機動戦士ガンダムF91の登場人物

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機動戦士ガンダムF91の登場人物(きどうせんしガンダムエフきゅうじゅういちのとうじょうじんぶつ)は、アニメーション映画機動戦士ガンダムF91』に登場する、架空の人物を列挙する。

また、特に説明が必要な人物は各人の項目を参照。

民間人[編集]

以下の人物の詳細は各項目を参照。


アーサー・ユング[編集]

Arthur Jung[1]

- 松野太紀

フロンティア総合学園機械科の黒人の生徒で、シーブック・アノーの友人。16歳[1]ロイとファミリー・ネームが同じであるが、小説版では血縁であることを否定している。

明るい性格で、仲間内ではムードメーカー的な存在だったようである。クロスボーン・バンガード(C・V)襲撃当日に行われていた学園祭では、シシカバブーの露店「マハラジャ」を切り盛りする。

C・Vの襲撃に対し、避難中に敵との徹底抗戦を訴えるロイ・ユングの呼び掛けに応じて、友人のサム・エルグジョージ・アズマと共に戦闘に参加する。アーサーの乗り込んだガンタンクR-44は整備不良のままC・Vの迎撃に向かうが、デナン・ゲーの攻撃により主砲弾が誘爆。車上にいたために爆風で吹き飛ばされ、建物の壁に激突して命を落とす。小説版では砲塔がえぐれるほどの爆発に巻き込まれ、四散している。

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クリス[編集]

Chris[2]

声 - 遠藤章史

ロイ戦争博物館の学芸員。30歳。ガンタンクR-44の操縦を行った3人の中では唯一爆発に巻き込まれて死んでいない人物である。ガンタンクが破壊されるとコクピットから逃げ、その後の消息は不明である。

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コチュン・ハイン[編集]

Kochun Hein[2]

声 - 吉田古奈美

シーブック達に保護された避難民の赤ん坊。1歳[1]。母親は逃避の最中にGキャノンがばらまいた薬莢が頭部に直撃し死亡。ロイ戦争博物館に向かう途中のセシリーに拾われ、以降はドロシーたちが面倒を見る。

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サム・エルグ[編集]

Sam Ehrug[1]

声 - 高戸靖広

フロンティア総合学園電子科の生徒で、シーブック・アノーの友人。16歳[1]。少し口うるさいが、積極的で行動力も持ち合わせている。F91での出撃をためらうシーブックに対し自分が出撃すると言ったり、スペース・アークの対空砲火担当を志願したりと好戦的な一面を見せる。

漫画『機動戦士ガンダムF91プリクエル』によれば、軽音部でバンドを組んでおり、ドラムを担当している。シーブックは「上手だと思う」と評価しているが、本人曰く「遊び」であり、ミュージシャンを目指すつもりはない。

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ジョージ・アズマ[編集]

Georgi Azuma[1]

声 - 西村智博

フロンティア総合学園普通科の生徒で、シーブック・アノーの友人。17歳[1]。おとなしい性格だが、行動力には見るべきものがある。スペース・アークの船内作業の手伝いをしながら、仲間達とともにフロンティア・サイドを脱出する。

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ドロシー・ムーア[編集]

Drosie Mua[1]

声 - 折笠愛

フロンティア総合学園普通科の生徒で、シーブック・アノーの友人。16歳[1]。父親は連邦軍の情報局員(小説版によれば、ムーア情報局情報2課勤務。また、このため父に反抗的になっている)。見た目こそ派手なギャルではあるが、温厚で世話好きな性格。難民としてスペース・アークに乗り込んだ子供の世話をしながら、フロンティア・サイドを脱出する。

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ドワイト・カムリ[編集]

Dwight Camury[1]

声 - 子安武人

フロンティア総合学園の生徒会長で、シーブック・アノーの友人。18歳[1]。駐留軍の[3]副司令官(小説版によれば階級は代将)の息子。避難民グループの中で最年長であるためリーダーとして活躍しなければならないという自覚を持っているが、育ちの良さからかいまいち芯が弱く、一時はガンダムF91を土産にしてのコスモ・バビロニアへの投降をシーブックに提案する。スペース・アークのパイロットとして目覚ましい働きを見せ始めるシーブックの陰に隠れることになるが、物語終盤ではスペースボートに乗り組んだ年下の子供たちを守る役割を見事に果たしている。

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ベルトー・ロドリゲス[編集]

Bertuo Rodriguez[1]

声 - 伊倉一恵

リィズ・アノーのクラスメイト[4]でボーイフレンド[1]。11歳[1]。避難民としてスペース・アークに保護される。活発な少年で、スペース・アークにおいても率先して作業を手伝う。反面性格の悪い所もあり、ミゲン・マウジンの食事を横取りしたり、誤って甲板に大量の銃弾をばら撒いてしまいコズモとビルギットが転んだ際に、その場から逃げだそうとしたりしている。

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ミゲン・マウジン[編集]

Migen Maujin[1]

声 - 神代知衣[1]

シーブック達に保護された避難民の少年。6歳[1]。泣き虫な性格で、同じ避難民であるリア・マリーバに宥められることが多い。

声優はエンディング・クレジットや公開当時の書籍にも記載されていなかったが、公式サイトで確認できる。

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リア・マリーバ[編集]

Leah Mariba[1] / Leah Maríba[5]

声 - 小林優子

シーブック達に保護された避難民の少女。5歳[1]。勝気な性格のようで、幼いながら食事の準備をしたり、泣きじゃくるミゲン・マウジンを宥めたりと様々な手伝いをする。

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リィズ・アノー[編集]

Rees Arno[1]

