでみて、簡単に指が沈み込む程度に柔らかいのが好ましい[15]

羽化後5日から1週間程度は蛹室に留まり、その後地上に這い出して活動を開始する[15]。活動開始後は水を入れた飼育ケースに移して飼育するが、羽化直後の新成虫は体が完全に硬化していないため、他のゲンゴロウとともに飼育すると捕食される恐れがある[15]。そのため、体が完全に硬化するまでは単独飼育し、エサを十分に与えて約10日後、翅を軽く触ってみて硬くなったのが確認できれば、他の個体とともに飼育しても問題ない[15]

分類[編集]

本種はデヴィッド・シャープ英語版によって Cybister japonicus として記載されたが、2007年にその学名は Cybister chinensis のシノニムであるとされた[20]。そのため、ITISの登録データにおいても、C. japonicusC. chinensis のシノニムであるとされている[21]

ゲンゴロウ属[編集]

本種が属するゲンゴロウ属 Cybister は、ゲンゴロウ科の中でも大型で、最も水中生活に適した一群である[22]。体形は卵型で、前胸腹板突起の先端は鋭くとがり、♂の前足符節は第1節から第3節が楕円形に広がり吸盤状になっている[22]。後脚は太短く、遊泳に適している[22]

世界に100種余りの種が知られ、7亜属に分けられる[22]。日本には本種を含め7種が分布するが、近年はいずれの種も減少傾向にある[22]

