ナガスクジラ
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| 保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Balaenoptera physalus (Linnaeus, 1758) |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ナガスクジラ | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Fin Whale |
ナガスクジラ(長須鯨、長鬚鯨、Balaenoptera physalus )は、クジラ目ヒゲクジラ亜目に属するヒゲクジラの一種。
分布[編集]
極地などを除く世界中の海に生息。ただし、熱帯海域ではあまり見られない。そのため南半球の個体群と北太平洋、北大西洋の個体群は地理的に隔絶されている。外洋性であるが深さのある海域では沿岸部に寄る事もある。単独または数頭の群をつくる。
また、他のヒゲクジラと同様に、1年の3分の1の期間のみ、極地で餌を捕食して繁殖のために温帯へ回遊している。
形態[編集]
体長20-26m、体重30-80t。現生では世界最大のシロナガスクジラに次ぐ大きさ。体はスマートで細長く、体色と背面は濃いグレー、あるいは茶系の黒で腹部は白色。腹部から続く白色の模様が顎の右側まで回り込んでおり、色分けは左右非対称である。 また鯨髭も右側前方のみ白色部がある。吻端から噴気孔にかけて隆起線が走るが、ごく僅かであるがニタリクジラの様に更に二本の副隆起線を持つものも存在する。背中にも背びれから尾びれにかけて隆起部が存在する。背びれの形態は小さく鎌状。一般には先端が尖るが変異も多く、丸い個体も存在する。
同じナガスクジラ科に属するイワシクジラ、ミンククジラ、ニタリクジラ、ツノシマクジラ、カツオクジラなどと誤認しやすい。少なくとも2つの異なった亜種がある。
摂食と排出[編集]
ナガスクジラの摂食様式は突進採餌(lunge feeding)と呼ばれている。これは海水中を高速で泳ぎ、海水に含まれる小魚やプランクトンを濾し取る濾過摂食の一種である[1]。ナガスクジラの尿の生成量は一日に974リットル程度と推算されている。これは海水を大量に飲んでいるわけではなく、排出される水分の大部分は餌であるオキアミ等に由来する[2]。
人間との関係[編集]
他の大型のクジラのように、20世紀の捕鯨による乱獲で、絶滅の危機にある種とされており、1976年から北太平洋と南半球で、1986年から全世界で捕獲が禁止されている。
南極海の個体はかつては40万頭生息していた(村山司、笠松不二男『ここまでわかったクジラとイルカ』(講談社、1996)ISBN 4062571080 158頁)。
交雑[編集]
1999年1月に科学雑誌ネイチャーにハーバード研究チームの論文が掲載され、その論文のなかで「日本でシロナガスクジラの肉が売られている」と報告された。その根拠になったのは、大阪で販売されていた鯨肉から絶滅寸前のシロナガスクジラの遺伝子が検出されたことであった。この報告により、国際学会は騒然となった。
これは後にナガスクジラとシロナガスクジラとの交雑個体であった事が判明する(資料によってナガスクジラとして調査捕鯨で獲られたという記述もある。)
脚注[編集]
- ^ Pyenson ND et. al. (2012). “Discovery of a sensory organ that coordinates lunge feeding in rorqual whales.”. Nature 485 (7399): 498–501. doi:doi:10.1038/nature11135.
- ^ 浦野明央「水を飲まないクジラ」、『Web TOKAI』第3巻、2011年、 1-5頁。 PDF
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 「クジラとイルカのフィールドガイド」著 笠松不二男、宮下富夫 監修 大隅清治(東京大学出版会)
- 「クジラの死体はかく語る」著 荻野みちる(講談社)
- IUCN Red List of Threatened Species - Balaenoptera physalus
- |国立科学博物館 動物研究部 海棲哺乳類図鑑「ナガスクジラ」