声 - 池本小百合

シーブックの妹で、フロンティアIVの小学校に通う5年生。10歳という幼い少女だが[1]、苦境にも負けない芯の強さを持っている。特技はあやとりで、この特技がF91起動の重要な鍵となる。なお、もっと目を大きくして愛らしさを強調することも安彦良和は考えたのだが、富野由悠季がそれを嫌ったこと、そしてふたりとも美少女マニアのアイドルになることを何よりも嫌ったことから、ごく控え目に描かれることになった。

モニカと同様に『機動戦士クロスボーン・ガンダム』でも消息や生死については触れられていない。

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レズリー・アノー[編集]

Leslie Arno[1]

声 - 寺島幹夫

シーブック・アノーの父。47歳[1]。金属工学の権威であるが、研究が軍事転用されることを嫌って辞職し、フロンティアIV建設工事の労働者(溶接工)として生活する。口数は少ないが家族を深く愛する人物で、仕事に夢中で家庭をおろそかにする妻モニカについても「彼女の仕事も愛している」と理解を示す。

劇中冒頭で、コロニー外壁での作業中にC・VのMSの侵入を目撃し、同僚とともに退避する。ノーマルスーツのままエレバイク[6]に乗ってコロニー内を走行中にガンタンクを見つけ、シーブックたちと合流。スペース・ボートでの脱出の際に手動でハッチを開けるが、逃げ遅れた子供を発見し港に残る。小説版では、サムのスペース・ボートの操縦が不慣れなために、船外にいたレズリーだけが取り残される。

その後、C・Vへの抵抗運動に参加。小説版によれば、会社命令でコロニーの修理に駆り出された際にC・Vの内通者と接触し、カロッゾがフロンティアIで大量殺戮をおこなう予定であることを知ったためである。式典でカロッゾを狙撃したのも仲間であり、狙撃には反対するが、一部の過激派が大衆の前で殺すことによる宣伝効果を狙ったとされる。式典会場付近にいたのは、狙撃が成功か否かを見届けるためである。そこでC・Vに追われるシーブックを見つけ、ワゴン車に乗せ逃走するが、アンナマリー小隊のエビル・Sによって車を破壊され重傷を負う。その後、ガンダムF91のコックピット内で息を引き取る。小説版では、シーブックや同志の青年とともにスペース・ボートで脱出するが敵MSに見つかり、爆薬で抵抗を試みるもコックピットにビーム・ライフルの直撃を受け、そのビーム粒子で体に無数の穴が開き死亡する。

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ローバー[編集]

Rohbár[5] / Rohbar[2]

声 - 田口昂

ロイ戦争博物館の学芸員。52歳。ロイ・ユングクリスと共にガンタンクR-44で出撃するも、ロイ同様誘爆に巻き込まれて死亡する。遺体はその後サム、ドワイト、セシリーによって路上に投げ捨てられている。小説版では、砲塔がえぐれるほどの爆発に巻き込まれ、直下の砲座に座っていたため上半身を粉砕される。残った下半身はシーブックとジョージによって排除される。

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ロイ・ユング[編集]

Roy Jung[1]

声 - 大木民夫

フロンティアIVのロイ戦争博物館の館長で、通称「将軍」(一説によると連邦軍退役軍人)。60歳[1]。ソ連軍風の戦車帽を被っている。

近隣でも変人であると評判の偏執的な武器マニアで、刀剣といった旧世紀の武器から公国軍モビルスーツのレプリカ等、多種多様の武器を収集し、さらにその一部を整備して稼動可能な状態にしている(ただし、本人にMS操縦技能はない)。学芸員であるクリスローバーと共に、ガンタンクR-44でクロスボーン・バンガードに戦いを挑む。

「フロンティア4を護らんと博物館が金を受け取る場所が無くなる」と延べ、クロスボーン・バンガードに制圧された議事堂を奪還すべく発進したロイ達は、戦火に逃げ惑うシーブック達学生にも戦いを強要する。それが冷静さを欠いたアーサー達には正論に聞こえたのか、ロイと行動を共にする事になってしまう。しかし、最新鋭モビルスーツを操るクロスボーン・バンガードに、旧型で勝てるはずもなく、上空を警戒していたデナン・ゲービームサーベルをキャノン砲に受け誘爆。ロイは命を落とす。

小説版では、ローバーの戦死後にガンタンクを放棄してクリスとともに博物館に逃げ帰る。

漫画『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより―』では、宇宙世紀0105年のサイド3「一年戦争展」に出席している。同展の展示内容が彼の主観ではあまりにお粗末であるからという理由で、兵器関係のオブザーバーを買って出ており、自身の所有するコレクションを貸し出している(ジオン系の展示物に至ってはその数4分の1に及ぶ)[7]。また、地球にあるジュードー・コバヤシ(ハヤト・コバヤシ)の博物館へも赴いていたようであり、そこに展示してあるコクピットがコア・ブロックのままであるガンキャノンと比較して、今回の一年戦争展で展示してあるガンキャノンはコクピット部分をジェガン全天周囲モニター・リニアシートに変更していたことを不満に思う。この子供騙しな展示ではいずれミリタリーマニア共に付け込まれる恐れがあると、出席者のカイ・シデンに苦言を呈している。サイド4での開発計画「NEWコロニー建造計画」における各所の仲介者を担っているとされる。

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レジスタンス[編集]

エルム夫人[編集]

Elm[2]

声 - 峰あつ子

レジスタンスに参加する中年の女性。35歳。気丈な性格で、コズモ・エーゲスと並ぶレジスタンスの中心人物だったようである。

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コズモ・エーゲス[編集]

Cosmo Eigesse[1]

声 - 渡部猛

地球連邦軍の元大佐で、C・Vの襲撃に抵抗するレジスタンスの中心人物。58歳[1]フロンティアIV駐留の連邦軍部隊の壊滅後に連邦軍残存部隊や民間人を寄せ集めて、レジスタンスを結成する。

