ナノマテリアル
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ナノマテリアル(英語: Nanomaterial)とは粒径が100nm以下の大きさの素材[1]。
概要[編集]
一部の物質では粒径が小さくなることで同じ物質でもバルク状の場合とは異なる機能が発現する事が知られる。酸化チタンや酸化亜鉛のような半導体としての性質を持つ素材をコロイド状に分散させて機能を利用する。
種類[編集]
酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンナノチューブ、カーボンブラック、フラーレン、シリカ等
用途[編集]
化粧品、光触媒、インク、量子ドット、造影剤、ドラッグデリバリー、合成ゴム、電子デバイス接合配線材等多岐にわたる[2]。
安全性[編集]
バルク状の場合には問題が無いとされている物質でもナノ粒子ではまだ未解明な部分がある[1][3]。
関連項目[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 小泉光恵, et al. "ナノマテリアルの最新技術." シーエムシー (2001).
- 千葉晶彦. "「材料科学の課題と展望~ ナノマテリアル・環境材料を中心として~」 生体用 Co 基合金の高機能化." まてりあ 46.3 (2007): 194-197.
- 平尾一之. "ナノマテリアル最前線." 化学 同 人 (2002).
- 吉岡靖雄, 吉川友章, 堤康央. "ナノマテリアルの安全確保に向けた Nano‐Safety Science 研究." 日本衛生学雑誌 65.4 (2010): 487-492.
- 厚生労働省. "ナノマテリアルに対するばく露防止等のための予防的対応について." 労働基準局長通知 [基発第 0331013 号) 3 (2009): 312.
- 国武豊喜監, 下村政嗣, 山口智彦. "自己組織化ナノマテリアル." (2007).
- 甲田茂樹. "ナノマテリアル取扱いと労働衛生の課題." (2009): 13-15.
- 笠井均, 中西八郎. "ナノマテリアルハンドブック." NTS (2005): 590.