  • クロゲンゴロウ C. brevis Aubé, 1838
日本本州四国九州)、中国朝鮮半島に分布する[23]。水生植物の豊富な[23]、浅いため池休耕田、水田脇の堀上などに生息する[23]。幼虫は5月 - 8月に見られ、新成虫は8月 - 9月に出現し、成虫で越冬する[23]
体長20 - 25mmで、背面は緑色あるいは褐色を帯びた黒色で光沢がある[23]。頭部はかなり密に点刻され、頭楯・上唇は黄褐色から赤褐色で、前頭両側に浅いくぼみがある[23]。前胸は小さな点刻としわをまばらに備え、前縁部にやや密な点刻横列を有する[23]。上翅には3条の点刻列を有し、翅端前方には小さな黄褐色紋があるが、個体によっては不明瞭である[23]。触角・口枝は黄褐色から暗褐色、前脚・中脚は黄褐色から赤褐色、♀の前符節・腿節基半・中符節は暗色、後脚は暗褐色で、転節と脛節基半は赤褐色である[23]。腹面は黒から暗赤褐色で、腹部第3 - 4 節の両端に黄褐小紋を具え、♂の交尾器中央片は単純で、先端部は小さく突出する[23]
危機的状況にある種が多いゲンゴロウ属の中では最も多くみられる種類であるが[24]、本種も2017年現在は準絶滅危惧(NT)環境省レッドリスト)となっており[25]、都府県レベルでも多くの地域で絶滅危惧種及び準絶滅危惧種に指定されている[23]
  • トビイロゲンゴロウ C. sugillatus Erichson, 1834
南西諸島トカラ列島中之島及び宝島奄美諸島伊平屋島伊是名島久米島池間島石垣島西表島与那国島南大東島)、海外では台湾中国東南アジアネパールインドスリランカチベットフィリピンに分布する[23]。水生植物の多い池沼や放棄水田、堀上などに生息する。
体長18 - 25mmで、クロゲンゴロウと似ているが、体形はクロゲンゴロウよりやや細い卵型で、背面は緑色か黒褐色で光沢がある[23]。頭部は細かく極めてまばらな点刻があり、頭楯は黒く、上唇は黄褐色から赤褐色で、前頭両側と複眼内縁部に浅いくぼみがある[23]。前胸は前縁部と側縁部にやや密な点刻の列があるが、クロゲンゴロウよりまばらで、上翅にはクロゲンゴロウ同様3条の点刻の列があるが、個体差があるが前胸背側辺がオレンジ色(黄褐色)がかっている[23]。触角・口枝は黄褐色から暗褐色、前脚・中脚は暗赤褐色、♂の前符節・前転節・中転節・腿節はやや淡い色で、後脚は暗褐色である[23]。腹面は黒から暗赤褐色で、腹部第3節及び第4節の両端部に黄褐色の小さな紋があり、後胸腹板外方にはクロゲンゴロウよりかなり目立つしわがある[23]。♂の交尾器中央片は先端部が細長く伸び、クロゲンゴロウとは大きく異なる[23]
  • コガタノゲンゴロウ C. tripunctatus orientalis Gschwendtner, 1931, C. tripunctatus lateralis Fabricius, 1798
日本(本州四国九州南西諸島小笠原諸島)、台湾中国朝鮮半島に分布する[26]。水生植物の多いため池水路水田などの止水域を主な生息地としている[26]
体長24 - 29mmで、体形は長卵型で比較的平たく、背面は緑色か黒褐色で強い光沢がある[26]。頭楯・上唇・前胸背・上翅側縁部はナミゲンゴロウと同様に黄色から黄褐色で、この上翅の黄色帯は側縁から側片に達し、翅端部で釣り針の先端のように広がる[26]。頭部は細かくまばらに点刻され、前頭両側と複眼内縁部に浅いくぼみがある[26]。前胸背は♂♀ともに前縁部・側縁部などに点刻があるほかは、なめらかで光沢があり、上翅には3条の点刻列があり、♂♀ともに滑沢で、上翅の長さは前胸の長さの5倍以上ある[26]。触角・口枝は黄褐色、前脚・中脚は黄褐色で中符節は暗色となり、後脚は暗赤褐色である[26]。腹面は暗赤褐色で光沢が強く、腹部第3節から第5節の側方に黄褐色の小さな紋があるが、♀では目立たない個体もある[26]。♂の交尾器中央片は先端後方でややくびれ、先端部は二又状で丸みがあり、深く湾入している[26]
本亜種 C. tripunctatus tripunctatus 1795, Oriverアジア、アフリカ、オーストラリアの熱帯亜熱帯温帯域に極めて広い分布域を持つ種で、本亜種を含め7亜種に分類されている[26]
かつては日本各地の平地から低山地の水田、放棄水田、池沼などで普通に見られたようであるが[26]、特に平野部に生息していたようで、農薬の影響をより受けやすかった種と考えられ、農薬の大量使用とほぼ時期を同じくして多くの地域で絶滅しており[27]、近年は本州などでは極めて稀な種となってしまった[26]。全国的に減少傾向が著しく、2017年現在は絶滅危惧II類 (VU)環境省レッドリスト)に指定されている上[5]、各都道府県のレッドデータブックにも掲載されており[26]神奈川県[27]長野県[28]愛知県[29]和歌山県[30]大阪府では絶滅したと考えられている[31]京都府兵庫県でも絶滅したと考えられていたが、兵庫県内では県西部のため池にて2010年10月10日に♂1頭を採集したという報告があり[32]、京都府でも2009年南山城村で再発見され、同村の相楽東部広域連合立笠置中学校が保護活動に取り組んでいる[33]三重県では1984年伊賀市で確認されて以降記録がなかったが、2011年11月8日に鳥羽市内の伊勢志摩国立公園内にある用水路で27年ぶりに再発見され、その後志摩市阿児町横山ビジターセンターで公開された[34][35]。南西諸島の水田や放棄水田などの水域では現在でも比較的多くみられる場所も残っており[26][36]、灯火に飛来する姿も観察されている[26]
鳥取県愛媛県では各県の条例により採集禁止となっている[37]
  • マルコガタノゲンゴロウ C. lewisianus Sharp, 1873