自ら武器を手に取って戦いながら陣頭指揮に立つなど勇猛果敢だが、性格は自己中心的で傲慢。人の意見を全く聞かず、ただ感情的に怒鳴り散らす姿は決してリーダーに向いているとはいえない。彼の元に集まった抵抗派の面々もそれは理解していたようで、陰では「コズミック(言うことだけ大きい、大風呂敷の意)」と呼んでその我儘な言動を揶揄しており、シーブックに至っては「ジジイ」と陰口を叩いている。

統制は取れていないものの、連邦軍の練習艦スペース・アークや新鋭モビルスーツ・ガンダムF91を保有することになったレジスタンスは、一時的にクロスボーン・バンガードの部隊を撤退させる事に成功する。スペース・アークの出航後、コズモの部隊はコロニー防衛のために別行動をとるが、カロッゾ・ロナが発動させた無人兵器バグの襲撃を受ける。バグを「たかがコマ」と比喩しバズーカで応戦するも敵わず、地形ごと肉体をチェーンソーで切り裂かれ戦死。報告によればコズモ隊は全滅したという。

漫画版では彼がスペース・アークの艦長になっており(レアリーが登場しないため)、そのため死亡もしない。また、フロンティアIVから子供だけで脱出してきたシーブック達を気遣ったりするなど比較的まともな人間として描かれている。

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ミンミ・エディット[編集]

Minmi Editoh[1]

声 - 千原江理子

元は看護学校の生徒だった少女で、レジスタンス内で負傷者の治療を担当する。18歳[1]。勝気で乱暴な所があり、弾薬を甲板にばら撒いた際に逃げようとするベルトー・ロドリゲスを容赦なく叱りつけるなど、曲がった事には子供相手でも厳しく当たるが、根は優しい。看護士という役割に強い自負を持っているのか、MSを撃墜されコックピットから飛び出した所を銃撃されて負傷したクロスボーン・バンガードのパイロットを救うために積極的に飛び出している。その後の生死は不明。

なお完全版では、一緒にいる子供の口を塞いで息を止め、バグをやり過ごしているシーンが描かれている。

キャラクターデザイン担当の安彦良和の、お気に入りのキャラクターのひとり[8]

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サナリィ[編集]

モニカ・アノー[編集]

Monica Arno[1]

声 - 荘司美代子

シーブックの母で、サナリィの技術者。44歳[1]。F91に搭載されているバイオ・コンピュータの開発責任者。かなりの仕事人間らしく、長らく家庭には戻っていない。クロスボーン軍の襲撃時にF91を目撃し、サナリィのスタッフでは唯一フロンティアIに残り、子供達を探す。スペース・アークでシーブックと再会するが、自分の開発したモビルスーツに我が子が乗っていることにショックを受け、スペース・アークのメカニックから機体整備の協力依頼を拒否してしまう。しかし、ナントやシーブックの説得もあって、状況を受け入れ、全面的に協力するようになる。ラストシーンでは、ラフレシアとの戦闘後、行方不明となったセシリー・フェアチャイルドを探すシーブックを、技術面と精神面の双方をもって導き、母親として助言を与えている。

他のキャラクターと同様に、以降の消息や生死については(特に設定されていないため)不明であり、息子シーブックが登場する『機動戦士クロスボーン・ガンダム』でも家族については触れられていない。

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地球連邦軍[編集]

グルス・エラス[編集]

Gruce Erras[1]

声 - 竹村拓

スペース・アークのメカニック。20歳[1]F91の整備担当で、根っからの技術屋。一部落丁したマニュアルと不完全なビデオを傍らに、F91の整備をおこなう。小説版によると子持ちである。シーブックがリィズのために遠慮してほしいと申し出ていたにも関わらず、F91のバイオコンピューターの情報欲しさに、開発責任者であるシーブックとリィズの母親が映っているVTRをリィズに見せてしまい、シーブックの顰蹙を買ってしまう。一方で、大人としての責任感も合わせ持っており、F91で戦果を挙げていったシーブックが、増長してセシリーのいるフロンティアIVに単身で乗り込んだ結果、再会した自分の父親であるレズリーを死なせてしまった事には激昂し、その無責任さを厳しく叱責している。

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ケーン・ソン[編集]

Cain Sohn[1]

声 - 佐藤浩之 連邦軍の正規航法士で、階級は曹長。民間人だらけのスペース・アーク艦長代理となったレアリーを補佐する冷静な人物。

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ケーニー・ハーハー[編集]

Kaynee Hahhah[1]

スペース・アークに所属する正規のメカニック。高めの身長と刈り上げられた髪型が特徴。

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ジェシカ・ングロ[編集]

Jessica N'guro[1]

声 - 天野由梨

連邦軍の士官候補生で、階級は少尉。20歳[1]。正規クルー不在のスペース・アークでオペレーター代理を務める。真面目な性格で、色黒のオペレーターということ以外、ほとんど印象に残らない地味な人物でもある。

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ストアスト[編集]

Stoasto[5]

声 - 池田勝

地球連邦総督府の高官で、「長官」とよばれる。クロスボーン・バンガードの戦力を低く見ており、バカンス地からのニュース番組で、報道官からコメントを求められた際に「(連邦軍とクロスボーン・バンガードの戦争は)酔っ払い同士の喧嘩みたいなもの」と評している。

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ディーナ・ジョク[編集]

Dina Jyok[1] / Dina Gyok[2][5]

スペース・アークに所属する正規のメカニック。浅黒い肌と口髭が特徴。

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ナント・ルース[編集]

Nanto Roos[1]

声 - 大友龍三郎

スペース・アークに所属するメカニックチーフの黒人男性。21歳[1]。軍艦にとっては邪魔者でしかない避難民の子供たちにも優しく接している。

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バルド[編集]

Bardo[2]

声 - 若本規夫

地球連邦軍中尉。28歳。非道な人物。フロンティア・サイドが襲われた際に、戦争博物館近くで連邦軍の部隊を指揮する。シーブックら避難民と子供を人間の盾にしようとして協力させようとするが、シーブックらが抵抗したため拳銃で銃撃を加える。

その後はレジスタンスに合流し、シーブックらの戦艦とは別の場所でモビルスーツに対し爆撃をおこなう。スペース・アークの出航後はコロニー防衛のためにレジスタンスや残存軍人で「バルド隊」を編成し別行動をとる。「バグ」襲撃後の消息は不明だが、バルド隊は全滅したとされる。

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ビルギット・ピリヨ[編集]

Berghito Pirieau[1]

声 - 塩屋翼

モビルスーツ・ヘビーガン24番機のパイロット候補生。22歳[1]。階級は少尉。小説版によれば、あと1ヶ月の訓練が終了すれば、正規のパイロットになれるという。

C・VによるフロンティアIV襲撃のあと、コズモによってフロンティアIの練習艦スペース・アークに集められ、クロスボーン・バンガードとの戦いに参加することになる。

戦果はモビルスーツ撃破1(アンナマリー機が発信した味方信号に戸惑い、動きを止めた敵機を撃ち落としたもの)。スコアこそ目立たないが、他の連邦軍機が次々と撃ち落とされていく中でほとんど損耗することはなく、更にはまだ候補生でありながらザビーネ率いる精鋭の「黒の戦隊」(ブラックバンガード)所属のデナン・ゲーとも旧式機のヘビーガンで対等に渡り合ってみせるなど、パイロットの素養は乏しくないことが描かれている。

スペース・アークに収容した多数の民間人を戦いの足手まといとしてかなり疎んじているが、実力を認めた相手に対しては妬まずにその力を十全に発揮できるよう献身的に協力する。囮となって敵を足止めし、シーブックのF91が攻撃に回るという連携で数に勝るクロスボーン・バンガードのMS隊に対して互角以上に渡り合うほか、コズモの発言に「乗せられるなよ」と自分より若いシーブックを思いやる面も見せていたが、クロスボーン・バンガードから投降したセシリーを「仕掛けたのは、そっちなんだよ!」と責める。

シーブックの僚機として活躍するが、バグの群れと交戦した際に戦死している。この時、劇場公開版では何の前振りもなくビルギットのヘビーガンがバグに撃墜されているが、完全版ではシーブックやセシリーと共に出撃するも、民間人を狙うバグを惹きつけようとして前に出すぎたために囲まれて撃墜されるという、最期の描写がより詳細に描かれている。

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マヌー・ソーフ[編集]

Manu Sofu[1]

スペース・アークに所属する正規のメカニック。階級は下士官[1]。細面で帽子を被っているのが特徴。

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マヌエラ・パノパ[編集]

Manuela Panopa[1]

声 - 鈴木みえ

連邦軍の士官候補生で、階級は少尉。20歳[1]。正規クルーの居ないスペース・アークで操舵手代理を務める。性格は陽気で肝も据わっている。

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レアリー・エドベリ[編集]

Leahlee Edeberry[1]

声 - 横尾まり

地球連邦軍の中尉で、スペース・アークの艦長代行。22歳[1]。堕落しきっていた連邦軍の中ではかなりまともな軍人で、寄せ集め所帯のスペース・アークのクルーを指揮した。ちなみに、起動準備中だったF91を見て、「昔の有名なモビルスーツ」であるガンダムを連想し、「ガンダムF91」と命名したのはレアリーである。

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ロナ家[編集]

本項では、ロナ家の人物およびその関係者を挙げる。ロナ家以外のクロスボーン・バンガード(C・V)関係者は別項を参照。

以下の人物はリンク先を参照。

家系図[編集]

アニメ版『F91』の舞台である宇宙世紀0123年までのロナ家の家系図を示す。のちの時代を描いた漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズでは、ベラはシーブックと結婚し、2児をもうけている。

アニメ版と小説版で設定が異なる部分は前者を優先。青地は男性、赤地は女性をあらわす。

 
 
 
 
シャンホルスト
 
(不明)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
エンゲイスト
 
マイッツァー
 
レイチェル
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
テス
 
ハウゼリー
 
ナディア
 
カロッゾ
 
(不明)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シェリー
 
ディナハン
 
 
 
ベラ
 
ドレル
 
 
 

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エンゲイスト・ロナ[編集]

小説版に登場。シャンホルストの長男で、マイッツァーの兄。作中でのフルネームはエンゲイスト・ブッホだが、年表ではロナ姓で表記されている[9]。地球連邦政府の中央議員であり、中央議会の閣僚を務めたこともある。政界を引退後、宇宙世紀0110年4月に[9]コロニー公社の副総裁として天下りする。その後、1期のみであるが総裁も務める。

小説版および漫画版『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』では、宇宙世紀0096年頃に地球連邦政府の非公開議事でアクシズの「サイコ・フレーム回収計画」の実施が決定したことをシャンホルストに伝える。また、フロンティア・サイドの建設計画(当時はまだサイドの名称が決定したばかり)にも関与していることが示唆されている。

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カロッゾ・ロナ[編集]

Korozo Ronah[1]

声 - 前田昌明

クロスボーン・バンガードの総司令官。45歳[1]ナディアの夫で、ドレルベラの父。

鉄仮面」と呼ばれ、常に頭部を覆う仮面(小説版ではプラチナ製とされる)を被っている。素顔を隠しているため、カロッゾ本人ではなく影武者であるとする説もある[10]。ベラとマイッツァーが再会した際の回想で以前の素顔が確認でき、頭髪は紫色であるが、小説版上巻扉絵のロナ家の集合写真のイラスト(美樹本晴彦による)では金髪になっている。