日本本州九州)、中国インドシナ半島に分布する[38]。ヒルムシロ・カンガレイなどの水生植物の生えた比較的大きな池沼に生息し[38]、特に棚田部があってから深くなるような沼を好む[39]。ナミゲンゴロウとともに採集されることが多いが、本種の方がはるかに個体数が少ない[39]。またクロゲンゴロウと混棲していることも多いが、泳ぎはクロゲンゴロウに比べて遅い[38]。成虫で越冬するようだが冬季はほとんど採取できない[38]
体長21 - 26mmで、体形は卵型で、コガタノゲンゴロウに似るが比較的厚みがある[38]。背面は緑色か黒褐色で強い光沢がある[38]。頭楯・前頭両側・上唇・前胸背・上翅側縁部は黄色で、上翅の黄色帯は側縁から側片に達し、翅端に向けて徐々に細くなる[38]。頭部は細かくまばらに点刻され、前頭両側と複眼内縁部に浅いくぼみがある[38]。前胸背は♂♀ともに前縁部・側縁部などに点刻があるが、それ以外は滑沢で、上翅には3条の点刻列があり、♂♀とも滑沢で翅端部には不明瞭な雲状紋があり、上翅の長さは前胸の長さの4.5倍以下である[38]。触角は黄褐色、口枝も黄褐色で、口枝末節は暗色となる[38]。足は黄褐色で、中符節・後脛節・後符節は暗褐色である[38]。腹面はコガタノゲンゴロウと異なり、全体に黄色から、赤身のある黄褐色で、光沢が強く後胸前側板・後基節外方・各腹節側方は黒い[38]。♂交尾器中央片の先端は、背面から見て2段構えになる[38]
極めて稀な種類であり[38]、近年国内では青森県[40]秋田県[39]岩手県[41][注釈 7]山形県[42]福島県会津地方[43]新潟県石川県能登半島北部[44]三重県[45][注釈 8]和歌山県[46][注釈 9][47]佐賀県の各県に生息記録があるのみである[13][注釈 10]。本属の中で最も絶滅の危機に瀕している種のひとつである。
2017年現在は絶滅危惧IA類 (CR)環境省レッドリスト)に指定されている[48]2011年4月1日より国内希少野生動植物種指定を受け[49][50]、捕獲・採取や譲渡(販売や譲渡など)は原則禁止されている[49][50][51]。また、それ以前から石川県においては石川県指定希少野生動植物種(2006年5月1日)に指定され、生きている個体の捕獲、採取、殺傷又は損傷は原則として禁止されている。
  • フチトリゲンゴロウ C. limbatus Fabricius, 1775
国内では南西諸島トカラ列島宝島奄美諸島の各島・徳之島沖永良部島宮古島石垣島西表島与那国島)から記録されている[52][53][38]。国外では台湾中国ベトナムフィリピンインドネシアネパールインドタイ王国などに分布する[38][52]。水生植物が生えたかなり深い池沼・放棄水田にヒメフチトリゲンゴロウとともに生息するが、一般的に本種の方がかなり少ない[38]
体長33 - 39mmで、体型は卵形で比較的厚い[38]。背面は緑色を帯びた暗褐色で光沢があるが、♀では光沢が弱くなる[38]。頭楯・上唇・前胸背・上翅の側縁部は黄色から淡黄褐色で、この上翅の黄色帯は肩部分を除き側縁に達せず、翅端部で釣り針の先端部のように広がる[38]。頭部は前頭両側・複眼内縁部に浅いくぼみがある[38]。前胸背は♂では前縁部に点刻がある他は滑沢だが、♀では中央部を除き強いしわがある[38]。上翅には3条の点刻列を持ち、♂では滑らかだが、♀では翅端部と会合部を除き強いしわがある[38]。触角・口枝は黄褐色で、前脚・中脚は黄褐色で中符節は暗褐色、後脚は暗赤褐色で、後脚符節には♂では両側に、♀では内側のみに遊泳毛を持つ[38]。腹面は暗赤褐色で光沢が強く、前胸腹板突起・後胸腹板内方・後基節内方はより暗色となる[38]。腹部第3節から第5節の側方に黄褐色紋をもつが、♀では不明瞭な個体も見られる[38]。♂の交尾器中央片は先端後方でややくびれ、先端部は二又状で深く湾入する[38]
西表島では1996年に採集された記録を最後に公な報告がなく[54]、沖縄県内では1999年に宮古島で採集された個体を最後に[53]、その後17年間も発見例がないことから、すでに絶滅した可能性が高い[52]
2017年現在は絶滅危惧IA類 (CR)環境省レッドリスト)に指定されている[48]2011年4月1日より国内希少野生動植物種指定を受け[49][50]、捕獲・採取や譲渡(販売や譲渡など)は原則禁止されている[49][50][51]
  • ヒメフチトリゲンゴロウ C. rugosus MacLeay, 1833
南西諸島奄美大島以南)、中国東南アジアインドアッサムに分布する[55]。水生植物の生えた池沼や放棄水田、湿地に生息するが稀な種類である[55]。しかし前種フチトリゲンゴロウよりも生息地の幅は広く、かなり富栄養な浅い水域にもみられることがある[55]
体長27 - 33mmとフチトリゲンゴロウより小型で、体形は卵型で比較的厚みがある[55]。背面は褐色か、緑色を帯びた黒で強い光沢があるが、♀では弱い[55]。頭楯・上唇・前胸背・上翅の側縁部は黄色から淡黄褐色で、この上翅の黄色帯は肩部分を除き側縁に達せず、翅端部で釣り針の先端部のように広がる[55]。頭部は前頭両側・複眼内縁部に浅いくぼみがある[55]。前胸背は♂では前縁部に点刻がある他は滑沢だが、♀では中央部でやや弱くなるものの、全面に強いしわがある[38]。上翅には3条の点刻列を持ち、♂では滑らかだが、♀では翅端部を除き強いしわがある[55]。触角・口枝は黄褐色で、前脚・中脚は黄褐色で中符節は暗褐色、後脚は黒色だが転節端部・腿節端部・脛節端部は黄褐色、後脚符節には♂では両側に、♀では内側のみに遊泳毛を持つ[55]。腹面は黒色で光沢が強く、後胸腹板・後基節は中央部を除き黄色となる[55]。腹部第1節から第5節の側方も黄色で、第1節の紋は内方に広がる[55]。♂の交尾器中央片は先端後方でわずかにくびれ、先端部は二又状で浅く湾入する[55]
2017年現在は絶滅危惧II類 (VU)環境省レッドリスト)に指定されている[5]