小説版によれば、結婚前の名前はカロッゾ・ビゲンゾンで、ヨーロッパ貴族の末裔もいる家系の生まれである。大学院では、バイオ・コンピューターに関する研究をおこなっている。ハウゼリーの結婚式が終了した夜、婚約者のナディアによってマイッツァーに引き合わされるが、おじけるところもなく、彼の目にも「合格」と映ったという。婿入り後はバイオ・コンピューターの開発に能力を示すとともに、マイッツァーやハウゼリーとの相性も良好である。自身の存在すべてをC・V設立とその大義実践に投げ打つ決意と、研究課題である人の意志の強化策「ラフレシア・プロジェクト」を自身の肉体を賭けてテストすることをマイッツァーに伝えるが、「今はやめておけ」と保留される。しかし、ブッホ・コロニーの住民構成を多国籍にして地球連邦での地位を高めるために、社外の人間を移住させることを提案し、宇宙世紀0116年5月に[9]まずは若い芸術家とスポーツマンに教育の場を提供する。

ハウゼリーが暗殺された0118年から[9]1年をかけて自身を「強化」し、翌0119年からラフレシア・プロジェクトを発動[9]。鉄仮面を着け、マイッツァーからC・Vの指揮権を委譲される。隊員たちへの訓示の中で同隊の真の目的が「旧来のシステムに取り込まれた人々の粛清」、すなわちコスモ・バビロニア建設の尖兵としての虐殺であることを告白するも支持を得る。これは漫画『機動戦士ガンダムF91 プリクエル』でも描かれた。

0123年3月16日[9]、C・Vの総司令官としてフロンティアIVの制圧を指揮(小説版より)。26日[9]、フロンティアIV政庁舎前で開催された式典で演説をおこない、その際に反対派によって頭部に狙撃を受けるも、仮面は銃弾を跳ね返す。

30日に[9]フロンティアIを、地球と月の人類を抹殺するために極秘裏に開発していた自動殺戮兵器「バグ」の実験場として解き放ち、コロニー内部の人間を無差別に虐殺する。小説版によれば、この作戦はマイッツァーを含むすべての人々が反対することが確実なため隠密裏に実施する必要があるが、テスト結果が間違いないものと確認できれば、C・Vのすべての人々の口を封じることができると確信している。また、今後マイッツァーには隠居してもらうつもりでもあるため、これについて認可を受けるつもりはなかったという。そして、これにより隠者として世の指弾のすべてを受けるために素顔を隠したとされる。

バグのコントロール艦であるガル・ブラウを撃沈された際には、それがベラによるものと確認されていないにも関わらず「家庭の問題だからな」と言い、モビルアーマーラフレシアに搭乗して出撃。連邦軍の月からの援軍を全滅させる。ガンダムF91およびビギナ・ギナとの戦闘ではコックピットから平然と生身で宇宙空間に飛び出し、ビギナ・ギナのコックピットを素手でこじ開け、反抗するベラを放り出す(その際の会話で、強化人間になった理由を「人類の10分の9を抹殺しろと命令されればこうもなろう」と述べている)。その後F91の「質量をもった残像」に翻弄され、テンタクラー・ロッドでみずからのコックピットを攻撃して自滅する。

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シェリー・ロナ[編集]

小説版に登場。ハウゼリーの長女で、父の死後はマイッツァーに引き取られる。コスモ・クルス教の教祖であるが、霊的な素養などは後天的に付与されたといわれる。漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』ではシェリンドン・ロナの名で登場する。

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シオ・フェアチャイルド[編集]

Theo Fairchild[1]

声 - 大木民夫

ナディアの再婚相手で、ベラ(セシリー)の継父。40歳[1]

小説版によれば、ナディアが結婚前に交際していた男性のひとりであり、小説家を目指しながら中年になっても独身のままサラリーマンを続けるが、ナディア(と娘ベラ)とサイド3に駆け落ちする。のちに3人でフロンティアIVに移住し、小説家をあきらめ「テスのパン屋[注 1]」を開業する。

ある日、店に訪れた弁護士からナディアとセシリーの本当の出自を知らされ、セシリーをロナ家に引き渡せば相応以上の謝礼が払われることを告げられる。その後、別の仲介人から発振器内蔵のイヤリングを渡され、セシリーに理由を告げずに事前に知らされていた「侵攻」(MSを投入する大規模なものとは聞かされていない)の日に着けるよう手渡す。

C・Vのフロンティア・サイド侵攻の際には、ノーマルスーツを着て配達用のエレカで戦闘状態となったコロニー内のセシリーを探しまわる。スペース・ボートの発着場で友人たちとフロンティアIVを脱出しようとするセシリーを発見し[注 2]引き留めるために銃を向け威嚇射撃をおこない、止めに入ろうとするシーブックに発砲して負傷させる。直後にMSに乗って来たドレルにセシリーを引き渡し、高笑いしながらその場を去る。

フロンティアIV制圧終了後、迎賓館でベラと会い、怒りをぶつけるベラに「せざるを得なかった」と言う。また、パン屋を畳んで迎賓館近くに引っ越している。小説版では、フロンティアII・III制圧後に迎賓館を訪れ、鉄仮面と面会。ベラおよびセシリーを育てた事実を口外しないことを条件に、中央官僚並の年金を死ぬまで支給される契約を結ぶ。

その後、ナディアにせがまれて[12]セシリーを取り戻すためにロナ家を訪ねる彼女に同行するが、ナディアとカロッゾが会った直後に突然うつ伏せに倒れ、死亡[12]。小説版では死亡せず、ロナ家を訪ねた事は不問に付され、その後の去就は不明。

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シャンホルスト・ブッホ[編集]

小説版に登場。宇宙世紀0055年に[13]10代でスペース・ジャンク屋であるブッホ・ジャンク・インクを開業し、裕福な生活の基盤を手に入れる。また、0068年には[13]かつてヨーロッパ地区でそれなりの家柄であった名門ロナ家の姓を買い、シャンホルスト・ロナを名乗る。これは、将来達成すべき理想のためにこの程度の名前はもつべきであると考えてのことである。その理想とは、ジャンク屋ゆえに目にするデブリから感じる普通の人々の自然環境に対する「不感症」や、スペース・コロニーや地球の権益を独占するコロニー公社などに対する不信感から、他者に干渉されない独自の「城」を建設するというものである。これは0084年7月8日に[14]サイド1の外れに球形の自社コロニー(ブッホ・コロニー)を完成させることで達成し、10数年後にコロニーの邸宅で幸福な死を迎える。ただし、独自のコロニーを必要とする真の理由は「政治結社」の創設であったとされる。

小説版および漫画版『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』では、往年は「財界の怪物」とささやかれたといわれ、宇宙世紀0096年頃には地球のロナ家本邸に滞在している。長男エンゲイストから地球連邦政府の「サイコ・フレーム回収計画」の実施が決定したことを伝えられ、自分や次男マイッツァーに何かあったときのために、エンゲイストに以後この件に関与しないよう言い含める。また、漫画版ではサナリィブレンドレルと通信を交わすなど、出番が増えている。

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ディナハン[編集]

小説版に登場。ファースト・ネームのみ表記される。ハウゼリーの長男で、シェリーの弟。父の死後はマイッツァーに引き取られる。C・Vのフロンティア・サイド制圧後、政庁のひとつを運営させる予定であったとされる。

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テス・ストウクラッツ[編集]

小説版に登場。ハウゼリーの妻となるが、結婚後はファースト・ネームで表記されるのみで、ロナ姓では表記されない。父はスーパーマーケットの巨大チェーン「ナイス・グロズリー」を経営。ロンデニオンでの結婚式は、テレビ中継されるほど盛大なものであった。夫の政治家としての理念に同調するが、夫が暗殺されると狂乱状態におちいり、その後死ぬまで認知症となる。

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ドレル・ロナ[編集]

Dorel Ronah[1]

声 - 草尾毅

カロッゾの長男。18歳[1]。アニメ版では劇中に明確な描写はないものの、ベラとは異母兄妹という設定であり[1]ナディアが母親ではない。小説版では設定が異なり、カロッゾとナディアの子とされる。

ベルガ・ダラスに搭乗するC・VのMSパイロットであり、10代ながらMS15機からなる第3戦闘大隊(ドレル大隊)を率いる指揮官でもある。小説版によれば、親の七光りではなく実力でこの地位を手に入れており、マイッツァーやほかの隊員たちの間ではニュータイプではないかと噂されている。また、もうひとりのC・Vのエース・パイロットであるザビーネ・シャルにはライバル意識を持っている。

フロンティアIV侵攻の際にベラを捜索、彼女が着けているイヤリングから発信するレーザー・パルスを頼りに発見し、迎賓館に連れて行く。

小説版では、その後3月19日からの[9]フロンティアIIおよびIIIの制圧の指揮を執るが、コロニーを無傷で手に入れるためにMSを使わず陸戦部隊によったため、制圧完了は4日後の22日[9]までかかっている。

その後、フロンティアI鉱区の坑道の制圧に当たり(小説版では鉱区中央部にある核融合発電場を占拠)、完了後命令違反を承知でコロニー内を偵察、連邦軍部隊と交戦となるが、初出撃したF91らに部下を3機撃墜され、2機が損傷したため撤退する。フロンティアI侵攻の際には、近傍宙域に展開する連邦軍艦隊と交戦。鉄仮面の戦死後、ドレル大隊はザビーネ大隊の生き残りとともに31日に[9]コスモ・バビロニアに凱旋する。

以降の去就は不明。のちの時代を描いた『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の作画を担当した長谷川裕一によれば、原作者である富野由悠季との打ち合わせの際にドレルがどうなったのかを尋ねたが、「気にしなくていいよ。忘れて」との答えが返ってきたという[15]

劇中には登場しないが、MSビギナ・ギナIIはドレルの専用機であったともいわれる。

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ナーイ・フレッチェン[編集]

Nye[5]

声 -上村典子

帰還したベラの世話をする侍女長[16]。アニメ版のエンディング・クレジットなどではファースト・ネームのみであり、フルネームは小説版による。

小説版によれば、フロンティアIV侵攻の数年前まではマイッツァーの秘書を務めている。

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ナディア・ロナ[編集]

Nadia Ronah[1]

声 - 坪井章子

マイッツァーの娘で、ベラの母。36歳。

小説版では、高貴なる者への躾として、何人かの貴族の末裔を名乗る者たちが家庭教師に付けられ、父の目にもハイスクール時代までは優等生に見えたとされる。しかし、大学に入学してカロッゾと出会った頃から、父に反抗的な態度をとるようになる。文学部でヨーロッパ文学を専攻していることから父の貴族趣味を鬱陶しがり、ロナ家の姓も嫌う。

カロッゾと結婚するが、普通の家庭を望むナディアと、マイッツァーの思想に心酔してゆくカロッゾとの間に不協和音が生じ、子供をもうけた直後から夫婦仲は冷めていく。ある日(フロンティアIV侵攻の10年前[9])、ベラを連れてロンデニオンに行ったまま消息を絶ち、以前交際していたシオとサイド3に駆け落ちする。シオにはナディア・ブッホと名乗り、両親はシャアの反乱の際に死んだと嘘をついている。その後、フロンティアIVに移住しシオとベラ(セシリーと改名)の3人で暮らすが、突然出奔。自分が家に戻れば家族が不本意な生活をしなければならなくなる危険がある旨の手紙をダイレクトメールに偽装して送る。