参考文献[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 県内で最後まで確実に生息していたのは厚木市上荻野のため池であるが、1990年代初めに行われた改修工事により絶滅し、その後の記録はない。農薬の大量使用とほぼ時期を同じくしてほとんどの地域から絶滅しており、県内の池沼に本種が生息可能な環境は残っていない[8]
  2. ^ 清澄山1983年)の記録が一番新しい。生息環境の大部分が消失した県北部での生息確認は難しいが、房総丘陵地帯に生息している可能性はある[9]
  3. ^ ため池の管理放棄や護岸工事で産卵場所となる水草が減ったこと、アメリカザリガニなど外来種による捕食、幼虫時に生息する水田で餌となるオタマジャクシなどが減っているのが原因。県内では1990年代の確認が最後とされている[10]
  4. ^ 1990年代に茨木市内で確認されたのが最後の記録[11]
  5. ^ 1990年頃には旧本宮町(現田辺市)皆地が県内における唯一の確実な生息地になってしまったが、その後同地も生息地改修工事のために環境が激変し絶滅した[12]かつらぎ町にも本種の生息地があったが、近年圃場整備のための大規模な改修工事がなされ、絶滅が危惧されている[12]
  6. ^ 1992年までは4産地(佐賀郡富士町杉山、東松浦郡浜玉町鳥巣、東松浦郡七山村樫原湿原神崎郡脊振村一谷)が知られていたが、脊振村の産地では1993年から翌1994年にかけて生息池が埋め立てられて絶滅しており、他の産地も個体数が少ない上に池にゴミなどが投げ込まれている[13]
  7. ^ 2002年に北上市の溜池で本県での生息が初めて確認されており、他に一関市で生息が確認されたが、一関市ではウシガエルの生息地侵入により絶滅したとみられる[41]
  8. ^ 1992年磯部町(現・志摩市)内にあった、水面の大半をヒルムシロ類が覆いつくした池で春・秋の2回確認されたが、翌1993年以降はヒルムシロ類が消え、本種も確認できていないことから、絶滅したとみられている[45]
  9. ^ 友ヶ島湯浅町で採集記録があり、標本も現存しているが、1950年代および1960年代から50年以上発見例がないため絶滅したと考えられる[46]
  10. ^ 過去に東松浦郡七川村で記録があるが、確実な産地はない[13]

出典[編集]

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