C・VのフロンティアIV制圧後、フロンティアIでレジスタンスの一員となり、フロンティアIVから避難してきたシーブックたちと会い、セシリーの安否を尋ねる。その後、シオを連れてフロンティアIVの迎賓館に乗り込み、セシリーを連れ戻そうとするが、結局はセシリーにも拒絶され、さらにその場で倒れたシオを見て「人殺し」と叫び拘束される。小説版では、その後不問に付される。以降の去就は不明。

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ハウゼリー・ロナ[編集]

小説版に登場。マイッツァーの長男。交際していたパトリシアのすすめでロンデニオンのニックス・オックスフォード大学に入学し、政治学科を専攻する。卒業後は伯父であるエンゲイストの秘書となり、政界を目指す。これは、勘のいい彼が父の日常の言葉の端々から真の目的を洞察し、それを支援するためであったとされる。

宇宙世紀0110年4月の[9]伯父の政界引退後、選挙組織を受け継ぐ。同年にテスと結婚、議員になり巨大な票田を背景に地球連邦政府の中枢に食い込んでいく。0113年4月[9]、特殊鉱物資源の採掘を除き人類の地球降下を禁止する「地球保全法案」や、過度の延命治療と見られる医療行為に厳罰を下す「過当医療禁止法案」を中央会議に上程するが、否決される。一方で、フロンティア・サイドの再建設計画において、「豊かで懐かしい街造り」を提唱し、大衆の支持を取り付ける。2度目の選挙に勝利したあと、0116年5月に[9]ふたたび「地球保全法案」を上程、不法滞在者のほとんどが地球連邦政府の閣僚と官僚であることを喧伝し中央議会の怒りを買うが、大衆からは支持され人気は上昇する。しかし0118年[9]、事務所のあるホテルの前で狙撃され暗殺される[注 3]。犯人は逮捕されるが、ハウゼリーを嫌っていたという供述以外に事件の背景は判然としないまま終わる。

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パトリシア[編集]

小説版に登場。アナハイム・エレクトロニクス社の副社長の娘で、学生時代からハウゼリーと交際するが、彼が議員秘書となった2年後に破局している。

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マイッツァー・ロナ[編集]

Meitza Ronah[1]

声 - 高杉哲平

ロナ家当主。ナディアの父で、ベラの祖父。69歳[1]

小説版によれば、シャンホルストの次男である。本名はマイッツァー・ブッホであり、彼が10代の頃に父がロナ姓を買っている。この頃から父の船に同乗して事業の手法を学び、のちにブッホ・ジャンク・インクを継いでいる。父の野心の継承を決意し、利益の公共還元として宇宙世紀0081年3月14日に設立した[14]職業訓練学校の生徒の中から優秀な人材を集めた「特種学校」として「クロスボーン・バンガード(C・V)」を創立する。

0120年、カロッゾに指揮権を譲ったC・VによるフロンティアII - IVの制圧後、3月26日の[9]フロンティアIV政庁前でおこなわれた式典に列席。小説版では、カロッゾの演説のあとに演壇に立ち、コスモ・バビロニア建国を宣言している。以降は登場しない。

小説版『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』では、ブッホ・コンツェルンが本格的なMS開発に乗り出すためのベース機や技術を入手するために、ときには非合法な手段も必要であると考え、私兵集団「バーナム」を創設している。漫画版では、傭兵となっていた双子の強化人間フェルモ兄弟を宇宙で拘束し、バーナムに加入させる。

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レイチェル[編集]

小説版に登場。ファースト・ネームのみ表記される。マイッツァーの妻であるが、のちに離婚している。理由は「およそ夫婦らしい交渉がなかった」とのことだが、ふたりの子供(ハウゼリーナディア)をもうけている。離婚の際に慰謝料を請求しなかったため、マイッツァーから会社を通じて、独立して生活できるだけの援助を受けている。子供たちは家庭教師と執事たちによって教育されていることからマイッツァーの手元に置いているが、彼が多忙であるため、離婚前と同じだけ会えている。のちに美術館を経営し、別の男性と再婚しているが、男性はのちに死亡し、マイッツァーとの新婚当時と変わらない生活に戻る。

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クロスボーン・バンガード[編集]

本項ではロナ家を除くクロスボーン・バンガードの隊員、および関係者を挙げる。

以下の人物の詳細はリンク先を参照。


アンナマリー・ブルージュ[編集]

Annamarie Brougia[1]

声 - 神代知衣

褐色の肌をもつ女性パイロット。16歳[1]。見習い士官ながらダギ・イルスに搭乗し、偵察小隊を率いる。ザビーネ・シャルに好意を抱いている(小説版によれば、何度かベッドをともにしている)が、彼がベラ・ロナのMS教官となり行動をともにしているのを見て嫉妬し、ロナ家の女には敵わないことと、ザビーネがロナ家に取り入ろうとしているとの思いから失望する。

フロンティアI侵攻の先発隊として出撃後、そのまま離反して連邦軍に投降し、C・Vの情報を渡すことで連邦軍の一員となる(連邦軍の制服を着ている)。スペース・アークに配属され、艦内の子供たちにも懐かれている。乗機のダギ・イルスも識別のため塗り替えられる。C・Vとの戦闘では敵軍の認識コードを使って敵を混乱させるという戦法を使い「黒の戦隊」のデナン・ゾンを1機撃破。直後にザビーネのベルガ・ギロスとの一騎討ちでは左腕を斬り落とすが、「ともに死ねばお前の口惜しさは消えるのか」というザビーネの言葉に動揺した隙にコックピットをゼロ距離から撃ち抜かれて戦死。

小説版では、コスモ・バビロニア宣言の翌日、フロンティアIから脱出したシーブックの乗るスペース・ボート(F91は使用していない)を攻撃するC・VのMSを排除し、ボートを誤爆を防ぐ盾にして連邦軍の小型艦に投降する。艦長には投降の理由を「男の問題だな」と見抜かれている。スペース・アークには配属されないが、その後はアニメ版と同様に、ザビーネのベルガ・ギロスとの一騎討ちの末に撃破される。

漫画『機動戦士ガンダムF91 プリクエル』では、フロンティアIV侵攻以前にビギナ・ギナのテスト・パイロットを務めている。ドレルに「ビギナ・ギナを任せたぞ」と言われ喜ぶが、同機がベラに与えられる予定であることを知らないようである。

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エメティ・ヘイズ[編集]

アニメ版の設定では「女武官」であり[16]、名前は小説版による。

帰還したベラに付き従う、金髪でショートカットの女性士官。フロンティアIV政庁前でおこなわれた式典の際にシーブックを発見し、ベラの命による確保を実行するが逃げられる。

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サウザンズ・ジュピター艦長[編集]

民間用木星宇宙輸送船[11]「サウザンズ・ジュピター」の艦長[17]。宇宙世紀0123年3月24日に[9]6年ぶりに地球圏に到着するが[18]、その際にC・V軍が2年間戦える量のヘリウムを求めて[17]拉致するも、艦長は協力を確約[9]。ロナ家の要請によりフロンティアIVに立ち寄り[17]、政庁前でおこなわれた式典に妻とともに出席している。

なお、サウザンズ・ジュピター自体は登場が予定され設定画も描かれたが[18]、細かいディテールが仇となり、5カットしかなかったこともありスケジュールの都合で削られた[11]

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ジレ・クリューガー[編集]

Gilais Kreuger[1]

声 - 小林清志

カロッゾの腹心。39歳[1]。カロッゾが密かに進めていたラフレシア・プロジェクトを知る数少ない人物である。カロッゾとともにバグ運用母艦であるザムス・ガルに座乗し、フロンティアIで無差別殺戮を実行する。ラフレシア出撃後にザビーネ・シャルに問い詰められるが、自分は関知していないとしらを切り通して怒りを買い、ノーマルスーツのバイザーを銃で撃ち抜かれ、呼吸困難に苦しみながら宇宙をただよう。

機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』においては、フロンティアIV侵攻の約1ヶ月前に起こったゼブラゾーン事件で、連邦軍やアナハイムと裏取引をおこなっており、連邦軍のバズ・ガレムソン大佐や、自軍のエース・パイロットであるシェルフ・シェフィールドの部隊を利用する。

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ボブルス[編集]

声 - 稲葉実

「黒の戦隊」所属のパイロット。デナン・ゲーに搭乗。フロンティアIでドレルの命を受け、突出するセシリーのビギナ・ギナを援護する。F91と交戦するビギナ・ギナとの間に割って入るが、右前腕部を破壊され墜落。劇中では生死不明だが、戦死したとする資料もある。

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脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 小説版では、店名がナディアの兄嫁と同名なのは偶然で、シオが修行した店の商品のブランド名に因むとされる。実際には、シオの初期設定での名前が「テス・フェアチャイルド」であった名残であり、「テス」が女性名であったために変更された[11]
  2. ^ 小説版によれば、イヤリングから発振するレーザー・パルスを、障害物がない場合に受信できる機械を所持している。
  3. ^ 宇宙世紀年表ではハウゼリーの暗殺を0118年としているが、小説版ではナディア(およびベラ)のロナ家出奔直後になっている。アニメ本編(0123年)でカロッゾがベラとの再会を「10年ぶり」と言っていることから、計算上0113年となる。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj 公式サイト 2011.
  2. ^ a b c d e f オフィシャルエディション 1991, p. 87-91.
  3. ^ NT100% 1991, p. 65.
  4. ^ NT100% 1991, p. 64.
  5. ^ a b c d e パーフェクトファイル 1991, p. 96-105.
  6. ^ NT100% 1991, p. 57.
  7. ^ 『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのメモリーより』2巻148ページより
  8. ^ パーフェクトファイル 1991, p. 70-81.
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s EB CV建国戦争編 1991, p. 57.
  10. ^ ボンボン増刊Vガンダム 1993, p. 129.
  11. ^ a b c F91オフィシャルエディション 1991, p. 48-58.
  12. ^ a b NT100%F91 1991, p. 90.
  13. ^ a b EB CV建国戦争編 1991, p. 53.
  14. ^ a b EB CV建国戦争編 1991, p. 55.
  15. ^ オタクの遺伝子 2005, p. 125.
  16. ^ a b NT100%F91 1991, p. 63.
  17. ^ a b c NT100%F91 1991, p. 71.
  18. ^ a b NT100%F91 1991, p. 51.

参考文献[編集]

  • 書籍
    • 『講談社ヒットブックス 機動戦士ガンダムF91 パーフェクトファイル』講談社、1991年5月。ISBN 4-06-177717-3
    • 『ENTERTAINMENT BIBLE.35 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.5 コスモ・バビロニア建国戦争編】』バンダイ、1991年6月。ISBN 4-89189-157-2
    • 稲葉振一郎『オタクの遺伝子 長谷川裕一・SFまんがの世界』太田出版、2005年2月。ISBN 978-4872338690
  • ムック
    • 『ニュータイプ100%コレクション 機動戦士ガンダムF91』角川書店、1991年5月。ISBN 4-04-852250-7
    • 『B-CLUB SPECIAL 機動戦士ガンダムF91 オフィシャルエディション』バンダイ、1991年5月。ISBN 4-89189-155-6
    • 『コミックボンボン6月号緊急増刊 機動戦士Vガンダム特集号』講談社、1993年6月。
  • ウェブサイト
    • キャラクター”. 『機動戦士ガンダムF91』公式サイト. サンライズ. 2011年4月25日閲覧。


関連項目[編集]